優しさも愛も陰るよ歳月に心変わりは人の常だよ
嘘をつき嘘を重ねて日々を過ぐ嘘つく相手自分自身だ
心は曖いちいさな海で
寄せては返したがっている
愛してない
(あなたを愛していない)
それが白いブイのように
波間に泡立ちながら
にぶく 在る
世界の苦しみを背負って飛んだ小鳥が地に墜ちていく様を美しいなどと表現できる傲慢さを捨てられないがために自らの口から出る言葉一つ一つが魂の輪郭を歪めていることに気づけていない、因果応報が形になって現れる ...
めらめら壁が
燃えているというのに
くまたちは眠っている
5月も天辺間近
夕暮れも薄く伸びて
暑すぎる夕暮に草いきれ
もう
答えがでる
くまよ
燃えつきる壁よ
わたしは ...
左足の小指が見当たらない
なくても困らないと思ったのだけれど
意外とバランスが取れない
歩き難い
喪失感が大きくて
寂しくて
もう耐えられそうにない
痛みはないくせに
痛い ...
真夜中の
ストロングゼロ
僕達の
ワルプルギスの
家呑みの夜
...
スタジアムの外に棒立ちして
むかしながらのソウルミュージックを聴く。
風に乗って流れてくる
古びたギターソロの音が、
泣いている。
そういえば
ギターが泣くって ...
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで
目的地を通り越して
家に帰るために
ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために
気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために
...
ぼくらみんなのかなしみは
...
夕日が震えながら沈む海で
光を貰った両眼の奥に
寄せては返す波の音が届き
溜め息やくしゃみで塗り替えてゆく
静寂が似合うと思えるのは
花火のゴミを燃やした時に出る
煙のせいで涙が滲んで ...
母の日の花器の義母への赤二輪
父の日の父の名の無い供養塔
死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね
金くれ
見つけあった街に戻って
やり直しを終わらせる
ついに勃発したゾンビ大戦
ゾン ...
皐月の風は 空色に
そして ひかりは 海色に
染まり上がって おりました
町のはずれの 広場では
森のからすが 飛んできて
子どもが 作った ...
うっすらと浮かんだ額の汗に
太陽と雲が逆さに映りこんだ
霧島から噴煙が上がっている
牛たちは
寝そべったり
エサを食べたり
思い思いに過ごしている
鴉に啄まれた
タヌキの死 ...
手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる
身体が凍えた時に
おしくらまんじゅうをした
子供時代を思い出す
足が震えたら
地団駄を踏んでみる
足元の氷が割 ...
かろやかに壊れゆく春の記憶は
描かれた風景に変換されて
消えてゆく
ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる
春が終わってまた誰かの消息をたずねる
夏が終 ...
君の声が届かなくなってから
ありふれた愛の言葉を避けて
世界を逃げ回るよりも僕は
耳のない自画像を描いたよ
アンテナが折れたテレビのように
白黒の雨が身体を濡らし
全てを閉ざした心もい ...
眠るみたいに死ねたら理想
死んだみたいに眠れたら理想
もしかしたら
必死に墓穴を掘りながら
墓穴を掘るために
生きているのかもしれないんだぜ
だとしたら滑稽
可笑しくて泣けて ...
悪い夢から覚める時はいつも決まって崖っぷちから足を踏み外してた
奈落の底には叩きつけられる事はなくて
踏み外した瞬間に目を覚ますんだ
夢から覚めてしまうと大概は夢の内容を思い出せない自分がい ...
そしていくつか孤独になる
ぼくだけが泣いてなかった
頭とか目とかサランラップ
ぐるぐる巻のサランラップ
体を動かしても上手くいかない
感謝が足りないことぐらい分かって ...
考えてみたらあたりまえだけど
詩をかくひとにも
なにかしら毒のようなものをまとう
ひとがいた
目立ちたいひと
偉くなりたいひと
人を貶めたいひと
なんだか
スンと
さみしいき ...
車窓。うつりこむ向こう側。
透き通った淡い光は流れている。
空の輝いてしまう星空が流れるから、
唐草に巻いてぼやけている。白む。
遠く波打つ一線は、静かな漁り火。
それは海岸 ...
波打ち際に僕は佇んだ
俺の口元はオヤジのそれであった
おまいら、馬鹿みたいに、、、
そして彼は何処かへと消えさせられる。
ある時は彼は暗い箱の中
またある時はギラギラ ...
もう一年が経ちますね
文通の始まりの季節が
花水木の頃でしたから
一日たった三行の文通を
提案してくれたのは
あなたの方でしたね
そうでしたね
気が短いので次の便りを
待ちたく ...
天は雲から雨を紡ぐ
恵み災い七重八重
おぼろ単衣に織り上げて
過ぎ去る盛り嘆いてか
逝ったものを想ってか
俯く{ルビ顔=かんばせ}つめたく包む
想い溢れて七重八重
火から滴る ...
まウちメあアわワせセ
おオとトとトいイのノ
じジゆユうウにノじイ
もハよキりチえガきエ
まリちョびウとアはシ
こモなツいレこテとタ
しハっシてッたテわタ
こコいイびビとトのノ
てナいヲ ...
真夏は
シャーベットが
ありがたかった
ザクザクの路面で
そんな日々を
思い出す
ギザギザの心は
まるで
氷柱みたいに
心を 射抜くから
少し 温まる頃
陽光に充 ...
俺達小農は機械貧乏さ
狭い田んぼに大型機械が
窮屈そうな顔して動き回る
鳥獣対策の柵の中を
窮屈そうな顔して動き回る
1年に半日しか使わないのに
何十万もする種蒔き機
1年に1日しか使わ ...
あれくらいしないと勝てないのさ!
俺達や勝つことが至上命令なのさ!
勝てば官軍負ければ賊軍
結果がすべてさ
ふだんしてない奴がやるから
ばれるのさ
いつもやっている奴は
もっと巧妙さもっ ...
一点の曇りない空から 一点の落下物
一羽の鳥が著しく体調を崩して飛ぶ力をなくした
深い河の水面は細波 そこに落ちて水没した
河に架かる鉄橋 電車が渡っていく
満員の車内で扉の近くに立ってい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鏡
こたきひろし
短歌
1
18/5/20 23:36
ブイ
はるな
自由詩
6
18/5/20 23:27
翻弄
氷鏡
自由詩
1
18/5/20 22:11
川べ
はるな
自由詩
4
18/5/20 21:50
左足の小指が
坂本瞳子
自由詩
2*
18/5/20 21:01
真夜中
TAT
短歌
0
18/5/20 20:28
傷だらけの。
秋葉竹
自由詩
4
18/5/20 20:24
家
nonya
自由詩
24*
18/5/20 20:20
ぼくらみんなのかなしみは
TAT
自由詩
1*
18/5/20 20:13
うみがたり
ミナト 螢
自由詩
1
18/5/20 16:29
草の想い
もっぷ
俳句
3
18/5/20 14:52
死人にくちなし
竜門勇気
自由詩
2*
18/5/20 14:26
欠 題 ( 四) ...
信天翁
自由詩
1
18/5/20 14:10
楽園
尾田和彦
自由詩
4
18/5/20 12:49
進行方向
藤鈴呼
自由詩
2*
18/5/20 10:04
ねむり姫のうた
梅昆布茶
自由詩
10
18/5/20 9:26
デッサン
ミナト 螢
自由詩
1
18/5/20 9:19
眠るみたいに
こたきひろし
自由詩
3
18/5/20 6:07
悪夢から覚めなくて
〃
短歌
0
18/5/20 5:18
不感謝症
ペペロ
自由詩
4
18/5/20 2:06
こおり/朝の空/鏡
田中修子
自由詩
12*
18/5/20 1:34
円心分離
おっぱでちゅ...
自由詩
2*
18/5/19 22:42
缶コーヒー
ふじりゅう
自由詩
1
18/5/19 22:11
ハナミズキ
しょだまさし
自由詩
6*
18/5/19 19:38
五月の桜
ただのみきや
自由詩
6*
18/5/19 19:18
アルペジオ、ぼくらが奏でるコードの旅/即興ゴルコンダ(仮)投 ...
こうだたけみ
自由詩
0*
18/5/19 15:54
忘れて
藤鈴呼
自由詩
1*
18/5/19 11:28
機械貧乏
zenyam...
自由詩
0
18/5/19 10:20
違法タックル
〃
自由詩
0
18/5/19 9:12
行き当たりばったり
こたきひろし
自由詩
1
18/5/19 7:01
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
1216
1217
1218
1219
1220
3.64sec.