「あ」
と言われたら
「にゃ」と言いたいのかも
でもフツーは「へ」らしいから
「へ?」と言わなきゃいけない ...
○
手乗り文鳥が
籠から
彼の手に飛んで来た
しかし手が
あまりに冷たくて
肩へと移動した
そこで
すぐ上にある
彼の耳をひっぱる
痛い!
注射をされたみたいに
痛い
...
あの 夜はひとりで寂しくなかった。
ただ、貴女がいないのでとまどった。
どこへいったのかな
さがしてもさがしても
風の音しか聞こえてこない
あたたかい声が夜空から ...
地域の総会に出席した
年が少し上というだけで
年下の人を呼び捨てにしている
叱りつけるような呼び方で
雰囲気が悪い
年が上というのは
そんなに偉いことなんだろうか
今は学校の先生も親も
...
団地が出来た頃
家は疎らで
寂しいばかりだった
今は完全に団地になって
家族の楽しい声が響く
団地の急な坂道はなく
年を重ねても
ずっと住み続けられるように
緩やかな坂道になっ ...
桜舞い散る晩春の朝だ。
風は未だ冷たく、貴女の頬を赤く染める。
故郷の庭では椿が咲き誇る。
ストーブの上ではやかんが湯気を吹いている。
頬を染めた貴女はいつしか私の手を握る。 ...
新しい明日を迎える為に今日という日のスーツを脱いだ。
街角の雑踏、裏通りの饐えた匂い、散乱する生。
風のように過ぎてゆく時を眺めると、欠伸が出る。
今日も懸命に生きた。
充実 ...
鼈甲に似せた眼鏡
美容師により造られた髪型
痩せた身体
そして学歴とか賞与に革靴
矜持、強い強い意思
腕を組んでときに荒れて
漏れる吐息漏らす言葉
鶯色やショッキングピンク
走る皇居攻 ...
桜の花びらが散り尽きてしまったら
なにが起きるのだろうか
今抱えている不安すべてから
解き放ってくれるだろうか
一歩前に進むことはできるだろうか
桜の花びらは冷たい
無数の ...
要は介錯だ
頼む方は
この人に、と思うし
頼まれる方は
この人のためなら、と思う
法律なんかクソ喰らえ
捕まえたければ捕まえろ
それでも
やらねばならないことはある
いい ...
失った希望のアトリエ後にしていずこへ旅する絵描きかな
サイバーが俺を呼んでいる
お前たちを呑み込む仮想現実、超現実が目の前に迫っている
お前たちは肉体を抜け殻と詩
いわゆる墓標として扱って、生存を仮想の中に投げ込んでいく
サイバー
お前たちはお ...
ここから
30歩前に歩くと
すぐ傍の横断歩道で轢き逃げ事件が発生する
その運転手は私が将来身篭る子の父親で
私はその人の逃走と土に還るまでを手伝わなければならない
「あなた私について来なさい ...
僕は眠っていて夢をみていた
僕の夢の中で君が眠っていた
君は眠っていて夢をみていた
君の夢の中にたくさんのチューリップが咲いていた
するとふいに
赤いチューリップがひとつ
君の夢の中からに ...
紅玉
丸々と膨らんで
てかてかと赤く
誰も彼もを魅了する
君は美しい
認めるさ
ああ、君は美しい
君を非難する者など居なかっただろう
褒めて称えて持ち上げて
それが君の世界だった
...
壁紙が剥がれ落ちていく
鱗のように、枯葉のように
ポロポロ、ポロポロと
私は何になりたかったんだろう
その答えは
崩れゆく壁紙の向こうに
隠れているのかも
男はじっと立ちつくして ...
神は
あるかどうかは
わからない
しかし、求めないと
魂は枯死する
愛は
あるかどうかは
わからない
しかし、求めないと
心は枯死する
ラテン語を囁く
髪の長い少女は
金色の瞳を
いつも濡らしている
彼女の鎖骨には
ジュブナイルが埋まっていて
大人になるには
あと少しかかりそうだ
少女は恋をしていた
アスペン ...
書くことが
告白となり
こだまする
人の口に
戸が立てられて
そんなことが
あるんですか
なびく風にも
吹けば飛ぶ
うつろな人の
胸のまにまに
俺が独り言をやめるとどうなる?
知らんのか
電磁波攻撃が止む
あなたドストエフスキーさんが
思想犯の廉でシベリヤ送りにされ
戻ってからも終生特高に見張られていると
感じていたドス ...
みんな幸せになればいいのに
暴力的な春風に耐えながら
詰まりそうな呼吸を必死に続け
目に入った砂粒で泣き
砂粒のノスタルジーを聞かされ
更に目からは涙が止まらず
涙が止まる方法を あちこち ...
ねぇ おぼえている
この世におりてきたころのこと
あしたが待ち遠しかった日々のこと
まばたきするたび うつりかわって
桜の花びら
糸と針でネックレスにして
穴あけたところから
...
背中の掻き傷が疼くのは
蒼白い月が輝く夜
足音を立てずに風のごとく
走り去って身を潜め
雄叫びを必死に抑えて
爪を立てて歯軋りを堪え
零れる涙を拭いもせずに
朝日が昇るのを恋い焦がれ
...
なぜ悲しみばかり
流れるのだろう?
遠い夜の街を歩く人の
みやびで正しい歩調があり、
この国のよどんだ人の心に
ひとつの透きとおったメロディーを流す
ありきたりな流行 ...
たてもののすきま
瓶のそこに
いる
みたいな、
うすあおい灰色は
だれかのため息
ひかりが
灯るあいだ
だれのことも
おもいださないで
よくて
シャツがはためく
は ...
十九歳なんて
ちょーアホなのに
拳銃持たせちゃダメだろよ!
大体さ、人殺してブタ箱行くぐらいなら
仕事辞めるだろ、普通
「こいつさえいなければ
もっと楽しい警察官生活が送れる」ってか?
...
許せないタイプの若者にあった
やたらと嫁、嫁、嫁と言う気色わるいやつだ
彼を面接していた
昇給とかボーナスについてしつこく訊いてくる
圧倒的なものを持たない者は
努力しな ...
指先の音階、生活の音色。
季節が肌を撫でる。
人の音や風の音が混ざり合って、
青空がピアノを弾いているみたいだ。
ひかりが水面に反射し虹をつくる。
身体のなかで海が呼吸する。
カレーの匂い ...
上本町5丁目のお寺の住職で
47の親友が 今朝亡くなった
病を治すために 入院したのに
医者の不手際で 命を奪われた
毎日毎日 面会をしていた 和尚の彼女は泣き崩れた
和尚よ おまえ ...
○
春の庭に
寝そべって
一本の骨を
しゃぶっている犬が
横目で人を見ている
何だあいつは
というように
○
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
泡のお風呂
◇レキ
自由詩
2*
18/4/14 13:37
エスキス 2
オキ
自由詩
3*
18/4/14 9:31
桜の花、ちる
秋葉竹
自由詩
2
18/4/14 8:51
呼び捨て
zenyam...
自由詩
1
18/4/14 5:31
坂道
夏川ゆう
自由詩
3
18/4/14 5:07
幸福~晩春の朝に
ヒヤシンス
自由詩
4*
18/4/14 3:00
見えない明日
〃
自由詩
3*
18/4/14 0:46
丁寧
腰国改修
自由詩
0*
18/4/14 0:03
冷たい桜の花びら
坂本瞳子
自由詩
2*
18/4/13 20:42
自殺幇助
花形新次
自由詩
2
18/4/13 19:45
失った希望のアトリエ後にしていずこへ旅する絵描きかな
暁い夕日
短歌
4*
18/4/13 18:56
サイバー
狩心
自由詩
2
18/4/13 17:46
使命
〃
自由詩
0
18/4/13 17:43
春の悪夢
塔野夏子
自由詩
2*
18/4/13 15:34
傷ついた林檎
卯月とわ子
自由詩
2
18/4/13 14:59
壁紙
まーつん
自由詩
6*
18/4/13 11:04
なぜ求める?
zenyam...
自由詩
1
18/4/13 6:59
秘密
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3
18/4/13 6:37
そんな風に
りゅうさん
自由詩
0
18/4/13 6:03
独り言
〃
自由詩
0*
18/4/13 6:03
みんな幸せになればいいのに
小川麻由美
自由詩
7+*
18/4/13 3:52
卯月のゆめ
田中修子
自由詩
9+*
18/4/13 0:46
焦燥感に苛まれ
坂本瞳子
自由詩
2*
18/4/12 23:21
なぜ悲しみばかり流れるのだろう?
秋葉竹
自由詩
8
18/4/12 22:58
sakura soda
むぎのようこ
自由詩
5
18/4/12 22:20
十九歳の警察官
花形新次
自由詩
0
18/4/12 21:36
火にくべろ
ペペロ
自由詩
1
18/4/12 20:57
この世界の歌
水宮うみ
自由詩
2*
18/4/12 19:31
和尚の唄
鶴橋からの便...
自由詩
2
18/4/12 18:50
エスキス
オキ
自由詩
3*
18/4/12 17:47
1175
1176
1177
1178
1179
1180
1181
1182
1183
1184
1185
1186
1187
1188
1189
1190
1191
1192
1193
1194
1195
1196
1197
1198
1199
1200
1201
1202
1203
1204
1205
1206
1207
1208
1209
1210
1211
1212
1213
1214
1215
加筆訂正:
逆襲
/
ただのみきや
[18/4/13 5:56]
二文字修正
3.53sec.