メガネのフレーム内しか
見えないわたしだから

メガネのフレーム内から
できることを探す日々……

好きな芸人が窃盗で捕まった

みんなから愛されている歌手
わたしは嫌い
自分で詩 ...
愛という血縁につながれて
異なる血を持つ僕たちは家族となった
異なる性と異なる音階、異なる正義を携えて
家族には形而上学がいらない
大地に根差した食事と空から降る会話だけでいい
宇宙に似 ...
変な言い方かもしれないけれど娘には男がいる
俺ははけして良い父親ではない
それどころか
娘に依存している
不甲斐ない父親だよ

娘には男がいる
もう長い付き合いらしいが
俺はまだ一度も ...
鼠が地面に落ちた
餌を食べる 午前〇時の新宿

家の無いおじさんは
幸せそうな笑みを浮かべ
北風に凍える僕の傍らを通り過ぎ
バケツの残飯を探す臭覚のままに
繁華街の路地へと
消えていっ ...
夜は明けない
日は出ない
見えない路を
徘徊する

夢とも何とも
いえないところで
自らそこへと
入っていった

その隅っこは
暗かった
顔が闇に
埋ずもれた

そう ...
この古くからある
閉ざされた小さな町で
いつからこんなに人がたくさん
人生を過ごそうとするのかしら。

仲良しも、子よしも、休みの日
ここにも私に与えている気持ちを
800回の青ざめた嘘 ...
若くして人生を終えた
友が住んだ街を
久々に歩いた

駅前にある
薄明かりのパスタ屋で
白ワインのグラスを傾ける

向かいの空席に
あの日から齢をとらない
透けた面影を浮かべれば
...
繰り返し 
繰り返される夢
祖父という見た事の無いもの
二度と見る事の無いもの
無いものへの信仰
不知への限りない接近と離脱
長押(なげし)に上がった肖像の夢
不知への限りない接近と離脱 ...
クソマスコミは
役所の統計データの不正で
騒いでいるようだが
統計なんか所詮統計でしかないので
実態そのものじゃねえんだから
たかが知れてんだ
騒ぐ意味なんかねえんだよ

大体、統計デ ...
「もう一度やりなおしましょ」
ソファの隅、二度寝になりたい きみ

流行を気にしなくなったぼくは、
流行からも気にされなくなったらしい、
から、
たまにはふざけていいんだぜ、正直なデジタル ...
{引用=*筆者より―― 旧稿を見返してゐて、本フォーラムに掲載してゐなかつた作品があることに気付いた。以前のアカウントを消して以降、復帰するまでの間にかいたものは随時掲載していた積りだつたがどういふわ ... 春うらら
光のどけき街を行けば
子供と老婆が手繋ぎ歩み
すれ違う人々微笑んで
命の讃歌を歌い出す
季節の巡り、宇宙の鼓動と同期して
ガムをやめる

願掛けかも知れない

じぶんという磁場や意志や真摯さを

試しているだけかも知れない

だからどうだと言うのだ


おれはきみの災厄を吹き飛ばせるか


ガ ...
ピックガードにトリがとまっている
博物図鑑から飛び出してきたような

ハルなんだから
もうハルなんだから

ライト・ゲージで
8・ビートで

送りの歌でもかき鳴らそう
ハードな ...
あの春から この春がやって来た
馨りはまだ手のひらの上
ふわっと小さな宇宙を乗せて
ここへ ここへとやって来た

呼び覚まし 瞬間にカチッとアルバムにはまる
大事な 大事な一期一会を刻んで ...
神々に感謝できる自由を日本は守り続けてきたの。

理解できますか?

もう一度いいますね。

神々に感謝できる自由を日本は守り続けてきたの。

いつかわかると思います。

日本を日 ...
ニュースでは事件のことばかり伝える最近多い似たような事件

県北部の紅葉を伝えるニュース見て今すぐにでも出かけたくなる

紅葉が急速に進み寒さ増す見応えのある色彩の魔法

建売は買う気はな ...
「ここでは生きられませんよ」と
言うわけでもなく、
コンクリートの護岸をながめている

よそへ行く、わけでもなく
与えられた一直線を
射抜いている

覚悟は、
両手のはさみしか知らな ...
ひとつの点に凝集した
クソみたいな人間性
それが恰も
自分のすべてであるかのように振る舞い
欺瞞も羞恥も感じないクソ自称詩人

世界から
完全に拒絶されているのに
まだなんとかなるので ...
僕がサラリーマンだった頃
自称自由人らしき若者に侮蔑されて

僕が学生だった頃
就職組から学生なんて甘いよと言われて

結構傷ついて考えたあげく
僕は鳥になって

いつか誰も知らない ...
早春の雨に溢るる命かな

白鷺のぬっと歩み出る用水路

補助輪を外して漕ぎ出す春うらら
あなたのいない日々が
透き通るまで
タメ口ひとつ
忘れた心に
果てなく感じる
距離の重さを

例えようもなく
見上げる桜は
ドレスコードみたいな
淡いピンク

飲み込んで
溶 ...
静けさ 揺れる
春の雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては時を刻み
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ 奥 ...
熱々のラーメンを頬張った後で
満腹だねと笑いながら腹をさする

さすれば本日の胃袋に詰め込む作業は
これで終了ですか、の鐘が鳴り

金を出す筈の財布から
麺より長いレシート出る
...
人がどうしようもなく疲れきった夕暮れ
地上では山々が揺れるように連なり
若い王女が匂いたつ浴場から
ゆっくり上がってくるように
真っ赤な空へ向かって
一斉にムクドリ達が飛び立つ
瓦礫を前にして
あなたの手を掴んだ
握ったのではなく

テレビの中に入って
誰かを救いに来たのだと
そう縋らざるをえなかった

打ち砕かれた砂の城の
背に浮かぶ太陽は
録画ボタンの ...
そのトラックの荷台の隅に乗せてくれないか
行けるところまで風を感じて町を出たいのだ

彼方の空は晴れているのにこの町は陰鬱に曇っている
陽気に歌って曇天をたたこうか、どんどん、どんどん
町は ...
そのひとの居場所は
薄くなりつづけていた
何故だかわからないけれど
薄くなりつづけていた
だからそのひとは自分のかたちを
次々と言葉へと変えていった
言葉ならどんな薄い場所でも
息づける ...
遠い遠い
遠い振動
真四角な
ひびき


降りて来そうで来ない手が
曇のすぐ下を漂っている
何も無いところから生まれ
流されることなく浮かんでいる


雨音が止 ...
真夜中に
外国人が部屋に来て
ジーンズを穿かせてほしいと言ったので
つぎはぎの古いジーンズを渡した
そのまま何日か
居つづけた



ある日 外国人が
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
メガネ印あかり自由詩419/3/6 10:37
家族葉leaf自由詩319/3/6 3:40
欠けていくものがあるこたきひろし自由詩419/3/6 0:56
新宿駅・午前〇時服部 剛自由詩119/3/5 23:56
無機的な夜シホ.N自由詩2*19/3/5 23:49
古い小さな町の天使の舞を魅せて?秋葉竹自由詩619/3/5 23:07
再会服部 剛自由詩319/3/5 22:48
書かれた-祖父非在の虹自由詩419/3/5 20:47
統計花形新次自由詩119/3/5 19:21
「もう一度やりなおしましょ」ぽりせつ自由詩419/3/5 18:02
最終電車石村自由詩19*19/3/5 15:45
walk・on6 春の讃歌ひだかたけし自由詩719/3/5 15:04
ガムをやめるペペロ自由詩619/3/5 13:11
こもれ陽の中ナンモナイデ...自由詩3*19/3/5 12:00
小さな春朝焼彩茜色自由詩1319/3/5 11:35
自由とはよーかん自由詩219/3/5 11:14
色彩夏川ゆう短歌119/3/5 5:00
「ここでは生きられませんよ」とぽりせつ自由詩5*19/3/4 21:01
ナディア・ゴバーグ氏に捧ぐ花形新次自由詩119/3/4 20:34
FreeBird梅昆布茶自由詩1119/3/4 19:50
春歓ひだかたけし俳句2*19/3/4 18:34
幻想行進曲ミナト 螢自由詩4*19/3/4 13:27
春の雨ひだかたけし自由詩919/3/4 13:19
夏のマヤカシ藤鈴呼自由詩4*19/3/4 1:55
王女フリーダム自由詩4*19/3/4 1:24
人生茶殻自由詩3*19/3/4 0:48
春へ跳べ帆場蔵人自由詩6*19/3/3 22:48
ある変成塔野夏子自由詩2*19/3/3 21:58
ひかり 迷う手木立 悟自由詩119/3/3 21:43
ノート(外国人とジーンズ)自由詩019/3/3 21:42

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