恐竜の時代に生まれて
恐竜にはなれなかった
人間の時代に生まれて
ヒトに選ばれて産まれたんだが
次の時代は
巨大な隕石になって
この地球に衝突したい
そして次の時代は
地中 ...
こうもり
羊飼いの夜をたべ
眠たい指をぬすむ
みたいにして
重たい 重たい
朝が
木香薔薇の花びらより
散り散り鳴っていく
まどろみ
落ちゆく空の白い際
いまも街では恋 ...
静かに空から落ちてきた
透明で純粋なものは、
いつのまにか消えて
世界へ還っていく。
僕たちはこの純粋なものを
飲みそして体に保つ。
消えてしまうと、
僕たちも粉々になり
世界へ還 ...
滅びという
言葉を使う失恋の
カルフォルニアより青い青空
あたいより
明るい青を空に見て
そんじゃあそれで幸せになれ
ここよりも心揺さぶる真実の
ねじ曲がる意志 ...
錐ひとつ
モダン
モノノアハレノナガレ
錐、しずむ 漕ぐ
水銀的ウッドベース
水銀的ウッドベース
水銀的ウッドベース
刻は 刻を えがいていく
...
まるい
光のとかげ
うしろから頸を締めた
深い 叫びのつぶて
むかしのきみの幻に
許してほしいと上目を遣った
とっくに許されているくせに
...
朝の小石のなかで
眩しい河をみている
春初めの木々 幾つかの色が
わたしの心にさらされる
わたしの心は さらされる
凄いものを ずっと みている
ずっと嘘をついていたから
あなたの眉毛だけを
よく覚えている
あなたの目を
ちゃんと見れなくて
眉毛ばかりを見ていた
わたしは眉毛虫
いつか蝶々になると
ずっと嘘をついていた
ぼくが居間のコタツで遊んでいると、ママが台所からやって来て
言いました。
「お外で遊んでらっしゃいな、寝てしまうわうよ。」
「嫌だよ、外は寒いから。」とぼくが答えました。
「レゴで探検隊ごっ ...
たおやかな
緑の群れ、
揺れに揺れ
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの森のザワメキを聴く
世界ハ
巨大な鏡像スクリーン
透明な皮膜のなか
ふわふわ微睡み感じ取る
人、岩、森、猫、大海原
唐突、道路に開いた穴
その深淵ハ
弾け飛んだ信頼の重み
傾く生を朦朧と
肉の苦痛に ...
白濁した光の網から翅の大きな蝶が逃れるように
わたしたちは木陰
まだ しっとりした眼で
深みを増した色彩を揺らめかす粒子の渦を見ている
あなたはそよ風にくすぐられる若木のように囁いた
虻より ...
苦を重ね悲を束ねて寒を耐え
その末路散って腐った花を踏む
空高く地に果てがなく日は一輪
ブランコを揺らして哭いた木枯らしが
ただの振る舞いを その仰ぎを
何だろうこの世と
無駄を無駄と処理して
ただ風を切って 空の色をぼんやり眺め
無意識に歩きだした魂に魂を意識せず
阿呆でいい のっぺらぼうでいい
奥行きのない ...
眼が冴えて眠れない夜は
羊の数なんて数えてられないから
初恋から現在に至るまでの
好きになった異性の名前を頭のなかのホワイトボードに
書き出している
異性に持てないくせに
一目惚れの癖 ...
夜道
突然何かがヘッドライトに浮かび上がった
猫だと直感した
避ける暇もなくブレーキを踏む間もなかった
瞬間、タイヤが踏んで ぐしゃり 鈍い感触があった
が
そのまま通り過ぎてしまった
...
そうして春が去ったところへ猫が這入ってきて、
ごろなんと寝転んだ。
僕は寒いねと言い、
君は四十五度斜めと言った。
赤い新聞紙?と僕が尋ね、
そうそう、くじらのボールペンと君が答えた。
...
獣に潜む
重ねた月から指が泳ぐ
次の言葉を
無かったことにしますか
銀紙で包んで
しまい忘れた声の在り処
耳を澄ましても
体のコードが伸びるだけです
見せたいものは何もないのに ...
今のあなたは、自分を否定したくなるくらい悲しいんだね。
涙も出ないくらい、つらいんだね。
でも、わたしはあなたが好きだよ。
わたしの心に、あなたが花を咲かせてくれたよ。
あなたがあなたを傷つけ ...
{引用=月の夜
時計がこわれている
わたしはおなかがすいたので
きれいなおとこの子を食べている
(妹はきたのくにで
いまではむらさきつめくさです
こおった風にゆれて ...
小人のすがたをした夜
もみの木に似たピアノ
香爐の用意は出來たか
誰かが 神經豚に轉形しようとしている
意圖は 錯誤の技法を導入する
蔦狀の陰半球で {ルビ領土=ゾー ...
キンの顔が全面に
フィーチャーされていれば
飛んでるところは
アンパンマンにしか見えないワケだし
子供たちに大人気の可能性だってある
(頭の形はどちらかと言えば食パンマンだが)
アメリカだ ...
前回の「人間空洞説」と同じ流れの話ですが、人間をパソコンに例えると、何かわかってくるような気もしますので、記します。
パソコン本体があるとします。まずは本体のみで、何のアプリもソフトウェアも、周 ...
・・・波飛沫陸離する
バランコの寂れた海浜で・・・
海のように、
僕はあなたを崇めよう、
日光を飲み込む海のように。
空のように、
あなたを崇めよう、
隠された宇宙に包まれた ...
光が通る
レースのカーテンで
作られた道を
あみだで下る
当たりはなく
はずれもない
同じ場所に
並んでいるブランコ
影絵のような
小さな乗り物で
この身体を
縛り付ける ...
飾らない言葉を使って
詩を書きたかっただけ
言葉の洪水に押し流されたくはなくて
言葉の香水をこの身に纏いたいだけ
とても重要なことは
とても簡単に言うことができるから
言葉遊びいが ...
五時に目覚めた。
やはり、痛む。
連休前に宮本先生にもらった錠剤は四日分だから、昨日の朝に一錠飲んでなくなってしまった。
五月一日だった。連休のど真ん中だから宮本先生には診てもらえない。
...
てにはいのみてんしるに
らっけんそむいて
はらけらの
しみてんなかるせんのさきの
みけるとしりはるのせ
ばくれんととのかして
れみんぐする
ろろてんにはせすくらいめい
上級詩人の奏でる言葉に
聞き惚れる
そんな時代もありました
昔は僕のこころも美しく澄んでいましたから
今はすっかり皺がはいり
皺のなかに埃が溜まって
上級詩人の奏でる言葉に
耳が ...
新しい住宅が建ち並び
街も成長を続ける
古い町並みを残す
賑わっていた頃を
思い出させるかのように
新しい町並み
古い町並み
どちらも馴染む
過去のひんやりした風
心地良 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時代
こたきひろし
自由詩
4
19/5/6 6:06
こうもり
はるな
自由詩
3
19/5/6 2:22
水
フリーダム
自由詩
4*
19/5/6 1:29
それは、デメキン
秋葉竹
短歌
5
19/5/5 21:30
穴
草野春心
自由詩
0
19/5/5 20:54
天国
〃
自由詩
10*
19/5/5 20:47
眩しさ
〃
自由詩
2
19/5/5 20:39
眉毛虫
イオン
自由詩
2*
19/5/5 16:33
『ぼくと猫のフーの冒険』
beebee
散文(批評...
2
19/5/5 14:31
緑の午後ースケッチ
ひだかたけし
自由詩
7
19/5/5 13:04
夢〇現(改訂)
〃
自由詩
7
19/5/5 12:54
名も無き森
ただのみきや
自由詩
5*
19/5/5 10:38
四句
こたきひろし
俳句
1
19/5/5 6:31
切れ味の悪さを生きている
朝焼彩茜色
自由詩
6
19/5/5 3:46
意識が覚醒して
こたきひろし
自由詩
2
19/5/5 1:35
眩しくて一瞬前が見えなくなった
〃
自由詩
7
19/5/5 0:21
猫飼い
はるな
自由詩
2
19/5/4 23:10
正しい横顔
カマキリ
自由詩
3
19/5/4 21:25
花とあなた
水宮うみ
自由詩
1*
19/5/4 17:35
ふるさと
羽衣なつの
自由詩
10*
19/5/4 16:41
soft shell
墨晶
自由詩
3*
19/5/4 16:19
飛翔体
花形新次
自由詩
0
19/5/4 15:20
人間をパソコンに例えて「無」を論じる
マサヒロK
散文(批評...
1
19/5/4 11:57
Te adoro
Giovan...
自由詩
2
19/5/4 11:47
空中
ミナト 螢
自由詩
2
19/5/4 11:36
青春と詩
立見春香
自由詩
7
19/5/4 10:18
たまです。
たま
散文(批評...
5*
19/5/4 10:12
うん
次代作吾
自由詩
1
19/5/4 10:12
人の口を数えても
こたきひろし
自由詩
6
19/5/4 7:57
古い町並み
夏川ゆう
自由詩
2
19/5/4 4:55
1075
1076
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
加筆訂正:
貧者の踊り
/
ただのみきや
[19/5/4 12:49]
誤字修正
貧者の踊り
/
ただのみきや
[19/5/4 12:49]
誤字修正
3.3sec.