僕の子どものころは
貧乏で子だくさん
親にほめられることなどなく
怒られた記憶しかない
今でいう体罰や虐待は
一般的なことだった
しかし、貧しくて教育もない親ではあったが
とにかくよく働 ...
大正10年の今日、おばあちゃんが生まれた
生前 色んなものを貰った
今来ているセーターも その中の一つだ
本当は スカートもついていたのだが
元々パンツルックばかりの私のこと
早 ...
喀血する連中の
猥雑な足さばきを見なよ
割れた石畳で
ブレイクビーツみたいさ
いつまで経っても周波数が合わないから
指先がバカになるまでチューナーを弄んでる
枯渇の上に怠惰を築 ...
まったく。この世は変わってしまった
人としては住みづらい
社会人
企業人
日本人
人として生きようとすると
重たい何かを背負わされる
詩人
文人
文化人
昨今、とん ...
自称詩人の多くは日本嫌いだ
そのくせ
自分の中身の乏しさを
日本語の持つ情感に
紛れ込まして
誤魔化そうとしやがる
(まあ、そんなことが
出来るのは上級自称詩人であって
下級自称詩人に ...
なにかが足りないと苦しい
お母さんは女の子を自転車の前に座らせて
どんどんこいでゆく
楽しそうに
その後ろを女の子のおにいちゃんが走る
苦しそうに
二人をみないように
ときどきお ...
たったひとつ
ねがいを
きいてくれるというのなら
わたしが生まれる日に
むかえにきてください
病院から
おおきな荷物と
見慣れぬ我が子を
抱えていく
母の
かえりみ ...
散らばりやすい心を束ねて
ただ一点を見つめる強さを
時間の経過と共に生きるよ
名前を与えられると変わらない
星座のように輝くためには
指先で振るタクトを動かして
カレンダーをめくる技を ...
朝、目を開ける。
夢を現実にするために。
今日も、目を開く。
新しい気持ちに出会うために。
目の前のあなたと、目を合わせる。
言葉にできないことを、分かり合うために。
家路の途中教会の前を通ったら
華やかな結婚式が行われていた
入り口のゲートは開かれていて
お祝いに来たたくさんの人たちが
花びらを宙に舞わせて新郎新婦が出てくるのを待ってる
...
高層建築が並ぶ東京。 いや、別に東京でなくてもいい
居並ぶ建物の中からひとつをひょいと引っこ抜いて、裏面に文字があって判のように捺せたら
捺せたらどうなるだろう。そもそもどんな文字が掘られ ...
石に酢をかける会を開催します。
酢は米酢を持ってきてください。
定員100名。参加費4000円。
酢は全部使いきること。
インターネットからお申し込みできます。
昼食はこちらで酢カップラーメ ...
世界中で
いろいろな人が
いろいろなところで
いろいろなことを
思いながら
考えながら
行いながら
生きている
なんのために生まれたかも知らず
なんのために生きているかも知らず
た ...
なぜ虫を捕まえて買い始めた
餌は勝手に手配するから楽に飼えますよ
と、あの、太った販売員の言葉
メカジキというあだ名の女が
これ見よがしになぜ虫をアタシも飼ったことある
愛情が必要のないペッ ...
稀にしかジャックとは呼ばれない
私の周りでは特にそうだ
どのように呼ばれてもまったく構わない
築かれた過去は傷ついた過去に成り得る
気付かれた過呼吸は気疲れた舞台の上
どちらにしてもあれもこ ...
深夜
トイレに行こうと
リビングを通ると
ソファの上に
黒ヒョウがいる
最近夜中に
庭をうろついていることは
知っていたけれど
とうとう中まで入ってきたのか
さすが
食肉目ネコ科
...
うつくしい家にかえる
秋の赤みをおびた夕暮れ色のレンガをふむ
玄関にはアール・ヌーヴォ風の
金色のふちの大きな丸鏡にむかえられる
この丸鏡の前に花瓶をおき
庭に咲いた花を飾る
と鏡の向 ...
つばめが
高いところに巣をつくり
高いところでたまごをあたためているのを
不幸な人も
幸せな人も
なんだかまぶしい目をしてみあげている
なにがみえるんだろう
私もつられてみあげた
つば ...
海鳴りとは違う何か
僕の胸の裡で雲のように高まり
やがて激しく満ちてゆくもの――レイン
耳を澄ませば走ってゆく
樹々の隙間から見た青い空に
今しも雲が 鳥が羽ばたき
まるで君の心の ...
うずうず、
嫌なことがあって、落ち込むって気持ち良い
覚醒剤、コカイン、アルコール
警察を見ると落ち着く
わたしは悪い存在だが、警察を見ると暴力性が消える
なぜだかは分からない
覚醒剤最高 ...
忘れられた歌が戸を叩く
風が酒乱の男みたいに木を嬲っていた
(何も知らない子どもがゲルニカを見ている
あなたは映らない鏡
恋している
空白の輪郭の投影よ
純粋すぎて
愛 ...
自称詩人の存在など
知らなければ
平穏な日常生活を送れたのに
知ってしまったがために
自称詩人駆除という
余計な仕事が増えてしまった
しかし、余計だった仕事が
いつしかライフワー ...
涙のマークから帽子を脱ぐと
水玉が浮かぶ空の上には
無人駅を繋ぐ線路だけが
星の明かりを頼りに走った
僕の背中に風が吹くと飛べる
マントがあるのは涙を拾うため
泣き疲れた人のトンガリ帽 ...
孤独だけど
今が一番楽しいのかも知れない
今更子供なんて作る気力もない
孤独だけど
過去の壮絶な日々から
解放されただけでいい
あの窮屈だった生い立ちに比べれば ...
ありやだんごむしや
死にかけのががんぼを
かたいほうきで蹂躙していた
掃除していた
かみさまの通り道を浄めていた
いのちを軽んじていた
かれらはかれらの旧約聖書に
...
美しい花の名が
記憶の書架にある
わたしは優しさを
はき違えないように
静かにそれに水を遣る
いつか
涼しい雨が六月を撃っても
梅雨色の萼に思い出を結わこう
むすめよ
わ ...
方向や統率を取るために、生まれた隠喩は
つまりは説明の為の隠喩だ
しかしこと細かく説明すると隠喩は
ぐちゃ味噌に溶けて「それ自体」に近づいてゆく
それ自体とは説明ではない
なぜなら風景を ...
子供の頃は不潔だった
風呂が嫌いで一週間入らないなんて普通だった
毎朝、顔も歯も洗わなかった
爪が延びても平気だった
爪の中が黒くても気にしなかった
痒くて頭をかくとフケが落ちて落ちて
...
思えば人はこの上なく恵まれている
余程の運をなくさない限り他の動物の食材にはならないのだ
なのにいつから
どうして人間は必要以上に食べはじめてしまったのだろう
その旺盛な食欲は繁殖力に繋が ...
いかにも軽い!という感じ
こんなに軽い感じの大統領は
史上初ではないだろうか
こんな人に世界の平和を預けて
だいじょうぶなんだろうか
トランプだけにババを引くことも
覚悟しなければならない
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
親の背中
ホカチャン
自由詩
0
18/6/15 5:54
ピンクのセーター
藤鈴呼
自由詩
1*
18/6/15 1:45
詩は記録される雨音
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
18/6/14 23:13
人、人、人。
たこ
自由詩
1
18/6/14 22:32
ネトウヨと呼ばれて
花形新次
自由詩
0
18/6/14 21:03
お母さんと妹と僕
朧月
自由詩
0
18/6/14 20:51
ねがいごと
小夜
自由詩
4
18/6/14 18:47
夢
ミナト 螢
自由詩
1
18/6/14 16:31
扉
水宮うみ
自由詩
4*
18/6/14 15:55
花嫁
青星円
自由詩
3*
18/6/14 15:26
車窓
赤猫永宜
自由詩
2
18/6/14 15:20
石に酢をかける会
moote
自由詩
1
18/6/14 15:05
生の不思議
ホカチャン
自由詩
2
18/6/14 13:56
なぜ虫
腰国改修
自由詩
1*
18/6/14 13:30
年老いたジャック
〃
自由詩
0
18/6/14 13:00
黒いヒョウ
やまうちあつ...
自由詩
1
18/6/14 11:19
丸鏡の向こうのわが家
田中修子
自由詩
2*
18/6/14 0:47
幸せの場所
朧月
自由詩
1
18/6/13 21:29
レイン
石瀬琳々
自由詩
8*
18/6/13 21:02
酔っぱらいの妄想
moote
自由詩
0
18/6/13 20:58
それ以外に何が
ただのみきや
自由詩
13*
18/6/13 18:52
知らなければ良かった
花形新次
自由詩
1
18/6/13 18:29
僕の地球を守って
ミナト 螢
自由詩
1
18/6/13 17:06
孤独だけど
TASKE
自由詩
1
18/6/13 16:55
かれらの災厄
ペペロ
自由詩
1
18/6/13 15:44
花嫁
ヤスヒロ ハ...
自由詩
0
18/6/13 11:38
風景
◇レキ
自由詩
1*
18/6/13 11:10
子供の頃は
こたきひろし
自由詩
1+
18/6/13 11:08
人間誰しも
〃
自由詩
1+
18/6/13 8:37
トランプ大統領
ホカチャン
自由詩
0
18/6/13 7:53
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1087
1088
1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
加筆訂正:
丸鏡の向こうのわが家
/
田中修子
[18/6/14 10:49]
いろいろ、かえました
3.63sec.