結末は常に
突如出現した一輪の花を以って
表わされる
誰も
帰ってくる者はいない
あなたが去った分だけ
森や谷が深くなった
一輪の
花が
咲いている
(制作年代不明)
夢をさく現実が
私の前に現れて
あなたをさらおうと
するなら
私も一緒にさらって
こんな日々に
辟易している
生意気な私が嘲笑う
違うだろう
あなたがさらわれなくとも ...
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く夕暮れに
缶カラからから転がっていく
風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる 銀の乱反射
無数の記憶の断片が
ぱ ...
いつか、きっと忘れていく。
雨雲がときどき、力をかしてくれたこと。
窓の向こうに広がる夕焼けが、美しかったこと。
きみがぼくの心を、やわらかい色に染めてくれたこと。
思い出さなくなっていって、 ...
南アルプスの北岳だ
俺は北岳だ
連山なのに
あんなに孤独な北岳
バカにもプライドか
東京駅中央線エスカレーターあたりは
めちゃくちゃフィレオフィッシュの香
...
{引用=春の宵
巨人の足あとに水が溜まつてゐる。
ここからは月が近いので自転車で行かう。}
{引用=(二〇一八年四月十八日)}
昼下がり
どうにもな ...
{引用=無垢な滴よ
そのドアの向こうには何があると思う?
こちらとあちらが
交わらない為に生まれた
無垢な欲望よ}
私の部屋には壁がない
けれど、室内にはじっとりと
危うさが飽和 ...
燃え盛る地獄の炎を反射するいくつものシャボン玉
カビが生えたどこにも行けない足の裏のやわらかさ
数千年前に作られた仏像の中の密室に閉じ込められた空気
排ガスの中の毒が憂鬱な日曜の日差しを浴びて
...
手の鳴るほうへって呼ぶ鬼が村人のキリキリ舞いを笑う満開の桜の花の下には涯がないのに風、はりつめていますの安吾にだって負けないくらい暗いくらいcry汚部屋の壁に寄りかかってる鼻にかかってる鼻にかけている ...
全ての責を負うと決めて
独り消えていった人
刹那さは心の秤を消して
総てがモノクロになる
何も報いることできず
傷つけることしかできぬまま
行き着く場所のない感 ...
問う心に応えてほしい
何もかも確かめにくい
水面に投げたその石の
落ちる速度に気を取られ
本当の声をまた聞き落とす
優しい雨にごまかされて
いつか見た森の景色が ...
ジェイソン・アルディーンか
なんて人間らしい人間なんだ
俺が俺いがいを裁くのは
なんか自然に反している
俺たちは透明人間なんだから
霊的な見つめいがい見えない
...
涙混じりで見た空と
渇いたこころで見た空に
何も違いはなかった
筈
人は人だし
俺は何処までも俺だから
人の眼に写る空と
俺の眼に入る空の景色は
きっと違う
筈
孤独を噛み ...
何もやることがない
手持ち無沙汰だ
ポコチンも勃たない
金もない
家族もない
友達もない
世間は10連休だとか何だとか
騒いでいるが
自分は生涯連休だ
もう曜日だって時間だって
分 ...
反抗期にはどうしても素直になれない自分がいた
ある日
母親と些細な事で口喧嘩した
ひ弱な体型だった私は
さすがに暴力まではエスカレートできなかった
が
「煩いんだよババァ」罵ってしまっ ...
夏祭りの余韻で惚けた空 雲が
ゆっくり流れ来る
おねんねしだす家々
空気を読む涼風は熱を除かず
手花火静か 照らされし君の頬を
にきびを
ちょっとみ
2車両ほどしかない田舎電鉄の呼吸 ...
誰かいる様な気がして ふすまを開けた
隣の部屋は誰もいない
更に隣の部屋のふすまを開けた
そして また隣の部屋へ 隣の部屋へ
どの部屋も 同じ様な部屋だ
...
暑くなりましたね
駐輪場にて声がした
それは幻聴ではなくて
知り合いではない
とおもうがどうだろう
わたしの記憶に自信はない
いまのところ
覚えがないことにしておこう
暑く ...
夜鷹は昼鷹に
改名しろと
脅される
鷹でもないのに
鷹と名乗るのを
やめろという
いいえ
神が付けたもうた
名前だから
おいそれと換えること
などできないと
夜鷹は嘆く
...
晴れた日に雨靴を
履きたい気持ちを
雨の日に思いきり
傘ささずぬれたり
開いてしまったら
また閉めればいいじゃない
ひとつしかないのファスナー
そう思い込む
のだった
...
我思う 君がいたから 我がいる
片想い 文字に嫌われて 清々だ
解かれゆく 長き夢見し マロンかな
君は何故 そこに詩が有ると答える
生きすぎて 都市伝説の君となり
最後の花びらが
ついさっき
昨日にとけて
待っていたはずの人も
終に
花びらになって散ったか
なんて
立ち上がるともう
ちゅうりっぷも
花菖蒲も
夏へ向かって
伸びをしている ...
「踏み間違いとか
ながら運転とかを防ぐには
マニュアル車限定免許しかないだろう」
「そうだな」
「文明というのは
人間生活を良くしながら
人間生活を破壊していくものさ
飛行 ...
専制のコモンウェルスの総仕上げ 令の和の名の国王の御代
聞き覚えのあるメロディー
削除できなった電話番号
ワンタップで削除まで
なんの迷いもなく操作していたのに
できなかった
未練ではない
もしかしたら ...
私じゃないもう一人の私が
私が眠る頃を見計らって枕元に現れる
私じゃないもう一人の
私の顔色はいつもわるくて
薬の袋を手に持っている
私じゃないもう一人の私は
薬の袋から錠剤を取り ...
よく晴れた空
出かける時は晴れが多い
雨は殆ど降らない
君とのドライブは楽しい
話が尽きることはない
一緒に見る景色
一緒に感じる感動
すべてが宝物
同じ時間を感じながら
...
明け方の応接間で一人、壁に漂う船を見ている。
日常の埃にまみれた心に壁際のアロマが沁みこむ。
軽めの葉巻と淹れ立ての珈琲。
この部屋の壁一面にも時代の匂いが沁み込んでいる。
...
たくちゃんやアーくんはとても
綺麗なフォームでクロールするんだ
彼らのように泳ぎたいわけじゃない
水と愛撫し合う幸せを知りたいだけ
包帯が水を吸って絡みつく
誰もお前は認めない、とい ...
針に通すと
真っ直ぐに伸びる
一人分の道
玉結びしたら
輪っかを走る
二人分の道
横を見た時は
君にいて欲しい
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花
マサヒロK
自由詩
1
19/4/28 21:29
さらって
花林
自由詩
0
19/4/28 18:02
缶カラ、からから
ひだかたけし
自由詩
5
19/4/28 17:43
とけていく
水宮うみ
自由詩
1*
19/4/28 16:54
眺め
ペペロ
自由詩
1
19/4/28 16:20
春の宵 ほか二篇
石村
自由詩
22*
19/4/28 15:32
結露凍結
R
自由詩
3
19/4/28 15:25
映像写真
木屋 亞万
自由詩
0
19/4/28 13:57
こっちにおいで/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
19/4/28 13:52
lost love
源 想
自由詩
0+
19/4/28 13:49
鬱
〃
自由詩
2
19/4/28 13:28
裁きとゆるし
ペペロ
自由詩
1
19/4/28 9:54
強い男には
こたきひろし
自由詩
2
19/4/28 9:12
こだかきよし「生涯連休」
花形新次
自由詩
0
19/4/28 7:14
反抗期には
こたきひろし
自由詩
2
19/4/28 6:00
手花火や照らす横顔初化粧
ふじりゅう
自由詩
2
19/4/28 4:02
或る家で
墨晶
自由詩
8*
19/4/28 1:34
気化熱
Seia
自由詩
2
19/4/27 21:51
夜鷹と怪物
ナンモナイデ...
自由詩
2*
19/4/27 21:43
待たない
唐草フウ
自由詩
4*
19/4/27 21:25
生きすぎて 都市伝説の君となり
足立らどみ
川柳
2*
19/4/27 21:13
弥生から皐月の
AB(なかほ...
自由詩
3*
19/4/27 18:14
マニュアル車限定免許
イオン
自由詩
0
19/4/27 18:09
改元
吉岡孝次
短歌
0
19/4/27 13:28
着心
佐白光
自由詩
2*
19/4/27 11:49
私じゃないもう一人の私が
こたきひろし
自由詩
3
19/4/27 7:50
君とドライブ
夏川ゆう
自由詩
1
19/4/27 5:24
我が世代
メープルコー...
自由詩
2*
19/4/27 4:37
ミイラ男は泳げない
帆場蔵人
自由詩
4*
19/4/27 1:44
糸
ミナト 螢
自由詩
1
19/4/26 20:56
1078
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1080
1081
1082
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1084
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1089
1090
1091
1092
1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
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1116
1117
1118
3.56sec.