僕は
何も出ない器を 逆さにして捨てる。
埃だらけの手紙を、もう捨ててしまう。
ライターもチャッカマンも、使えないけれど。
月灯りを見る。想う。
…最初の火の粉が
…細い ...
餌をつけた針をゆらり
次の瞬間に竿はしなり針は
川面に静かに滑り込む
じいちゃんのとなりに座ってぼくはみていた
それから黙って手渡された竿を手に川面を
じっ、とみつめ ...
床を軋ませる
裸足のトゥーシューズ
今まで支えられてきた
身体が揺らぐ
これからはきっと
誰の手もここには
届かないこと
思い知る度に
美しく回る
世界と出会って
強くなれ ...
たくさん寝ても 眠れなくても 壊れていく脳細胞
浮き上がる 黒い鉄板
その上に ラムちゃん
緑と黄色と黒がトレードマーク
そんな彼女だったならば
この鉄板から 逃げられたかな
焦がれるような想いも忘れて
ジリジリと 時だけが過ぎ ...
揺れている時には揺れず
揺れていない時に揺れている
空箱の重なりのなかの本
再び飛び立つ時は来るのか
雨の集まり
光の素地
光の葉が泣き顔を隠し
涙の代わりに光を流す
白い家を覆う白い花
白い枝 白い径
色の失い風の
色の失いうた
石像に囲まれた ...
指先から春になった、わたしは大好きな歌を口ずさみながら、
誰もいなくなった地球を歩いている。
夜なんてものが本当にあるとしたら、きっとこんな表情をしているんだろう。
つま先まで春になった、だけど ...
星を見たり、草を触ったり、花を愛でたり、季節を感じたり、光を浴びたりできるのに、私の心はなんで満たされないんだろう。
今日も私は歩いていて、歩くこと以外なにも知らないから歩いていて、景色を眺めた ...
滅んだ星の美しさに、涙を流すから物語は続くんだね。
どこにも行けなくなった天体。強く正しい力はすべてを置き去りにして、
雲の上の天使たちがきみの叫び声を気にせず今日も笑っている。
光のなかに ...
殴り続けた傷口は紫色に膿んで
吐き捨てた唾には汚れた血が混じっていた
敵など居なかった
敵など居なかった、どこにも
おれはただひとりで挑んでいただけだった
アルコールランプのよう ...
くらい 翼をひろげて
古い調べから とほく紡がれ
凍てついた 水を恋ふ
しづかな もの
ひとの姿を 失つた日
ひとの心を おそれた日
雪を待つ 地へと降り立ち
ひそや ...
あの頃一番都会だった町は
歳とともに段々都会ではなくなって
そのうちいわゆる田舎を離れて
私はいわゆる上京をした
誰もが認める都会で
時折誰かが、寂しくはないかと尋ねる
寂しいとはどう ...
実り豊かな太陽の甲に暖められて
生まれた
あなたは はねずいろ
ひんやりと夜の谷間に命
ひとつの為に皆が慈愛を引いた
その手をさらさらと泳がせそよぐ大地の水が
瞬きになる 星の ...
冬の爪
なにで鋭く研いでいる
刺す眼が心の形を冷やして
心臓を
明日待つ孤独と名付けたら
銀河の海で泳ぐ星たち
いうなれば
さくや流れた血の味すすり
この花咲く頃、ピカロに ...
年老いた男は独り、犬をつれて
遠くから
石畳の道をこちらに歩いてくる
犬は、主人を引っ張り
主人も負けじと、犬を引っ張り
ぎくしゃくとした歩調は 近づいて
石畳の道を歩く
ふたり ...
真冬の夜凍えながら歩いて帰る中で寒風が急に心地良く感じることがあってさあれ俺どうしたんだ熱でもあって逆に感覚がおかしくなったのかなと不安になるんだ今思うと確かに疲れてたんだろうねだけどそんな時帰宅する ...
身も世もなく叫んだ男の穴という穴から色とりどりの花や艶やかな芽が
吹き出して🌱🌱🥀🥀🌱🥀🌱🌺🥀🌱お花畑だ
おや西瓜もあるぞ、美味そうだ
あら綺麗ねぇ。なんて花?
人々は微笑みながら ...
こつン…… パ タ たタ ……
硝子戸がたたかれ
暗い部屋で生き返る
耳鳴りがあふれだして
からの一輪挿しは
からのままだ
幼い頃 祖父が置いて ...
HOLGAのトイカメラに
写し込まれた群青
ひっぱられて端の歪んだ空
空の向こうパーセクの彼方
星星のあいだにあなたはいるの
虚空を見つめる猫の目には果てが見えるの
すべてが宇宙で ...
書く、
打つ、
叩く 言葉
ひたすら
書く、
打つ、
叩く 言葉
朝方
酷くうなされ
幻のなか
さ迷い出た
便所に行っても
幻に包囲され
恐
の文字、
踊った
...
白樺が銀の葉をギラギラ揺するから、
どこか浮わついていたのだろう、
まっさらな、日記帳を汚してしまった。
湿っぽい土のにじむ、
その先、
桃の木は裏表紙に根付くだろうか、
それとも更に次の ...
世界、割れる
割れる世界の
音、ヒタヒタと迫り来て
今日は曇天冬模様
と打った ら
冬も酔う
と 出た!
冬も酔う冬模様
冬模様冬も酔う 冬冬冬、終、
糸、冬 糸冬
いと ...
掴みそこねた現実は
水蒸気になって舞い上がった
空から落ちてくる雨粒を睨む
ホームセンターに行かなくちゃ
ぽつり
「存在 意 義なん て要りま せ ん」
毎晩夢に見る箱詰めの私 ...
剥いたばかりの
ゆでたまごが回る
箸では掴めない
軌道の秘密
向き合うことから
逃げてきた僕は
誰かが撒いてゆく
塩の上で
ブレーキをかける
臆病な心
全てを見せるには
...
美黒から美白の時代へ
固定電話からスマホの時代へ
亭主関白からカカア天下の時代へ
貯蓄からマイナス金利の時代へ
現金からキャシュレスの時代へ
根性からパラハラの時代へ
ふれあいからセク ...
もしも優しいお日様が
雲に隠れてしまったならば
空に恋したお花はきっと
ずっと元気が出ないでしょう
もしも夜空に輝く月が
闇に隠れそうになった ...
雨雨雨雨雨
雨が降っています
通勤中の電車のなかで
車窓のガラス越しに降る
雨を眺めていました
車内は満員で
周囲の人人人人人が
それぞれに息苦しい圧迫感を与え合っていました
...
The Razor’s Edge
— W. Somerset Maugham, 1944
What a race of giants.
Came ...
1.
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せては帰る波の音
寄せて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
有想枕
ふじりゅう
自由詩
0
18/12/14 16:37
村の記憶
帆場蔵人
自由詩
3
18/12/14 14:30
ダンス イン ザ ダーク
ミナト 螢
自由詩
0
18/12/14 11:02
脳細胞
青星円
俳句
0*
18/12/14 10:58
生ラムジンギスカン
藤鈴呼
自由詩
0
18/12/14 10:07
ノート(本)
木立 悟
自由詩
2
18/12/14 9:37
ひかり担う手
〃
自由詩
0
18/12/14 9:36
春の星
水宮うみ
自由詩
5*
18/12/14 6:46
青い信号
〃
自由詩
2*
18/12/14 6:25
滅ばない星
〃
自由詩
3*
18/12/14 6:23
また会える?と彼女は聞いた
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
18/12/14 0:45
初冬小曲
石村
自由詩
21*
18/12/13 23:18
上京
石佳
自由詩
0
18/12/13 23:12
はねずいろ
朝焼彩茜色
自由詩
9
18/12/13 22:42
冬の銀河
秋葉竹
短歌
4
18/12/13 22:23
異国の道
服部 剛
自由詩
4
18/12/13 22:17
ローテーション
しょだまさし
自由詩
1
18/12/13 20:57
花畑
帆場蔵人
自由詩
3*
18/12/13 20:38
耳鳴りの羽音 version Ⅱ
〃
自由詩
2
18/12/13 20:23
パーセクの向こう
青星円
自由詩
2
18/12/13 19:32
ト なって4 書く、打つ、叩く
ひだかたけし
自由詩
5*
18/12/13 17:15
日記に巣くう虫
R
自由詩
2
18/12/13 16:34
ト なって3 割れる世界
ひだかたけし
自由詩
4*
18/12/13 13:27
雨女のイデオロギー
木村きむ
自由詩
2
18/12/13 11:07
ゆでたまごの詩
ミナト 螢
自由詩
2*
18/12/13 10:30
時代の変化
zenyam...
自由詩
0
18/12/13 10:13
真逆だからこそ ちょうどいい
canna
自由詩
3
18/12/13 10:11
人人人人人で溢れている
こたきひろし
自由詩
2
18/12/13 6:53
The Razor’s Edge
Robert...
自由詩
0
18/12/13 5:10
渚へ
布
自由詩
2
18/12/13 2:16
1077
1078
1079
1080
1081
1082
1083
1084
1085
1086
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1088
1089
1090
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1093
1094
1095
1096
1097
1098
1099
1100
1101
1102
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1107
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1110
1111
1112
1113
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1115
1116
1117
3.86sec.