もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない

喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ...
緑のざわめきが膝で笑い
風の咳払いが耳を撫でる

雲のフィルターが通した言葉に
洋服を着せた天使のはにかみ

夕陽に染まる頬はみんな同じ
空に浮かべた思いを綴るため
盛り付けられた一枚 ...
切岸
目は塗れている
君は客体を食べ、俺を育てた
鉱物、炎
語れよ、カタルシス
有も無も
区別ないところから聳えた
君は自在に生み、俺を醒ます
文字を山なす腐肉の王者
呼ぶに理解なく ...
私は
私の人生の途中で二度
自らその命を絶ってしまった人の葬儀に参列した事があった。

一人目は同じ工場内で働いていた五十代の男性。
とは言っても勤める会社は違っていたからほとんど口を利いた ...
恋愛詩を好まない。

なぜだろう。

もともと、スターオタク拝見や、スター結婚報道があまり好きではない。さらに言えば隣の晩ごはんや、○○!お宅訪問なんかも好きじゃない。つまり、他人の生活や生活 ...
世界樹の葉脈にそって
我々は流れて
許されたばかりの一滴の雫
その愛し合う雫
地上に辿り着くまでの七色
七色の世界が
スコップで土を掘る幼児の
目の前に落ちた
ギリシア神話の案内役は


ペガサスにアンドロメダ

ペルセウス----


満天に

ダイヤモンドを散りばめて

光またたく秋の夜の


星座めぐりは 果てしなく

...
長い財布が好きと言いながら
長居する訳には非ず

久々に マジックテープの 出番です
そんな 一句を 引っ提げて

手提げ鞄に 入れましたるは
折り畳みたる 財布ちゃん

何 ...
父のお骨を眺めたら
諦める。という気持ちが
蘇ったらしい。

重たい陶器の蓋を閉めて
位牌と遺影を並べたら
合わせた手と手の隙間に

小さな水たまりができた。
三年間
私の人生は
オレンジ色でした

薔薇色ほどではないにしても
結構良さげに
聞こえるかも知れません

カリフォルニアっぽい感じで

────自称詩人 やすじゅん
白壁に囲まれた部屋に
ゴオォと響き続ける音、
独り存ることの恐怖を
予感のうちに告知する
混沌蠢く夜闇の奥、
次第に姿を現し
魂に帰依することを
唯一の寄す処として
私は静かに目を瞑る ...
「そうです、わたすが韓国人です
はい、♪へんな韓国人、あそれ、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
・・・・だっふんだ!」

はっきりした日本語 ...
心、泳いでいる

風が吹いている
いたわりはことばじゃないって
心あたたまる暗示をもらったのは
悪意すべてを認めて受けて立つ
鎧のあいつから

心、泳いでいる

泥まみれの ...
あれはエロスだった
たしかに
燃える炎だった

本能が抉り出され
狂気と悪魔の虜になり

魂を食い尽くされそうになり
眠ることを忘れた

綺麗で 魅力的で
そして
やがて食べつ ...
清秋


空清しとは季語のみで
ここ数年は
雨や風の災いに心痛めたり
意味のない達弁に
うつむいてしまいたくなる
そんなことが多い

それでも
ほんとの清秋が突然にやってくると
...
始まりの場所を
私はあなたに告げる
告げる告げる告げる告げる

彼方より来た言葉で
喋り続けるだろう

私があなたに何を告げるのか
羨望と期待が入り混じっているように見える

...
遠い昔の秋に 落としていった 気持ちが

時折戻ってくることが ある

寒くなってきましたね 君は今でも生きていますか

君の声さえ 思い出せないけれど

心臓の 小さな痛みは 覚えて ...
いい写真を撮るのではなく
いい写真を探す時代なのだ

フィルムカメラの時代は
一枚を写すのに時間と知恵をかけて
自分の芸術を探していた
デジタルカメラの時代は
大量に写して選ぶのに時間を ...
ひとくちの水ほしさに
幽霊は夜に立っていた
眠りと死の違いを
未だわからぬまま


あらゆる終わりに優しさは無く
ただ悲しみばかりが晴れわたる
舟漕ぎ人夫の
沈みゆく ...
これが言葉になった言葉
話しようもなく
離しようもない言葉
待つもののない
またたきの言葉
あたま撫で
られて小さく嬉しくて
目をみひらいてみえないなんちゃら


愛もらい
期限つきでも笑ってる
いつ去る秋に凍えるかんちゃら


ふもとから
登って来たの ...
吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしてい ...
夜中に断水するというのでポットにティーバッグを放り込んでおいた。水出しのお茶を枕元に置いて寝れば水道が使えなくても一安心というわけ。そのまま布団で本を読みながら寝落ちすると、案の定夜中に目が覚めてしま ... ディナーのパスタはボンゴレロッソ
口の周りで太陽が踊る

紙ナプキンに吸い取られた熱が
唇の形をかたどりながら
渡せる相手が未だにいない

テーブルで話す恋人たちは
いつの間に名刺を交 ...
明るい
化物
佇んで
いる
月が
照る
夜道
街灯
白く
光る
佇んで
いる
明るい
化物


土色

こども
たちが
笑い
ながら
夜の
街を
...
極極、平凡な毎日です
極極、平凡な暮らしです
私が切に求めてやまないものは

でもね
極極、平凡な毎日や
極極、平凡な暮らしほど
簡単に手には入らないと
よくよく身をもって知らされまし ...
父と焚火をした
何気ない会話なのに
心にグッとくるものがある

燃え盛る炎を見つめて
静かになっていく心

寒さを忘れさせる
焚火をしている周りだけ
暑いぐらい温かい

父の思い ...
 鏡に映る自分の立ち姿にあなたの面影を重ねる。
 こんな秋の夜長には。
 
 家中の時計が鳴り響く。
 おまえは時を刻んでいればよいものを。

 ポーの描いた大鴉か、リヒテルの奏でるラ ...
立っている
緑の丘陵の木の下に
落ちた葉っぱが風に舞う

どこからか聴こえてくる
ギターの練習のメロディー
ほんのすこしだけ
オレンジの香りがする

どの山から舞い降りてきた ...
雨が降った夜、純粋な目で
僕はこの街の水底を覗き込む

難しいネットの海の泳ぎ方
自由すぎて、
なんでもいえそうだった

だれの願いが叶うのだろう?
だれかの願いは
叶って ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
血で血を涙で涙を汗で汗をこたきひろし短歌718/10/28 9:51
自然協奏曲ミナト 螢自由詩118/10/28 8:33
悪意凪目自由詩018/10/28 7:34
陽向臭い匂いと雨の匂いこたきひろし自由詩418/10/28 6:46
恋愛詩と病或いは不具腰国改修散文(批評...2*18/10/28 5:15
転生自由詩118/10/28 4:27
星座めぐりst自由詩118/10/28 2:05
長財布藤鈴呼自由詩0*18/10/28 0:16
命日梓ゆい自由詩318/10/27 22:47
オレンジデイズ花形新次自由詩018/10/27 21:36
帰依ひだかたけし自由詩518/10/27 21:32
へんなおじさん花形新次自由詩118/10/27 21:26
心、泳いでいる秋葉竹自由詩918/10/27 20:39
狂気のエロスあおいみつる自由詩2*18/10/27 17:26
清秋AB(なかほ...自由詩8*18/10/27 16:12
松水の子守唄竜門勇気自由詩1*18/10/27 12:54
秋の空気と君の記憶赤椿自由詩218/10/27 12:13
ギャンブルカメライオン自由詩3*18/10/27 10:39
ひとり ぬかるみ木立 悟自由詩518/10/27 10:08
ノート(ふりくる)自由詩318/10/27 10:06
あいがなんちゃらかんちゃら秋葉竹短歌718/10/27 9:52
蜂蜜ふじりゅう自由詩418/10/27 8:52
ルナ・オービター春日線香自由詩218/10/27 8:16
ROSSOミナト 螢自由詩3*18/10/27 8:15
ハロウィンのともし火犬絵自由詩518/10/27 7:53
極極、平凡な毎日はこたきひろし自由詩518/10/27 7:28
焚火が好き夏川ゆう自由詩618/10/27 5:21
どこかのレクイエムヒヤシンス自由詩11*18/10/27 5:03
冬の便り立見春香自由詩518/10/27 4:00
月の味秋葉竹自由詩518/10/27 0:07

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加筆訂正:
花束とへび/田中修子[18/10/27 9:53]
修正しました。ポイントをくださった方、申し訳ありません。
4.37sec.