出會い飽く草木

やあ、ターナーの{ルビ霧月=Brumaire}よ





光の馬鈴薯

ジャイナの戒め

肉揉まれ 窒素を厭う



校正の{ルビ時化者達= ...
今日も郵便受けによけいなチラシが差し込んであるのだが、あの赤いジャージ姿の少女なんだと思えば許してしまう。
かってに裏庭から入り込んできて、一度文句を言ってやろうと車の座席から飛び出そうとして止 ...
正義は海ではなく
正義は魚ではなく
正義は船ではなく
正義は風のようなものであった

正義は絶命したのではなく
はじめから生きてすらいなかった
風と共になだらかに滑り降りる海鳥の羽を掴ん ...
音楽が聴こえる

それは海のさざめき

貝殻の伝える記憶

次の子らに残すために

仕舞い込んではいけない

次の子らに残すために

貝殻の伝える記憶

それは海のさざ ...
寄せては還す波 ・・・



静かな夜更けに誰にも知られず

営まれている諸々の事象



昇っては沈む陽 ・・・



喧騒に終わりを告げる いや

喧騒の始まりか
...
――隣のベッドの人が「移った」

あの部屋に あの ・・・



そうして二度とは戻っては来なかった笑顔

無理して作っていたあの懐っこさ

苦しい 痛い 怖い に耐えて

無 ...
自称詩人は
アーティスティックであれば
何にでも食いつきがちだ

実は良さなんか
これっぽっちも分からないけれど
取り敢えず口に出せば
自分はアーティスティックな人間であると
みんなが ...
月のかたむき
くまの夢
片方のこったパンの耳
この日差しのあふれた一粒を
こまかく こまかく
もっとこまかく、美しくみがいて
あつめて
天からふりまいたのを
永遠と呼ぶから
きみ ...
この凛とした 、夜の大気に
夕暮れ斜光の余韻 未だ響き
寂寥空洞のその彼方 、遠い畏怖が蘇る

君の豊かな白い乳房に
西陽のなか幾筋も浮いていた、
蒼い血管の生々しさを
善いことばかりしてきたけど
うまくいかない事ばかりで
ワタシ、つまらない

悪いことばかりしてきたけど
うまくいく事ばかりで
オレも、ある意味でつまらない

ワタシ不良になって
人生 ...
ちいさい秋みぃつけた、と
歌う、子らがいなくなって
久しい庭で百歳近い老木が

風にひどく咳をする
また長く延びる影を
煩わしく思った人が

老木を切り倒して
春には明るい庭で
...
ご飯を炊いて
魚を焼いて
味噌汁作って
食事をする
生活の回る
快い音が聞こえる
幸せとはこういうものだ

洗濯をして
ベランダに干して
部屋に取り込んで
きれいにたたむ
...
忘れることができたのは
ついに自分に勝てたから
ではなく
燃え盛っていた胸の火が
ただ儚くもかき消えたから


恋慕い
ついに手に入れたもの
手に入らなかったものたちが
木立の間に ...
田舎じゃ入って二年の女子高生が仔を孕み
どうすることも出来ずに
協会病院へ行ったと
子ども堕して平気の平左
不審に思って病院が問い合わせて
ばれたんだと
学校辞めて今家に居るんだと
ばが ...
空腹の怪獣は
なんでもペロリ
ひと口で食べつくす

おいでよ、怪獣
僕の悩みも
ペロリと食べて
この憂鬱を消し去っておくれ
誰にも会わなかった日の午後
思い浮かんだ 友達との日々 だけど 顔は忘れていた
僕は夢ばかりを見ていたからだろうか
だけど 夢は僕に 一体 何を与えてくれたのだろうか


六本木でバスキア ...
人は詩人にはなれない
まわりくどく
うんざりするほど
くどい説明しか書けない

月や花は何も語らないけど
存在そのもが
永遠に詩を詠ませる

季節だけが唯一詩人であり
人はその ...
冬のしゃぼん玉たち
雪にはじめまして やぁ、はじめまして
それからさよなら ふれたら消える友だち
めくばせしながら ふるりふるり

のぞきこんでごらん ほら うつるよ
...
季節のない島には誰もかれもがやって来て、そして鳥のように消えていく
島の中央には工場らしき姿勢で大きく聳え立つ、この施設は時穴(ジーナ)とも呼ばれていた
それは単純に施設の内部が空洞化され、暗 ...
ある日
どんな気持ちの迷いか
それとも突発的な事故と解釈するべきか
お年頃の二人の娘に
お父さんは童貞だよ

言ってしまった

すると上の娘が何ら怯む事なく
私達二人共、小学校の時 ...
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた

彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か ...
人は一度幸せを手に入れてしまうと

幸せとは簡単に手に入るものだと思うようになるらしい。



人は一度幸せを手に入れてしまうと

幸せを簡単にわけてあげられると思うようになるらしい。 ...
信じていた。
奇跡を、言葉を、人柄を

信じている。
教えを、心を、意義を

信じているのだ。
皆、私も


だから

真実でなければならない。
嘘にしてはならない。

...
何でかな あの人 せっかく道ですれ違ったのに

知らぬ顔 横向いて

久し振りに 見たあの顔が あなたなんか知らないよって

そう言ってる 気がついて

だからわたしも 目を逸らす
...
夜明けには まだ遠い 眠れない夜

夜明けが近い もう眠らない夜

もうすぐ聴こえる 早起き鳥の声

もうすぐやって来る 新聞配達



夜明けには まだ遠い 眠れない夜

夜 ...
激しい痙攣のあと、強制終了のように訪れる眠りの中で見る悪夢にも似た感覚を現実まで引き摺り出してしまう不得手な目覚めの数十秒、果たして俺はすでに死人なのか、と無意識に手首に触れている…微かに、致命的な嘘 ... 朝焼けを見ながら食べた卵焼き

この風に去年も触れた気がしてる

青色がのんびり過ごす晴れた空

夕焼けに町はほんのり大人びる

真夜中が夢のむこうで待っている
さようならの後ろで
顔を出している人がいる

気付いてほしそうにしているのが癪に障って
無視をして歩き出した

でも何だか涙が出てきて
振り返ってしまったのだ

だけれどあなたは振り ...
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは 
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した

いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香  ...
向かいの家の屋根瓦が
黄金色に照り輝き
高い高い秋晴れに
遊ぶ子供達の声も軽やかだ

一方私は布団のなか
鉛の憂鬱を抱えながら
それでもこの美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
屏風墨晶自由詩2*19/11/7 5:42
碧い鴉の赤い十字架アラガイs自由詩2*19/11/7 1:52
希望の海茶殻自由詩1*19/11/7 1:46
海を聴くもっぷ自由詩2*19/11/6 23:33
コンクリ塀の上のねこ(2007夏)自由詩0*19/11/6 23:31
いつでも ぼく 店に出ていますから自由詩1*19/11/6 23:27
アーティスティック自称詩人花形新次自由詩019/11/6 23:27
かわいいはるな自由詩519/11/6 22:53
残響ひだかたけし自由詩519/11/6 22:50
善悪輪廻イオン自由詩3*19/11/6 22:47
小さな秋帆場蔵人自由詩419/11/6 22:17
幸せ葉leaf自由詩419/11/6 15:32
晩秋の空にLucy自由詩9*19/11/6 11:45
ばがでが板谷みきょう自由詩019/11/6 10:45
はらぺこ卯月とわ子自由詩019/11/6 9:33
僕とバスキア展番田 自由詩019/11/6 8:44
丘白月自由詩319/11/6 8:42
冬のしゃぼん玉たち帆場蔵人自由詩219/11/6 7:15
無人島「梟石」アラガイs自由詩5*19/11/6 3:10
月の満ち欠けにまつわる物陰こたきひろし自由詩319/11/6 0:11
夢現〇境界ひだかたけし自由詩4*19/11/5 22:17
少女Aもっぷ自由詩1*19/11/5 22:11
Judah水知鴇都自由詩119/11/5 22:06
邂逅前夜もっぷ自由詩1*19/11/5 22:04
夜明け自由詩2*19/11/5 21:54
狼狽える詩人どもにホロウ・シカ...自由詩2*19/11/5 21:18
一つの一日水宮うみ川柳3*19/11/5 19:48
さようならきみのてを自由詩419/11/5 15:44
恋愛詩Giovan...自由詩10*19/11/5 14:30
この秋日にひだかたけし自由詩1019/11/5 12:48

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