煌めく石ころを右のポッケに
大切にしまいこんで
輝くお星さまの残像を左のポッケに
もっと大切にしまいこんで
両の手は空けたまま
どこまでも追いかけていく
それは未知 ...
――雀をね 嫌ったカナリヤがいました
何故ってね 君に値段は無いだろう
僕には 値段があるからね
僕には お金を払ってくれるし
僕には 暖かな部屋もあるし
――雀 ...
小突いても
何も出てこない
すっからかんな子供…
心の
膿も栄養も
きれいさっぱりなくなった
地獄のような劣等感の海から
誰にも会わない天国の浜辺に
ぷくぷくの満月に照らさ ...
秋の山中に巨大なプレーンオムレツあらわる。
黄金のイチョウの木々、楓はケチャップソースなり。
今朝は雨
冷たい雨
空には雨雲
予報では終日降るらしい
晴天あれば
雨天もあるさ
なんて言ってられない
午前八時から十七時まで
屋外作業の俺には
雨風雪の類いは直にこ ...
リボンを結べる
相手がいなくて
透き通るだけの
水は混ざらない
遠くに見えてる
夜景の真ん中は
光をくれたのに
返すものがなく
ホットミルクの
柔らかい湯気で
あなたを丸ご ...
きっと、これが最後のお引っ越し
何を残し、何を捨てるか?
たぶん、捨てるもののほうが多い
引っ越し先では、生きるのに
最低限のものがあれば良い
八千代、柏、流山、松戸(以上千葉県)
練 ...
結婚した翌年の4月3日に長女が産まれた。
妊娠がわかり、産まれる6ヶ月くらい前から
男の子でも女の子でも、「みなと」と命名す
ることに決めていた。
自分の子供ができるのがこんなにも嬉しい
...
鹿
という字に
お湯をかけるとあらわれる鹿に
みつめられながらカップヌードルをすすっている
いつまでこうしていられるだろう
これからの時代は
もっとたくさん間違ってしまうことも
ある ...
今日という日に友達のことを
一人で思い出しているのはなぜだろう
長ネギの入った買い物袋を抱えて
また 部屋にまで帰ってきた日の 夕暮れ時に
カーテンを開けて 夜空を見ている
何もして ...
隣り合う人間を
違う色にするには
4色あればいい
これが四色問題と呼ばれ
証明するのが難しいことで知られる
数学の問題だ
何故証明が難しいかというと
白人、黒人、黄人以外の色をし ...
幸福はまるで今か未来にしかないみたいじゃないか
今のぼくが不幸そうにみえたら
未来のぼくが不幸そうにみえたら
きみはぼくのことを憐れんでくれるだろう
夜の街道を
ショ ...
手紙を書こう
こんなにも夜が長いから
たまには手紙を書こう
伝えたいことは
どう言葉にすればいいのかわからないけれど
私の心を掬い取って
素直な気持ちのままに美しく着飾らせてあ ...
夜と朝の間に
あるものは
青いマニキュアを
剥がす時の色
雨みたいに
除光液を垂らし
ピンクの爪と
混ざり合うような
マーブル模様の
夜を離れると
体温が下がる
目覚 ...
「ぶぅ!」だとか、
「ミ!」だとか、
「P🖤」だとか。
そんな小さな音をLINEトークにあらわして
なにが言いたいのか、したいのか、
わかってくれる安心感
それは本当にしあわせな甘い日 ...
誰もいないな
誰も
忘れていないな
なんだか
知らない歌を
覚えそう
”わたしは甘い劇薬なので---
---もらわれ子なのです”
指揮者は怠惰
彼は
作るのをやめた
今日 ...
在職中最大のイベントは、クラウディオ・
アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦
楽団の招聘、発売だった。
世界最高峰のオーケストラの公演は、多く
のクラシックファンから注目を集めるた ...
こんな下らない世界にて、僕のお腹は下ります。
全人類が空へ上った後も、僕のお腹だけは下ります。
風よりも色づく秋となりにけり
少年のやわらかく
細い指先に宿るのは
老獪で強豪な指し手
不釣合いなやさしい眼で
駒を狩る
序盤は研究で速く指し
中盤は一時間余の長考に
沈むこともある長考派
質駒はもちろ ...
広場
初冬の匂いが満ちた森には、サワグルミが直立して生え
草たちの淫靡な吐息はすでに失せている
たとえばそこにリスが俊敏に動き回り、私たちをじっと眺めていたならば
森はかすかに立体 ...
頭上に残る星の足跡は
私がここで咲いてる証を
誰かが踏まないようにするための
クッションを並べた部屋みたいだね
ガラスの窓や扉はないけれど
空があるからみんなに手を振り
首を傾 ...
たとえば自分が書くものが
書いたそばから誰かに読まれている
ハッキングなどされて
と感じていたら
およそいいものなど書けないであろう
集中が、意識が乱れるのだ
ここはスタンドアロー ...
小さな七つの海の星
人間なんて とても
見えない
こころばかりが幾千万
溢れかえっているけれど
小さな七つの海の星
日常なんて 所詮は
刹那
願 ...
「今日はダメだった」ってね
釣りが大好きなおじさんがね
ある時一匹の小さなお魚を
まだ生きてる小さな命を
持って突然現われました
本当に小さなお魚でね
...
風よりも色づく秋のありにけり
トイレの中であれこれと
考え事などしている時でした
蜘蛛が目の前にスースルリと
下降してきたのでした
名前も解らない小さな おとなしそうな蜘蛛でした
息を ...
11月7日(木)
確かな、生きものの音を立ててギフが水を飲んでいる。来た、当日翌日と違い、ちょうど一週間になる今日までの数日は泣きたくなるほど動かなくなってしまっているギフ。
、動いて
動 ...
数年ぶりに姿を現した魚が街を襲い
道路には生臭い空気が漂っている
僕は右手にファブリーズを持ったまま
身動きできずに立っているんだ
もちろん今朝、家を出た瞬間から
自分のズレには気づいていた ...
耳鳴りにそれなりなれて静寂に
渋柿の熟して落ちた井戸の底
手首切る真似しただけさ弱虫が
苦を楽に悲を悦びに変えるなど
場違いも間違いの内句に詠んだ
蝶とまる夜のおんなの肌 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
同じ夢を見るの
もっぷ
自由詩
3*
19/11/11 16:14
カナリヤハレルヤ(翼を忘れたカナリヤ)
〃
自由詩
0*
19/11/11 16:07
すっからかん
若乱
自由詩
4
19/11/11 16:05
オムレツ
クーヘン
自由詩
4*
19/11/11 12:34
今朝は雨
こたきひろし
短歌
2+
19/11/11 6:55
結界
ミナト 螢
自由詩
1
19/11/11 6:47
ラストお引っ越し
日比津 開
自由詩
5
19/11/11 4:52
自分史(音楽事務所勤務時代11 ー 長女誕生)
〃
散文(批評...
0
19/11/11 2:12
インスタント・鹿
ねむのき
自由詩
10
19/11/11 1:49
SATAーIDE変換アダプター
番田
自由詩
4
19/11/11 1:20
四色問題
花形新次
自由詩
1
19/11/10 23:05
星座みたいな時間差を
函館ドラゴン
自由詩
0
19/11/10 22:43
手紙
霧の小灯
自由詩
4
19/11/10 21:18
夜と朝の間にあるもの
ミナト 螢
自由詩
2*
19/11/10 19:14
賞縁期限
佐和
自由詩
1
19/11/10 18:27
+9
竜門勇気
自由詩
0
19/11/10 16:55
自分史(音楽事務所勤務時代10 ー ベルリン・フィル)
日比津 開
散文(批評...
2
19/11/10 14:58
下ります
クーヘン
自由詩
4*
19/11/10 12:28
風よりも色づく秋となりにけり
もっぷ
俳句
0
19/11/10 10:43
四百年に一人の少年
st
自由詩
2
19/11/10 10:31
広場
山人
自由詩
1*
19/11/10 7:28
綿毛
ミナト 螢
自由詩
2
19/11/10 6:51
作家の悩み
りゅうさん
自由詩
1*
19/11/10 6:11
小さな七つの海の星
もっぷ
自由詩
1*
19/11/10 3:24
大きなオーブンの中の小さなお魚の運命
〃
自由詩
0*
19/11/10 3:19
風よりも色づく秋のありにけり
〃
俳句
0
19/11/10 3:12
見えない蜘蛛の糸
佐白光
自由詩
2*
19/11/10 2:15
ギフと。2019
もっぷ
散文(批評...
1
19/11/10 1:21
重たい選択にしないで
福ちゃん
自由詩
1
19/11/10 0:32
17文字に執着
こたきひろし
俳句
0
19/11/10 0:23
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
加筆訂正:
もう冬でいいでしょう 【都々逸】
/
ただのみきや
[19/11/10 20:17]
一文字修正
3.64sec.