部屋干しの 匂いを気にし 朝ごはん

子らのため 低空飛行 つばくらめ

ヒヨドリも 発狂しない 朝が来る

昼休み おにぎり二つ 僕一人

レジを待つ 母子の会話に 頬緩む

目 ...
誰かにとっての遊びの為に
男はただひたすらに
車を西へ走らせた
誰かにとっての狩猟の為に
女はただひたすらに
カバンに荷物を詰め込んだ

路地裏の病院にて

聞き覚えのあるクラシック ...
つまらない くだらない話で
てんとうむし降り立つ
君に言われたくはないね
何の変哲もない自宅の庭で
真っ赤な炎落とした
せめて最後に
あんなことや
こんな形で 理由をこじつけて
せなか ...
あの人は嫌い
あの人は好き
あの人はどっちでもない

そしてその他には
興味も関心もわかない
おおぜいの人
その他おおぜいの人

あの人は私に好意抱いてくれそうだ
顔を会わせる度に ...
いつの間にか
やわらかい風の速度が
しゅんびん、
という空耳を残して
細いぼくの体をすり抜け
ドップラー効果みたいに 
ずっと後ろの方で
デリケートな生き物に進化する
それはきっと海か ...
Tシャツが臭すぎてきみの風下から風下へと渡り歩く 飼い主だった智子が
湖面をすべるように現れ
ミントを抱き上げる

懐かしいぬくもり・・・
やっぱり
おねえちゃんだ

ありがとうミント
よくここまで

これで・・・私
ほん ...
歌いつかれたうぐいすが
フランネルを纏って眠ってる
誰も寝顔を知らない

若葉だけがざわめいて
言の葉を降らせた

フランネル草に舞う
清らかな音がする言葉

ひとりでも飛 ...
水飛沫がきらきらしてるじゃぶじゃぶ池の赤レンガの底の苔とかなんかわからんもののぬるっとした感触を思い出せるか足の裏田子ノ浦にうちいでてみればいいものをうちは出ません溶けちゃうからね富士の高嶺の冠雪みた ...   
( 無數の ) ピンホールの光 銀色

 賭け

 鳩は騎士道か 

 骨の樹々 行爲

 野に裁判

 二重處女 

 螺鈿 池は深い穴

 焦る猫 モナカ叶い ...
放課後あなたは先に帰るけど
あなたはゆっくりと自転車を押して歩く

私を待っていてくれる

内緒で付き合って
目があっても言葉はなく
この帰り道が
今はとても大切で

春か ...
この世界に蔓延する聖霊は

父なる神がつかわした

ものごとと

ものごととの間にある

縁みたいなものなのだそう


父が死に母が死に

死んでなお暗き壁

希望なんて ...
その冷気に驚いて、振り返ると
君はその夜も凍っていた

孤独は冷たく瞳のはしから
ひとすじツーって流れ落ちたね

うすい赤色の唇が、吐息を漏らすのは
しあわせという嘘を舐めつくした ...
寂れた町の
寂れた市街地には
寂れた商店が軒を並べていた

その一角
寂れた食堂には
すっかり歳をとってしまった看板娘と
厨房に立ってるその亭主が
うまくもないまずくもない
料理を売 ...
あれがああだとしても風車はああだ

ああしているあれ。
あんなあれはああしだす。

そうか…

私は風車にはああしない。


『香水』『涙』『休み』『美』『ドア』
『ひどく』『誓 ...
女の中には無尽蔵の怒りがある
そして無尽蔵の慈しみがある
幾代にわたって夜を継承しながら
女は毎夜眠りと同じ形で眠る
女を彩る数限りない世界
その世界の振幅を
女は怒りと慈しみでもって ...
晴ればかりではない
雨も時々は降る

雨は歌のように聞こえる
そう思いたいだけかも
独りきりの静かな心

しっとり気分で過ごす夜
何も足りないものはない

雨は歌のように聞こえる
...
夜がくるとおびえて
シャツのすそにかくれてしまう
ぼくのきみ
100年も逃げまどって
かえってきたかとおもえば
もう出たそうにしている

鍵はかけてないんだよ
と言うと
錠を買っ ...
池から溢れた光は森の四方へ

金色の空気が流れ
森に満ちていく

ミントは腕をすり抜けて
跳び下りた
そして
森に流れ込んだ光を見つめた

天国だよ
ここが天国だよ、トワ ...
遣唐使の手に握られ
海を越えて来た牽牛花の種

朝露を呑んで目を覚まし
陽の傾きを枕にして眠る

夏の調べを聞き漏らさず
唄うように風に揺れ
恋するように弦は昇る

井戸水 ...
 孤独になじむから、すこし壊れかけているような古い町が好きだ。
 その古い町の小さな裏通りに子どもの死体一つ入れられるほどの大きさの水槽があった。緑色の藻が内側のガラスに張り付いていてよく見えない。 ...
緑色の足音
朝の匂い
バジルを摘んで
魂が冷めないうちに
ソースにしましょうか
お気に入りの瓶
小さな外国船に
妖精の船長
世の中の
すべて
全部を
詩や歌で
語り切れると
けして思う ...
詩を何遍書こうとも
ただ一度の
セックスにはかなわない



彼女の陰唇が
俺の陰茎に絡みつき


脳味噌に
稲妻が走 ...
社会性をぶっ壊したあとに残るのが野生性なんですか
野生性をぶっ壊したあとに残るのが社会性なんですか
理性をぶっ壊したあとに残るのが本能ですか
本能をぶっ壊したあとに残るのが理性ですか
こい ...
{引用=カチューシャ/かわい/や/わかれ/の/つら/さ}

A
カチューシャ/はエカテリーナの愛称。
かわい/い女の子と出会った。彼女の名はエカテリーナ。カチューシャと呼んでくださいといった。 ...
砂の時計をひっくり返し、3分待ったらふたたび汗にまみれてきっと目覚めるだろう。階下で眠る私の家族を起こさぬようにそうっとタオルをとってふたたび夢にそなえる。祈りを言葉にかえてとなえる。

...
黄昏は雪の精が溶ける
爪を立てて
死んでゆく
そして水になり川になり
海になり
そして
星になる

そして
朝になる

太陽の微笑みを
遮る雲の波は
小さな白い花ビラ ...
その夜見た夢の中では
終始一睡もできなかった。

真っ青な大空の下で
気が遠くなっていた

真っ青な大空の下で
空中ブランコのイスにすわっていた

ブランコが大きく揺れるから
私の ...
なんだかめんどうくさいので休みを取った
用もないのに休みの休み
それで・・・


映画を見た「天気の子」
こないだ予告編を見たら絵がきれいだったから
前作はつまらなかったのに
それで見 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
梅雨が明けるTwoRiv...川柳1*19/7/28 11:24
路地裏の病院中原 那由多自由詩219/7/28 11:01
エイリアンふじりゅう自由詩119/7/28 1:46
刹那的にこたきひろし自由詩519/7/28 0:21
さざなみ鈴木歯車自由詩319/7/27 23:22
夏休み末下りょう短歌1*19/7/27 22:01
猫と財布 6話「最終回」丘白月自由詩119/7/27 21:26
フランネルの庭自由詩019/7/27 19:44
なんか最近、暑くない?/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩1*19/7/27 18:53
象の眼墨晶自由詩1*19/7/27 18:33
星のミルフィーユ丘白月自由詩119/7/27 18:16
死のドレスコード函館ドラゴン自由詩119/7/27 17:43
月の声秋葉竹自由詩719/7/27 11:09
寂れた町にはこたきひろし自由詩219/7/27 9:16
風車幽霊自由詩119/7/27 6:53
眠る女葉leaf自由詩119/7/27 5:41
雨は歌のよう夏川ゆう自由詩319/7/27 5:00
メルヘンはるな自由詩319/7/27 1:31
猫と財布 5話丘白月自由詩019/7/26 21:13
朝顔の妖精自由詩219/7/26 18:41
すいそう田中修子散文(批評...7*19/7/26 13:40
夏の朝丘白月自由詩119/7/26 7:38
どんなにもがいてもTAT短歌019/7/26 4:22
令和だもんな自由詩019/7/26 4:16
コミュニケーション・インポテンツ竜門勇気自由詩019/7/26 2:57
復活唱歌(一名、カチューシャの唄)ああああ自由詩019/7/26 2:15
砂時計自由詩119/7/25 23:41
作りたての笑い声秋葉竹自由詩519/7/25 22:32
その夜こたきひろし自由詩319/7/25 22:03
休みの休みはだいろ自由詩319/7/25 21:48

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