未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい
)あまたの感傷を一つの確信に変え
ふる ...
遅い初雪が降った朝
地面は乾き
空は薄雲に覆われて
空気は張り詰めている
刈り残された秋明菊の平たい葉が
上を向いて受け止めている
クリスマスローズの広い葉も
とける事を忘れた雪 ...
朝目覚めて何もせず
ベッドからソファへと身を移す
時計は6時を指している
街はまだ微睡の中
幹線道路から離れた住宅地のせいか
車の音も人の声も聴こえてはこない
漸く鳥たちが目を覚まし囀 ...
月から流れる光が
砂時計のように
ゆっくりと
時には早く
街に降りそそぐ
誰もいない
暗い部屋の窓にも
月の光が温もりを照らす
街灯のない道に
小さな花が咲いている
月 ...
宇宙へと想いを馳せる宇宙人
詩のような話をしてる待合室
無邪気さを隠せていない男の子
神原音楽事務所では、ピアノ、バイオリン
オーケストラなどの純クラシック以外にフラ
メンコ、バレエ、ナポリ民謡、フォークダン
スなどの舞踊公演を手掛けていた。
特にクリスティーナ・オヨス ...
新婚旅行は、ウィーンに1週間ほど行った。
ほとんど音楽鑑賞旅行といった内容で、ウィ
ーン国立歌劇場でヴェルディの「椿姫」、
プッチーニの「蝶々夫人」、それからチャイ
コフスキーのバレエ「くる ...
指の骨をポキッと鳴らし、さぁ僕は男になるぞ!
左の小指だけ鳴らなかったんで、やっぱりやめます!
海は大きな口を開けてるけど
吐き出せずにいる心を見せて
行ったり来たりする波のように
永遠の中をこだまするもの
近づいて見えすぎる現実や
遠去かり見えにくくなる未来を
真ん中で教える距 ...
内なる外が押し寄せる
外なる内が押し寄せる
誰もいない、繋がりはない
白い空間奥まる深夜
圧迫され窒息する
深みへ奈落へ落ちてゆく
)揺れ震える肉の魂
)ぬらりと赤い舌に呑み込 ...
簡単に吐ける言葉たちが
ありとあらゆるところに
飛び交っている
いとも簡単に実現されることなんて
知る由もなく、その言葉たちは
屋上にいる彼女の背中を押した
遺書も残さなかった
...
お陽さまの彼方に また
お陽さま
何処かの星のお陽さま
そのまた彼方に
お陽さま
照らしている 何処かの
水の星を
土の星を
岩の星を
ガスの ...
この星に現れた人間
現れて営んでいる今日も
乾いた唇に時々水をくれて
今日もやっと営んで やがて終わる
寒い日には被って
温い(ぬるい)日には剥いで(ぬいで) ...
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
)わけの分からない宣伝カーが
)ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりとうねる空気
傾きかけた太陽
...
きみたちとぼくが
笑顔でしかつながってないのは
もうわかってるだろ?
握手に置き換えられる何かを
交わし合ってる間だけ
社会が発生する
寝言で使い合うお互いの柔らかさ
すり減るた ...
ジュブナイルジュブナイル
どうにもこうにもわしにもあんたにも
いくらおとなになってもエラでちゃって
サンショウウオにもなれへん
ジュブナイルなロートル
ロートルロートルてじぶんで ...
夜 窓に至る暗がりに
幾つかの鉄柱が立っていて
ここからは月の檻です
と言う
長い長い髪の毛が四本
自分が髪の毛だと知らぬまま
夜に絡み
そよいでいた
...
パクる、パクる
ひたすらパクる
名の知れたもんでも
平気でパクる
どうせ誰も
まともに読んでない
いや、読んでたとしても
自称詩人というバカ相手だから
分かりっこない
半日経てば跡形 ...
掴んだものがぼやけてしまって
咲かないまま枯れた
もうすぐ夜がやってきて
僕らの時を奪っていく
枯れたそれを 握ったまま
世界より大きな夢をもっている
おやすみの後でめちゃめちゃネットする
来世でもしょうゆラーメン食べたいな
干上がりかけた沢の縁
山椒魚は怒るまい
ペンケのダムもパンケの家も
知らずに不幸と泣くだろか
ただ生きるのみの今世に
祖父の語つた魚に逢へずとも
謳歌せよと、
忘れられ、た、 ...
木立の合間から
空の青が覗いている
木立の緑は裏光り
鳥達の群れが過っていく
ああ全くそれなのに
この美しい光の午後、
俺は陰気な郵便脚夫のように
街から街へと急がねばならない
何 ...
少し長めのマフラーを
砂漠の上で
引きずり汚した
誰かの踵だったかも
知れない
何かの予兆なのかも
知れない
ぐるりと見渡す
景色の中に
あなたを置いて
行ってもい ...
プライベートでは、入社5年目の35歳のと
きに結婚した。お相手は、2歳年下の札幌市
の小学校の先生で、結婚相談会社の紹介で
知り合った。当時僕は東京都内に住んでいた
ので、遠距離交際になった ...
朝日がゆっくりと
木々の枝と葉を
一つ一つ
赤く染めて昇る
朝露を浴びて
赤く透き通る光が
野原の宝石箱から
もれて広がる
冬苺の妖精が
雪のような
白い羽根を広げて
...
書き損じた天気図の余白に
僕らは昨夜見た偽物の夢を書き続ける
筆圧があまりに強いものだから
明日見る予定の夢まで記してしまう
つけ放したラジオから聞こえる
ネジが酸化していく音
そ ...
幸福の定義はない
と言うのが一般論でしょうか
人生と言う個人個人の歴史
その
一人一人の幸福のレベルゲージに
相違が生じるからでしょう
生まれた家
育った環境に違いがあるのですか ...
天窓にひとり
夕日に火葬されてひとり
赤とんぼひとり
馬鹿な詩人なら
まるで自分のようだと
同情を誘うような
ありふれた言葉を書くだろう
ただただ
救えない
絶えゆく命を ...
出會い飽く草木
やあ、ターナーの{ルビ霧月=Brumaire}よ
星
光の馬鈴薯
ジャイナの戒め
肉揉まれ 窒素を厭う
校正の{ルビ時化者達= ...
今日も郵便受けによけいなチラシが差し込んであるのだが、あの赤いジャージ姿の少女なんだと思えば許してしまう。
かってに裏庭から入り込んできて、一度文句を言ってやろうと車の座席から飛び出そうとして止 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
贈り物
ひだかたけし
自由詩
5
19/11/8 22:47
いつから仲間になっていたんだろう
Lucy
自由詩
6*
19/11/8 21:13
静寂
HAL
自由詩
7*
19/11/8 21:01
永遠の花
丘白月
自由詩
3
19/11/8 20:36
名前を知らない
水宮うみ
川柳
1*
19/11/8 19:17
自分史(音楽事務所勤務時代 9 ー 舞踊公演)
日比津 開
散文(批評...
1
19/11/8 18:04
自分史(音楽事務所勤務時代 8 ー 新婚旅行)
〃
散文(批評...
2
19/11/8 16:28
ポキッ
クーヘン
自由詩
5*
19/11/8 15:07
漂流電波
ミナト 螢
自由詩
2
19/11/8 6:30
悪夢ふたたび(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3*
19/11/7 23:59
見えない凶器
都築あかり
自由詩
1
19/11/7 23:46
星の欠片の願い事
もっぷ
自由詩
0*
19/11/7 23:37
千のララバイ
〃
自由詩
0*
19/11/7 23:30
道草(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
19/11/7 23:00
野良犬たちが今夜、ぼくを迎えに来る
竜門勇気
自由詩
0
19/11/7 22:43
サンショウウオ
AB(なかほ...
自由詩
3
19/11/7 20:22
径と銀河
木立 悟
自由詩
4
19/11/7 20:17
どてだかきよし「自称詩人に怖いもの無し」
花形新次
自由詩
1
19/11/7 19:16
咲かないまま枯れた
きみのてを
自由詩
2
19/11/7 18:44
予定
水宮うみ
川柳
1*
19/11/7 18:18
挽歌
R
自由詩
4*
19/11/7 17:37
光の午後と郵便脚夫(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
19/11/7 16:57
panorama
ミナト 螢
自由詩
3
19/11/7 12:59
自分史(音楽事務所勤務時代 7 ー 結婚)
日比津 開
散文(批評...
1
19/11/7 10:12
冬苺の妖精
丘白月
自由詩
1
19/11/7 8:01
余白
たもつ
自由詩
12
19/11/7 7:21
幸福の定義は!
こたきひろし
自由詩
2
19/11/7 7:09
オレンジミュージアム
丘白月
自由詩
3
19/11/7 7:08
屏風
墨晶
自由詩
2*
19/11/7 5:42
碧い鴉の赤い十字架
アラガイs
自由詩
2*
19/11/7 1:52
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001
1002
1003
1004
1005
1006
1007
1008
1009
1010
1011
1012
1013
1014
1015
1016
1017
1018
1019
1020
1021
1022
1023
3.67sec.