椅子に坐っている。
その椅子は一脚の椅子で、
遠く空を眺められる。

それでもその椅子には二本しか足がなく、
片側にふれれば、わたしが揺れる、
片側にふれれば、世界が揺れる。

あの空 ...
センスで、感覚する。
 あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。

 タツノオトシゴの、
  落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」

海の、
 開き。
  十分 ...
これからは、ビールだけを頼りに毎日を生きていこう。
ビールになら、一缶までなら甘えられるし、
ストーカーにもならない。飲む人を選ばない、愚かであっても許される。
私の恋人はビールで決まり。
妻の手が怪獣になっている。
怪獣になって伸びてくる。
伸びてきて ぼくをかじる。

妻は向こうでぐうぐう眠っている。
昨日のことも明日のことも忘れて
一生懸命眠っている。

ぼくは怪獣 ...
告白して玉砕する覚悟は出来ていたが
結果、グレーゾーンに突入した。
そして自らの過ちにより日に日に黒へと翳りゆく今日この頃。
嵐が来るのだろうか。
それならいっそうのこと、この船稲妻で叩き割っ ...
白雲が去っていき
青い青い空が広がった

異国は遠いけれど
宇宙は此処だ

僕はそう思った
続いて中継です

はーい、今日の中継は
写真家山本さかもとさんの
フェイクフードと言う写真展にお邪魔しています
入口にあるのは、これです、ジャーン
「おにぎり畑」です

えー、なんです ...
こぎだしたときから
むこう
あさの おとだけしかしない
ひかりは とどまっているのに


ゆうぐれ
ごすい
したたりおちる
みずの、おと
なくしたものは みな
いとお ...
翅を欠く揚羽と並び歩く道白磁と見紛う骨の白さ


すずやかな朝にまどろむ娘たち夏の火照りを蓄えたまま


安全も安心も不安あっての約束手形不渡りもある

今朝はまだ世間の目には止まらな ...
キスのスタンプ。
君のお腹に試し押し。
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ...
言葉がはじかれ、どんどん軌道をそれていき、やがて意味を失っていく。絶妙なバランスで高く積み上げられた石積みが崩れ落ち、その音響はいつまでも反響をやめなかった。過誤は自然には存在せず、社会が定義する ... 振り返ると夕焼けだった。
鼓膜を揺らす色。
青が茜に、茜が藍に移ろっていく。

未来できっと私は、いまと違う音でピアノを弾く。違う耳で曲を聴く。
その風景は、いまもピアノの内で眠っている。
...
夕日の色だねって言われた
でも本当は告白の色
頬の色なの
唇の色かもしれない
耳朶が赤くなっている
あなたの言葉を聞き漏らさず
恥ずかしいけれど
目を見つめてた
真っ赤な空気に ...
あなたを待って春に咲き
もう秋になってしまった
どこから来てもすぐに
見つけるられるように
十方世界を見渡している
もっと高くもっと
太陽の塔になろうとした
けれど暖かかな一期一 ...
落ち葉で明るくなった赤い道
カラスがクルミを咥えていく
どうぞと笑顔の妖精は
余った実を抱いて家に運ぶ

流星を彫って作った鍋に
ハチミツとクルミが入る
特別に月の白身が用意され ...
夏戻るやけつく日差し加減なし

いい女化粧さえ溶けている

紳士的?女見る目の偽善だよ

口説きたい気持ちはいつも凹んでる

ドスケベを悟られまいと必死だぜ

季語抜けてエロ抜けて ...
 
イクシ カクシ

タイカトゥントゥリ

コルメ ネリヤ

タイカトゥントゥリ


パレンケ パラチンケ

パレンケ パラチンケ

パレンケ イスト ダー

パラチン ...
誰にだって
少年か少女の時代はあった
筈さ

すっかり忘れてしまった
かもしれないけれど

もしかして
卒業アルバムの集合写真の中に
埃をかぶって埋もれてしまったかな

少年も少 ...
毎日が続く
色んな出来事が起きても
笑顔で過ごそう

みんなそれぞれにある笑顔
良い流れを引き寄せる笑顔

気がついた時
もう夕暮れになっていて
早いと感じている

笑顔で過ごせ ...
踏み切りの前の遮断機
踏み切りの先の遮断機

踏み切りは嫌い
だけど
渡らないと
その向こうの場所に行けない
どうしても会わなければ
ならない女がいた

ところで
踏み切りって誰 ...
野良猫のおもちゃになった死んだ蝉

プライドと右クリックが死んだ夜

謳歌する自殺の道をゆるやかに

生も死も遠ざけていくAとI

今日の夜アゲハになって死ぬ蛹

死んでから蘇りだ ...
水平線が見える
あれはだいたい5キロ先だ

(水平線の先に行けばストンと落っこちるぞ)

誰かがくだらない嘘をつく

海は広くて
地球は丸い
誰だって知ってる

水平線の先もきっ ...
空。今日がどんな空を
していたのかなんて、
雲の上なんて見えやしないから
僕は知らない。

だから、君も知らないはずだ。

いつの日からか、
大気汚染だとか酸性雨だとか
そういった言 ...
あっきーの冷たいマクランも、あっちゅのしまちゃんはなちゃんもえすけ、抱き枕サイズのファミちゃん、みんないなくちゃダメだから。

あっちゅは中3になって、東京にだってひとりで電車に乗って行けるように ...
自称詩人だけを
荷台に乗せたトラックが
踏み切りで立ち往生しているところに
京浜急行快速特急が
みんなの期待を一身に背負って
時速120㎞で突っ込んだ

これでドナドナ自称詩人は
奴隷 ...
金曜日の夜の街はざわついている。
お洒落した、色情を掻き立てるような身なりの女が居たりして、誰かを待っている。
私は待つべき人など誰もいない。
約束なんてない。
ただここに座って帰りたくないだ ...
{引用=
いかで我この世のほかの思ひいでに風をいとはで花をながめむ
──西行


風を嫌う……

出会いは雨のようなもので、
無常な気持ちのうえに、
さらにはそれを遮る傘の上に、
...
 それは前に進む落下。わたしは音のない世界に迷いこみ、無音の音を聞く。それは花。それは実。それは果実。それは乳房。──それは女。それは男。林檎は世界を映しあったまま、白い広がりへと吸い込まれていく。─ ...  暗闇の中であなたは生きているのでしょうか。私には測りようもない心のあり様を、薄明の海のように思っている。もしも暁闇の中で生きているのだとしたら、その目はかすかに事物を凝視しているに違いない。わたしの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
空が空の歌を歌っているのだろう……la_fem...自由詩2*19/9/7 18:11
彼女は、砂浜で。自由詩7*19/9/7 18:09
恋人杏っ子自由詩119/9/7 16:54
怪獣の手オイタル自由詩319/9/7 16:28
黒雲杏っ子自由詩019/9/7 16:24
思念ひだかたけし自由詩319/9/7 16:05
おにぎり畑イオン自由詩1*19/9/7 15:27
きせきすいせい自由詩119/9/7 15:14
まねごと――やすらかに老いる町ただのみきや短歌3*19/9/7 14:34
スタンプクーヘン自由詩6*19/9/7 12:28
シュペルヴィエルに捧ぐ梅昆布茶自由詩1319/9/7 9:24
過誤葉leaf自由詩019/9/7 9:02
ピアノ水宮うみ自由詩3*19/9/7 7:44
マルバルコウの妖精丘白月自由詩019/9/7 7:26
ねじり草の妖精自由詩119/9/7 7:26
クルミの妖精自由詩119/9/7 7:25
残暑かなこたきひろし俳句119/9/7 6:37
祈祷墨晶自由詩019/9/7 6:30
手首にかすり傷をこたきひろし自由詩219/9/7 6:09
笑顔で過ごそう夏川ゆう自由詩219/9/7 5:09
踏み切りってこたきひろし自由詩119/9/7 1:10
生死TwoRiv...川柳1*19/9/6 23:37
自由詩1*19/9/6 23:20
真っ白い天井都築あかり自由詩219/9/6 23:03
ダメだから鵜飼千代子自由詩5*19/9/6 20:48
唸る京浜急行、泣き叫べ自称詩人花形新次自由詩219/9/6 19:12
金曜日杏っ子自由詩219/9/6 18:58
無題la_fem...自由詩2*19/9/6 15:21
サイレンス自由詩2*19/9/6 15:12
星と星自由詩0*19/9/6 15:11

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