浮遊している座布団の上に立っている
長い長い
己が棹を鯉のぼりに見せかけようとしている
水門の釣り人たち
正面に回り込めば
身が引き締まるような旧い見事な水茎
細い道が出来上がって
シシ ...
吾の蕾綻ぶ前に枯るる定め慕情よ芽吹くなどうせ散るのだ
壁にもたれて 乾き切らない洗濯物をたためず
生中継が始まる
26度の暖房 寝室の加湿器
今 私がいるところに 蛍光灯一つ
ロマンの代わりに湯気が昇って
いない… 白湯の飲み頃か
壁 ...
薄く、もやのかかる、まだ暗い午前5時。
隣に眠る彼を起こさぬよう、そっと身体を起こして
冷たい空気に、震える
毛布の上に広げた袢纏を引き寄せて
熱い身体から熱が逃げないように
忙しなく羽織り ...
万人が万人の動画を撮る
より刺激的な
より衝撃的な
より官能的な
それは投稿され
万人が万人の評価を下す
イイネ
イイネ
ポイントxxx
万人が万人を自然に連 ...
音符に合わせて
歩いてみると
雲の上に
足跡が残るから
いつもより早く
目的地に着く
南風の暖かい
空気はシャツの
第2ボタンを
開けたくなる
雪解けの
アスファルト ...
ただあるがまま
ありのままに
この不安定を
巧みに乗りこなし
絶対未知の際へと至る
(薄明の稲妻と雷鳴は
常に不断にこのあばら家を襲い)
日一日を乗り越え乗り越え
見も知らぬ神 ...
現場からの帰り
首都高手前の渋滞で
アイフォンいじっていた同僚が
福井にいた頃、錦糸町って聞くと怖かった
そう言ってまたアイフォンをいじり始めた
ああ、オイラは単独犯 ...
時という名の圧搾機にかけられて死んでゆく我生ひ出づる花
まことに世界は美しいもので溢れているよ
ほんとよ 午後の光が葉をすり抜けて僕はそこにいたよ
赤子が手を振っていたよ 工場の中でガラスが弾けて
それを踏んで怪我をしたよ 血が流れた
...
証明を果たすことではなく
証明を果たされるのでもなく
証明を果たしていくのでもなく
ただ あるという
それだけでいいの
ありたいようにあれ
証明を求めるでもなく
証明を求められる ...
ずっとずっとかかわっていたい
気持ち
痛い
腐れ縁とかいったっけ
ふたりがふたり
好き同士でも
ふたりの
ためにならない
好きもあるものね
そんな恋って
しっく ...
はらりおち/るる。
きぬずれの/おん/を。
ひそめて/おります。
ふぁさり/おりにけるわ。
なりにける/われずに。
ありにける/ありにける。
だきしめたるわ/おん/を
ひそめて/おり ...
夢の中となりに座ったあなたと話すことが出来なかった
夢でもいいから会いたいと願ったあなたがすぐ横にいて
あなたはもはやあなたではなくわたしの心の影法師なのに
あなたを知りあなたの心を慮ることで虚 ...
「パートナー?そうよ、彼のことよ」。
戯けてひらいた手のひら。細い指先が小リスのように動きまわっている。
「ねえ、そこの黒板をもう少しだけ左にずらしてみて、、、」
汗をかきながら揺れる大 ...
「雪ふってる」
きみがぼくの後ろ肩に額をあてた。
この部屋にふたりは久しぶりだった。
あのころたがいにたがいの仕事を理解できていなかった。
だからぼくはますます仕事に没頭し ...
リョコウバトはハト目ハト科の渡り鳥である。鳥類史上最も多く生息していたとされ、一時の個体数は、五〇億羽に上ったといわれる。
巨大な群れをつくるのが特徴で、二二億三〇〇〇万羽以上が推計された記録も ...
ごはんをたべて しあわせになる
かずをかぞえる おふろのなかで
ないてわらって おこってねむる
あさがはじまる ふくをきがえる
ミハイルには翼が四つある
バーン=ジョーンズの絵画のように美しい優雅な翼だ
けれど目には見えない その背中には何もない
ミチルは三つ ミーチャは二つある
わたしの翼はひとつだけ
片翼 ...
ネットは広大だ
人は己の秘密さえ無防備に落としていく
すると監視されていると思うようになる人も出て
自分で書いたんだよってことも多いのだが
しかし驚くべき監視社会を出現させた
これは人の ...
山の稜線が静かに燃えている
白々と、諸人の魂や神々が
頂きへと登りゆく夕まぐれ
誰もがすれ違いながら
互いに頷きあう、それも無意識に
生命が燃えている、あの山の頂きへ
向かうときではな ...
五四年前の東京で
出稼ぎに出ていた大叔父が
なけなしの給料でお前をかったのだ
それから朝も昼も夜も
休むことなく
一日 八万六千四百回
時を刻む勤勉なお前は大叔父の誇りだった
東 ...
子を挟み 眠る川の字 大河なり
穴の開いたパンツ
風通しがよくて
見晴らしもいい
気象衛星からも良く見える
パテントが
もれなくついている
穴はあけ放題だが
ドーナツはもらえない
そういえば
昨日会社を休ん ...
労って
届かない
遠慮して
分からない
そんな夜だから
僕は
もう
本屋で詩集を開かない
頁を開いたとたん
良い作品は
否応なしに
脳裏に直撃するから
理由のない涙が溢れ
店員が心配して近寄ってくるでしょ
恥ずかしいでしょ
***
...
...
俺の魂を
根から洗うような
じゃぶじゃぶと
首根っこをつかまえて
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
街1
好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
水門の休日
Javeli...
自由詩
4
19/2/12 0:23
恋蕾
紫
短歌
3
19/2/11 23:54
生中継
朝焼彩茜色
自由詩
3
19/2/11 22:37
新妻の朝
愛心
自由詩
3
19/2/11 22:28
21世紀のリヴァイアサン
ナンモナイデ...
自由詩
2*
19/2/11 21:11
生命
ミナト 螢
自由詩
2
19/2/11 20:31
来たる日に
ひだかたけし
自由詩
6*
19/2/11 20:02
共犯者
よーかん
自由詩
0
19/2/11 18:53
時
まきしむ
短歌
0
19/2/11 15:09
お互いがんばろうね
〃
自由詩
1
19/2/11 15:08
すべてのすすめ
環希 帆乃未
自由詩
4+*
19/2/11 14:38
狂った花の恋
立見春香
自由詩
7
19/2/11 14:22
おん
環希 帆乃未
自由詩
4*
19/2/11 13:21
あなたの夢をはじめて見た
ただのみきや
自由詩
16*
19/2/11 13:18
やさしげな審判
ツノル
自由詩
1*
19/2/11 10:54
雪中歌
ペペロ
自由詩
5
19/2/11 9:47
最後の一羽
やまうちあつ...
自由詩
1
19/2/11 9:38
なな
水宮うみ
川柳
2*
19/2/11 9:33
わたしたちのもうひとつの翼
石瀬琳々
自由詩
4*
19/2/11 5:43
サイバーパンク
りゅうさん
自由詩
0
19/2/11 5:17
稜線
帆場蔵人
自由詩
3
19/2/11 2:15
腕時計への讃歌
〃
自由詩
2*
19/2/11 0:15
河川
たいら
川柳
0
19/2/10 23:49
パンツ
パン☆どら
自由詩
0
19/2/10 23:29
わかりあえない夜だから
砂漠枯
自由詩
1
19/2/10 23:27
感受性を詩人に捧げる
足立らどみ
自由詩
5*
19/2/10 23:17
犬
TAT
短歌
1
19/2/10 20:51
もしもたった一遍でも
〃
自由詩
2
19/2/10 20:44
〈根源悪〉の原体験(反復改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
19/2/10 19:22
かなしみにも陽があたる
タオル
自由詩
3
19/2/10 18:22
959
960
961
962
963
964
965
966
967
968
969
970
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974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
加筆訂正:
あなたの夢をはじめて見た
/
ただのみきや
[19/2/11 13:28]
三文字修正。
4.04sec.