くちのなかの鉄の味
消えない、初めての蛇の恐怖
たのしいことの
思い出を捜して
さらに捜して、振り乱す、
尻尾の先は枝分かれし
冬は、ゆっくりと、赤い舌を凍らす
青銅の庭 ...
毎夜午前零時に明日は今日になり
今日は昨日になる
何でなんだ
何で
午後の零時ではないんだろう
そこら辺のところ
学者にでも聞けば明確な答えが得られるんだろうな
明日は明日さ
...
飴が溶けたら宇宙へ還ろう
手の中で握って離さない
歌のように忘れなかった
人のように潰れなかった
だから今日は晴れてもいいよ
いつもより耳が良く聞こえて
終わったはずの物語をまた
手の中 ...
夜空に恋をして
何光年も前に放たれた
消滅した星の光に恋をして
占い師の心に浮かぶ物語
あなたはシンデレラの星を持つ
王子様は流れ星に乗り現れる
...
僕は彼女が好きだ
なんにだってひたむきに
やってる姿を見てたよ
ひたむきさが役に立たないときも
笑うとすごく可愛くて
何かを我慢してつらそうな時
僕はこんな事が起きるなら
世界に価値 ...
母親の 背中に逃げる 初対面
悲しみが 言葉に出来ず 蕁麻疹
どうしたの わからないから 泣いている
ミサンガに たくす願いは 週替わり
肩車 世界で一番 高いとこ
からからに枯れた紅葉が一枚、地面の少し上から降ってきて、ユニクロの入口に着陸した。木から落ちたのではないらしく、どちらかというと手品のように地面の少し上にパッと現れたらしかった。紅葉はからっからに枯れ ...
これらの日々が過ぎていく
畏れと驚きと怠惰を呑み込み
*
幸福は捨てた、世間体は捨てた、
ただただ至福を待ち望み
神々の生誕、闇の抱擁
爆発宇宙の渦を巻き
*
...
私は静かに神を待つ
私の救いは神から来る
日暮れが終わり 夜が来る
未だ来ぬ人々は 隠すために 夜に泣く
哀色大地に 抱かれながら
「明けぬ夜は無い」と 永遠を感じながら
それでも ...
この世界で君が笑った
教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた
はるか
はるかの時の後で
ただ
言 ...
あなたの背中にくちづけて、温もり
こんなにも、こんなにも、近く
吐息、耳元に感じて
どうしようも、ないのです、と
唇は嘘をつけなくて
いっそう強く、求めてしまっているのです
想いはとめ ...
令和2年の人たちの声が聞き取れない。
平成32年の僕の耳では、どうしようもない。
現の日常の表層が
呆気なく転覆される
その瞬間、
異界の地に
熱風吹き荒れ
在るものすべて
銀の粒子となり
交わり躍り離反する
)広がる広がる光の海!
)降って来る降って来る死者 ...
テトリスのブロックが増え続ける
それを恋と呼びたいのに
ゲームをしたら負けてしまう
消すことのできない思いを
光らせるほど恥ずかしくなっても
イルミネーションの間に置くよ
眩しさの中にいる ...
餓鬼の頃
駄菓子屋で引いた籤は
紐が何本もあって
その内の一本の先に当たりと外れが出た
当たりが何で外れが何だったかは忘れてしまった
俗説なのか何なのか知らないが
男と女は運命の赤い糸 ...
面白いテレビ番組は終わり
テレビを消せば静寂
真夜中の室内に
真夜中の唄が響く
静寂だけど確かに聞こえる
頭の中が静かになる
今を純粋に感じられる
真夜中の唄は
静寂だから ...
陽の光が差し込む黄金の部屋
少しだけ目を閉じて
瞼の裏でその光を感じる
目を開けたら
そこに貴方が立っていて欲しい
微笑んでこちらを見つめる瞳だけで
わたしの身体は温まるの
目を ...
暗闇ににじむ モニターの光が
風の死んだ 霊廟のような部屋を照らしている
もう長い時間、きしむ椅子に座って ここで過ごしている
深い傷を癒すために
外部から与えられた傷と
自 ...
アリバイは、崩れない、
紙飛行機は、落ちていた。
雪だるまが、崩れていた、
見渡す限り、雪景色。
お正月の、少し寂しい
公園に行って、冬空をみた。
あとで、 ...
戸口にて
人の声、聴く
この夜半
神は生誕し
闇を包み
私はそっと
鍵外す
遠く忘れた抱擁に
我が身を委ねる
そのために
パチンコで負けた金がいま手元にあれば
ipadを買うが
パチンコで負けた金がいま本当に手元にあれば
またパチンコ屋へ行くだろう
ガッデム
ある日、ふと
僕がどこかに行ってしまった
家の中を探しても
戸外を探しても
どこにも見つからない
自分の中を覗き込んでも
ただ海のようなものが広がっている
どこか遠くの方から ...
愛と平等という
矛盾に気づいた深夜に
冷蔵庫は唸り出す
絶えることのない
沈黙にも似た説教に
何一つ解決策は見出せず
労働者は眠る
冷蔵庫の不眠不休
労働者の不平不満
実 ...
光、
光溢れて
空の青、
降って来る
この吉日に
遠い目をして
手をふる君、
いつのまにか
いなくなり
光の青だけ
揺れている
口内炎を舐めながら新年を迎えた。
舌先に、除夜の鐘の青銅の味がした。
四角い秩序が本屋に並ぶ
物語の重さを乗せて
夜空の表紙を見ると
星に隠れてしまいたくなる
この世界で光を放てるほど
誰かの指に触れたわけじゃない
本だけを愛して来たから
青い ...
めぐみのパンはわれらを満たし
我等は一つに結ばれる
主が整えた食卓に行こう
救いの杯と いのちのパンでなく
にわとりが鳴く前に 産んだたまご
はちみつで煮込んだ果物
パン種は不揃い ...
言葉にならない
言葉はいらない
とか
言葉で語るなよ
言葉に寄りかかって
言葉に頼ってるじゃないか
言葉で
上手く表現できないからだろ
それって言葉が足らないか
探し出せない ...
あおぞら ミサイル きれいな封筒
ひみつの話 くしゃくしゃの髪
そろえたつま先 うちあけられる
言葉のぜんぶがいたかった
鳥がないてた
高くて長くて 切れそうに
でも切れないで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青銅の庭を這うもの
秋葉竹
自由詩
4
20/1/5 9:10
明日は明日さ
こたきひろし
自由詩
3
20/1/5 8:22
飴玉の詩
ミナト 螢
自由詩
0
20/1/5 7:31
恋する占い師
佐白光
自由詩
2*
20/1/5 1:53
僕は恋することすらできる
竜門勇気
自由詩
0
20/1/4 22:00
乳児期の記憶
TwoRiv...
川柳
2*
20/1/4 20:26
一人でも楽しい
mmnkt
自由詩
2*
20/1/4 20:10
日々
ひだかたけし
自由詩
3+*
20/1/4 19:40
エゴ・エリスⅠ 私は静かに神を待つ 私の救いは神から来る
PAULA0...
自由詩
0
20/1/4 18:51
空
水宮うみ
自由詩
0+
20/1/4 17:43
ミシガン・レリックス 1
AB(なかほ...
自由詩
2*
20/1/4 16:51
蝶々の羽
いのせんと
自由詩
2*
20/1/4 13:47
平成32年
クーヘン
自由詩
2*
20/1/4 13:04
異界の地に(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
20/1/4 12:40
モンスター
ミナト 螢
自由詩
0
20/1/4 7:55
当たりと外れが有るから籤なのさ
こたきひろし
自由詩
5
20/1/4 7:05
真夜中の唄
夏川ゆう
自由詩
3
20/1/4 5:07
5分前の光
卯月とわ子
自由詩
1
20/1/4 4:59
青い炎
いねむり猫
自由詩
2
20/1/4 1:34
お正月
秋葉竹
自由詩
9*
20/1/3 22:53
委譲
ひだかたけし
自由詩
2*
20/1/3 20:46
手元にあれば
mmnkt
自由詩
3*
20/1/3 19:25
息継ぎ
たもつ
自由詩
2
20/1/3 18:05
冷蔵庫
TwoRiv...
自由詩
6*
20/1/3 16:02
光の青
ひだかたけし
自由詩
2
20/1/3 13:23
口内炎
クーヘン
自由詩
2*
20/1/3 12:37
表紙
ミナト 螢
自由詩
1
20/1/3 11:17
エゴ・エリスⅠ めぐみのパンはわれらを満たし 我等は一つに結 ...
PAULA0...
自由詩
0
20/1/3 8:26
言葉によりかかって
こたきひろし
自由詩
0
20/1/3 7:05
あおぞら
はるな
自由詩
3
20/1/3 0:06
950
951
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953
954
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964
965
966
967
968
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970
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974
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977
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979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
3.45sec.