どんなに練習しても
練習の成果は得られなかった
鉄棒の逆上がり
何度も挑戦したけれど
出来なかった

だけど
そんな子供はクラスに何人かいた
何人かの一人に私も含まれていた

夕日 ...
で、あずかったトモダチのカレシのイヌがしっぽを揺らすたびに部屋の椅子が倒れて コップが割れて床が濡れて
じょじょに狭いベッドに追い込まれてる

開け放した窓の外は暗いすごく

読み書きを ...
みんなに負けないように
風に向かって自転車を漕いでいる

何かに負けないように
風が吹いていなくても一生懸命漕いでいたから

風が吹かない日には
風の風上に立ったのかと思う

風を感 ...
僕の前で、夜が眠っている

永遠にどこまでも続きそうな橋の真ん中に

巨体をぐっすりと横たえたまま

乗客が僕だけの列車は先に進むことができず

夜の鼾のような発車のベルが響くなかに停 ...
わたしの嘘はわたしがよく知っている
でもわたしの本当なんて
わたしにもわからない

もっと自分をさらけ出せとか
魂の叫びを!などと言われても
わたしにはよくわからない

独りよがりにな ...
ほんとうは
言葉にしたくないんです
大切なものなのです

それは確かにありました

わたしの胸にありました

おいてきた思い出
わすれかけた純なこころ
ひみつのわすれもの

と ...
これは何度目の雨でしょう
濡れた紫陽花を摘みたくなりませんか
忘れたいことが多すぎて
なにから忘れたらいいですか
なにもかもを忘れたら
あなた居なくなってくれますか
忘れたいことが多す ...
「すみません、これは、電車という手首、流れる腹で、通常も足、夜に目なのに頬を待ちました、ですか?」
「はい、これは、電車という手首、流れる腹で、通常も足、夜に目なのに頬を待ちました、です」
「あり ...
石と薔薇、石に薔薇

逃れ去る永遠は
石に薔薇を刻み込み
無数の棘で肉を刺す

失われた日々よ、〃無限の〃想い出よ
この光の午後、
日なたに細やかな模様を編んで
揺れる影はもう無数、
私は眩暈するよなこの現に
微睡み呆けて夢をみる
呆けて赦される夢をみる

〈ああ 娘よ、おまえは何処で何をしている?〉 ...
風がやって来て佇んで声がした
分身であり風である

空気と風のマーブル色彩に増す透明度
エネルギーを分けにやって来て
あなたのやり方で表現する
風が眩しくて初夏の語尾がキラキラと揺れる
...
  
  
  死ぬほど人を愛する事が 
  出来たとしたら
  
  二人は燃え尽きて
  この世から
  消えてしまうのだろうか?
  
  
  もしも、愛が
  無償のも ...
暑さくん

そうあわてて走るなよ


まだ梅雨が

はじまってもいないのに



せっかく咲きはじめた

紫陽花たちが

かわいそうだよ


いまバテたら


...

歯を洗い 顔も洗い
だけど
洗面台の鏡は覗かない

自分の顔や頭髪
見たくない

清潔でも綺麗でもない
日々美しく老いていない
それどころか
老醜が鼻をついてくる

でも ...
情けない今日の終わり
部屋の中にいる奴らは
ただも一人楽しそうな顔なんてしてなかった
まずい酒が大好物
そんなつもりでいるんだ

何もかも
ろくでもねえくそったれだったよな
二日酔いの ...
金持ちなんかには成りたくない

けど本当は少しは成ってみたい

ただ簡単に成れるものでもない

まあ、そこまで実際望んでない



いつか 偉そうに
いい家に住んで いい車乗 ...
「指で輪っかを作って星を囲って祈れば
 お金持ちになれるんだって。この前、
 TVに出てた占い師の人が言ってたよ。

 その中でも星の光が強いやつのほうが
 より効果があるらしいよ。」
...
人は死ぬ為に生まれたのさ
死ぬのが分かっているのに
何故産まれたのかって?
それは死ぬ準備が出来たからさ
丘の上に来た
白と赤が生える建物と
鮮やかな緑の芝
ここはどこ

丘の上さ
見下ろせばくすんだ茶色の建物と
さわやかな汗と風
さらに上を目指そう

山頂はあそこさ
雲を突き刺すよ ...
うたのように
長い夏が来た
暑い国際通りで
私は泥のように
ラーメンの汁を啜る

うたのように
軽やかな夏が来た
蘇鉄の葉が
鼓動する
果ても知らない夜だ

ジェーン・バーキン ...
雨と紫陽花と書きかけ
わたしはドクダミの花をチョイスした
白い十字のドクダミの花が雨に濡れ
美しく光っていたと書いてみた
それだけで、ほっとした
梅に桜にツツジ、ハナミズキ、五月の薔薇
そ ...
三十代前半は恋愛対象外と言い放ったきみの向かいにいたのは三十代後半の女でした。つまり眼中にないってことです彼女は、透明人間になれるでしょ/う立派に

スリッパに片足突っ込んで突っかかって盛大に転ん ...
サメザメと降り続ける冷たい雨は
なんのためであろうか

この汚れた{ルビ惑星=ホシ}を浄化でもしているのか
ありとあらゆるゴミを洗い流してくれているのか

そんなことをしようとも
この心 ...
非常に申し上げ難いのですが
今の時期ですと
雨天の日は増えておりますが
日にちの確定が
困難となってしまうのです

ですので

申し上げさせて頂いた通り
その希望は承りますが
確約 ...
今日は雨
いつのまにか
緑を濡らし
緑に濡れ
あじさいの花、
鮮やかに咲き誇る

私はぼんやりと
病院のホールに居る
立ち働く看護士や介護士達、
立ち歩く患者達、
窓ガラスに映り ...
雨が強さを増したので
ラジオの音が消されてしまった

ボリュームをあげて聴き続けるか
それともいっそスイッチを切るか

しばらく悩んでラジオを消した
雨はいよいよ 激しさを増す
...
白色光は全ての色をもって君を訪ねる

君が嫌った色が君の色

それを個性と呼べば様々で

みんなそれぞれ素敵に思う

一方で

白はほとんど受け入れてくれず

黒はだいたい ...
浮き沈む鳩の斑な声に文を書く手も唖になり
犬連れの人々が屯う辺りへ角張った眼差しを投石する
紙袋を被る息苦しさ己が手足を喰らう祈り
内へ内へと崩落しながら書くほどに死んで往く


薄緑のカ ...
事態がこうなった以上
ゆっくりいくしかない
焦らずいくしかない
精神科の待ち合い室でそう思った

急ぐも人生
焦るも人生
しかし私の人生は
ここから出発するしかない
ゆっくりいくしか ...
夜空を見上げると、ゆがんだ月が送電線に引っ掛かっていた。
街灯に群がる蛾の鱗粉が飛び散り、幻想的に宙を彩色していた。
星空は女が化粧をする様に嘘のように広がり、眩暈を感じふと立ち止まった。
足元 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
否定するこたきひろし自由詩519/6/18 0:47
トモダチのカレシのイヌDFW 自由詩4*19/6/18 0:45
止まっているように見える小太郎自由詩419/6/17 23:49
果てしなきCrawlハァモニィベ...自由詩3*19/6/17 21:35
わたしの嘘はわたしがよく知っているLucy自由詩9+*19/6/17 21:32
海になってもいいですかあおいみつる自由詩11*19/6/17 21:19
紫陽花SIZUKO自由詩419/6/17 20:59
いいえ水宮うみ自由詩4*19/6/17 18:28
想い出ひだかたけし自由詩5*19/6/17 17:06
自由詩3*19/6/17 13:57
このエネルギーを受けて朝焼彩茜色自由詩9*19/6/17 11:03
【 純愛 】 (逆説)豊嶋祐匠自由詩1*19/6/17 10:47
暑さくんst自由詩219/6/17 2:25
鏡の中の砂漠こたきひろし自由詩419/6/17 0:23
映画の続きならいらない竜門勇気自由詩019/6/17 0:16
金持ちには成らない。の唄8月生まれの...自由詩019/6/16 23:21
君を探すペンタクルサーチ自由詩019/6/16 23:10
リィ自由詩019/6/16 10:12
丘の上Hose E...自由詩019/6/16 1:31
うたのようにGiovan...自由詩419/6/16 0:46
アンチ紫陽花あおいみつる自由詩6*19/6/15 20:57
こんなにかわいい娘がいるじゃない ここに/即興ゴルコンダ(仮 ...こうだたけみ自由詩0*19/6/15 19:58
なんとまあ救いのない坂本瞳子自由詩1*19/6/15 19:12
ですからねなぎ自由詩019/6/15 18:29
今日は雨ひだかたけし自由詩5*19/6/15 15:28
六月十五日八五郎自由詩119/6/15 14:20
僕の着る服は君とは逆の色8月生まれの...自由詩3*19/6/15 13:43
鳩と修司ただのみきや自由詩7*19/6/15 12:52
断片渡辺亘自由詩319/6/15 11:01
ゆがんだ月あおいみつる自由詩1*19/6/15 10:55

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加筆訂正:
梅雨空に/そらの珊瑚[19/6/17 9:19]
一行加筆しました
3.34sec.