気がついた。
私の女盛りは今なので、
早くもぎ取って食べてほしいということ。
私は今が食べごろです。
あとは自己責任ですが。
自称詩人を一掃する
絶好のチャンスだ
「午前3時に茅ヶ崎海岸で
自称詩朗読会を行います
人気投票で一番になった
自称詩人には
自称詩集出版の権利が与えられます」
血眼になって
集結 ...
雨を待っていた空は、
虚ろな木の洞が幼児のように見つめている。
誰かが通り過ぎた{ルビ導=しるべ}の道を、
誰かがまた轍として辿っていく。
赤子のように、空は祈っただろうか。
それと ...
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。
遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、
星々の瞬く{ルビ海空=そら}に 街は落ちてゆく、
...
さりげなさの青に染められて、
ひばりは空をゆく
かたわらを通りすぎてゆく風……
ひばりが想うとき、
なだらかな雲が追いかけては、
追う──
赤い月。夜の雲間を照ら ...
それは夢
花のように鍵盤を
ピアノから摘み取る夢
フロアを埋め尽くす白と黒
インプロヴィゼーションなお花畑
ケセラセラな作曲家はご満悦で
偶然は神様の御告げと信じてる
でも絶対
...
踏みあった影はうねりを繰りかえし
大蛇のようにわたしを睨めている
これが雑踏という生物だ
身を縮めて隠れるほかない
だが一歩たりとも動かぬように
語ることを好まなかった父は
静かな ...
他の人生はない
次の人生もない
分かり切ったことだからあえて口にせず
「もしも」や「仮に」の世界を言葉にしたのだろうか
詩を書き始めた頃には多かった直喩から
あえて隠喩を多くしようと心掛けた ...
「行く」を「ゆく」と読んだ春。
僕は生まれ育った町を後にした。
私には、いちばんきれいだったころがない。
女として充実したしあわせが女をきれいにさせるのだと私はしんじてる。
女として充実したしあわせをあじわうチャンスのようなものはあったのかもしれないが
いず ...
秋の雨はゆっくりと
空を滑って降りてくる
気付かないうちに
あなたの名前
一瞬ですべて記憶する
秋の夜はスポンジケーキ
初恋のようにやわらかく
眠れない涙で溶けてしまいそう
小さな ...
あなたは惑星
戸惑いの光
私は楕円軌道で
あなたを周回している
近寄って素っ気なく
離れたら苦しくて泣いて
軌道から外れてしまいそう
いつか想いが届いたら
彗星になって辿り着きたい ...
湯気の中の熱いジャガイモ
妖精たちはエプロンドレス
皮を剥かれ運ばれていく
まるで朧月の行列
サラダに添える
摘みたてのハーブは
レモンマリーゴールド
罪をつくる私。
いまでは、突然の告白です。
あなたを、
好きなのです。
夢はもう、棄てたけど。
あなたを、
好きなのです。
空が、青いのに。
罪をつくる私。
いつ ...
私にだって17歳は存在した。
当事、私の通学していた高等学校は丘の上にあった。
校舎は周囲を自然樹林にかこまれていたから平坦な場所からその姿を見る事は困難だった。
残念ながら成績優秀な子供らが目 ...
年齢が勝手に社会人にしただけで
おいらはまだ子供さ
蛾の世界理解出来ない気味悪い
コオロギとゴキブリの出たその夜は
ムカデにはなりたくないよ出やがった
見つけたら殺すしかないごきちゃん
秘めている思い丈を伸ばしても貴女の乳房に届きはしない
傷つけて傷つけられる痛みから油注がれ炎上し
火のついた体を濡らすその仕組み男昂り女は声を
唇に唇あわせ無我になり激しさをます ...
涙のかわいた後には単純に目糞が残りますね
私の場合ですけど
他の人はどうなんだろうか
涙は感情の高ぶりが一つの体液になって目から流れ落ちて頬を伝うしだいです
そこには悲しみばかりじゃない
...
夜が
砂糖壺の
ふたになって
ぶどう色の
円を描いてるんだ
いよいよ
それが
球になって
転がるころ
ぼくたちは
剥けた 傷みたいに
そうだね
あたらしい
...
あなたはある日から編み物に熱を入れはじめた
はじめ一本だった糸を、互い違いに名前を付けて、
それらで淡々と、まぐわいを繰り返すことがたまらないのと笑っていた
ひどく静かに
実はあなたを黒 ...
恋慕うこころは消えた
待ち焦がれた日々も
幻滅や
放棄でもなく
むしろ思ってもみなかった
あなたの言葉
「あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、
ほんとの自由は、えられないんだぜ」 ...
きみにひとつだけお願いがある
ぼくのことを覚えておいてくれないか
ぼくが生きているうちは
ぼくのことは忘れてくれていい
ただぼくが死んだ後
ぼくのことを思い出して欲しい
つまらない ...
不快な肺の浸透率に咽返りながら
圧された熱気に項垂れる
刺さるような日差しに
吸光度を考えていた
洗浄される事も無い内側に
籠もった音が響いていた
隠れる事も出来ずに
晒され ...
件は、ビル街の谷間を人に知られずにさまよう。件を見た者はない。人には見えないのだ。ある者は、件は影だと言い、ある者は、件は光だと言う。かすかに足音が聞こえるだけだ、そう言う者も。誰にも見ることはでき ...
椅子に坐っている。
その椅子は一脚の椅子で、
遠く空を眺められる。
それでもその椅子には二本しか足がなく、
片側にふれれば、わたしが揺れる、
片側にふれれば、世界が揺れる。
あの空 ...
センスで、感覚する。
あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。
タツノオトシゴの、
落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」
海の、
開き。
十分 ...
これからは、ビールだけを頼りに毎日を生きていこう。
ビールになら、一缶までなら甘えられるし、
ストーカーにもならない。飲む人を選ばない、愚かであっても許される。
私の恋人はビールで決まり。
妻の手が怪獣になっている。
怪獣になって伸びてくる。
伸びてきて ぼくをかじる。
妻は向こうでぐうぐう眠っている。
昨日のことも明日のことも忘れて
一生懸命眠っている。
ぼくは怪獣 ...
告白して玉砕する覚悟は出来ていたが
結果、グレーゾーンに突入した。
そして自らの過ちにより日に日に黒へと翳りゆく今日この頃。
嵐が来るのだろうか。
それならいっそうのこと、この船稲妻で叩き割っ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
食べごろ
杏っ子
自由詩
2
19/9/8 19:27
風よ吹け、翔べ自称詩人
花形新次
自由詩
0
19/9/8 18:49
etude
la_fem...
自由詩
2*
19/9/8 18:19
〃
〃
自由詩
2*
19/9/8 18:17
〃
〃
自由詩
2*
19/9/8 18:16
鍵盤と鍵盤の間で
まいこプラズ...
自由詩
2
19/9/8 17:19
おびえる
新染因循
自由詩
4
19/9/8 16:45
まわりくどい話
ただのみきや
自由詩
2*
19/9/8 14:35
ゆく
クーヘン
自由詩
2*
19/9/8 12:18
いちばんきれいなころ
杏っ子
自由詩
2
19/9/8 9:16
初恋草の妖精
丘白月
自由詩
1
19/9/8 8:43
私は衛星
〃
自由詩
1
19/9/8 8:43
朧月のサラダ
〃
自由詩
0
19/9/8 8:42
つみびと
立見春香
自由詩
3
19/9/8 8:04
さよならは口にしないで
こたきひろし
散文(批評...
2
19/9/8 7:38
20歳過ぎの未成年
リィ
自由詩
1*
19/9/8 5:21
虫を詠む
こたきひろし
俳句
0
19/9/8 1:46
妄想恋愛
〃
短歌
1
19/9/8 1:27
涙のかわいた後には
〃
自由詩
3
19/9/8 0:29
靴を買いにいこう
はるな
自由詩
2
19/9/8 0:10
編み物ver1.1.1.1.1.1.1.1.1...
鈴木歯車
自由詩
1
19/9/7 23:04
スナフキンへ
Lucy
自由詩
8*
19/9/7 22:29
忘却の彼方に
HAL
自由詩
6*
19/9/7 22:07
変換効率
ねなぎ
自由詩
2
19/9/7 18:44
ku-dan
la_fem...
自由詩
3*
19/9/7 18:13
空が空の歌を歌っているのだろう……
〃
自由詩
2*
19/9/7 18:11
彼女は、砂浜で。
〃
自由詩
7*
19/9/7 18:09
恋人
杏っ子
自由詩
1
19/9/7 16:54
怪獣の手
オイタル
自由詩
3
19/9/7 16:28
黒雲
杏っ子
自由詩
0
19/9/7 16:24
960
961
962
963
964
965
966
967
968
969
970
971
972
973
974
975
976
977
978
979
980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
990
991
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
加筆訂正:
忘却の彼方に
/
HAL
[19/9/8 7:06]
縦書きを横書きに変更しました。
忘却の彼方に
/
HAL
[19/9/8 7:05]
縦書きを横書きに変更しました。
4.07sec.