物音がしない家
誰もが寝静まった時間
わたしだけが動き、音を鳴らす
見えない波紋がふわふわと広がって
音を響かせる
誰も起こさないように、静かに
そう気をつけていたって
キーボー ...
心静かに私は行こう
神よ 貴方の平和の裡に
藍色夜空に降れる 沢山の微笑みに
私は 微睡まずには いられない
魂は 永遠の安らぎの 中にあり
最早何を 疑うこともない
夜の帳が ...
もっとたいせつな
丸いこころがあると
しっているけれど
そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると
全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる ...
地方の町のラーメン屋
小汚くて愛想のない
何か独り言いっている
味噌ラーメンひとつと言っても
聴こえているのか無視されたのか
よろよろ歩くお婆さん
お客がひとりまたひとり
注文しても
...
「ここは抱っこおう」と
駅の構内に響く声
電車の中は我慢したんだから
ここは抱っこでしょ
我儘いうよ全力で
「ママここは抱っこ抱っこおう」
跳ね飛ぶ小さな身体とくつくつと
若い女性が振り ...
黙して待つ
それだけのことが
辛い
私はここよと
叫びたくなる
目を閉じて
眠ってしまえば
逃げ場を亡くし
回り続ける
水の中に
ゆだねたのは
存在理由 ...
黄昏に見つけた帰り花
あなたの好きな白い花
雪を踏む音がいつまでも
歌っているように離れない
季節外れの桜が散りそうで
妖精にたずねてみる
花をひとつ雪に包みたいと
花を連れて帰 ...
ずいぶん待たせたね
傘に積もる雪
踏み固められた足跡
肩越しに白梅が夕日に染まり
タンポポの綿毛が息で溶ける
抱きしめてしまえば
肩に滑り落ちる雪
雪の中に春がいる
梅の妖精が ...
その冷たい花が
君の心へ舞いおちて、
白雪みたいと思った
僕は、
そんな、おろかものだった。
ただ揚羽蝶を切るような
疾風が、
この野原に吹き狂う。
瞳が汚いヤ ...
洞窟の分かれ道を全部綺麗に間違えて行き止まり
深く小さな穴ぐらに住む少年は
外の空の大きさを知らない
知らないということだけ知っている
価値観が
尺度の変わる物差しに翻弄されながら
...
赤い信号の光りが
濡れたアスファルトに落ちて
滲むように拡がっている
思い込みに過ぎないけれど
濃くて固定された光りと
薄くて拡がる光りの違いが
誰かさんと私との違いを
抽象的に表 ...
詩を書かない夜も
詩を紡いでいる、
私の心の底。
料理を丁寧にゆっくりして
くつろぎながら
笑いあいながら
好きな人と語り合いたいな
あらそうのは嫌だ
競うのは御免だ
おいしい料理に舌鼓うち
思う存分たべたいな
幸せになれるだ ...
「環状線に乗っていつまでも回っているのが好きなの」
東京から来た彼女は言った。
それでも大阪環状線は
大阪以外からやってきた人を
大阪の外に吹き飛ばしてしまう。
奈良から来た人を ...
たんたんと過ぎていく味気ない毎日だね。
たんたたんって、少しリズムを変えてみようか。
早朝日が昇る前、まだ深夜に目が覚める
そしておもむろにPCに向かいゲームを立ち上げる
若いころに感じていた解放感はもうない
コーヒーを一杯入れてゲームとツイッターやら
同時進行で眺める ...
線香花火のように跡が残りそうな
恋をしてる人は終わり方を知らずに
運命線が赤く見えるから
あなたとまた会える気がする
そのために壁を作らなかった
低温火傷をした日は泣かない
遠い空へ投げる ...
蝶が一匹蜘蛛の巣に引っ掛かって動けなくなっていた
飛んで巣にいる蝶って訳か
その姿が何とも哀れで、どうにかしてやりたくなった
しかし
既に死んでいる様子だ
どうせ死んでいるのなら
救っ ...
部活動終えれば外は真っ暗で疲れた体充実感得る
寒さから逃れるようにカフェに来た香り染みつく様々なもの
寒々と曇った空が続く午後仕事捗り早く帰れそう
楽園で遊ぶ夢から覚めた時テレビから ...
私の原風景はお母さんだった
お母さんが大好きです
聖者とは、その人の智恵がすべて体験から出たものである人のことだ。
私にとってそれは基礎のようなものだ。
リアリティがないものを書きたくない。
病に犯された詩人が、顔をゆがめながら書い ...
餃子の餡を皮で包む
自宅で作るときは鶏肉だ
あれとこれとを目分量
ああしたら美味しくなるから
こうしておこうと刻むリズム
そうそう胡椒を忘れず粗挽きぐりぐり
よく捏ねてよよく捏ねて
優し ...
与えられた感覚のすべて 薄く高く引き伸ばし
やがて訪れるものを 待つ
未熟な 青い静寂の闇に 息をひそめ
長く 瞑想に似た 忘我の時を経て
小さく 小さく 微弱な 共鳴が始 ...
楽器入れに隠れた私はピアノ
今ならどんな音でも奏でられる
ぽろん、ぽろん、ぽろん
空から眺める地中海は空より青く
そう、私は帰って来た
小さなお婆さんが
ベビーカーに乗っている
少し楽しそうで少し寂しそうな
ベビーカーを押している業務的な人
うっすら笑って他人行儀
信号機が青に変わってすれ違う
私は能面カタカタ足音
段差 ...
やわらかな
白雲の群れ、
流れ流れ
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの街のざわめきを聴く
1
そして今僕が見ているのは
雲から降ろされる光のはしご
指から零れ落ちる
2
あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない
...
老婆が手押し車で
自動車がなければ生活できない
田舎の道を歩いている
どこから来たのか
どこへ行くのか
始まりも
終わりも見えない
一人ぼっちで
寒風に吹かれて、それでも
歩かなくて ...
冷蔵庫の中から動物たちの鳴き声がする
中に動物園が出来たらしい
食材などに用があったのに
動物や檻の合間を縫って
上手に取り出せる自信がない
仕方なく、冷蔵庫の隣で
キリンの口 ...
ちんちんは生えてるんじゃなくて植わってるだけだよ。
だから抜きすぎると本当に抜けちゃうから気をつけてね。
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
広がる波紋
卯月とわ子
自由詩
2
20/1/8 4:14
エゴ・エリスⅠ 心静かに私は行こう 神よ 貴方の平和の裡に
PAULA0...
自由詩
0*
20/1/8 1:56
いき
立見春香
自由詩
11
20/1/8 1:47
味噌ラーメン
灰泥軽茶
自由詩
2
20/1/8 1:24
ここは抱っこ
〃
自由詩
1
20/1/8 1:05
ハシビロコウの憂鬱
Lucy
自由詩
7*
20/1/7 23:24
帰り花の妖精
丘白月
自由詩
0
20/1/7 21:52
梅の妖精
〃
自由詩
0
20/1/7 21:51
冷たい花。
秋葉竹
自由詩
7
20/1/7 21:49
やまない
若乱
自由詩
1
20/1/7 21:22
光りの違い
mmnkt
自由詩
3*
20/1/7 20:38
心の底
ひだかたけし
自由詩
4
20/1/7 20:26
本当は・・・
あおいみつる
自由詩
1*
20/1/7 18:28
大阪環状線
にゃんしー
自由詩
3+*
20/1/7 17:03
たんたん
クーヘン
自由詩
1+*
20/1/7 13:01
スターターキット
りゅうさん
自由詩
2
20/1/7 12:38
線香花火
ミナト 螢
自由詩
2
20/1/7 8:29
どうせいつかは誰だって死ぬんだ
こたきひろし
自由詩
1
20/1/7 7:10
楽園
夏川ゆう
短歌
2
20/1/7 5:33
二歳の夏、夕景
もっぷ
自由詩
1
20/1/7 1:15
雅歌
viraj
自由詩
2
20/1/6 23:22
手作り餃子
灰泥軽茶
自由詩
2
20/1/6 22:14
共鳴
いねむり猫
自由詩
2
20/1/6 22:10
風と共にゴーン
花形新次
自由詩
1
20/1/6 22:09
ベビーカーお婆さん
灰泥軽茶
自由詩
2
20/1/6 22:08
午後のスケッチ
ひだかたけし
自由詩
3
20/1/6 20:55
フラグメンツ カタログNo.1~30
AB(なかほ...
自由詩
6*
20/1/6 19:47
手押し車
mmnkt
自由詩
2
20/1/6 18:21
後悔
たもつ
自由詩
2
20/1/6 17:56
ちんちん
クーヘン
自由詩
2+*
20/1/6 12:40
949
950
951
952
953
954
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980
981
982
983
984
985
986
987
988
989
3.94sec.