あの日の詩から目をそらす日々だった


きみだけが昔の名前でぼくを呼ぶ


あの頃の、ぼくの詩に叱られています


見上げれば曇天だって空の色
{引用=インセンス}
火を点けて
饒舌な沈黙の眼差しと
爛熟の吐息で苛みながら
突く牛の潤んだ目
獅子の尾で打ち据えた
定理のない
地獄をひとひら移植して
{ルビ舐=ねぶ}られ食まれ灼 ...
カフカが変身をしてフカフカになったりしないかな。
そのフカフカを海辺に敷き、お昼寝とかしてみたいな。
百均で友達なんて売ってない

暗殺をされたりしない俺なんか

血が吹いたカッターナイフよく切れる

心臓が痛くなったら救心で

毒 薬 人は誰でも合わせ持つ

眩しくて太陽なんて目 ...
背後から呼ばれたような気がした
雑踏に立ち止まり振り返ると
それは自分ではなかった

ぜんぜん知らない誰かが
知ってる人間を偶然見かけたらしい
呼び止めて懐かしげに言葉をかけていた

...
「ケイ、こっちだ」
「どうしたの? おにいちゃん」
「きょうはおかあさんのタンジョウビだから、ケーキをつくるぞ」
「わーい。ケーキだ。ケーキ。おかあさん、よろこぶかな?」
「よろこぶ。ぜったい ...
 
 
 ギョロリ

剝いても剝いでも うろこ

       動きを止めないなら止めてやろうか このやろうか
 ロッコ   
量子論的に考えれば数億個の       「無数」

...
                    掌篇 
 
 わたしが「ソボ」と呼んでいたそのひとは、天気の良い日は大概、オクザシキのエンガワで、かたわらの茶托に乗った蓋付きの茶碗、膝の上の白猫とともに、 ...
ねこのお腹は温かい、ね
アスファルトに倒れて
春を殴った肩よりも

ねこのお腹も温かいね
初めて内臓に触れた朝の陽に
射られ冬を齧った犬歯より

切り裂かれていく弧をえがいて
腹でも ...
私達の足元は儚く
私達の歩みはおぼつかない
私達は
悲しい道を辿っているのだろうか

誰もが予想も出来なかったという
けれど実は
私達は予感していたのでは
ないだろうか
いつか何かが ...
権力者A氏
の妻が
批判されている
ことで
A氏も
コントロールできていないと
批判されている

別人格なのだから
コントロールできないのは
あたりまえ
だけど
A氏はその権力 ...
衣のすれる音がする
明け方の雲にうすく
細い、オレンジ
つまびらかな膚に
そそいで
横目にそれて

意味もなく
十字をきって
さかさまに
花束を放って
その線上にさいごの
星が ...
老いたるものをして

とはじまる詩歌を思い出しながら

春先に色づく紅葉に

何か重ね

知らないことばかりだね

と嘆息しては

好きな人より長生きしてる自分を

少しお ...
ずいぶん上手になったね
毎日庭から聞こえる声

あなたが歌っているよう

花が落ちた椿の枝に
私も並んで
止まれたらいいのに
長い冬だったけど
温かい冬だった
深いトンネルだけど
優しい匂いで満たされていた
春の音が流れてくる
そっと覗くと
蕾がひらく音がした
眩しい
初めて春を見る
小さなアリが一人
そ ...
待ちくたびれて
恋も忘れて
宇宙の底に潜る
小さな恋の泡が
時おり漏れて
魂のように光り
誰か捕まえてと願う
静かに一羽の鳩が
宇宙を飛んでいく
白い心で泳ぐように
蟹の泡を咥えて ...
雛鳥の
巣を抱くような
恋をして

心臓を
貪るように
交わって

雪の降る
街で
そっとお別れを

そんな
お伽噺のような
時を過ごし

漆黒と
戯れる今は
孤独 ...
気付いたら
汚いおっさんになってた

さっぱりと
カネが回って来ない
汚いおっさんになってた

気付いたら
スケベなおっさんになってた
そこんとこは元々か

気付いたら
世の中 ...
「元気でなんて言わないでね」とテレビが歌うロマン派の春


嫁に来たときのしおらしさで停滞することが怖いのと経済が言う


アメニティ取り替えてまだ綺麗でも洗えば使えるとか言わないで

...
階段のない家に生まれて
階段のない家に育ったから
俺の中にも階段はない

何だよそれ
意味わかんない

階段のない家に生まれて
階段のない家に育っても
大人への階段は上っちまった
...
街じゅうにあふれる歌が
線のない輪郭を花びらにした
それは子供の顔みたいに
温かいから色が付いたよ
優しいからサビが生まれたよ
はみ出しても行こう
間に合わなくても行こう
背中を二度もな ...
あの人はなぜ
いつでも黒ヒョウを連れているのだろう
乱暴なわけでも
冷酷なわけでもないのに
あの人のいるところには
常に黒ヒョウが付き従っている
黒ヒョウはしなやかで賢明だから
周囲の邪 ...
雷鳴
地面を走る
わたしの怒りの様な
空は暗い
まだ眠るあなたの知らない内に
わたしは走る
怒りが走る
新型コロナウイルスが
平気でいられない兵器だとしたら
心理的核兵器と言っていいだろう
すでに、個人情報保護法で
人と人の心は離れているから
人と人が離れることに抵抗はないが
新型コロナウイルスに感染しても
濃厚接触者が本当は誰なのか
判らないで生活してしている方が
ウイルス ...
マスクマンへのおもいやり

ラウンジにて
〜冴えていると勘違いしている新入社員同士の会話から

3Man95レベルなら別なんだろうけど、月産3億枚を無利益で供給したいという孫さんのような慈善 ...
トンネルが散らばっている
僕の私のIの나のjeの…
包丁がすっぱり入れられる
その離れ離れの切り口
一断ちごと地球に見える
吹き溜まりに集まる
落ち葉のように

四方に散らばっていた
寂しさの欠片が集まって
夜は出来ている

夜になると
急に寂しくなるのは
その為

夜空で
ぽつんと光る
名も無い ...
桜の時期は
足早に終わって
初夏がやってくる

暖かい日々が
少し暑い日々になる

開放がある
寒い時期とは違い
薄着になっていく

街並みが穏やかに見えて
自由が前面に出てい ...
ハナミズキの
季節が巡ってくる

透き通るくらい
薄い花びらが
ふるふると
少しだけ冷たい風に
揺れている

東の空に月が上る

どうしていつも
ひとりなんだろう
どうして人 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩かられる水宮うみ川柳020/4/19 14:27
壊疽した旅行者 五ただのみきや自由詩2*20/4/19 13:06
フカフカクーヘン自由詩2+*20/4/19 12:36
俳句十味こたきひろし俳句020/4/19 6:54
傷口が塞がらない自由詩720/4/19 6:12
朝遊び〜「初めてのケーキ作り」トビラ自由詩020/4/19 6:03
メダカというサカナアラガイs自由詩120/4/19 3:50
午睡墨晶散文(批評...2*20/4/19 1:27
冬の虹はありますか?帆場蔵人自由詩320/4/19 0:14
うすごおりを踏むような猫の耳自由詩020/4/19 0:01
令和落書眠り羊自由詩020/4/18 23:52
Morning Gloryむぎのようこ自由詩1*20/4/18 23:33
タイトルが思い浮かばないかば自由詩120/4/18 21:48
うぐいす丘白月自由詩020/4/18 21:32
ありの子自由詩020/4/18 21:31
蟹座自由詩220/4/18 21:31
孤独ひだかたけし自由詩520/4/18 19:52
気付いたらこたきひろし自由詩220/4/18 18:17
アメニティれつら短歌120/4/18 17:48
階段こたきひろし自由詩120/4/18 17:37
僕のテーマソングミナト 螢自由詩120/4/18 16:19
黒ヒョウの人やまうちあつ...自由詩020/4/18 15:30
雷鳴卯月とわ子自由詩120/4/18 14:05
平気でいられない兵器イオン自由詩1*20/4/18 13:29
ソーシャル・ディスタンス自由詩020/4/18 13:27
マスクマンへのおもいやり足立らどみ散文(批評...020/4/18 11:28
みじん切りぱーちゃん自由詩120/4/18 11:22
風の化身自由詩020/4/18 8:35
初夏の風夏川ゆう自由詩120/4/18 5:19
はらりはらり猫の耳自由詩120/4/17 22:10

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加筆訂正:
大惨事世界大戦/イオン[20/4/18 13:14]
テロリストの文言を変えました。
4.31sec.