雨の音はかなしい

くらい雲からおちてきて

無数のものが

無数暗がりへ

途切れることがない


雨の音は

かなしい


雨になりたい
 身支度で てんやわんやの 朝の刻
 男だけ 若気の朝起ち 露と消え
 たんこぶは 炒めて食うか 煮て食うか
 縁日で 金魚救うより おいら救え
 仕事場は 休憩食事 で帰ります
 くじけず ...
部屋の片隅に
壊れてしまった時がいくつか
転がっている
それらは この夜に
透明な襞を寄せてゆく

やがて その襞は
包んでゆく
君の記憶を あるいは予感を

あるいは 記憶と予感 ...
学校へ行きたくなかったからさ
たいした学歴ないんじゃなくて

たまたま家が裕福じゃなくて
すこぶる貧乏だったから
学歴ないんじゃなくて

頭の出来が悪くて
勉強についていけなかったから ...
今朝のニュースにも殺人事件があった
大学生の男が大学生の女を待ち伏せて刃物で刺し殺した

テレビは情報を垂れ流している
俺はそれを眺めながら
卵かけご飯を食べている

結婚して三十年がた ...
朝は
夜の間に届けられた
天球からの言語を
地球向けに翻訳する
神の不在を嘆くよりは
コロナ禍の方が切実だ
マリア・マッキィが歌うよ
大人の恋の歌
これから俺はどこへ
流れつくんだろ ...
「これはこうだからこうしなきゃいけない」
そんなもんに
これっぽっちも興味はねえんだわ
決まり事をなぞってどんなもんが出来る?
ほら、ご立派な講釈垂れてる、おまえ
日本車みたいな味も素っ ...
琥珀色のぬらりとした
リボンのようなハエトリ紙を
白い壁の間借りした部屋に垂らす

夕焼けに光るそれはまるで
蜜をたらふく蓄えた大樹のようにみえて、

懐かしい実家の情景を誘って ...
欲しい時にない

焼き豚するときとか
あった気がした場所探しても
見つからないから忘れてた
長いタコ糸

自販機の灯りをたよりに
蛙の鳴声の
隙間をぬって
脱げそうなサンダルで
...
髪を切った
君のくれたヘアピンが付けられなくなった
服を変えた
ポケットに手を突っ込む癖が無くなった
口を塞いだ
好きだったあの歌が歌えなくなった
少しづつ
透明になっていくのが分かって ...
{引用=*}
時間もその都度仮面を変える
あなたの役どころに呼応して
悲劇には悲劇の 
喜劇には喜劇の
だけど時折場違いな仮面
ピエロの場面に憂いの真顔とか
隠した心を見透かすように
...
 ハニー株式会社は先月発表した次世代恋愛
マシンiLoveを25日に発売する。
 交際モードも従来の真剣交際、グループ交
際、援助交際に、演技交際が加わり、確実に
終了できるエンド交際モードも ...
継ぎ接ぎ かぎ針 母の姿 あれは、
 吐き出した溜息を逃がさぬうちのに、叩き潰して文様と致す。
 描かれた賽の目が私をもあなたをも転がしていきます
うつつに沿って斜め、眺め、
 手の中にしまわ ...
おずおず手繰ろうとした楕円のような温みは、そのやわらかな縁取りをいたずらにみだしてしまう指先で、わずかにほころび、くずれ、わすれもののケチャップのようにてのひらのうえで台無しになってしまう ... あなたの言葉には、ぼくの世界の外側があって
ぼくの心の中も、この世界に居るんだと思った

あなたの影が、消えない幻だと知ったから
ぼくはきっと、外側にある夢を信じ続ける
降り始めたちいさな雨粒を
ひとつひとつ
こぶしで撃っていく

敵のいない闘い
ボクサーのロードワーク

撃ちきれない雨粒のなん粒かは
火の玉になり
眼球の中で
また、道々の砂利のす ...
あなたの悩みの種が、僕故に撒かれたものであればいいのに。
あなたが僕を想って夜も眠れず、僕故に胸を痛めたらいいのに。
木葉は揺れて、
緑の波
見え隠れする空、
光の白
踊る樹木のその狭間、
飄々と鼠雲
流れ行く

安らぐ、和らぐ
この午後に
私は最寄りのコンビニの
イートインにて一休み
作業所 ...
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ...
子供の頃は
必ず縁日に行っていた
あの賑やかの中に居たかった

高校卒業後から行っていない
君と久しぶりに行ってみよう

新しいものはないけれど
昔と変わらないけれど
新鮮に感じさせ ...
ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉 ...
 言いたいこと言おう

 思ってること口に出そう

 行きたい所に行こう

 投げだしたい事投げ出そう

 ポケット閉じよう

 カバン捨てよう 詰め込まないように

 詰 ...
山をなぞったら
指に苔がついてきた
山かと思ってたが
苔だったのだ

「苔の山だよ」

ムズカシイことを言われ
「山の苔ではないんだね。」
と答えるのが精一杯

指でなぞれる山が ...
名もない
小さな舞台で
見すぼらしい役者が
2、3の台詞を与えられて
得意になって喋っているが
表現は容姿と大差なく
筋書きも
よくあるつまらないシロモノだった
俺は心底まで退屈し ...
水に押された風が
屋根の上を梳き
かがやきを降らせ
音を降らせる


光の羽の子と光の蜘蛛の子が
どうしたらいいかわからずに
ずっと見つめあったままでいる
風の螺旋が ...
白い肌の巨大な魚は
まだ窓際に横たわっていた
今になって気付いたことは
目だと思っていたところが模様で
模様だと思っていたところが目だということと
魚は最初から
こちらを見 ...
つらいとき

八木重吉という人の詩をみたくて青空文庫をひらく

ずっと昔の英語教師の声が

なぐさめるでもなく耀くでもなく

昼下がりに

しゃむしゃむと結ばれる
彼の指紋で剥がれない絆創膏優しい痛み缶詰のパイン 毎月の通信量が
何ギガお得であるとか
マイナポイント
キャッシュレス決済
アバター
アプリ
いいねの数や
フォロワーとか


いったい
何 ...
ひとの望みはいろいろあって
爪を立ててその本音を
引っ掻きたくなるのもある

世の中にはそんなライアーが
数えられないので
踏みにじられたやつはみんな
静かに笑ってるんだ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
道草次郎自由詩120/7/5 13:53
狂句⑩あい うえお川柳020/7/5 11:52
夜の襞塔野夏子自由詩3*20/7/5 11:24
学校へ行きたくなかったからさこたきひろし自由詩120/7/5 8:12
人殺し自由詩320/7/5 6:59
不確かな朝ジム・プリマ...自由詩3*20/7/5 6:07
目を開け、自分で立て、常に新しく始めろホロウ・シカ...自由詩3*20/7/5 1:14
ハエトリ紙ゆるこ自由詩11*20/7/4 23:39
タコ糸wc自由詩320/7/4 22:46
余命10行ひとつき自由詩320/7/4 21:17
新たな起点ただのみきや自由詩3*20/7/4 20:11
次世代恋愛機iLove発売イオン自由詩1*20/7/4 18:45
bet゛あらい自由詩020/7/4 18:13
hazeねことら自由詩420/7/4 18:04
消えない幻水宮うみ自由詩020/7/4 17:28
ボクサーと燃えたカエルそらの珊瑚自由詩13*20/7/4 15:57
僕故にクーヘン自由詩2*20/7/4 14:48
飄々と、飄々とひだかたけし自由詩220/7/4 12:53
一夜直治俳句2*20/7/4 12:27
縁日夏川ゆう自由詩220/7/4 10:04
土曜日の朝ジム・プリマ...自由詩3*20/7/4 7:11
覆面佐白光自由詩1*20/7/4 2:20
苔とほんの数十分木葉 揺自由詩120/7/3 23:46
踊ろう、マジな月の下でホロウ・シカ...自由詩1*20/7/3 23:21
空と虹彩木立 悟自由詩820/7/3 21:09
ノート(57Y,6・21)自由詩120/7/3 21:08
つらいとき道草次郎自由詩020/7/3 15:45
a星染短歌120/7/3 0:56
是は銭であり 銭は万物と替わるTAT自由詩2*20/7/2 20:47
この世界で踏みにじられたものたちへ秋葉竹自由詩4*20/7/2 20:46

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