繭を羊毛を麻を綿花を紡ぐよに
するすると解けてきたのならいいのにね
糸巻き巻きを歌いながら
とんとん しゃー
とんとん しゃー
ひと目ひと目
一段一段
頭に図柄を描き
まだ ...
去年は右肩だったが
今年は左肩だ
五十を過ぎたら
図ったように肩が痛くて
上がらなくなった
背中は洗えない
痒くても掻けない
ポコチンを擦るのがやっとの
有り様だ
そのうち他にも色ん ...
{引用=松林のなか
天地をつらぬく彼女の
黒髪は降りかかる雨粒になる
風になる
セーターやマフラーになる
強く抱き寄せて
白い唇がゆっくり閉じていく
終わりの海 ...
青春のなかに月日があるかんじ
三人の月日が春の月になる
煌々とかがやく高校 後光差す
何一つ
忘れてはいないんだよ
ただ、忘れたふりをしてないと
今此処に在ることが
本当に本当にしんどくなるから
そういうことにしているだけなんだ
緑の細胞に繁茂するミトコンドリア
...
私が大量殺人犯にならない理由は
もつ鍋が好きではない理由と
もとは同じだと思う
大腸とか小腸
レバーとかハツとか食感はおろか
見た目も嫌いなのだ
もつ料理が好きな人は
風呂場での解体作業 ...
ぼくはそんなことを言ってるんじゃない。
君は、ぼくの言うことを大げさだとか。
的外れだとか、言うけど。
ぼくは、そんなことを言ってるんじゃあ、ないんだ。
女と男が全然違う生き物 ...
心臓の奥に
腕が三本あって
それぞれ違う形のナイフを持っている
見えない未来を切り拓くもの
一秒前からの過去を切り刻むもの
「綺麗な刃物を所有する」だけのもの
三本の腕は互いのこと ...
所詮、お前の歌なんか
誰も聴いてないし、自己主張したところで
代わりは幾らでも既存の塊で
意味を考えて、その意味を理解した瞬間
あいつは川に飛び降りたのさ
所詮、お前の歌なんか
ありふ ...
じゃがいもの皮は上手く剥きたい
何かがきっと変わることを実は信じている
だから一回り大きなシクラメンを買う
似つかわしくないクリスマスは
リップ・スティックのようなもの
...
旅に出るなら
天使と一緒に
そこには平安があるから
気ままな1人旅
退屈も楽しもう
お喋りの相手はいらない
ただ深く自分の中に沈んで
雪の中を行くなら
天使と一緒に
不安を抱える ...
宝という宝を
隠してまわる
乳とくちびる
紙の拘束具
科学から きらきらと
こぼれ落ちるもの
分度器と海辺
浪あおぐ 風あおぐ
噛みつかれないよう
互いにふわ ...
朝
倦怠感
寝不足
酷い様
鏡
老い
実感
広島の
薬研堀の
UCCのネオンの下で
細い手首を掴んで引いて
キスをした
人目も憚らず
午後八時半の
アゲハチョウは
「じゃけ関西人はずるい」って
呟きながら
...
娘はクリームソーダをずるずると啜っている。そのずるずるが気に障るので、やめろと云うと、ストローを離し、唇にあてた。でも小さい娘には、硝子の容器が大きいので、両手で持っても飲みにくそうだ。「ほんと意地悪 ...
一冊のように
それは晴れていた
空は晴れていた
それが空だった
砂浜に突刺した過去形を
波が浚っていく
貝殻をひろうと
つい耳にあててしまう
貝殻のおと
それが貝殻だ ...
近く微かに揺れる紅葉
呆けた顔して立ち尽くす人
全てが忘却された雨上がりの朝、
男は綺麗に髭を剃り
キャベツを買いに街に出た
まひろちゃん何してた?
❤
1
午後6:46
へんしんせよ
なにもしてない
虚無
午後7:10
たいしくんいっしょにしのう
❤
1
午後7:10
ずっといっしょだよ。
午 ...
今日、ユキヤナギの枝の剪定をした。毎年、毎年、よくもこんなにも次から次へと、出てくるものだと半ばあきれながら手を動かした。知らぬ間に至る所絡まっていた蔓植物の頑丈さは凄まじく、綱引きをするみたいに息を ...
友だちがいない、やることがない
お金がない、やることがない
仕事がない、やることがない
才能がない、やることがない
生き甲斐がない、やることがない
相手にされない、やることがない
動け ...
ぱきん、と割箸を高く鳴らして倒れ込んだ障子のはらの
ほのあかるい幕の内にのはらはやがて冬になります。
傾いた布越しのトルソーです。
私を囲うのは錆びた有刺鉄線と烏瓜の蔓が織りなす
そそけた{ル ...
とても大きな都会の、初めて歩いた街の通りで背後から呼び止められた
立ち止まって振り返ると誰もいない
そのかわりに前方は遥か彼方迄海になっていた
波の音が繰り返されてた
彼にとってそれはけし ...
じっとしてたらこの体もこころも氷結されて凍りの柱にされそうな
冷たい雨が降ってやがる
よりによって嫌いな蟷螂がどっかから飛んで来て俺の華奢な肩にとまったじゃないかよ
俺は咄嗟にそれを濡れた軍手で ...
ラブホテルとモーテルの違いわからない。なのでネットで検索した。
ラブホテルはリッチな室内。愛し合う男女、もしくは愛情はさておいて性愛だけの関係の男女がゆったりと
一夜を過ごす宿泊施設。
対してモ ...
music
{引用=音樂は}
is sound of rain
{引用=雨の音}
The only guest
{引用=唯一の觀客は}
is ME
{引用=オレ}
st ...
時々
としょかんで
少年詩の本を借りてきて読む
うんことか
おとうさんおかあさんとか
でっかいかえるとか
そんな言葉が
のってるやつだ
むつかしい現代詩とか読んでると
なんか
疲れ ...
雨戸を閉めようとすると
足音もなく猫がやってきて
そのレールの上に座る
木製のレールは
約束されていたようにすでにささくれだっていて
座り心地はおせじにもいいとはいえなかったろうに
猫は
...
その一行一行で
鯨波の浜の端まで傷付いてきたのだから
癒しえあげるの
それって読むだけで足りるの
かな
ぼくは詩の本懐は理解してはいる
根気という名の誠実な愛が欠けてるだけなんだ
で ...
自称詩人を防ぐ
ワクチンが開発された
日本政府はアメリカの大手製薬会社
ファイザー製薬と6000万人分の
ワクチンを供給することで
合意に至ったという
まだ臨床試験の段階だが
自称詩人の ...
暮れの静謐に
冷えた心の寂寥
抱え込み
うっとり
裏庭に
踏み入れば
赤々と滴る
薔薇の花、
また薔薇の花
此処に冬の
季節の快楽
眩めいて
佇む
己、
何 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悠久錦
鵜飼千代子
自由詩
16+*
20/12/14 21:35
機械の肩
花形新次
自由詩
1
20/12/14 21:08
128√e980 (sea of the end)
津煙保存
自由詩
4*
20/12/14 20:35
青春
水宮うみ
川柳
4*
20/12/14 19:32
忘却
ひだかたけし
自由詩
4
20/12/14 19:31
私は善い人だ
花形新次
自由詩
0
20/12/14 18:40
少ない人
浮蜘蛛
自由詩
3*
20/12/14 18:13
心臓の奥
三月雨
自由詩
4*
20/12/14 18:03
所詮、お前の歌なんか
月夜乃海花
自由詩
3
20/12/14 13:37
もうじきクリスマス
道草次郎
自由詩
1
20/12/14 12:35
天使と一緒に
無限上昇のカ...
自由詩
2
20/12/14 12:16
雨無白音
木立 悟
自由詩
3
20/12/14 9:14
不惑
ヨロシク
自由詩
0
20/12/14 7:59
鱗粉
TAT
自由詩
0
20/12/14 2:14
ずるずる
後期
自由詩
0
20/12/13 22:03
あの日、冬の直江津海岸で
道草次郎
自由詩
0
20/12/13 21:00
お買い物
ひだかたけし
自由詩
6
20/12/13 19:47
永遠の愛の刹那
viraj
自由詩
1
20/12/13 19:26
刈り込みと冬
道草次郎
散文(批評...
1
20/12/13 17:48
自称詩人でいる理由
花形新次
自由詩
2
20/12/13 12:53
幕の内弁当
吉兆夢
自由詩
1
20/12/13 10:50
あり得ない現象の中に
こたきひろし
自由詩
6
20/12/13 10:02
可能なら雨上がりの空には理想的な美しい虹がかかって欲しい
〃
自由詩
3
20/12/13 9:16
題名を持たない詩編
〃
自由詩
2
20/12/13 7:27
Ballet
墨晶
自由詩
0
20/12/13 2:25
うんこの詩を読まないとダメ
道草次郎
自由詩
2*
20/12/12 22:23
冬猫
そらの珊瑚
自由詩
4*
20/12/12 21:55
詩を書く人へ
道草次郎
自由詩
1
20/12/12 20:58
自称詩人ワクチン
花形新次
自由詩
0
20/12/12 20:08
冬の薔薇
ひだかたけし
自由詩
4
20/12/12 18:28
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
821
822
823
824
825
826
827
828
829
830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
加筆訂正:
あたりまえの言葉は 声は
/
鵜飼千代子
[20/12/14 21:15]
2020.12.14. 改行位置修正
隠喩のような女たち
/
ただのみきや
[20/12/12 22:08]
さらに数文字修正
隠喩のような女たち
/
ただのみきや
[20/12/12 19:44]
修正
4.03sec.