働かなくてもいい
そう思うと
安堵する自分がいる
人に迷惑をかけない為には
完全に仕事を休まないようにするしかない
でも今の自分にはそれが出来ない
人間の集合想念に背中を突かれて
膝を折 ...
生きながらえた最新の俺はとてもやさしい
包まずに捨てたはずのガムが
靴の裏で俺と一体になった
グリーンデイを聴き流すように青春は
十代の特権ではないと
プラスチックケースに入った亡霊
明日 ...
落ちる白壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい告知
そうして俺はこの胸に広がりゆく空洞を抱え
物質と ...
ウツクシク
カナシク
アヲク
ツツガナク
ナガレルカワヨ
ユルシノカワヨ
東の空に陽が昇り
小鳥が鳴き騒ぐという
小さな物語を知ったとき
「鳥の朝」という意味が生まれ……
中天に陽があって
猫が居眠りをするいう
呑気な物語を知ったとき
「眠る猫」という意味 ...
今宵も煩い、阿呆の集団は
炭酸で誤魔化すゴミ箱です。
飲めない砂糖、嗅いだんだ?
そう、繰り返す君は細々と階段下り。
それはブドウ糖の味しかしないだろう?
と噛んでるそれは薬ではないかね ...
本を見ていたら、ふと夕焼けの気配が気になった。勝手口から外に身を圧し出してみる。すると、その音に驚いた鳶が畑の近くの草地から、ぶわっと飛び立つ。
気象現象については詳しくないが、台風が日本 ...
ラジオの音は好きな音楽よりも投げやりでよくて
だからラジオの中で眠ることにしてる
住んだことのない場所の局がいい
まるで想像出来ない道の交通情報を聞いて
馬鹿じゃねえかとひとりで笑ってる
ね ...
一筆書きのように
書いてみようポエム
入力し始めてすぐに
行きつ戻りつポエム
削除・修正・改行
勢いで書いてみても
落ち着かないな
上手い完成を願う心は
できるだけ完璧を祈 ...
{引用=ネズミ}
ネズミが死んでいる
毛並みもきれいなまま
麻酔が効いたかのように横たわり
玄関先のコンクリートの上
雨に濡れて隠すものもない
死んだネズミは可愛らしく
人に害など決して ...
「課長、ここはもう」
「いや、スジを通せ
ここで曲げたら
お前の口元は
ずっと曲がったままだぞ」
「でも、リスクが高いと思います」
「明日に架けるスジだ
明日に向かってスジれ ...
濡れたアスファルト、
黒光りしながら
ゆらゆら揺れ
今日は雨、
胸奥が
酷く切なく軋み
遠い記憶の余韻が響きます
*
あれは小学二年のこと
休み時間の騎馬戦で
後頭部を切 ...
怒りより大きな声で否定され
なすすべもなく下を向く
地面に穴がひらくのを
夢みるように待っている
罪が同じだと歓びも同じなのかな
酔っ払ってもひとり月見上げ
翼の折れたカラ ...
充溢していた時とは
自分が消えてなくっているとき
思えば大体そんなものだった
そんな風に出来上がった世界に
生まれて生きていつか死んでいく
そのことに絶対的な反感を持ってもいいですか
...
黄色く禍々しい風が吹き荒び
声も歌も奪っていった
蜜も繋がりも消え失せた
外を歩くときは全ての感覚器を布で覆わねばならなかった
そんな中、ある者達は動画や写真をネットに晒し
いいねを ...
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ...
降りやまない雨の朝
喘息の咳で目が覚める
珍しいことではないけれど
ひゅーひゅーという呼吸音が
息苦しさを物語る
空しく酸素を求めてあえいでは
金魚みたいだと自嘲する
大人になれば自 ...
天下国家を語っている女の部屋(ごみ屋敷)
とかいうことになっていませんか
新しい言葉どんどん増えてくの
楽しいね
楽しいかい
そして誰もわからない
メタ言語はさらに ...
夏は遥か彼方に消えて
砂浜は落ち着いた風が吹く
そう言えばと
思い出したように話し出す
波音が消えたかのように静か
あなたは思い出話をする
ゆっくり愛が深まった
秋から冬へ向 ...
頭でしか書けない詩人と
やたら命を叫ぶ詩人とが
一緒に荒野に佇んで
灰色に濁った空を見上げても
世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない
世界は何も変らない
...
ぼくは昔から人よりいくらか理解力が劣っている所がある。
これは確かなことで、1回言われてもすぐに分からないのは勿論で、3回ぐらい言われても分からないことが結構ある。
例えば仕事においては他 ...
猫は嘘を知らない
犬だって知らない
なぜならば
彼らには物語がないから
あるがままよりももっと狭く小さい
生きていく大切さだけを知っている
そのことが美しい
けれど悲しい
彼ら ...
君は言う
私はそれ、嫌いです
爪の中で土の粒が膨らんでくる
十日前に切ったあと
爪があるなんて忘れてた
なんか言った?
なにか聞こえたような気がした
目の前にいる人は
僕になん ...
風が吹いた
風の音
どうして聞こえるのだろう
声がした
雨
誰かが泣いているのか
物語は生み出され
事象は表され
そして言葉は過ぎるもの
どうして物語はこんなにも長くなってし ...
学校嫌いの子供達の集合思念は小さな渦を作ることがある
生まれては消え消えては生まれるその渦は、ちょっとしたはずみに寄り集まって一つの大きな渦となる
子供達の思いが強いほど、渦の中心気圧は下 ...
風にたむろした 光を
手掴みしたら 雪になる
今年の正月は 暮れやすかった
そんな 冬でした
秋が落とした 請求書は
来春払えたら と傷口へ手紙します
離散したのです
笑 ...
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀の花が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)
...
病と闘うあなたが
病院の廊下を歩き
自らの動悸が乱れた時
どんな思いが過ぎったろう?
お母さんが見舞いに訪れ
病室を去った後
頬に涙の伝うあなたは
窓外の青い空をみつめ、呟いた
...
夢でしか会えないひとが
夢の中でいつもの場所にいて
そこであたりまえのように
暮らしていた
秋の夜の眠り際に
夢であることを知ってしまった
路地裏の色なき風の通り道
コスモスの現れて消え君の町
栗拾いひとつぶ持って帰り道
草の絮あしたの風は明日吹く
日付順文書リスト
タイトル
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日付
働かなくてもいい
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/10/11 1:11
生きながらえた最新の俺
奥畑 梨奈枝
自由詩
2
20/10/11 0:18
真夜中の侵入
ひだかたけし
自由詩
4
20/10/11 0:15
赦しの河
TAT
短歌
1
20/10/11 0:07
日々の連続性は物語の形をとって意味となる(おさなごへの答え)
につき
自由詩
8*
20/10/10 23:34
くだり炭酸降れ階段
月夜乃海花
自由詩
0
20/10/10 22:12
残照の中のつまらない対話
道草次郎
散文(批評...
3*
20/10/10 22:09
ラジオの気楽さのままでよろしく
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/10/10 21:22
一筆入力 一篇上がり
komase...
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20/10/10 19:53
人体実験
ただのみきや
自由詩
2*
20/10/10 16:26
明日に架けるスジ
イオン
自由詩
0*
20/10/10 15:54
雨降りの記憶
ひだかたけし
自由詩
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20/10/10 15:36
一過
秋葉竹
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20/10/10 13:10
週末の反感
道草次郎
自由詩
8*
20/10/10 12:10
ソーシャル・ディスタンス
六九郎
自由詩
0
20/10/10 11:20
夫を愛していない
無限上昇のカ...
自由詩
4
20/10/10 9:50
喘息
〃
自由詩
3
20/10/10 8:55
足元を固めよ
りゅうさん
自由詩
1
20/10/10 6:10
ゆっくり
夏川ゆう
自由詩
3
20/10/10 5:18
薄紅の寂しさに
こたきひろし
自由詩
2
20/10/10 4:15
取り立てて書く事でもないこと
道草次郎
散文(批評...
3
20/10/10 1:22
猫と犬の物語
につき
自由詩
2*
20/10/9 23:21
路傍の下、アーケードのタイル張りの床の下、こぼれた炭酸入りの ...
竜門勇気
自由詩
1*
20/10/9 22:44
雨と風の物語
につき
自由詩
3*
20/10/9 22:36
避難勧告
六九郎
自由詩
0
20/10/9 22:35
春へつづく季節
道草次郎
自由詩
3
20/10/9 21:45
憧憬
ひだかたけし
自由詩
5
20/10/9 19:33
歌姫の墓前にて
服部 剛
自由詩
3
20/10/9 18:46
夢の場所
につき
自由詩
7*
20/10/9 17:23
風の通り道
もっぷ
俳句
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20/10/9 14:11
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