ざわざわと
視界を埋めて啼き騒ぐのは
梢で触れ合う
青葉たち
輪郭をなぞろうとすると
否定形しか使えない
あまりに崇め過ぎたから
信じるということが
見ないという事でし ...
コロナくんさよなら
さよならコロナくん
また逢う日まで
きみは僕の友達だ
この世は中国人だらけ
きみなしではとても
生きて行けそうもない
だけど僕は鎖国した
江戸時代以来の鎖国なんだ
...
元気でいてね
達者でね
どちらがいいか思案しつつ
祈るように思うのを
何と呼ぼうか
とか
書くからいけないんだろ
誰に愛されたいの ...
春のなかで
君は自由で
ちょっと涙があふれそう
空が
向こう側にむけて
ぎゅうっと伸びていく
薄まっていく
絡まっていく
ぼんやりと窮屈な春のなかで
君は自由で
ぼくは ...
どこだってお隣とは仲が悪い
隣の芝生は憎らしいほど青く輝く
本心では分かり合えない
だから仲良くしておく
それでいい
それがいい
公園に咲いている芝桜
みたらお互い和むでしょう
優しさ ...
制服のわらわらと出て青き踏む
春装の渋谷でひとり佇んで
桜みる横顔蒼き女学生
小さな胸が弾けた朝に
生まれたてのメロディで
君を包んであげたくなる
些細な爆弾を受け止めて
答え合わせをするように
何かをこっそりと落としていく
気づいているのに知らないフリして
僕等 ...
華やかにチューリップ咲く初夏の午後恋人同士寄り添う時間
黄昏の時刻は終わり暗闇に田舎で生まれ育った命
真夜中に放送される映画見た内容はホラー眠れなくなった
新しい歌手が次々デビューす ...
目を覚ますと隣で寝息を立てている。時間になって起こしに行くとおはようと挨拶を返す。朝ご飯を作ってくれる。CDプレイヤーから流れる音楽に合わせて鼻歌を歌う。午前中に掃除や洗濯をする。午後は仕事に出かける ...
ほら
わらって
わたしみたいに
わらって
いたくないよって
わらって
わらったら
みんなしんじるから
わらえ
爽やかな教え上手の君の息
ようはこうだろ、こうしてこうだ
音もなく雨が
鳥の羽根に乗って
木立ちの枝を滑って
猫のしっぽにくっついて
雨はどこまで行くのだろう
楽しんでいるのだろうか
綺麗な雨がこぼれていく
誰か拾って下さいな
あなた ...
足元の春を越えて
いつもの朝が
バス停を通り過ぎて
橋の上から流れる朝日を見た
足元の蕾をよけて
春の色した風が
公園のベンチで休んで
明日は咲くよと言った
青空半分は宇宙の色 ...
九輪草の妖精が二人
空に手が届く山で
手をつなぎ
羽根を寄せあって
幸せそうに踊る
小さく可愛い桃色の花
虹で束ねたコサージュ
美しいドレスによく似合う
ゆっくりと
ささ ...
原初のもりのなかには
原初の夢があったのだろうか
生命ははじめて声をだしたときに
詩を綴っただろうか
曖昧な系統樹のはてに僕たちは
何の権利もないことを知るが
それが自由なのか ...
背中の影が
みえないかなしみを染み込ませて
笑ったら
朝になった
そんな
ちいさな窓からは
めにはみえない明るさが
すんなりと射し込んで
失った色を思い出させた
どん ...
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎
何故だろう独り静かに此処に居る
ゴォとまた街の彼方が唸っている
薄陽射す花野広がる忘却の果て
ひたすらに草を食む牛只在りて
今日、JAZZ喫茶映画館に集う僕等は
日常の仮面をそっと外す。
万葉の頃から続く〝言の葉〟への思
いを胸に秘め、見えない風に背を押
され、見えない糸に導かれ、この夕
べに集う僕等は一枚の ...
未完成な 時空ほど美しい
たとえばそれは 忘れていた
あどけない ことばにぃ しぐさにぃ
まるふぇいす ぼでぃでっばぐ
さぁ りいんすとぅーる しなきゃ
嗤え ...
「吐き出してしまえば、その場で楽になれる場所」として、ぼくは作られた。
誰かの口から出る汚物、言葉も想いも退廃物も全て受け入れるための便所。
ぼくは黙って暗い場所で口を開けていればよかった。 ...
人が沈む
沈むのに言葉はいらない
臭い肉体が一欠片あれば良い
沈む先が行き先
水底ならばそれだけで幸せなことだ
ただ沈め
美しい時代もある
酷い時代もある
すべては時代が理解してく ...
遠いどこかの占い師が引いたタロットカードの審判を、いたずら好きの風がさらっていった。
おもむろに彼は彼女の義眼にキスをした。
開け放たれた窓からいたずら好きの風が迷いこんできて彼女の細い髪 ...
いたみから
目を背けられない夜の月のような
白く甘いこどくと
カップの底に残ったままのココアは
あの手が握りしめたやさしい日々の
ちいさな祈りをいくつも
いくつもつないで
告げること ...
講堂前の桜が咲いても
読まれるべき人達へ
君の文章は届かずに散ってゆく
話すべきことも
聴かれるべきことも
触れるべきことも
抱きしめるべきことも
何もなく
散ってゆく
その ...
眠ると眠りの底に拡がる笑いの曲、全ては私の棺桶となるために存在しているのだ、螺旋状になった、壁紙を這い蹲っていく、全ての煙は上に上がり、全ての存在は下降し拡散する、あなたはただここに居ればいい、あなた ...
沈んだ果肉は今までの自分を
呼んだ声に気づいているのか
赤い窓から捨てた血を吸って
ストローの中でまたやり直せる
甘くてふざけたくなるのに
ドロドロとした液体で汚れた
唇を舐めて気を引きし ...
鰻が滑る滑り台
背から腹から
強化プラスチックの象
透明に子供の足形
無数
いくら踏まれようとも
登られようとも
笑っている
ブランコ
ブランコ
フラミンゴ
特殊な鳥は前世罪人だ ...
僕は桜の道を歩いたのだ
家に帰る時 桜を見ているふりをして
タワレコの前にCDを見に現れる 家に帰る時に
でも ああ 僕が歩いたことのある道を
僕は店の前に現れる タワレコの
そ ...
「せんせい」
僕たちがそう呼んだ
すべての人たちへ
せんせいたちが
愛し愛された
たくさんの教え子のなかの
最も従順で
素直だったあの子に
せんせいたちが
今日
後ろから刺され ...
好きだった指先
嫌いだったこめかみ
身体中の全てが蝕まれる
コロナにおかされた文字は
新しい意味を植えつけられて
今日一日を頑張った俺の晩飯となる
人生が文学に収斂されてゆく前に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
緑の風を見ていた
Lucy
自由詩
9*
20/3/24 21:56
コロナくんさよなら
花形新次
自由詩
1
20/3/24 21:37
前略
かば
自由詩
0
20/3/24 21:14
自由さ
はるな
自由詩
6
20/3/24 16:52
どういたしまして
秋也
自由詩
1*
20/3/24 13:00
春
うみ
俳句
1
20/3/24 9:49
ハレノヒ
ミナト 螢
自由詩
1*
20/3/24 9:35
歌手
夏川ゆう
短歌
1
20/3/24 5:16
ホワイトデー
葉leaf
自由詩
0
20/3/24 5:15
校庭
両性具有
自由詩
0
20/3/24 2:07
教え上手
足立らどみ
短歌
0
20/3/23 23:30
音もなく雨が
丘白月
自由詩
2
20/3/23 22:49
春の入り口で
〃
自由詩
1
20/3/23 22:48
妖精のメヌエット
〃
自由詩
0
20/3/23 22:47
原初の森
梅昆布茶
自由詩
10
20/3/23 22:46
まっしろなせかい
秋葉竹
自由詩
8
20/3/23 22:43
推移(改訂)
ひだかたけし
俳句
7
20/3/23 21:45
『詩の映画館』に寄せて
服部 剛
自由詩
4
20/3/23 21:32
みかんすう
ナンモナイデ...
自由詩
6*
20/3/23 21:09
ぼく
為平 澪
自由詩
1
20/3/23 21:00
春に沈む
たもつ
自由詩
2
20/3/23 19:50
ナイトの忠義
幽霊
自由詩
1
20/3/23 15:20
夜の月が祈りのかたちを照らすとき
かんな
自由詩
4
20/3/23 11:52
原稿と花びら
AB(なかほ...
自由詩
1
20/3/23 11:06
sign_A
由比良 倖
自由詩
1
20/3/23 10:19
みっくすじゅーす
ミナト 螢
自由詩
1
20/3/23 10:02
ありふれた公園
秋也
自由詩
1*
20/3/23 1:47
桜とタワレコ
番田
自由詩
2
20/3/23 1:35
先生
両性具有
自由詩
2*
20/3/23 0:23
人生が文学に収斂されてゆく前に
足立らどみ
自由詩
0
20/3/23 0:06
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
852
853
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
872
873
874
875
3.83sec.