鐘の音が夕べを渡る
この頃は少し晩が早まったと
ありふれたことを伝え合うわたしたちに
歳月がつもりつづける
わたしたちがともに埋もれないのは
花を供えるものが必要だから

あけび色の空は ...
なんという人生への愛だろう
あなたの哲学を聴くと
いつも私は歓喜する
なんという人生への愛だろう
信仰とは
無限の希望に生きること
なんという人生への愛だろう
夏は哀しい季節
万物生命が
命を燃焼させるから
ただただそれが
とても哀しいのです
遠音とてエノコログサのそよぎおり


過去猫は覚えているか小鳥来る


一生をシャム猫として木の実落つ
古くなった器たちに
未練を残しつつ

将棋の神と八人の
タイトルの精霊たちが
選んだのは

初々しい羽織と袴の
さわやかで
やさしい眼差しをした
挑戦者の少年

ビクトリーロー ...
君の骨をみたことある、なんて嘘をつく



部屋に入った深夜、床にすわりこむ



あたらしい夜を探して路地をゆく



生きて、辛くても、啄木鳥



瞳 ...
鍵を見つけたよ
扉を見つけたよ
鍵穴を見つけたよ
扉を開けたよ

なんてすてきな世界!!

靴を覆い隠す
くるぶしくらいの花たちが
まるで海のように広がって
ざぶざぶと歩け ...
 和洋折衷、さらにはカジュアルな個々の色彩が一つの流れとなって目的地である広場へと延々続く。両岸にはイカ焼きやタコ焼き、りんご飴やチョコバナナ、お面にくじ引き金魚すくいなど、食欲と郷愁を誘う魅惑の露天 ... すごく悪いことをしている気がしてならない。一日中ずっと抽象的な考え事をしていた。もうだいぶ以前から気付いているが、自分は抽象的な考えに集中すると罪悪感を感じてしまう。具体的な何かや事務的な何かに集 ... 朝が来る


別に来なくていいのにな


夜だけでいい


ずっと寝てたい
言い表そうとした何百何千のことばも
わたしに少しでも
長くあたるようにしてくれた扇風機の前にふきとばされる
分かってもらえないだろうけれど
暑苦しそうなあなたの寝息が
わたしの世界のロックン ...
  
The empire of purple air

Grains of lights are flying there

Sparkles of the dusk

Everyth ...
 網戸の向こうには、山岳の稜線と薄明るい空がはざかいを浮きだたせている。草むらではコオロギなどの虫の音が、凌ぎやすい朝のうちにと盛んに音を紡いでいる。朝の涼風が頬にあたり、ひさびさのインスタントコーヒ ... 山向こうには宝物があるんだ
輝きだけが漏れいでて
空まで照らすようだ
私は地図を
どこでなくしたっけ

届きやしない言い訳を心の内に叫んでいる本当は

刻々と陽は翳っていき
ついには ...
ぼくは自分のもつ暴力に
気付かないふりをする
ぼくの良心はか細いので
気付かないふりをしても
折れない
折れてしまう人のことは本当はしらない
残酷が
ぼくの初期条件だ
それを罪と呼ぶほ ...
世界はやさしい
世界はぼくが
{引用=ウィトゲンシュタイン}でなくとも
無関心でいてくれる
夜毎
カタバミの実を
弾けさせては
北極星を
指でつまみ
あますところなく犇めきさせては
...
産まれる以前の自分に会いたい
死んで以後の自分にも

産まれた直後の世界に戻りたい
死ぬ直前には勃起していたい

産声
そして遺言

不覚にもSNSに嵌まってしまった自分
その音楽 ...
産まれる以前の自分に会いたい
死んで以後の自分にも

産まれた直後の世界に戻りたい
死ぬ直前には勃起していたい

産声
そして遺言

不覚にもSNSに嵌まってしまった自分
その音楽 ...
産まれる以前の自分に会いたい
死んで以後の自分にも

産まれた直後の世界に戻りたい
死ぬ直前には勃起していたい

産声
そして遺言

不覚にもSNSに嵌まってしまった自分
その音楽 ...
必ず
病院の近くには
薬屋がコバンザメのように
張り付いている

だから
薬屋がコバンザメで
病院が人食いザメだと
思っていたが
どうやらそれは
勘違いだった

薬屋こそが
...
うみのような体ですから波打って別れ際にもずっと濡れてる 夏風にそよぐ
無数の葉のなかで
蝉時雨を浴びながら
自らに問う

――今日
  ひと時の
  今を
  生きたか 
僕は今日 
仰向けに横たわる 
蝉のうつくしさを、知った
御弾きのぶつかりあうたび秋の虹


水澄みてメトロノームの影ゆれて


手でにぎりつぶすむらさき式部の実
 何かがゆっくりと近づいて来ている。それはやや静かに、それほど大きな音ではなく、それでも耳をすませば確実に聞き分けられるほどの大きさの足音を立てて、僕たちのそばに忍び寄ってきている。人々は早くも悲しみ ... エコバッグが
大量生産され
エコバッグによる
環境破壊が問題視されると
エコバッグに
高い税金が掛けられるようになり
結局、手で持って帰ることが
一番ということになって
サケの切身やシ ...
国道で
風上に向かって泳ぐトンボをみた
光の隙間を
上流に向かうメダカのように


少し斜めに傾いて揃って空を見上げる街路樹

一斉に翻る木の葉
光を透かして揺れるエノコログサの長い ...
日本国憲法は
完璧なものであり
ただの一言も変える必要はない
憲法改正には激しく反対する……ってね

日本国憲法第二十五条
「すべての国民は健康で文化的な
 最低限度の生活を営む権利を有 ...
子供:「わあ大変だ!海がやって来る海がやって来る」
母親:「あれは、海ではなく、波が打ち寄せてくるのよ」
ー小学生時の国語教科書より

  ▼

或る物がある
が、
在る=モノ
とし ...

だからって
古いって
発想自体が古い古い



だからって
新しいって
感覚自体が荒い荒い


捨てに捨てて
身軽になって自覚


削り削り
気軽に慣れて実 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
系統樹宮内緑自由詩1*20/8/28 17:21
なんという渡辺亘自由詩020/8/28 15:14
哀しみ自由詩120/8/28 14:19
里歌(さとか)2もっぷ俳句320/8/28 9:41
続・四百年に一人の少年st自由詩220/8/28 7:06
嘘つく、啄木鳥秋葉竹俳句320/8/28 5:55
フラワーチャイルドwc自由詩2*20/8/28 2:33
千億の花火済谷川蛍散文(批評...220/8/27 23:23
8月27日 付箋道草次郎散文(批評...2*20/8/27 20:45
朝が来るTAT短歌020/8/27 20:38
千日紅カマキリ自由詩220/8/27 20:14
Diary of August墨晶自由詩1*20/8/27 19:41
稜線山人散文(批評...6*20/8/27 18:04
山の端よしおかさく...自由詩120/8/27 15:34
吐露とねがい道草次郎自由詩1*20/8/27 13:14
対話へ自由詩1*20/8/27 10:01
不覚にもこたきひろし自由詩120/8/27 6:38
自由詩120/8/27 6:38
自由詩020/8/27 6:38
サメのサメたメ美空自由詩120/8/27 1:22
ずっと濡れてるはるな短歌220/8/27 0:13
夏の歌服部 剛自由詩120/8/27 0:07
晩夏の空自由詩120/8/27 0:05
みむらさきもっぷ俳句0*20/8/26 22:56
予兆 ―プロフェシー―岡部淳太郎散文(批評...2*20/8/26 20:55
エコバッグで溢れかえる世界花形新次自由詩020/8/26 19:23
ポプラ並木の上の空Lucy自由詩7*20/8/26 15:57
日本国憲法改正要求紀ノ川つかさ自由詩2*20/8/25 23:11
体験としての一元ロン/素描ひだかたけし自由詩3*20/8/25 21:45
渇き咲き 叫び裂くkomase...自由詩1*20/8/25 21:33

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加筆訂正:
フロントガラスにちいさな蝶が止まった/ただのみきや[20/8/28 6:38]
誤字訂正
フロントガラスにちいさな蝶が止まった/ただのみきや[20/8/27 6:36]
さらに一行修正
4.15sec.