ちぎれ花びら
ひらり
揺れ落ちて
世の川の瀬に
流れ漂う
目を凝らす
空の果て
悲しさ滲み
なみだ
零れる
愚かさの
只中で
葦は折れ
萎れ行く
されど
祈る
遠く
...
一人のつかれた様子の人間がスーパーマーケットの一角に立ちつくしている。棚に陳列されたあるチーズを眺めている。もう長いことそうしている。それはアルミ箔で六等分に個包装され赤黄色の円盤型の紙箱に収納され ...
山が二つあり こちらの山に対面するのもう一つの山のふもとの一軒の平屋の屋根の上で独り 舞踏を行っているのがわたしである
それをこちら側で見ているのが一卵性双生児の兄妹である
わたしから ...
手の中にあるものは見せずに
血の流れだけで育てていく
熱くて冷たい汗が引くまで
ギュッと握ればどうだ感じるか
夢は手相の上でジタバタしている
応援歌みたいに騒ぎ出すよ
運命線を背負ったまま ...
オレはさ
まだ自分のことが
よくわからないんだよね
間違ったものを信じてきて
それを人にすすめて
よかれと思ったんだけど
大枠で言えば
何も間違ったものはないんだけどさ
それって遠 ...
天変でも地異でもなかった
なのに
突然変異の如くあらわれて
人間の社会を襲ってきた
闇雲に
人身に侵入して
その組織を壊すから
人心を恐怖と不安に陥れた
テレビをつけたら
感 ...
とてもつらいことがあったとき
暖かいご飯を一口食べて
涙が止まらなくなったことがあったな
生きるって
そういうことだな
私は魚ではなく
人だから
海は
陸とつながってる部分が
好きだ
見渡す限り海だけの映像は
空恐ろしい
そこに岸があるからこそ
安心して美しいと思える
そして
岸から ...
海沿いに住む人は幸せだ
時には
ただ海を見ているだけで
変わるものがある
あなたが悩み迷ったとき
海は何も答えない
だけど
答えが必要じゃないことを教えてくれ ...
遠い? いや 遠くない
近い? いや 近くない
届く? いや 届かない
わかる? いや わからない
わたしが放るこの球をきみは捕ろうとしなくていい
球はただ転がっていく
元気ないね どうかした
顔色悪いよ
ちょっと休憩しない
着信鳴ってたよ
気にかけてもらってありがたい
でも 嬉しくない
喜べない
この気 ...
悪戦苦闘中なので無理
限られた自由
「
俺の心をぶち抜いた
キャベツを切り刻み
ニンニクを微塵切り
詰め込んでしまった
7つの銃弾は多すぎ
ロシアンルーレットに
...
おかされた罪とおかれたその場所でおかれたままに朽ちてゆく肉
午前二時濡れる鏡に映る肉千切っては投げ千切っては投げ
わたくしを忘れろと言うわたくしを思い出させる肉に歯の痕
夜が壊れていくから
窓に包帯を巻いた
朝は舌なめずりして
地平線の先で出番を窺っていた
幼子の泣声、いや
盛りのついた猫だろうか
街路はあらゆる音を
まっすぐに伝えてはくれない
...
ええ、いいわ。
ええ、もう、わたし、死にましょうか?
なぜ、悲しいうたばかり
流れるこの街で
くっだらない日常に
悩まされなければならない?
いつかみた、あの子の詩は
...
国境なき医師団が。TVCMつくって募金を募っている。
非常事態下だというのに非常識なやつらだ。
おまえらこそ勝手に医者面を隠れ蓑に、
貧困ビジネスやったりスパイ活動やったりしてんじゃねえ ...
すべての親しい者達が消えた日に
おまえは無感覚となりその鉈で
自らを切り裂く
遠い億万年の記憶と一体化し
どうして今此処に居るのかと
自問を続けながら
ひたすら自らを切り裂いていく
終わ ...
とどけるために、思いをこめた言葉は、宙を舞い、無の
なかを漂って、さまよっている。無のなかで、それらの
言葉だけが、有の属性を示している。すべては無なのだ
から、そのなかに有があったところで、意 ...
2020.3.20.
あの人は今… あの日の私は今…
まさか忘れたいのかい?
偶然 擦れ違ったあの人よ どうしてるの?
なんて思ったり… 覗き込んだり見上げたり
探し出したいんじ ...
愛は真っすぐ丘を登って行った
蹄の跡を頂に置き去りにして
光は渦巻いている
春の風がむき出しの土を{ルビ弄=まさぐ}っている
あの日太陽を塗りつぶしたのは誰だったか
わたしの心臓を突き刺 ...
光と影の中で
息を詰めている
都市と星
船は極地の上空にあり、
眼下の地球は
完璧な半球となって見えていた
昼と夜を分かつ明暗境界線を
見下ろしていた
境界線のうち、真ん中から ...
今日は
楽しかった
みんな
またね
って言って
僕は
終電に走る
なんとか
間に合って
来ていた
LINEを
返す
みんな
ありがとう
出会えて
よかった
そしてスマホ ...
今より若かりしころ、木の実ナナに似ているスーザンサランドン(スーザンのほうが少しだけ年上だけど)が出演していたshall we dance?を映画館で観た帰りの喫茶店で、リチャードギアはパチンコしてい ...
ギーギーギー
虫が鳴くと船が進むように
生まれたばかりの膜を破る
複雑だった僕等の言葉を
耳元で油を差す時は
シンプルな感情を孵化させて
奥まで届く方が美しい
風が届かない部屋に
散っ ...
腕に時計を巻き付けた事はありません
家が貧乏だったので腕時計買って貰えませんでしたから
その延長線上を歩いて来たら
大人になっていました
もしかしたら
成長するってそんなものじゃないかな
...
遊びトモダチ
トモダチ意識が煮詰まったマブダチ
仕事仲間
仕事以外で
趣味が同じ 夢がいっしょの
気持ちのあう仲間
一切私にはおりません
なので余計な気は使わないし
お金も出ていき ...
唯、傷は塞がっただけで 奥底に植え付けられた 過去たちがわざわざ 視界を滲ませ続ける。
人の惨劇の 常緑の星を頂く 銀翼を奪われた雀蜂が、舞い上がる独り舞台の 空になった香瓶の細口に ひしと偲ば ...
さよならが
身にしみた瞬間
時間が一瞬で溯る
満たされていた心が
風船のように割れ
記憶が一気に流れていく
追いかけても追いつけない
笑い声が風になって
次から次へと消えていく
空っ ...
傘に落ちるのは
こぼれた星のたね
空の雨漏りの下を
拾いながら歩く
雲の上で一生懸命
修理しているのは
虹の子供たち
君は照れ屋で僕は無口で
青空の下で鳥の歌をつかまえて
草の香りを聞いていた
二人言葉はなくても
一つの時間の中にいた
若く美しい葉の隙間に見える
空を丸く切取ったような月を
ひこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
祈り
あおいみつる
自由詩
3*
20/5/4 11:18
チーズの箱
ブッポウソウ
散文(批評...
0
20/5/4 9:50
d'or
墨晶
自由詩
2*
20/5/4 9:21
スカーレット
ミナト 螢
自由詩
1
20/5/4 7:45
王霊
トビラ
自由詩
1*
20/5/4 6:57
砂の嵐
こたきひろし
自由詩
3
20/5/4 6:32
茶碗
ガト
自由詩
6*
20/5/4 5:57
堤防
〃
自由詩
7*
20/5/4 5:54
うみねこ
〃
自由詩
1*
20/5/4 5:51
球
ブッポウソウ
自由詩
0
20/5/4 5:18
ほっといて
佐白光
自由詩
0*
20/5/4 2:06
いつも情報を無駄にしている
足立らどみ
自由詩
0
20/5/4 0:21
畜肉
ブッポウソウ
短歌
0
20/5/4 0:16
ステラ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
20/5/3 23:47
あなたへ捧ぐ愛という愛
秋葉竹
自由詩
8
20/5/3 22:24
国境なき疑惑
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/5/3 21:11
対峙(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
20/5/3 19:54
とどけるために
岡部淳太郎
自由詩
1
20/5/3 18:18
覗き込んだり見上げたり
余韻
自由詩
0
20/5/3 14:16
術もなく
ただのみきや
自由詩
10*
20/5/3 14:00
病院船
カワグチタケ...
自由詩
3
20/5/3 11:18
Line
コーリャ
自由詩
5
20/5/3 10:01
GWに振り返る
足立らどみ
散文(批評...
3*
20/5/3 8:19
虫の音
ミナト 螢
自由詩
2*
20/5/3 7:46
腕に時計を
こたきひろし
自由詩
4
20/5/3 6:56
空気が読めない
〃
自由詩
3
20/5/3 6:25
塒
あらい
自由詩
1
20/5/2 22:26
貧乏な空
丘白月
自由詩
2
20/5/2 20:24
空の雨漏り
〃
自由詩
1
20/5/2 20:23
初夏の幻想
〃
自由詩
0
20/5/2 20:23
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
821
822
823
824
825
826
827
828
829
830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
加筆訂正:
GWに振り返る
/
足立らどみ
[20/5/3 9:30]
雄叫びを伏せ字にしておきますわ(理由:ライオンキングみたいだから)
GWに振り返る
/
足立らどみ
[20/5/3 9:28]
雄叫びを伏せ字に変更しておきますわ
4.1sec.