学校のノートや教科書の余白に
落書きみたいに書いていた文章
それをいつか誰かに
読んで貰いたいなんて思わなかった
それらは
俺の未熟な心の隙間から落ちこぼれた言葉
だからさ
...
つま先にあたった石ころが
ころころ
ゆるく転がって川に落ちる
何の音もしない
七年前
職場のわたしの歓迎会は
小ぎれいな洋風レストランに皆集まった
こ ...
ようこそ 52億年の誕生を迎える今日という日の門出を祝します。
パスをお待ちのあなた宛にここから先はシアノバクテリアがお供いたします。
緑藻一面晴れ渡る空 海岸線は紫色の塗 ...
無造作に置かれている靴
気に留めることもない
朝の出勤の時
靴ベラを用意
行ってきます
繰り返される日々
奥さんが友人と温泉旅行
次の朝私 ...
「けれどね。」
君はひたすら早熟の無花果を皿に並べているだけで、こちらには目もくれやしない。無論食べる気も無いのだ。
同罪なのだ、なら悪い子だ、ねえ。私達の思いは重なることもなく、ただ庇オオわれて ...
冷蔵庫から子供の頭部とおくるみを
毎日切り刻みながら
君だけに盛り上がった
低学年男子の勃起を器に擦りつけて
テーブルに並べる
(コウノトリはキャベツ畑で卵を温めている)、
という事に ...
今夜
この惑星の何処かで
誰かの精神が囁く
その言葉は声にならないから
誰にも聴きとれない
だけど確かに
「愛はどこにあるの」
と精神に伝わってくるんだ
だったら僕の話を聞いて ...
八月が
アスファルトを割り
自らの骨を
苗床に咲く
一輪のうつくしさを
知ることはない
はてない野を
踏み出した一歩
素足に残る感触
燃え、骨になり
芽吹く
秘密基地の
...
近所に打ち放しコンクリのばかでかい博物館がある。
館内はなぜだかいっつも薄ら寒くて
無機質なあいつの心ん中みたいなんだ。
奴はそれこそ、のっぺりした四角四面の「ぬりかべ」だね。
ちょい ...
どうして、
楽しいままではいられないんだろう
窓の外、騒がしい
過去、からの復讐に
さいなまれる
現在
破り取られた辞書の1ページが
小さく幻肢する、午後
いくら「今」を積み上げても
...
立てかけたギターが倒れかける夏
しずかな映画のしずけさを引き摺る
いつしか終わっていた曲と雨ふる
きつい煙草をあげた夏の畔
死にぞこないの春だ
ちぎれた雲がふいとさみしい
こんな小さな破片 ...
飯食うの 噛むの面倒 飽きちった
壊れてる 頭と感情 楽しいよ
おいらから アホ出汁取れば 聖人だ
ダイヤモンド 漬物石の方が 役に立つ
4K8K 老眼なので 32K48だ
そのとき
両脇に親が眠り
その真ん中に
自分が横たわっていた
三歳の私は夜中突然目覚め
それから眠れなくなった
〈今、両脇で死んだように眠っている親達がいなくなったら
自分はこの ...
女性器ほど
複雑なものは
ないんだよなあ
べろべろ
いつからか往き來する
一輪車のりのほそながい影
軒から逆さに見下ろす
くれがたの橫町
{ルビ世界=今日}の終わり
無言の道化たち
陶然と ...
遠雷が鳴る あとかさき
かなかなひぐらし かなしんで
夏の報せ、がたくさん奪っていった
なつのせみはるのせみ黙っていった
遠野で踊るハタタ神、てをのばして
あの遠雷に帽子を被せたい
...
死にたいとググッたらこころの健康相談ダイヤルの番号が表示された
生きたいとググッてみたところ同じくこころの健康相談ダイヤルの番号が表示された
すこし元気が出た
なんのひかりもありません
しにたいです
けど
ひかりがないことと
しにたいことが
つながるのは
おかしいですね
わたしのこしらえきた
なにかは
たんらくてきに
どこまでも
まちが ...
その夜も、公園に集まる子供たちは
ベンチに座る男を取り囲む。
男は慣れた様子で、握った両手のこぶしを
くるくる回して踊ってみせる。
そして最後のひとりまでも催眠にかけると、
ぱっと手のひらを ...
剥き出されている
神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した
何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ...
呻いている。
ただひたすら、呻いている。
枯れ果てて死んだ、
ひび割れた大地に
立ち竦んでいる。
風はびゅうびゅうと髪を乱す
口の中に砂が封じるように入ってくる。
血 ...
産まれたばかりは
眠っているか泣いてばかりいた
産まれてばかりも
夢を見るのか
見ないのか
記憶は何もない
まるで
無感覚か無意識の
暗闇だったから
誰かに
何者かに
...
)サラ ? 目が覚めたのね。
エシャロットとベーコンのスープを口にしたのは床に寝ついてから二日目の朝だった。
叔母のエミーは料理をテーブルに置くと狭いベットのわきをすり抜けてカーテンを引 ...
能力を熊力と書いたのは態と
まるで丸みたいにみえる八角形
黒歴史 たくさんの色が混ざってる
てのひらのなかにひらがなみつけた日
バス停でコントラバスを弾いている
しわがれた老人の声が低く響き、それに続いて男と女の声が虚ろに空間の中に広がる。冷たく、そして何もなく、暗闇に包まれた空間。そこに起こる物音はすべて柔らかな海綿に沁み入るように、だんだんとその質量を失 ...
地下室への階段を降りてゆくと
探していた言葉があった
それは難しい言葉なんかではなくて
なんてことはない言葉だった
くだらないなぞなぞの答えのような
拍子抜けするようなやつ
でも 昔は仲良 ...
営農センターの方から多くの桃が北側の倉庫に運ばれて来ていた。
フォークリフトの爪が木製のパレットに引っ掛かかる時に出す苦しげな音が梅雨明けの北信地方に反響し、鉄で出来た{ルビ軌条=レール}のような態 ...
とうにもう
枯野の向こうへ行きやったけど
おれに初めてフグを食わしてくれたんは
おんじゃん(おじいちゃん)やった
唇がぴりぴりしたら言いや
フグの毒がまわったゆうことやさかいにな
おれ ...
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え
死を前にして、死を前にして
外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る ...
私は妻であるようだから
妻の声帯から声を出す
「夕飯はなんにします?」
私の息子があたかも私であるかのように返事をする
彼とは離れて暮らしているのに
「ひさしぶりにトンカツなどがよいです」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
題名が思い浮かばない
こたきひろし
自由詩
2
20/8/1 8:15
重い紙袋
七
自由詩
12*
20/8/1 4:33
葉緑体宣言
アラガイs
自由詩
4*
20/8/1 3:51
玄関の靴
佐白光
自由詩
2*
20/8/1 1:56
朔夜
あらい
自由詩
1
20/8/1 1:11
日課
為平 澪
自由詩
2
20/8/1 1:07
今夜、僕が言いたかったこと
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/8/1 0:38
八月
wc
自由詩
2
20/8/1 0:27
うだる博物館の妙
自由美学
散文(批評...
1
20/7/31 22:59
蝉
めー
自由詩
1
20/7/31 22:52
罪状(自由律俳句)
直治
俳句
2
20/7/31 21:53
狂句⑳
あい うえお
川柳
0
20/7/31 20:47
ループ
ひだかたけし
自由詩
5
20/7/31 20:36
ほのぼの感
花形新次
自由詩
0
20/7/31 20:33
il crepuscolo
墨晶
自由詩
3*
20/7/31 19:42
かみなり
帆場蔵人
自由詩
4
20/7/31 19:18
ググる
道草次郎
自由詩
2*
20/7/31 17:26
さようなら
〃
自由詩
1*
20/7/31 16:13
[:talon
プテラノドン
自由詩
0
20/7/31 16:00
荒野
ひだかたけし
自由詩
3
20/7/31 15:08
怒り
ゆるこ
自由詩
1
20/7/31 13:16
思い出の中で記憶が揺れるのか 記憶の中で思い出が揺れるのか
こたきひろし
自由詩
1
20/7/31 6:57
「burning,Banksy」
アラガイs
自由詩
2*
20/7/31 3:16
見つける
水宮うみ
川柳
0*
20/7/31 1:01
19歳の不安
七尾きよし
自由詩
0
20/7/30 23:07
詩のリハビリ
滝本政博
自由詩
7*
20/7/30 21:32
始業の鐘
道草次郎
散文(批評...
2*
20/7/30 21:26
てっぽう
yo-yo
自由詩
3*
20/7/30 21:26
境界にて
ひだかたけし
自由詩
2
20/7/30 21:13
妻になった日
滝本政博
自由詩
4*
20/7/30 20:52
822
823
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852
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854
855
856
857
858
859
860
861
862
加筆訂正:
「burning,Banksy」
/
アラガイs
[20/8/1 4:31]
少し修正しました。
3.49sec.