ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっそり
横たわり在る
(空は妙に白く透き通り
皮膜の裏光り)
湖は波一つ立てず
こちら ...
月静か骨はどこだろ父さんの
今ここです父さん見てて十三夜
わたしがぞうさんだったころ
大きな大きな夢と希望と
ありあまる時間と可能性と
努力すればいくらでも磨ける若さと才能と
確かな記憶と集中力と
眠らなくてもどこまでも歩ける体力と
持て余すほど ...
逃げるように追う
生と死が紙一重で競う
ライオンが腹を満たした後
バッファローの白骨が赤土の上に横たわる
お前の第三の目はそれを焼きつけ
命が永遠に巡る清流を捉える
魔が差して 両 ...
ぶっ壊れたのが
ほうられて
くさりながらも
笑ってる
わるいこころが
湧きだして
よごれくすんで
何もかも
消えたくなって
でも
きえず
んなこといや
おこられる
い ...
子供のころ
ある 二月の夜に
こんな
ふ
う
に
電
線
を
伝
っ
...
海が見たい とつぶやいた
あなたは今日の今頃は
白いベル付きの
ドアの向こう
あなたののこした
たった一つの
小麦色の帽子をもって
記憶の底の海へ行こう
※※※※※※※※※※※ ...
やわらかいことばで
伝えようとすると
よけいにかたくなに
なってゆく
ひとは水なんだってさ
そんなことも
夕方にもなればようやく
ひとごこちのつける
その風 ...
風鈴の音が朝から鳴っていて、それがすごく五月蝿く感じられる。だいぶ焦っているようだ。
自分の人生を台無しにしてしまうことを今までたくさんしてきた。いい大人なのに嫁や母親に頼んで会社に ...
秋の夜が長いというからどれどれと測ってみれば測るトコない
夕焼けを百枚撮って朝焼けも百枚撮れば焼けの勇者よ
「つまんない」大人になって言ったって別にいいじゃん人間だもの
時計とはすな ...
空になった麦酒の樽が火傷する位に熱くなってる
アサヒビールも麒麟もサントリーもサッポロも
あっ企業名書いてしまったよ
まったくもってけしからんな
スーパーやドラッグストアやお酒の一般店から ...
{引用=☆盆暗は凡句らららと詠めばよし}
欠伸した猫からぴょんと秋の空
初秋の胡坐に灯る夜光虫
涙より鼻ちょうちんの秋の雲
...
ちなんで、もしも、である前に
観察するだけのキャットファイトを
虫の温かみで、あざ笑ってみせよう
高熱のオクターブで赤ペンを溶かして
番犬をレンチン、はっかの匂いがするのだ
葉脈のふ ...
なんかなくしていって
傘の色が透明だと便利だけど
コンビニで買ったりして
適当に置き忘れたりして
なんでもそうかもって
好きだった本とか
場所がないから売ったりして
Kindleで読 ...
小さなポシェットひとつで、あなたは何処へだって行けるんですよ。
もちろんポシェットふたつでも、おそらくポシェットなど持たずとも。
夜明けとともに
星座から手紙が漂着する
卍が印された切手を剥がして
ガスコンロの火でそれを焼く
それから二度寝をしたら
ウラン鉱脈の至る所から水滴を集めてきた子供が雪原で蹲り耳を塞ぎながらア ...
星の刻
ぼくは砂漠のトカゲで
歩き疲れたラクダは銀河を見ていた
水溜まりにはジュラ紀の鬱蒼が
ネアンデルタール人の女の子とも恋をして
{引用=弄ぶ時流のうねり
倦むことなき鍾 ...
そらの光が、しろいのは
せかいの悲しみが、混ざっているから。
夜になれば、小雨が降り
ほおりだされた悲しみが、忘れられている。
陸にうちあげられるつめたい海水よ、
あらそい ...
あさ起きて
星を喰う
流れ星が
喉に支える
腹の子が
早く出せと
騒いでいる
光線が
蒼く
地平を染めて
物事は起こり
終わり続けている
あー
...
その犬は腹に包帯を巻かれていた
包帯は彼の血とその他の体液で汚れていた
犬は包帯の下で傷口が開いているのが想像出来た
朝と言わず日中と言わず夜と言わず
犬は街中を街の周辺をひたすら歩き回っ ...
夜
長女からいきなり言われた。
「お父さん恋愛相談にのってくれない」
私は吃驚してしまった。
彼女はもうすぐ三十歳になる。
「それは難しいかな」
私はそう答えてしまった。
「どうして ...
百よりも承知で
まちがいをした
星や花やきれいな色を
片端から万引き
雛の初恋も
水際の目配せも
みんな無理に抱きつぶした
夜よりも深い穴を開いて
世界からはなにも盗めないと
...
梶原一騎の
相当なファンで
尊敬する人と訊かれれば
梶原一騎です!と堂々と
答えていた中学時代
編集者の片腕折ろうが
それは変わらなかった
一番好きなのは
タイガーマスク
飛 ...
ぽつりぽつりと
降り出した
雨粒のような哀しみ
傘が無いので
避けようもなく
手を翳しても
隙間を抜けて
私をめがけて落ちて来る
それは
とても小さな粒だけど
胸に ...
白い部屋に横たわり
独り時が過ぎるのを
さっきからずっと眺めている
)右足の親指が急につり
)反り返ったまま動かない
無音無言の部屋のなか
時は流砂のように流れていき
私が上げる ...
前を見れば誰かの背中
後方からは抜き去ろうとする者の足音
周りを意識し過ぎれば
自ずからデスレースを走ることになるだろう
胸の中ににぶら下がった心臓は
おまえだけのストップウォッチ
...
絵本に入るように
嘘をついた
幸せな嘘
私は善い人間で
悪い人は出てこない
みんなが幸せで
涙の味を誰も知らない
だめなひと
いとしい
すまなそうにうつむいて
小さく笑う
もういいから
だめでいいから
わかってるから
そんなに小さくなるな
泣きたくなる ...
夏の終わり
暑さだけ残して
太陽が少しずつ
遠くなる
街の中で
暑い暑いと言いながら
人のいなくなった海の面影が
頭の中でしまわれる
毎年同じ
何か忘れ物をしたよ ...
雷が断続的に鳴り響く飼い猫は僕から離れない
神社へと続く階段二百段神と一つになった感覚
詐欺師達何年か経ちまた古い方法使い詐欺を働く
夏までは後少しだと梅雨が言う最後の悪足掻きみたい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
在る
ひだかたけし
自由詩
2*
20/8/21 13:31
月静か
もっぷ
俳句
0
20/8/21 6:34
わたしがぞうさんだったころ (童謡「かくざとういっこ」によせ ...
Lucy
自由詩
6
20/8/20 21:09
サピエンス
桂
自由詩
2
20/8/20 14:33
櫂
道草次郎
自由詩
2*
20/8/20 11:01
二月の夜に
Giovan...
自由詩
4*
20/8/20 9:49
はまなす
〃
自由詩
5
20/8/20 9:33
はなび
AB(なかほ...
自由詩
4
20/8/20 9:02
クズの夕暮れ
道草次郎
散文(批評...
2*
20/8/20 1:31
秋ノ夜長
〃
短歌
0
20/8/20 0:38
殺人兵器 猛暑
こたきひろし
自由詩
2
20/8/20 0:11
猫あくび
道草次郎
川柳
0
20/8/19 23:43
春休みの宿題訴訟
星 ゆり
自由詩
4
20/8/19 23:21
すこし背中がまるいかも
かんな
自由詩
3
20/8/19 16:16
ポシェット
クーヘン
自由詩
4*
20/8/19 12:14
時と思想
道草次郎
自由詩
1*
20/8/19 11:38
星の刻
〃
自由詩
6*
20/8/19 10:33
ある夏の夜に、砂浜で花火をした。
秋葉竹
自由詩
4
20/8/19 2:41
土星
はるな
自由詩
2
20/8/19 2:25
病んだ犬は
こたきひろし
自由詩
1
20/8/19 1:07
人は哀しみの器じゃなくて
〃
自由詩
2
20/8/18 23:57
憧れ
はるな
自由詩
2
20/8/18 23:57
タイガーマスク
花形新次
自由詩
2
20/8/18 23:11
悲しみ
風の化身
自由詩
0
20/8/18 21:43
繋縛
ひだかたけし
自由詩
4
20/8/18 21:26
マイペース
桂
自由詩
1
20/8/18 14:34
小さい猫の本
ガト
自由詩
1*
20/8/18 5:22
街灯
〃
自由詩
3*
20/8/18 5:17
サンダル
〃
自由詩
2*
20/8/18 5:14
雷
夏川ゆう
短歌
2
20/8/18 4:55
813
814
815
816
817
818
819
820
821
822
823
824
825
826
827
828
829
830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
852
853
3.66sec.