何もしていない時に
僕は 良く外に出かける
そしてカメラを持って
考えながら 立っている
渋谷の歩道橋の上
池袋のドンキホーテの前
新宿のプロムナードの地下
品川の駅の改札の前
...
見よ そこにて廻るは 肉付いた枯葉
揺れる花弁 それは指に 吸い付き離れない
羽根は重みを得て 歩く喜びを知る
風にそよぐだけの絹 脚を包んで 前へ出て
後ろ髪は 前へくりだし 踊る巫女
...
せせらぎは忘却のように消え失せてしまった、もう、おまえは、地に落ちた果物みたいにいびつで惨めなしろものだ、指先が震えているのは、根源的なおそれのせい、途方もない量の雨が世界に飛び降りてくる、人々の ...
とどまる 1
{引用=ここに
とどまっていると
裁かれる
変化のない停滞に見えて
それは罪であると
見做される}
とどまる 2
{引用=ここになんとか
と ...
借り物の 言葉くっつけ 狂句だよ
眠ってた 福沢諭吉 利子つかず
綿密に 時間に泊まる 蝉の声
子の心 駄々洩れしてる 親の見栄
なにもかも 見透かされたよ お見合いさ
おいらも ...
鍵をかけて、
夕暮れの、まだらな空を閉じ込めた
マジックアワーと君の境界線がぼやけて
滲んでいくよ、私の目の前で
蜻蛉が 飛んでゆく
飛行機雲の上をなぞって 飛んでゆく
左手の缶チ ...
大白川登山口に着くと雨となり、当然誰も居なかった。レンタル簡易トイレがのっそり立ち、周りには雑草やらススキが生い茂っている。雨は次第に本降りとなり、雨具を着る。
今日を逃がすと次回はいつ行けるかわ ...
予定通り、第2波来るかこの度の社会の距離は露呈うながす
どうせなら終点駅まで行きついて31トイレで表現してみる
(令和1)
洋と和がくっつき並ぶトイレあり何用なのか未だ解らず
...
視線はとうに落ちかかる薄明の世、
方角を奪われた腕は 針を持つのを弛める
無論堕ち刺さるのは己の胸へ 濃淡の淵を
縫うように咽ぶ喘鳴が助長していたどころか、
赤銅に威ぶる陽の眼底から
あやふ ...
新しい靴とスカートで行くからさ 君よ、どうか、汚してくれたら
十七時取り残された公園でまだ揺れているブランコひとつ
想像の綺麗なナイフ握りしめいざ飛び込まん君の懐
このコートまだ時期 ...
湯に浸かりノスタルジーに浸ってる
雨のなか潤っている草と土
梅干しのすっぱさ侮り後悔する
きみが笑う この永遠を信じている
君が見たかも知れない空を
僕も見上げて朝は始まる
会いたいのに会えなくて
青は丁寧に心を騙す
嫌われるのがとても怖いから
この距離を僕の広告にして
君のリモコンで消されたい
自信がないけ ...
若い女性のみずみずしい肢体が
老人の眼を焦がすんだ
見てはいけないのか
いやらしく見ていたら
汚ならしいのか
同じ位の年頃の娘が俺にはいるんだから
恥ずかしくないのかと
自分に言 ...
今日までのところ
疫病には感染しないですんでいる
とは言っても症状にあらわれていないだけで
真実はわからない
一度も確かめてはいないのだから
マスクは常時口に蓋をしてる
もともと人 ...
母が懐かしそうに
思い出話をするとき
私はいつも
「忘れた」って言う
お母さん私
今その話を思い出したくない
なんでだろう
幸せの記憶なのに
なんでだろう
鼻の奥が熱 ...
思い出は
ぼんやりした
景色の中にあるよ
夏の夕暮れの
田舎の電車とか
色あせた自動販売機とか
誰かの白いシャツとか
それはどんな記念日よりも
心に残って消えない
...
無駄を絶った 貴方は清らか
その足は 塵を蹴らない
無駄を取った 貴方は清らか
その足は 穢れを蹴って 尚浄い
無駄を切った 貴方は軽やか
その下は 永遠に熱くなる こはない
無駄を削 ...
風船をふくらましてよ ひとりでに地中海までとんでいくなら
はなれたの それともわたしがはなしたの 派生していくはだかのきおく
さみしさが寄せ集まって血縁の観葉植物(手をつないでて) ...
空想・言霊の串刺し 都市化のサバンナ
賞味期限切れた オブラート
肌色の あかさたな 魚眼 レンズの はまやらわ
ローカルな 恋心 ゲリラ拍子の 合いの手
地球の扶養家族 お月様 ...
あなたのことを思い、私はこんなに愛に満たされてもう溺れそうに。
これが生きてるってことなんだね。
僕たちは永遠にひとつになることができない二筋の流れ星。
嗚呼 ...
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく
知らない内に
虫に刺された
二の腕
かゆくてかゆくて
手が伸びてしまう
まるで
あなたが噛みついたみたい
忘れたくても
脳に焼き付いて
手が伸びてしまう
厄介もの
腫れあ ...
みんな必死に頑張ってる
頑張って生きてる
でも、元の世界に戻って欲しくない
元の世界で僕は生きられない
何もない世界で
みんなが頑張っている中
僕も頑張っている気になって
このまま海辺を ...
私の席からあなたが見える
仕事中時折目が合う
誰も気がついていない
そう思っているのは
私たちだけかもしれない
社内ではあまり喋らない
敢えてあまり喋らない
プライベートの時 ...
マスクを外す
雨上がり 草木の匂い
白蝶の群れる木
{引用=風船}
パンパンに膨らんで気づく
出口のない恋はつらいもの
でも破裂はしない
いつのまにか萎んでる
ここ ...
微睡む窓から
静かな私が飛びたつ
静かさに沿うかぎり
どこまでも遠くまで飛んでゆける
さえずりや
せせらぎや
さざめきや
ざわめきや
を 内包しつつも
静かさは静かさのままで
...
身 体 が 元 気 に な っ て
き た と き に は 気 を
つ け な け れ ば い け ま
せ ん 。 う ま い こ と
を 書 け た と き に も 気
を つ け ...
芝生はいい
寝転がって
僕たちは笑う
とくになにがあったわけでもないのに
ただ笑って
じゃれ合って
空を眺める
雲が何にでも見えた
アイスクリーム
蛇の目
ありえない獣
五本 ...
アスファルトに落ちる雨音を
消し去る足音が聞こえれば
傘を持つ私の手にあなたの手が重なる
小さな傘を分け合う二人は
時間も分け合い
同じ道を歩いているはず ...
「私もかつては人間でした」
ロボットはラピスラズリを
キャンディ紙に包み
両端をクルクルと回す
「さあどうぞ」
彼女はそれを受け取って
代わりに写真を渡す
「火星の渓谷ですか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
45歳のスニーカー
番田
自由詩
2
20/6/15 1:39
エゴ・エリスⅡ 私の鳩よ 汚れのないものよ 私の頭は露にぬれ ...
PAULA0...
自由詩
0
20/6/15 0:53
子守歌は静寂の雑踏のなかで
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/6/15 0:29
小詩集・とどまる
岡部淳太郎
自由詩
8
20/6/14 22:28
狂句①
あい うえお
川柳
1
20/6/14 19:52
栄養
ゆるこ
自由詩
4
20/6/14 18:11
雨はきらいじゃない(落ちの無い話)
山人
散文(批評...
5*
20/6/14 17:26
未知身、焉知敵。嗚呼
足立らどみ
短歌
0*
20/6/14 17:10
雨漏り
あらい
自由詩
1
20/6/14 15:11
お弁当作る機会が無くなって代わりに詰める三十一文字
きりはらいを...
短歌
7
20/6/14 14:13
海の水
水宮うみ
川柳
2*
20/6/14 10:48
恋煩い
ミナト 螢
自由詩
2*
20/6/14 10:20
愚か者
こたきひろし
自由詩
4
20/6/14 9:21
もうこれ以上たえられなくて
〃
自由詩
1
20/6/14 8:26
台所
ガト
自由詩
3*
20/6/14 5:32
逆光
〃
自由詩
6*
20/6/14 5:24
エゴ・エリスⅡ ああ わが愛する者 あなたはなんと美しいこと ...
PAULA0...
自由詩
0
20/6/14 0:50
ひだり肩越しに見る夜
ことこ
短歌
3*
20/6/13 21:09
思考滅裂④
あい うえお
自由詩
0
20/6/13 21:05
溺死
viraj
自由詩
1
20/6/13 21:05
みなぞこ
ひだかたけし
自由詩
4
20/6/13 20:01
虫刺され
卯月とわ子
自由詩
0
20/6/13 18:46
by the sea
opus
自由詩
1
20/6/13 17:34
社内恋愛
夏川ゆう
自由詩
2
20/6/13 16:43
静かに乱れる呼吸
ただのみきや
自由詩
5*
20/6/13 13:36
微睡む窓
塔野夏子
自由詩
4*
20/6/13 11:02
ソーシャル・ディスタンス
りゅうさん
自由詩
1
20/6/13 5:43
ありったけ
七
自由詩
13*
20/6/13 3:15
雨粒
佐白光
自由詩
2*
20/6/13 2:13
Was us
mizuno...
自由詩
3
20/6/13 1:47
813
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842
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850
851
852
853
加筆訂正:
静かに乱れる呼吸
/
ただのみきや
[20/6/13 16:45]
脱字修正
3.84sec.