この凛とした 、夜の大気に
夕暮れ斜光の余韻 未だ響き
寂寥空洞のその彼方 、遠い畏怖が蘇る
君の豊かな白い乳房に
西陽のなか幾筋も浮いていた、
蒼い血管の生々しさを
善いことばかりしてきたけど
うまくいかない事ばかりで
ワタシ、つまらない
悪いことばかりしてきたけど
うまくいく事ばかりで
オレも、ある意味でつまらない
ワタシ不良になって
人生 ...
ちいさい秋みぃつけた、と
歌う、子らがいなくなって
久しい庭で百歳近い老木が
風にひどく咳をする
また長く延びる影を
煩わしく思った人が
老木を切り倒して
春には明るい庭で
...
透き通った世界の境界には、透明な獣がいて、澄んだ夜を吠えている。明け方の明星を夢みて、夜明けの明けない空に遠吠えをする。透明な獣が夜空を嘆く時、そこには無限の連なりと重なりがあって、透明な獣を優しく ...
ご飯を炊いて
魚を焼いて
味噌汁作って
食事をする
生活の回る
快い音が聞こえる
幸せとはこういうものだ
洗濯をして
ベランダに干して
部屋に取り込んで
きれいにたたむ
...
忘れることができたのは
ついに自分に勝てたから
ではなく
燃え盛っていた胸の火が
ただ儚くもかき消えたから
恋慕い
ついに手に入れたもの
手に入らなかったものたちが
木立の間に ...
田舎じゃ入って二年の女子高生が仔を孕み
どうすることも出来ずに
協会病院へ行ったと
子ども堕して平気の平左
不審に思って病院が問い合わせて
ばれたんだと
学校辞めて今家に居るんだと
ばが ...
空腹の怪獣は
なんでもペロリ
ひと口で食べつくす
おいでよ、怪獣
僕の悩みも
ペロリと食べて
この憂鬱を消し去っておくれ
誰にも会わなかった日の午後
思い浮かんだ 友達との日々 だけど 顔は忘れていた
僕は夢ばかりを見ていたからだろうか
だけど 夢は僕に 一体 何を与えてくれたのだろうか
六本木でバスキア ...
人は詩人にはなれない
まわりくどく
うんざりするほど
くどい説明しか書けない
月や花は何も語らないけど
存在そのもが
永遠に詩を詠ませる
季節だけが唯一詩人であり
人はその ...
冬のしゃぼん玉たち
雪にはじめまして やぁ、はじめまして
それからさよなら ふれたら消える友だち
めくばせしながら ふるりふるり
のぞきこんでごらん ほら うつるよ
...
季節のない島には誰もかれもがやって来て、そして鳥のように消えていく
島の中央には工場らしき姿勢で大きく聳え立つ、この施設は時穴(ジーナ)とも呼ばれていた
それは単純に施設の内部が空洞化され、暗 ...
ある日
どんな気持ちの迷いか
それとも突発的な事故と解釈するべきか
お年頃の二人の娘に
お父さんは童貞だよ
と
言ってしまった
すると上の娘が何ら怯む事なく
私達二人共、小学校の時 ...
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた
彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か ...
人は一度幸せを手に入れてしまうと
幸せとは簡単に手に入るものだと思うようになるらしい。
人は一度幸せを手に入れてしまうと
幸せを簡単にわけてあげられると思うようになるらしい。 ...
信じていた。
奇跡を、言葉を、人柄を
信じている。
教えを、心を、意義を
信じているのだ。
皆、私も
だから
真実でなければならない。
嘘にしてはならない。
...
何でかな あの人 せっかく道ですれ違ったのに
知らぬ顔 横向いて
久し振りに 見たあの顔が あなたなんか知らないよって
そう言ってる 気がついて
だからわたしも 目を逸らす
...
夜明けには まだ遠い 眠れない夜
夜明けが近い もう眠らない夜
もうすぐ聴こえる 早起き鳥の声
もうすぐやって来る 新聞配達
夜明けには まだ遠い 眠れない夜
夜 ...
激しい痙攣のあと、強制終了のように訪れる眠りの中で見る悪夢にも似た感覚を現実まで引き摺り出してしまう不得手な目覚めの数十秒、果たして俺はすでに死人なのか、と無意識に手首に触れている…微かに、致命的な嘘 ...
朝焼けを見ながら食べた卵焼き
この風に去年も触れた気がしてる
青色がのんびり過ごす晴れた空
夕焼けに町はほんのり大人びる
真夜中が夢のむこうで待っている
さようならの後ろで
顔を出している人がいる
気付いてほしそうにしているのが癪に障って
無視をして歩き出した
でも何だか涙が出てきて
振り返ってしまったのだ
だけれどあなたは振り ...
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した
いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香 ...
向かいの家の屋根瓦が
黄金色に照り輝き
高い高い秋晴れに
遊ぶ子供達の声も軽やかだ
一方私は布団のなか
鉛の憂鬱を抱えながら
それでもこの美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青 ...
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
青い毛糸は丸い地球のよう
途中で絡まりケンカもするけど
国境という線を守りながら
たまに出かけて色を貰ってくる
ざっくりとした編み目の中には
どんなプレゼントも隠せないまま
爪に引っか ...
魅力ある町にしようと話し合い新しいもの取り入れる勇気
ラジオから鳴り響く歌懐かしい懐かしさだけ集めた番組
ラジオ聴き最近の曲知っていく歌詞重視の曲を聴きたい
昔見た映画のシーン思い出 ...
おっちゃんがくわえた紙
おっちゃんの顔を蓋した
酷くやな気分だ
誰ももう僕のベッドには近寄らない
古い目覚まし時計
親父が 長く務められたからと貰ってきた
そいつが僕をせきたてる
お前の番だ、そういうことなんだ、ってな
寝過ごす ...
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる
そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて
悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
...
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの
人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど
幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残響
ひだかたけし
自由詩
6
19/11/6 22:50
善悪輪廻
イオン
自由詩
3*
19/11/6 22:47
小さな秋
帆場蔵人
自由詩
5
19/11/6 22:17
けものの夢
朧月夜
自由詩
1*
19/11/6 16:56
幸せ
葉leaf
自由詩
5
19/11/6 15:32
晩秋の空に
Lucy
自由詩
10*
19/11/6 11:45
ばがでが
板谷みきょう
自由詩
0
19/11/6 10:45
はらぺこ
卯月とわ子
自由詩
0
19/11/6 9:33
僕とバスキア展
番田
自由詩
0
19/11/6 8:44
詩
丘白月
自由詩
3
19/11/6 8:42
冬のしゃぼん玉たち
帆場蔵人
自由詩
3
19/11/6 7:15
無人島「梟石」
アラガイs
自由詩
5*
19/11/6 3:10
月の満ち欠けにまつわる物陰
こたきひろし
自由詩
3
19/11/6 0:11
夢現〇境界
ひだかたけし
自由詩
4*
19/11/5 22:17
少女A
もっぷ
自由詩
1*
19/11/5 22:11
Judah
水知鴇都
自由詩
1
19/11/5 22:06
邂逅前夜
もっぷ
自由詩
2*
19/11/5 22:04
夜明け
〃
自由詩
3*
19/11/5 21:54
狼狽える詩人どもに
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
19/11/5 21:18
一つの一日
水宮うみ
川柳
4*
19/11/5 19:48
さようなら
きみのてを
自由詩
4
19/11/5 15:44
恋愛詩
Giovan...
自由詩
10*
19/11/5 14:30
この秋日に
ひだかたけし
自由詩
10
19/11/5 12:48
コアラ
クーヘン
自由詩
10*
19/11/5 12:36
セーターの詩
ミナト 螢
自由詩
2*
19/11/5 6:42
映画
夏川ゆう
短歌
4+
19/11/5 5:11
向かい風
木葉 揺
自由詩
1
19/11/5 2:10
朝起きて、いきていく
竜門勇気
自由詩
1*
19/11/4 23:34
誤算だらけのラブソング
こたきひろし
自由詩
7
19/11/4 23:21
ことば
梅昆布茶
自由詩
15
19/11/4 22:19
830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
852
853
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
3.9sec.