生きる希望
なんて簡単に手に入らない
惰性に転がされて生きているんだからさ
転がりながら生きているんだからさ
生きる希望なんて何処に有るんだよ
生きる希望よりも
絶望に励まされ ...
波の切れ間に見える景色を
逃げ水に浮かぶ風景を
夕涼みに流れる静寂と虫の音を
けれど
青空がこわいから
(臆病は治らない)
夏の気配に
...
緑色の衣を羽織り人が死んでいる。
うっすらと開かれた瞳に映る永遠。
絶望や幸福を超越する組まれた手。
愛に包まれた人生。
音もなく忍び寄る悲しみは
目の前に広がる大海を ...
虚無は底を打つ。殴りつけ罵倒しながらわたしはこの地を去って行く。蒐集家、乱暴な男。銭は底をつき廃墟に見送られ一人見知らぬ場所で客死するのだ。 etc.by 胡蝶(多児真晴)
使われない物 ...
『これはそんじょそこらの百貨店には売ってない。』と、
いかにも百円な感じのスコップを持って断言する
大きなサングラスをかけた男の人が立っていて、
変わった人だなあと感想を抱いた。
この人ど ...
この宇宙に
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
夜の底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る
捧げられ 捧げる 全ては一途な捧げもの
...
誰かに取り残されたみたいな
町に住んでいる
夏が透けると思うのは
隣人の会話が
窓の枠を伝って来るから
生活の音に混ざる方便が
静寂という石灰を溶かして
水が流れるのを聞いている
背景 ...
数十年に一度の豪雨って
よく聞くけどよ
ここんところ
毎年おんなじこと
言ってねえか
どこが数十年に一度なんだよ!
そのうち
毎年恒例の豪雨ですって
言い出すんじゃねえのか
...
世の中には色々な見識があり、立場の違いによっても見えてくる現実は違ってくるものだ。Kちゃんのことについても、かなりきつくこき下ろしはしたので、彼女に対して同情的な見かたをする人も、中にはいる ...
学校帰りのアルバイト
コンビニエンスストアで
最近話題のいい男
噂のビニ弁レガシィ君
いつもあたしが暖める
彼の夕食五百円
コンビニ弁当ぶら下げて
乗り込むクルマは
ニューレガシィ ...
名前彫る 金の延べ棒 もういらん
あさってと 指切りしたよ サンタさん
かび臭い おいらの言葉 さもあらん
神様 お化けよりも 弱いんだ~
エロ詐欺師 言葉狩りされ 廃業だ
青年ではなく青魚として、この夏をするりと越えてみせる。
一人ではなく一匹として、父の川を泳いでいた頃の身軽さで。
自粛期間が明けてから
私の腹にジッパー付きのチャックが
度々現れるようになった
それは外側からも 内側からも開けられる仕様になっており
たまに内側から少しだけチャックが開き
体内から何か ...
通りすがり
とある中学校のフェンス越し
昨日からの雨で校庭は
ぬかるんだり
小さな川が流れたり
片隅に植えられた
紫陽花の葉っぱの上では
雨粒たちが
青瑪瑙の勾玉みたいに
一 ...
こころみだれることなく
いたい
ふたりで
こころみだれることなく
いられたら
こんなに
こころみだれることもなかった
こころは
もう
じゅうぶんつかれた
ののはなを ...
昼休み
休憩室
メモ帳の隅っこ
「ツライ」
と
ポツリ書かれてた
反射的に
ぼくの
頭に浮かんだのはなぜか
「トモダチになろう」
...
夕暮れの間に
部屋に紛れ込んだ
黄金虫が
ノートの上で
休憩している
窓の外に広がる
分厚い雨雲に
遮られた
七月の夜
思い浮かぶ
とりとめのない
想いの数々が
私をとりまいて ...
毒があるんです そういって
その花は泣いた
拭っても洗い落としても
緑の茎を伝う紫の雫
花びらの裏側に
にじみ出てくる薄暗い素性
どうしても許せないという
戸惑い 悩み
毒などない振 ...
幸せに似ている夜を棄てられず愛ごと間違え続けるわたしは
コンビニの明かりで幸せになれるよ世界で一番神聖な夜
太腿の裏に棲む魔物薬指で撫でるこがねいろの陽が差す
泣く度に水槽に溜めて行 ...
ささくれた日々の赤い地平線
沈まないための甘いルーティン
何も生み出して来なかったから
嘘みたいに祝うものがなくて
今いる場所を太陽に変えて欲しい
一本の筋しか無くても
温度計のように天ま ...
不条理な場面に引っ掛けられ
怒りに駆られ足掻いたら
余計不条理な沼に引き摺り込まれた
泥沼、ドツボというやつだ
晴れない濡れ衣を着せられて
反射的に手を出して
いつも馬鹿を見るのはこの自分 ...
夜の間に翻訳した天球からの言語
「刹那の希望」
「刹那の絶望」
「修羅の光」
「修羅の闇」
「狂おしく」
「激しく迎えよ」
「その時を」
「金色の柱が屹立する」
「螺旋の龍が発す ...
{引用=とある一}
――――――それは
俯く若葉のこらえきれない涙
朝には珠となり蜘蛛の糸を光で撓め
――――――それを
誰が量ったか
人も地も飲み切れず地も人も飲み込むほどに
問う ...
みにくい花/即興ゴルコンダ(仮)提出都都逸
らどみ
Goyafaceとのかげ口さえも受けて前みる君が好き
即興ゴルコンダ(仮)http://golconda.bbs.fc2. ...
痴ほう症と呼ぶのは偏見を生む
から
認知症になって定着した
不良少年の不良は
欠陥品になってしまうから
非行少年と呼ばれるようになった
浮気が
不倫に格上げされて
罪悪感と背徳 ...
うっすらと血の滲んだ眼で
見上げた夜明けの空
朱の明星に涙がこぼれた
訳ではなくて
視界がぼやけていた
意味は不明
この心に立ち込める闇
闇は妄想へと生い茂る
私は名前を棄 ...
雨が多かった
今年の梅雨は長かった
梅雨は明けた
心のもやもやは消えて
夏本番を喜んでいる
湿気は多いけれど
梅雨ほどではない
梅雨は明けた
視野が開けたように
眩い世界 ...
駅の片隅にポツンと存在して
急ぎ足で通り抜ける人並みをながめる
ボックスでは最高の空間を提供してくれます
想像もつかない雑多な感情の言葉を
際限なく引き受けてくれ ...
根源的な飢餓が髄液を澱ませてでもいるように、奇妙な焦燥がゴキブリみたいに心臓を徘徊していた、何度瞬きをしても視界は良好というレベルには至らなかったし、チカチカと水晶体のすぐ側で忌々しい明滅が繰り返 ...
浅い眠りがぷつぷつ切れて
各駅停車の鈍行便
どこまでも続く雨音
霧のかなたで零れる警笛
深く
時間の底を潜っていく
ナイフのように黒光るレール
見覚えのある景色を切り割き
鈍く軋む
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生きる希望が
こたきひろし
自由詩
1
20/7/13 20:42
めも
かば
自由詩
1
20/7/13 20:36
アダージョ
メープルコー...
自由詩
0
20/7/13 4:01
夢の断捨離
アラガイs
自由詩
3*
20/7/13 2:44
冒険
タオル
自由詩
4*
20/7/12 22:17
捧げもの(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
20/7/12 21:17
静寂
ミナト 螢
自由詩
2*
20/7/12 19:14
数十年に一度
花形新次
自由詩
1+
20/7/12 18:01
KちゃんⅡ
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
20/7/12 15:38
ビニ弁レガシィ
イオン
自由詩
2*
20/7/12 15:18
狂句⑭
あい うえお
川柳
0
20/7/12 14:55
青魚
クーヘン
自由詩
4*
20/7/12 12:11
チャック
ゆるこ
自由詩
3*
20/7/12 10:06
落ちてきて流れてゆく
まいこプラズ...
自由詩
4
20/7/12 7:56
とてもちいさなねがい
道草次郎
自由詩
1
20/7/12 1:45
なんでもない一日の中で
〃
自由詩
2*
20/7/12 0:58
翻訳作業
ジム・プリマ...
自由詩
0*
20/7/12 0:14
毒のある花
Lucy
自由詩
9*
20/7/11 20:34
まとめ1
星染
短歌
0
20/7/11 19:41
温度計の詩
ミナト 螢
自由詩
3*
20/7/11 19:03
トラブル
ひだかたけし
自由詩
3
20/7/11 18:41
夜の間に翻訳した天球からの言語
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/7/11 17:54
とある二編
ただのみきや
自由詩
5*
20/7/11 15:54
『都都逸』みにくい花
足立らどみ
伝統定型各...
1
20/7/11 13:16
言葉を
こたきひろし
自由詩
1
20/7/11 11:32
血の眼で
〃
自由詩
1
20/7/11 11:17
梅雨は明けた
夏川ゆう
自由詩
2
20/7/11 5:06
公衆電話
佐白光
自由詩
5*
20/7/11 2:10
それは広がり続け、そして深くなり続ける、そして二度と狭まるこ ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/7/10 23:43
夜が更けていく
Lucy
自由詩
8*
20/7/10 22:02
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
852
853
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
加筆訂正:
夢の断捨離
/
アラガイs
[20/7/13 10:52]
修正しました。
3.76sec.