11月が特に美しいのは
ススキだ
ススキが
稲穂のように
黄金のように
風に頭を垂れていて
それが特に美しく
趣がある
殊に朝陽や夕陽に透かされて
ススキがさらさらと泣いて ...
病院に勤めて初めての忘年会の
早く終わった二次会で
ほろ酔い気分でヒロミが言った
このまんま帰るのは勿体ないから
どっか面白いトコに行こうぜ
まだ着こなせられない背広姿で
ネオン街 ...
私達の棲んでいるこの社会には
様々な原因で悩みを抱えている人達がいる
その苦悩を処理しきれないで
心を壊してしまう人達もいる
高度な文明社会に生まれてきたのに
未だにパソコン持ってな ...
俺こそは権力
俺は人に命令する
俺こそは権力
俺は人を指導する
俺こそは権力
俺は人に強制する
俺こそは権力
俺は人を誘導する
権力嫌いの君よ
俺を軽蔑するがいい
ただしこの先 ...
すっかり落ち込んじゃってさ
というか
その、落ち込むって
今更な感じが
すごくする
厳かな
って言葉つかいたい
ほぼ、じぶんの脳に
まい落ちない
狸
どろん
本を開く
...
さむいさむいふゆのなか、雪でできたおうちに住むきつねの親子がおりました。
「いってくるわね。」
きつねの母はこれから、こぎつねのために狩りをしに行くのです。
「いっしょにつれてってよ!ぼくだって ...
彼は。男の子だった。
十一月も残り少ないある日。ペットショップの。ゲージの中で。
怠惰な昼寝をしていた。彼は。失業中の。Kと。眼が合った。彼
は。生後四ヶ月の。赤札の付いた売れ残りだった。が。ど ...
庭を走り回り
外をのぞく
悪い奴、近付くな
オレの領地に
生け垣から鼻だけだして
ワン!
ただ歩いている人に
それはないよ~
もう、責任感強いんだから
夕方に
スーパーマーケットの食品売り場で
品定めをしながら
行ったり来たりしていたら
中年女性から、突然
「イタヤ君⁉」と声を掛けられた
吃驚して声も出せず
マジマジと見詰めてる ...
この世でいちばん大きな生き物は何だとおもう?
暮れゆくばかりの秋の問いに
ふとたちどまる
たちどまることは忘れがちだけれど
時折とても大切だから
スニーカーの靴底で
きのこをおもう
...
Mrs.アリスの物干し竿には
百年前から着古したシャツやらが
のんきにぶらさがっている
逃げたカナリアの幸せを祈り
野良猫は低く鳩を狙う
公園はひっそりと
今日も来ない子どもを待ってい ...
冷気の下
殻を閉じたまま
ゆらりゆられてどこへ
重なり合う
箱の中
昨日までは
海の底
敵に襲われ
潮に流されても
二枚殻を武器にして
なかまと共に生きてきた
のに
今 ...
細胞壁には鍵を掛け
咎の走幅跳にいそいそと臨み
歳月に鞣された呼吸と律動をたくわえ
中空はどこまでもうつくしく
しかしその全貌は中空の為に須くそれを欠き
一朶の有意の他者を穹に飼い
詰まる ...
快楽
不安
幸福
凹
至福
鬱
……
決意
我慢
辛抱
禁断
再度…
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ...
死ぬのを怖がるのは生きているあかし
だけど生に執着するのは
ただ死を恐れるからだとばかりは
限らないと思います
永遠には眠れない
死ぬ事は
眠りの延長じゃないから
命の終わりは
...
寒い、銀河があるだろう?
私はそれに話しかけているんだよ
言葉は空から降ってくる
みんながそれを浴びるといい
私の顔がゆっくりと拡がっていく
薄い、銀河に
みんなが言葉を浴びるといい
...
穂のゆれる
夕方まえ
ゆれてるね といい、
すわったまま
夜をむかえる
つめたい月をちぎっては
たべ、
いくつかの
物語で暖をとり
ちらばった行間をたばねて
舟を編んだ ...
産んでくれなんて一度も頼まなかったのに
よけいな真似をしてくれた
母さん
何言ってるの
母さんだってあんたみたいな子供に育つと分かっていたら
死ぬほど痛い思いして産んでいなかったわよ
...
ひさしぶりに
ぶたまんたべました
白い皮に
黄色いねりからしぬりました
ふと小さいころが
再現されたようです
一口するほどに
ほどほどに
時が過ぎていって
くれればいいのに
幸 ...
つまらないから涙を流している
草笛を吹いては故郷を思う
通い慣れた道を歩いては
いにしえを回顧する
すでに
涙も夢も涸れはて
夜道の先に小さく光るのは
絶望なのか希望なの ...
真昼の空、俄に暗くなり
青い青い地球 巨大に浮かんでいる
凝視しながらわたしは
驚きの余り震えている
存在していることのただ異様
青い青い地球 ぽっかり浮かんでいる
...
{引用=とてもかなしいので
{ルビ直喩=シミリ}です
花はだからみんな
そういう詩想の末裔です
すずらんのひと房
指で弾けば
千とひびきます}
夕方のまちの紅葉が
きれいで
きれいで
どうしようもない
思い思いに家路を急ぐ人たち
帰ったらきっと
紅葉の話するんだろうな
日常の
何気ない一コマ
ああ
あんまり良いものは
...
兎に角お金が無かった
手っ取り早く稼ぐのに
趣味と実益を兼ねた商売に
ホストになろうと思い立ち
当時
梅宮辰夫の店で知られていた
「レデースクラブ梅宮」を
面接しようと電話したが
酒は ...
amazonの巨大倉庫内の片隅に、とある原石が眠っているのさ。
在庫は一点、入荷予定は無し、誰にも発掘されぬ、君は何と美しい。
地方巡業にも格付けがあるらしく
歌手とマネージャー二人で
車で移動しながら
キャバレーやクラブを
巡業していた演歌歌手の
付き人をしたことがある
演歌歌手は移動中
のど飴を舐めながら ...
今朝の秋空はどこまでも快晴で浮かべる雲一つないようです。
杉と松は常緑樹。銀杏はもちろん輝く黄金色です。プラタナスは所々にうす緑色を残して、全容はほぼ黄色く色付き終わっています。
人家の塀 ...
朝 毎日すれ違う高校生達の制服は
冬服になった
夏仕様のペラペラのスラックスで凍える俺が通りますよっと
季節外れというのはわかりやすく言えば
時代遅れだ 早すぎた
あと300年しないと丁 ...
上京
夢
現実
ギャップ
惜年
夢
現実
帰郷
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
November Gold
TAT
自由詩
2*
20/11/7 0:57
ナマ板の鯉
板谷みきょう
自由詩
0
20/11/7 0:45
私達と私には
こたきひろし
自由詩
1
20/11/7 0:19
俺こそは権力
紀ノ川つかさ
自由詩
0
20/11/6 23:04
うすらいだ猫のきもち
道草次郎
自由詩
1
20/11/6 19:54
こぎつねとまんまるお月さま(童話)
月夜乃海花
散文(批評...
4*
20/11/6 18:58
終の犬 1。
たま
自由詩
7*
20/11/6 18:10
責任感
木葉 揺
自由詩
2
20/11/6 16:30
西中の三上さん
板谷みきょう
自由詩
4*
20/11/6 13:00
きのこは愛なんか歌わないけれど
そらの珊瑚
自由詩
13*
20/11/6 12:08
秋の窓は刹那
〃
自由詩
10*
20/11/6 10:25
帆立貝
もちはる
自由詩
1*
20/11/6 9:16
分解する
道草次郎
自由詩
2
20/11/6 9:11
スパイラル
ヨロシク
自由詩
1
20/11/6 8:11
あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編 ...
月夜乃海花
散文(批評...
4*
20/11/6 7:23
死ぬのが怖くて
こたきひろし
自由詩
1
20/11/6 7:10
言葉の雨
由比良 倖
自由詩
5*
20/11/6 3:01
川辺
はるな
自由詩
17
20/11/6 1:29
産んでくれとは
こたきひろし
自由詩
3
20/11/5 23:53
ひさしぶりに
ナンモナイデ...
自由詩
5*
20/11/5 21:13
歩く
風の化身
自由詩
3
20/11/5 20:52
在ること
ひだかたけし
自由詩
6
20/11/5 20:24
すずらんの花
道草次郎
自由詩
4*
20/11/5 19:55
紅葉がきれいでどうしようもない
〃
自由詩
3
20/11/5 19:21
ホストクラブで働こうと思った時
板谷みきょう
自由詩
3*
20/11/5 13:06
原石
クーヘン
自由詩
5*
20/11/5 12:09
夜の銀狐
板谷みきょう
自由詩
3*
20/11/5 12:02
紅葉のスケッチ
道草次郎
散文(批評...
0*
20/11/5 9:01
遊園地
猫道
自由詩
1
20/11/5 8:40
一幕
ヨロシク
自由詩
0
20/11/5 8:10
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
845
846
847
848
849
850
851
852
853
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
867
868
869
870
871
4.22sec.