少年は
慈愛に満ちた柔らかな陽射しに包まれている

前は苦しみに溺れていたけれど
それも
振り絞った心が燃やし尽くしたらしい


少年の持っているモノは

膿も栄養も無い空っぽな心 ...
 
 
カメラが無くなってから
鞄が手放せなくなった
窓を開けると
春の風とともに入ってくる
都市の景色
潮風のように笑うけれど
指紋はすべて失効してしまった
鞄の中を探れば手に触れ ...
バターは素晴らしい
バターは偉大だ
バターを見ているだけで幸せな気分になれる
人類はバターの前にひれ伏すべきだ

おかしいな
ぼくはバターが好きなだけなんだ
それがどうしたことか
こん ...
石田純一こと
石田太郎をはじめ
有名人がコロナウイルス感染を
得意気になって公表しているが
本人は何やって感染したか
大体見当ついてんだろうから
それも公表しろと言いたい
病院で感染した ...
どこかの家の台所から
借りて来た匂いが
包丁で研がれて
僕を人見知りにする
家族のために
用意された花やカレンダー
想像が僕を膨らませたけど
その花をきっと自分では
枯らせてしまうのに ...
すうっと眠くなって
文庫本をそのまま胸におくと
パタパタと浮いて羽ばたいて
パタパタと空中旋回
ひらりひらりと文字が落ちてきて
すうっと染みる
ひとつのひとつの言葉がぐるぐると
身体を巡 ...
僕の怒りが君に分かるかい?

きっとこの波立った海のように
荒々しくも
美しいものだとでも思っているんだろうね

そんなもんじゃないんだと
何度言ったって
君には伝わらない

だっ ...
きみに焦がれている夕焼けのように



まっくらな瞳で見ていた彼の笑顔



四月 聴けないラブソングが好きだった
私がきみを光とした日々で
きみの朝に暗闇を落とした
消えないものを記したかった文字


過去みたいに透明な声の
美しさだけしかきみに見なかったこと
洗い物がたまっています
昨日の語らい
あの日の約束
思い出の旅行
すべてまだ汚れていませんが
まとめて洗濯することで
記憶が新しくよみがえります
大切に保管しておきたいものは
定期的に ...
水色の流れ星が
頬を滑り落ちる
冷たくて凍りそうな
夜の小川に花が流れていく

月色した花が
踊るように
幾つも幾つも
静かに手をふる

妖精が花言葉を探しに
月に向かって飛ぶ
...
仲の良い妖精が二人
満月に内緒で種を育て
星が煌めく下で恋を囁やき
二人で一つの花を咲かせる

仲の良い妖精二人に
嫉妬したミツバチが
全部の花に意地悪をして
花びらの一枚に足跡を残す ...
裏庭につづく狭い廊下に
スターチスのドライフラワーが
まるで万華鏡のように
光を拾い集めてる
あなたがくれた最後の花束
一緒に歳を重ねるつもり
色褪せない言葉が耳に残り
冷めない温もりが ...
どこかの駅で誰かとすれ違うためだけに生まれてきた
やあ、と言葉を交わし合うこともなく
親密な他人と認め合うような
静かな笑みを交わし合うこともなく
その目に
特有の孤独を共有することもな ...
今日こそは、花村さんをばっちりエスコートしようと思って、一緒にパスタを食べにきたわけだけど、メニュー選びからつまずいてしまう。

どうしよう。

「私、カルボナーラにするね」
花村さんがそう ...
靴紐が指先で余る
あやとりみたいな
心臓を掻き鳴らして
誰かの視線を感じる
恋の中で蝶々結びを
ギュッとして
同じ大きさの
羽根で飛びたくて
少しでも長く一緒にいよう
シンプルな感情 ...
テレワークしてたら
テレワープしてしまった
ズ ノイズ ノイ…
古井戸から
白い手が…
小椋佳の唄に「暇つぶし以上に」がある。

k聴きのk知らずの自分が悲しい。


 たらいで生まれて
 おけの中まで何もわからず生きてる
 時の流れが悲しい

 暇つぶし以上 ...
生徒にアイドルになったことを
伝えてもらえたのは、巡り合わせによる
一つの幸運。
おかげで僕らは何度も
ライブ会場に足を運んだ。

一緒に歩く生徒には何でも好きなものを
食べさせて、僕は ...
別れには理由があってそうなった二人の未来は行き止まった

離島に住む友からメールで画像届く時が止まったような自然美

満月の光が身体擽った良いことばかり続いた五月

高層ビル立ち並ぶ街の中 ...
雨が片足を引きずっている
誰かの所へ急ぐのかな
糸みたいに絡まった過去を
身体に巻き付けて転んでも
春の目障りにならないように
雨は空回り僕は右回り
隠れていた時計の針の音が 
主張を始 ...
出会ってから毎日が記念日で
これからも毎日が記念日です
今日はそれを確認した記念日
あなたがわたしの近くや遠くにいる
騒がしいので目を塞いでいた、
この暗くて曖昧な場所に
午後の日差しがようやく届き始める
長い時間がかかって
忘れ物はないかとポケットを確かめる
駅の時刻表 ...
いちにちの花
あしたは枯れて

だから待ち続ける
あなたが飛んで来るのを

陽の匂いが
あなたの体温で
バニラの国に降る

私の命をどうぞ
運んで下さるよう
お願いします

...
陽に透けて
赤い花は林檎

羽根がゆっくりと
林檎うさぎのように
開いて跳んでいく

甘い気配を風に混ぜ
練り香水を作っては
蜜蜂に配ってる
強い優しさがあった
温かい血が今も残る
花の色が忘れない

三顧の礼を私は見てた
リョウは庭に咲く私に
毎晩相談したね

私は馬に聞いたよ
なんて言ったと思う?
死にたくないって言 ...
夫婦或いは
親子の距離を空けることを
ドメスティックディスタンス
(以下DD)と呼びます
そのDDがDV予防に対して
有効であると
先日の
報道クラスターで
富川コロアナが
痰を絡ま ...
嘆いても 明日は来るさと思う世の
  倒れても燃え いのち預ける

行く末に 不安を抱え祈るとも
  立ち行く先に 希望は満ちて

わが身立て 人の垣根を潜っては
  拭えぬ悲哀 世の常 ...
走る
男、三十路を過ぎると、ふとした時に体力の衰えを感じるようになった
健康のため、走る
週に1度、或いは2度、できることなら3度
自宅から少し、川を渡り、対岸を回って、次の橋から戻ってくる
...
阪神の震災
フクシマ
台風災害
そして
コロナ・・・

非常事態
宣言をしたアベが
YouTubeで芸能人と狂気演

嗚呼
もうたくさんだ
火をつけろ
国会議事堂に

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
かなしいしょうねん◇レキ自由詩0*20/4/15 23:28
その海から(あとがき)たもつ自由詩620/4/15 21:46
バターのうた一般詩人-自由詩820/4/15 20:13
石田太郎花形新次自由詩120/4/15 20:10
夕方の詩ミナト 螢自由詩020/4/15 19:39
背表紙の彼方灰泥軽茶自由詩320/4/15 18:43
波立つ卯月とわ子自由詩020/4/15 13:47
聴けない水宮うみ川柳020/4/15 11:33
きみを見なかった自由詩1*20/4/15 11:29
洗濯葉leaf自由詩020/4/15 4:47
花言葉丘白月自由詩020/4/14 23:04
アルストロメリアの妖精自由詩120/4/14 23:03
スターチスの妖精自由詩020/4/14 23:03
どこかの駅で誰かとすれ違うためだけに生まれてきたホロウ・シカ...自由詩3*20/4/14 21:31
空回りトビラ散文(批評...1*20/4/14 21:25
蝶々結びミナト 螢自由詩020/4/14 20:36
かもしれませんナンモナイデ...自由詩2*20/4/14 19:42
今何を聴いていますか自由詩3*20/4/14 18:52
[:fortuneプテラノドン自由詩120/4/14 14:23
高層ビル夏川ゆう短歌220/4/14 12:26
雨上がりミナト 螢自由詩020/4/14 11:14
記念日葉leaf自由詩120/4/14 9:46
あなたがわたしの近くや遠くにいる ( ...ふるる自由詩520/4/14 0:40
バニラの妖精丘白月自由詩020/4/13 23:00
花梨の妖精自由詩120/4/13 23:00
諸葛菜の妖精自由詩020/4/13 22:59
ドメスティックディスタンス花形新次自由詩120/4/13 22:59
現れてくるものに委ね二宮和樹短歌120/4/13 22:32
合掌アマメ庵自由詩120/4/13 21:37
一狂人の希求ナンモナイデ...自由詩2*20/4/13 21:04

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加筆訂正:
子ども達の替え歌/足立らどみ[20/4/15 6:07]
君の思考を君の野望に変更。手洗いうがい用。やってみて
3.69sec.