世界は眩暈がするほど傾いていて
正解な円など誰にも描けやしない
眠りの中に真実の夢は芽生えず
寂しい亡霊たちしか生きていけない

それでも風だけは懐かしい痛みを
お前に与えてくれるだろうか ...
ボクラは今日も
肩を並べて干されてる

コロナの日々が来る前は
道ばたに、ゴミ箱に
捨てられていたのに 

人間てゲンキンだな
わが身のキケンを感じると
随分ボクラを{ルビ重宝=ちょ ...
昨日まではただ
過ぎ去っていくだけだった
今はぼんやりとした灯を
消せずにいる

曇り始めた視界の中
散在する音楽に
注意を
払いすぎないよう


消せない灯がゆっくり熔け
...
今日高曇りの空の下、
肉を引き摺り歩いていた
春という大切を
明るみながら覚えていく
妙に浮わついた魂を
押し留めながら、押し留めながら

離れていかないように
剥がれていかないように ...
氷山にあいた窓に
鳥と気球と蝶がいて
空を見たまま飛べないでいる
ひとつ 逆さのアルファベット


雨の隣には雨
その隣にも雨
雨のむこうの雨
雨のふりをした雨
...
日蔭には静かなひかりがあったんだ


俺たちは納豆のように粘っている


鮮やかな魚と羊がいるsky


脳内で花火大会が始まった


踊り場に訪れる夜 鳴る花火
とりとめのない
とめどのなさに
とどめをさして

とっくのとうに
とおくへ行ってしまった
ねぇ仲良くできるかな
臆病なことしか言えないけれど
無口な花のように咲いている
心は変拍子で移りながら
最後の椅子に君と座りたい
焦って泣いた一歩ほど遠くて
炭酸の泡で消えてしまうよ
涙 ...
男娼としてメキシコで生きる嘗ての学友に、昨夜、ふと逢いたくなった。
若き夏にピアッサーで開け合った左耳の孔が、昨夜、微かに痛んだせいか。
昼の三時。

連座の部屋に四人で集まる。
今日は山藍さんがお茶を淹れてくれる。

「昨日、榛名さんと少し話したんだけど、赤い棘鎮圧について、みんなの思いや考えを聞きたい」
まず菜良雲が口を ...
このままのペースで推移すれば……
とフルコントロールエンカウントしてみる

疫禍は年で相殺
はどうでもいいが

依然通院し続け、家庭は持てず
未来に希望のない医原性のアル中で

ダメ ...
指の強張りの理由は不明だった、時間は渦のように暴れながら不均一に流れ、少なくともここからでは確認することの出来ないどこかへ静かに落ちて行った、午後になってから隠れた太陽は結局そのまま今日の役目を終 ... 今日も世界のどこかで雨が降る
泣き言は泣いて言えと
言わんばかりに

今日も世界のどこかで花が咲く
絶望の淵にも
隠せない美しさ

今日も世界のどこかで朝が来る
私が死んだら
きっ ...
波はうねりを反し、
ふたたび高く聳える
岬の灯は何処にあるのか
今や舟の傾きも波にまかせて
破れた帆布も風にまかせて

白い飛沫をかぶり、
魔獣のごとき高波は崩れ、
虚ろな眼で天穹を見 ...
ためらいと傷が息を潜める
歯を白くしようと林檎を齧り
晴れた空にさらわれた声が
天使みたいだねと笑ったこと
勝ち負けじゃなくなる日まで
あとどのくらい揺れるの
ぶら下げたネックレスが
う ...
言葉には
口から出る言葉と
思いや考えを文字に託す言葉
以外に

口には出せず
口には出さず
日記にも残せない
残したくない

言葉を持っている

人は生きているあいだに
死 ...
アラームの数分前に目が覚めるのは
朱色青磁って名前の守護霊のおかげだということに
人生で初めて気づいた

睡眠中にアイデンティティフィルターの書き換えと
朱色青磁との作戦会議をしている
...
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
朝起きて
カーテンを開ければ
片目の右は色を失い
半分白黒
週刊少年ジャンプ55ページみたい
左から右
スズメバチが私の視界を横断する
鮮やかな黄色の体躯
右に移れば
腹の濃い黒と薄 ...
穴の開いたジーンズ
履き古したそれは
いつかの僕が
気に入っていた物

今でも僕の手元にあるのは
君が大切にしていたから

穴の開いたジーンズ
履き古したそれは
君の愛の形をしてい ...
「とりあえず、中に入って」

エナちゃんは、私のベッドの上に座る。
「昨日、シュークリーム買ったんだけど、食べる?」
「シュークリーム。食べる、食べる」
「麦茶もあるけど?」
「ありがとう ...
心は
少し麻痺したぐらいが
ちょうどいい
心無いことを言える
心無い人たちがうらやましい
誰かのために
あなたのためにって
頑張っていると
溢れ出る涙を見て
こんなものいらない
と ...
眠りから覚めて
少しずつ動き出す街

人は
記憶を失くしたかのように
ふらふらと
辺りを歩いている

魔法で
千年眠ってたみたい

みんな寡黙だ

社会という巨大なパズルに
...
裸足で砂浜に立つと
指先が消えちゃうから
どこか遠い所へ来たみたいだ
何も掴まずに何も拒まずに
水平線の向こうでも
似たような世界が続く気がする
海にはポストがないままでも
空の声は届く ...
どんな時に笑えるのだろう
どんな時に泣けるのだろう
答えを出さずに歩いて来た
星の隙間であやとりをして
君の横顔を振り向かせたい
寂しそうな表情の理由を
僕に押し付けて欲しくて
勝手な想 ...
挿し入れてしばし抽送のち射精無に継ぐ無なり死に継ぐ死なり

‪そがたとえ何十糎あったとて貫けはせぬ触れられもせぬ‬

セックスを鉄骨と言いかえてみるハローグッバイきみと鉄骨
登下校坂が多くて嫌だった運動になると言い聞かせてた

嫌な匂いしばらく鼻に残ってる自然の匂い嗅ぎたくなった

川や海が好き大自然が大好き自然と共にある生活

夏のよう気温が高く汗が出る上下 ...
もも肉

醤油

ブラックペッパー
ガーリックパウダー
ごま油

小麦粉
片栗粉

ジュワジュワと
音をたてながら
引きあげられて
2,3分
厨房の隅 ...
そうこうするうちに
なんだかつめたい夕暮れがきて、

影たちがふれ合う
街は灯る
日々は揺れ
そこかしこで蓋がひらかれる

完全な夜がどこにもない
まぶたの裏にも
スカートの中 ...
星の表面に無数の星があった
消失する約束を見送っていて


余白の海にただよう文字たち
それがきみの星かを知らない


時間は立ち止まる風が生きる
部屋に焼きついたきみの寝言

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
また生まれておいでもとこ自由詩5*20/5/23 2:39
コロナ詩篇3服部 剛自由詩120/5/22 23:53
目が覚めたら、口を噤むnoman自由詩120/5/22 21:34
春の意志ひだかたけし自由詩720/5/22 21:13
水光片木立 悟自由詩620/5/22 21:02
静かにあったこと水宮うみ川柳020/5/22 19:29
訥々と自由詩020/5/22 18:17
Understandミナト 螢自由詩120/5/22 13:44
昨夜クーヘン自由詩1*20/5/22 12:16
恋昇り9「みんなの思い、私の思い、一つの思い」トビラ散文(批評...020/5/22 7:19
終わりのないアンコールでもりゅうさん自由詩020/5/22 3:52
カウントを取るにはビートが染み込んでいなければならないホロウ・シカ...自由詩2*20/5/21 22:06
廻転TwoRiv...自由詩4*20/5/21 18:45
海の果てatsuch...自由詩3*20/5/21 14:37
ミナト 螢自由詩120/5/21 13:20
はじめに言葉があったこたきひろし自由詩320/5/21 0:01
朱色青磁朝焼彩茜色自由詩420/5/20 23:02
空が落ちてるかんな自由詩13*20/5/20 21:34
色覚半半秋也自由詩6*20/5/20 21:10
ジーンズ卯月とわ子自由詩120/5/20 10:32
恋昇り8「きっと大丈夫」トビラ散文(批評...0*20/5/20 6:14
こころガト自由詩3*20/5/20 1:57
あんでっど自由詩1*20/5/20 1:55
海の不思議ミナト 螢自由詩3*20/5/19 16:20
HAPPY自由詩120/5/19 13:10
性交ブッポウソウ短歌220/5/19 11:21
大自然夏川ゆう短歌220/5/19 4:52
からあげぱーちゃん自由詩020/5/19 2:34
なんだかつめたい夕暮れがきてはるな自由詩720/5/18 22:33
表面にいる水宮うみ自由詩2*20/5/18 21:50

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加筆訂正:
終わりのないアンコールでも/りゅうさん[20/5/22 4:13]
6連目、それは全くを文字開きまったくに訂正。3連目、以前通院を依然に改め誤字訂正。
4.49sec.