{引用=信じられないことがある
それは一つの、収束}

帰ってきて皿を洗って、シャワーを浴びる。それからごみ捨てをして(妻にはいつもシャワー前にごみ捨てをしろといわれたが、どうにも守れない)、雑 ...
年の取り方が分からない
落ち着き方を知らない
若者を温かい目で見られない
余裕がない

一体どうすれば
往年の笠智衆のように
なれるのだろう

大坂志郎みたいに
振る舞えるのだろう ...
何があったか知らないけど
君のその表情だけで
夏が嫌いになりそうだ

風は凪
蝉が鳴いてる深夜二時
素直な夜は今日だけにする
世界が
造り物みたいに見える日

夜をひきずって
陽のもとへ出る

同じように見えて
異なる日々


今日の世界は
惜しい世界

ある日は
できすぎた世界

こ ...
授業中窮屈そうに歩き回る先生の声耳に入らず

魅力ある花の香りが場を癒す不穏な空気追い出すパワー

海開き前の砂浜ただ静かゴミを拾って歩く若者

近所の子元気な声で挨拶し活気ある地区笑顔が ...
ほんとうは、たたかうほうが好きです
若いことを踏み潰した、地続きの傷
なぞると忘れた横顔に似たきり、
痛みにしがみつくことなく
目を閉じます


白い配りもの、光って、子に散る声 ...
1)癌と診断された彼女の
ふわふわと帰路に着く足取り
おかあさんにあるがまま言ったらと
想像して
抱えることを選ぶ

2)
親の下の世話をし、食事を食べさせ
洗濯機をまわし
エアコン ...
水溶き片栗粉を養分に、さなぎの餃子は羽化をする。
安アパートのキッチンで、輝かしい生命の進化です。
{引用=*《明科》

{ルビ山間=やまあい}にある明科という名の小さな駅から、ぼくは下りの電車に乗った。よく知っている場所のよく知らない駅だった。それは梅雨入り前のこと ...
縁側で
ぷっと
西瓜の種飛ばし
放物線の先を
追っている
幼い子供が
独り居て

遠い夏の日
夏の午後
その日を生きる
幼子が

風に吹かれて
風に吹かれて

名無しで ...
枝分かれしていく言葉がゆれる
きみのすべてをぼくが知ることはないということ
水のなかに流れる時間 時間のなかに生まれる空
たくさんの景色が人と人とのあいだにあって
知らないきみのことが何故か好 ...
畦草を揺らして
蛙の声がうねっている
 鳴けるのは
 今だけ
 この青田だけ

頑固者は
喚くだけ喚き
生まれたちに拘り
季節に身を任せ
素潜りする

土の中で考える
肩書も ...
今日も
意識を想像の海に遊ばせて
精神の懐かしい場所に
ゆっくりと降下してゆく
そこに見えるのは
青色の巨大なアステカ蟻の行進
それは僕の意識の辺境まで
延々と続いてゆく
空には金色の ...
過去の嫌な事は極力忘れたい
その反面
良い事は記憶のアルバムに貼っておきたい

それは誰だってそうさ
良い思い出によって悪い思い出が駆逐されるなら
それに越した事はないだろう

過去の ...
痩せっぽっちのロバと
ながらく友達だった僕は

マッチョなイギリスの
粋なボーカリストが好きで

ついにはオペラ座の怪人の
私生活を知ってしまうのだろうか

拘束されない言葉ほど
...
michiは無数でひとつ

僕たちは死から遠ざかるために

michiを探し、暗闇の先を見つめる

michiは見つけるものではなく

僕たちの奥深くの生が

死をレイプし

...
ポプラ通りの真ん中らへん
すべすべの感覚で
まぶたを閉じれば
少年を見つけられる
少年は息を止め
そっと手を伸ばし
とんぼの羽根をゆびさきでつまむ
瞬間を点でとらえたのだ
でも虫か ...
やせっぽっちの山をひきつれて
小銭ほどの野ばらをこえます
つないでいる手というのは
ひとにぎりに残った樫の木でしょうか
ばらばら、と山の根もとをこぼし
ぼたぼた、とやまびこが線路にも ...
絵は完成したと言えば
美しかっただけの悪意にも
たましいと宣言しますか
食事が用意できたと言えば
温めなおした事実にも
思い出せない祈りを判別しますか
花の気を知らずにいるお前の
覚 ...
田んぼからは主食の米が
畑からは野菜 そして米以外の穀物

片田舎の農地
猫の額程の土地って表現しか浮かばない

山際に沿ってへばりつくように農家は点在し
それぞれが貧相な佇まいだった
...
子宮

女が女が所以であり、これがあるばかりに女は貶められ、誘惑の原因となる。

女についているにもかかわらず、女自身が避ける、女からもっともとおい器官である。

自然にとって、個性は無意 ...
{引用=散歩道}
彼女は二つの嘘を連れ歩く
いつも同じコースで
一つの嘘は人懐っこく誰にでも尾を振った
一つの嘘はところ構わず吠えたてる
どちらも夜のように瞳を広げ
油膜で世界を包んでいた ...
反射したい
反射でありたい

思考という
関所はいらない

星間物質という
まどろこしさはいらない
隣合う惑星系と惑星系
へリオポーズすら無用

即でありたい
相即不離
なか ...
「花」を聞きながら

ふと

詩を書く事もいいもんだと

そんな事をおもう
親しみを覚えるのはノリに乗った文章ではない。

ところどころ覚束無い感じの消しゴムで消した跡が今にも見えてきそうな文章がいい。

ためらいがちで、口下手で、それでいて丹念な性格が見て取れるよう ...
丸く黄白い
月が
宙に浮かんでいる
この夜は
脈動静か
気は鮮明
揺れる
草葉の陰に居て
絶えざる街のザワメキを
浴びて浴びる
わたくしが
視界に飛び込む
孤独の実を
むしゃ ...
オルガンを弾くその滑らかな指の動き
室内は少し暗く
表情までは分らない
窓の外は遠くまで向日葵の畑だ
種子の周りを囲む舌状の花びら
黄色の群れ咲く中に
遠く稲妻が走る
銀塩のネガの上で反 ...
あなたのスカートの中で暮している
というのは比喩だが
すべてはメタファーである 
だが何の?
わたしの放った鳩があなたの胸まで飛んでゆき
白い花を咲かせる
理解するのではなく到達する試み  ...
上に乗ってくれるなら
頑張ってみます
廃道の縁石の上に腰かけて週末のブルース、三連符のリズムで歩道を啄む鳩ども、フライパンの上の季節、なにもかもまるで白昼夢のようさ(夢じゃいけない理由ってなにかある?)寝転がりたいくらい草臥れてるけど ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
信じられないこと道草次郎自由詩5*20/8/4 22:45
私の目指す年寄り像花形新次自由詩320/8/4 20:20
素直TwoRiv...自由詩3*20/8/4 18:54
惜しい世界シホ.N自由詩420/8/4 17:49
地区夏川ゆう短歌220/8/4 15:04
星 ゆり自由詩1020/8/4 14:14
インスタントポエムwc自由詩920/8/4 13:34
羽化クーヘン自由詩1*20/8/4 12:47
山国の車窓より 〜中央線沿線道草次郎散文(批評...2*20/8/4 11:53
童夢ひだかたけし自由詩12*20/8/4 9:32
葉が舞う水宮うみ自由詩3*20/8/4 8:48
もちはる自由詩2*20/8/4 8:17
目の前の現実に視線を合わせるジム・プリマ...自由詩4*20/8/4 7:57
嫌な事は極力忘れたいこたきひろし自由詩220/8/2 10:03
ロバの話梅昆布茶自由詩1020/8/2 6:19
michiフリーダム自由詩220/8/2 3:10
夏空自由詩9*20/8/2 2:50
humming over星 ゆり自由詩420/8/2 2:42
不等式自由詩220/8/2 0:55
恵みと恵まれない日々こたきひろし自由詩420/8/2 0:19
子宮と知viraj自由詩120/8/1 22:36
なしごころただのみきや自由詩4*20/8/1 21:28
反射したい道草次郎自由詩220/8/1 21:23
めもかば自由詩020/8/1 20:39
文章道草次郎散文(批評...220/8/1 20:34
光の場所ひだかたけし自由詩420/8/1 20:17
色彩・印象滝本政博自由詩3*20/8/1 19:31
わからないことばかりなので自由詩5*20/8/1 19:11
ほのぼの感2花形新次自由詩020/8/1 19:10
歩くことひとつにしたって語り尽くせるようなものではないホロウ・シカ...自由詩1*20/8/1 18:37

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