とっても温かい海の中で
私は笑っていた
優しい母に抱かれて
泣いて生まれたけど
涙はまだ無い
涙の海にいたというのに
温かい涙の海で
私はすべてを
神から頂いてきた
...
妖精が毎晩ずっと
雷雨の夜も
凍る夜も
風が羽根を掴む夜も
いくつも季節を越えて
一つづつ運んでる
小さなバラの蕾を
ひとりぼっちの
あの子のポストに
あの子はもう一年も
...
生まれた土地と育った歳月
は
人の命の岸辺に深く打ち込まれた杭
けして抜けない
もんだ
戸籍に記された
名前と生年月日
は
頭の中に印字されて
いつ聞かれても
書かされても
...
長押しを続けるスペースキーが
溜め息の後で増えていくんだ
口を開けている白いノートに
イルミネーションが反射した夜
果物で手を汚すのが嫌で
透明な椅子に座らなかった
苦手なことが多 ...
珊瑚が恋しい
あの
海渡る風の音
心に響くまなつの思い出
珊瑚が恋しい
あの
海の家であった
水色ビキニの水着の女の子
珊瑚が恋しい
あの
...
秋に咲くススキ
あちらこちらで風に揺れて
気持ち良さそうに見える
陽射しを浴びたススキは綺麗
金色に輝いて魅力がアップする
秋と聞くと
紅葉やススキが思い浮かぶ
どちらも綺麗だか ...
「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
...
夜の時間が留まっている
静かに此処に留まっている
朝から昼へ、昼から夜へと
一直線に過ぎながら
今、夜陰へと差し掛かり
静かに此処に留まっている
やがて時間は柔らかに
未来から流れ込 ...
ながつづきしそうもない事をさじに拾っては、
数分の間、あれやこれや考えている。
夕日は海の底で
赤いイヤリングになる
人魚がクラゲに
似合うかしらと聞く
誰かに見て欲しい
波を超えると妖精になり
星の浜を飛んでいった
裸の妖精は恥ずかしくて
森のド ...
仕事帰りの車が
ライトをつけて県道を走る
朝の通勤時とはちがい
どことなく
開放感がただよっている
やっと終わったぞ
そんな声が聞こえてきそうだ
みんなの心の高まりを
動力として
...
花見に誰を呼ぼうが
大したこっちゃねえだろ
ここぞとばかりに非難している奴は
どうかしているぜ
だって花見のためにわざわざ東京まで
出掛けるなんて
面倒臭いったらないもん
逆に迷惑ってい ...
冬の始まり秋の忘れ物
真っ赤な紅葉が
地面に寝そべり
手袋と間違われて
拾われる
掌に乗せる小さな芸術
手を温めるには
物足りないけど
目を休めるには
十分すぎる
...
鼻すすりながら、屋台ラーメン、身にしみる。
店主のおっちゃんの養子になりたい程、寒い夜。
草原をずっと、ずっと裸足で駈けていく……
いつかそんな夢を見ていたことがあった。
僕の周りでは、見知らない音楽が鳴り響いて、その音符たちに囲まれて、
今まで誰も考えつかなかった{ルビ旋律=メロデ ...
君の瞳に花が棲んでいたこと散ってから知る 涙が花弁
あらかじめ赦された裏切りを
ゆるせなかったのは私
錠前を下ろされたドアの内側に
想いを閉じ込め
潜り抜けて
羽化する幼虫を
みんな潰し
化石するサナギのうたを
うたった
...
秋空に浮かぶ雲のよう
どこに行き着くのかわからない
枯れ枝倒して道決める
北へ
南へ
東へ
西へ
風と加減と運が決める
どこに行き着いても構わないから
...
まだ幼かった頃には
確かに別世界への入り口だった
あの古い橋 よく
行ったり来たりして遊んだっけ
今の背丈で眺めてみると
なんて小さくて短い橋
なんて細くて切な ...
雨季、冷たいだけの
椅子に腰
かけて
朝方の蝉が穏やかに
絶滅していく様子を
眺めていました
手を伸ばす
伸ばす手が
その手が
範囲
何も守れない
窓があってよか ...
羽ばたきたい 羽ばたきたいの
せっかく翼 いただいたのに
歌いたい 歌いたいのよ
せっかくカナリアなのだから
わたし いつでも籠の中
綺麗だからと 籠の中
...
何もなかったと思うその場所に
横たわってる小さな虫歯が
少しの不安でぐらつくような
明日をまたいでどこへ行くのか
街は代謝する人は感謝する
この胸の中をバスが通るたび
眩しく光るラ ...
連投はいいのか?という疑問符を付けておきます。
箱庭という園遊会に誘われたのは何かの間違いだろうと思うからです。
案の定大きな柘植の隙間からこちらを覗う黒い瞳が見えてきた。
いや、あれは光を ...
21歳のとき、大学を休学し業界誌の記者
として働くことになった。父の仕事が上手
くいかなくなり、父と母との離婚もあり自
宅を手放し、家族がバラバラに散っていっ
た。
僕は成城大学経済 ...
「快晴だ。空は海は、街も自由に、妖しく、
オパールの中に閉じ込めた景色
、なのにいつも時間を気にしているのは変だろう。」
ということで車を奔らせてみるのはいつものことだが、対向車から見え ...
古びた洋館のベッドの上で私は眠り続けた。
眠りの中で右腕を伸ばそうともがいていたが動かない。
記憶の中でトイレに行きたかったのだがそれも出来ない。
意識が朦朧としていてそれ以外は何も ...
頭と顔なんて
首の上に乗っていればいいんだよ
そんな風に思える歳になったのかな
女の人の事だけど
胸がふくらんでいて
お尻がバレーボールのようで
そっちばかり目がもってかれてし ...
)男の人ってお尻にも毛が生えてるんだよねー、たけしさん、知ってた?
)なんでお前、そんなこと知ってんだよ
)えっ、やだあ、このどスケベ!
……〇🏳️〇/
通りすがりのあの人の
後ろ姿になに思う
通りすがりのあの人に
恋してしまう今日もある
通りすがりのあの人のこと
想像するのは
通りすがりのあの人の ...
天井から悪口が聴こえる
部屋の壁に人の眼がひそんでいて
たえず見られている
などと口にした
彼女の精神は破綻している
のかな
比べて
彼はその経済が破綻しかけていた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
涙が生まれた日
丘白月
自由詩
1+
19/11/16 7:23
恋する妖精
〃
自由詩
3
19/11/16 7:19
生まれた土地と育った歳月
こたきひろし
自由詩
3
19/11/16 7:05
空白
ミナト 螢
自由詩
3
19/11/16 6:28
うみの底
立見春香
自由詩
4
19/11/16 6:23
金色のススキ
夏川ゆう
自由詩
1
19/11/16 5:34
覚醒家
アラガイs
自由詩
13*
19/11/16 2:04
時間(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
19/11/15 23:17
余った夜
ナンモナイデ...
自由詩
5+*
19/11/15 21:09
冬珊瑚の妖精
丘白月
自由詩
4
19/11/15 20:23
金曜の夜
mmnkt
自由詩
2+
19/11/15 19:49
桜をみる会
花形新次
自由詩
0
19/11/15 19:29
手袋
ミナト 螢
自由詩
3+
19/11/15 14:25
養子
クーヘン
自由詩
2+*
19/11/15 12:42
ポエム
朧月夜
自由詩
1+*
19/11/15 12:29
花
きみのてを
短歌
0+
19/11/15 11:18
予言
Lucy
自由詩
5+*
19/11/15 10:52
ここでさえなければ
もっぷ
自由詩
1+*
19/11/15 7:30
帰る気なんてないのに
〃
自由詩
2*
19/11/15 7:22
範囲
たもつ
自由詩
6
19/11/15 7:18
カナリア
もっぷ
自由詩
0*
19/11/15 7:11
凸凹
ミナト 螢
自由詩
3
19/11/15 6:35
連投じゃけぇ
アラガイs
自由詩
1*
19/11/15 3:56
自分史(業界誌記者時代1 ー 大学休学、就職)
日比津 開
散文(批評...
1
19/11/15 2:54
隘路(普遍的な絵の中で)
アラガイs
自由詩
1*
19/11/15 2:10
生きていればこそ
メープルコー...
自由詩
2*
19/11/15 1:16
顔なんて
こたきひろし
自由詩
0
19/11/15 0:01
えろトーク
ひだかたけし
自由詩
2*
19/11/14 23:17
通りすがりに
佐白光
自由詩
3*
19/11/14 23:15
破綻している
こたきひろし
自由詩
3+
19/11/14 23:13
826
827
828
829
830
831
832
833
834
835
836
837
838
839
840
841
842
843
844
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846
847
848
849
850
851
852
853
854
855
856
857
858
859
860
861
862
863
864
865
866
4.26sec.