もしも願いが叶うなら
風のカナリアになりましょう


綺麗と誉れる籠を出て
道なき森を羽ばたいて
君の行方を輝かす
名もなき唄になりましょう


家を飛び出し幻の
故郷求めてがむ ...
今夜の僕は感傷的になって
夜空を見つめている

いつもはよく見えないのに
今日は1つ輝く星が
僕の胸を打つ

君と僕は
若い日に出会って
喧嘩もした
別れようと話したこともあった
...
無情にも約束は破られ

私はもう、

信じることすら辞めてしまった。



海のそばで貴方を想うでしょう。

其処は私の空想内

貴方はきっと実在すらしない。



...
すばらしかった
きれいだった
なくさないよにしようと

思わず息を吸った

ああそうか

またなにか
すり減ったんだ
一点を見つめる少女の目は
悲しみを捕らえ
メリーゴーランドの光を知らず
逆光に眩いレンズの光を睨んだ

その手に持つ赤い花は誰の血で咲いたか

モノクロで映る銀塩写真に
僕の目に映るは ...
追いかけても
追いかけても
僕たちが到底届かない
ような所まで逃げて
行っちゃうくせに


僕たちが疲れて
追いかけるの
止めちゃうと
すぐに淋しくなって
ここに居るよって
言 ...
僕らとっくに気づいている。
都合のいい絶望まがいと、出来損ないの未来を
引き受けていた空の向こう、
「神様」は死んでしまった。

それは遥かなる昔
人が車輪や羽を手に入れた頃だろうか。 ...
咲いた、泣いた、サクラが白く。

咲いた、泣いた、サクラが泣いた。

泣いた、咲いた、ぼくらは泣いた。



溶けてしまいそうだ。

涙なんか出ず、喫茶店で時間つぶして、

帰 ...
抜け殻の瞳を眺めると
底に微かな水があった

忘れかけていたのは
例えば同情であるとか
例えば憐憫であるとか
そういう物を拒絶しながら
守り抜いた自己が在って

外側から眺めると
...
じきに三月尽であるからして
桜満開
梅は散った

夜のあいだ働いて
朝がきたら酒を飲む
なまぬるい部屋で
カーテンを閉ざして

なにもかも逆さまで

だってほら
無言に近い状態 ...
私の眠剤は

胃の中の闇に溶ける

ふかーい

ふかーい

闇に溶ける



私の眠剤は

広げられた風呂敷を

四角くたたんで

明日へ持って行く

のこのこ ...
寝ても覚めても
と言ったら嘘になるので
覚めているときに話は限定されるが
覚めているときは
いつも
同じことばかり考えている

眠る私はきわめて自由で
木製の魚にまたがって
月まで飛 ...
草木も人も生きられぬ
不毛と言われる地に咲く
たった三週間の命

それでも
その身をいっぱいに開く
自らを
そして他の生を
育むために

原始の時代から
変わることのない花園
...
いち


にい


さん


しい












たとえば
「ありがとう」と言う前に
五つ数えたいくらいの想い
とてつもなく酒。
肝臓いわしてからは量こそ多くは無いけど
だらだらと飲む。

とてつもなく箱。
椅子?になれそうなパワーPC。
私の世界がそこだけにあるような、ないような。

とてつも ...
あさまだきかわぎしの
いしをひろってなげた
うすくきられたみずに
えせおとこのまがおを
おそるおそるうつした
空は 晴れて 
緑が 萌えて 
鳥は 唄う 

どうしようもなく 
春で 
朝で 
まぶしくて 

どうしようもなく 
私は
女で 
せつなくて 

風が「る」のような ...
明かりの無い部屋の片隅
目を開けて 僅か
閉じる

暗闇を見つめることはいつも難しい


閉じることで
そこに何が生まれているのかを知りたかった

同じことで
閉じたところで何も ...
僕はカメラマンと言う職業をしている
正確に言えば写真家なのかも知れない

この仕事をしてきて数年経ち
その間に撮影したものは数千枚はある筈

折り重なり合うように黄色く咲く花は蒲公英

...
ぼくは詩人

日々がんばれることを
伝えられる限りのことを
精一杯
それはぼくの感謝
それはみんなへの尊敬

今日もまた

朝の散歩をしていると
数学者に出会った

朝陽に照 ...
        起床時に脚のすじがひきつってさぁ
          散歩時に亀背がこわばってさぁ
        それでも所作がいとおしくってさぁ
ねぇ ねぇ ちよっと そのことできみはどうお ...
10センチの赤ちゃん
手のひらで眠る

うごめき
芋虫のダンス

這い回る
どこだ、どこだ

ああ、違うよ

ママはね
いないよ

でも吸い尽くしたいんだね
ごめんね
...
1973年9月11日
サンティアゴに雨が降って
その2週間後
あんたは死んだ
パブロ・ネルーダ
俺はそれ以上のことを知ろうとしない

1973年9月11日のあれは
アメリカの手引き ...
 ヘイハニー俺と賭をしようぜ
 例えばこの3枚のコインが無くなるまでに
 俺達の別れを覆せるかどうかを
 勿論俺は「可」に賭ける

 叫び声が弱くなると不安になって腕の力をゆるめるような
...
夭折


{引用=まだ生きているのか
そんな声が聞こえるのは
夜の 穏やかな枕の中だ
まだ生きている
時代を通過して
場所を通り越して
まだ何とか 生きているのだが

もう生きて ...
駐車場になるまえ
あそこは空き地で

足跡が
角から裏にのびる
小路をつくってて

この季節

そろそろ
たんぽぽとか
つくしとか
黄緑色の草とか

ひばりはいつだろ

...
唇を重ね躰を合わせ
愛していると囁かれたとて
どうしようもなく何かが足りない
あの日からずっと

私が求めるものは[ ]だから
子供だと面罵されるしかない
けれども気づかされてしまった ...
ドアあけて 靴ぬぎすてて
ゆるゆると ほどける夜
灯りつけて ボタンはずして
はらはらと たゆたう夜
ため息 耳澄ませ
ほろほろと こぼれる夜
横たえて 目をとじて
さわさわと さざめ ...
貴方の香りを消す為
冷たい風に当たり 温いシャワーを浴びる
それらに貴方を重ね
私はまた独り、朝を認めるの

ガラスの瞳は二度と消えん
愛だけを所望し
利己を覚えた私の愚かな事

...
灯りを消して
きみはぼくのことを
ぼくはきみのことを
好きだったのに実らなかった
あのひとだと思って
これから一時間
キスしつづけよう

きみの肩には
できかけのタトゥがつぼんでいた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
風のカナリアまほし自由詩13*06/3/28 5:36
@星 Ⅱ貴水 水海自由詩206/3/28 4:20
十六夜命鈴自由詩106/3/28 2:13
ハレルヤ空論自由詩306/3/28 2:07
Flowermaumi自由詩3*06/3/28 2:02
Honest...自由詩2*06/3/28 1:57
神の死骸がもたらした問い麒麟自由詩106/3/28 1:45
帰り途花丸ぺけ未詩・独白1*06/3/28 1:39
脱皮松本 卓也自由詩2*06/3/28 1:22
さよならからはじまる佐々宝砂自由詩706/3/28 1:06
私の眠剤ANN自由詩2*06/3/28 0:47
安全剃刀佐々宝砂自由詩3*06/3/28 0:45
砂漠に咲く花朱華自由詩3*06/3/28 0:14
言葉にならない想いをこめてベンジャミン自由詩5*06/3/28 0:01
とてつもなくmac自由詩1*06/3/27 23:57
そろもん(岸辺の話)みつべえ自由詩306/3/27 23:22
春愁落合朱美自由詩3506/3/27 23:01
まぶたの裏に自由詩5*06/3/27 23:00
カメラマン最後の一枚海月自由詩1*06/3/27 22:33
ぽえむ君−純粋−ぽえむ君自由詩3*06/3/27 22:30
四行詩(抄)Ⅱ信天翁自由詩106/3/27 22:28
粉ミルクチアーヌ自由詩206/3/27 22:26
パブロ・ネルーダ、今さらだけど角田寿星自由詩7*06/3/27 21:55
賭博王川嶋千歌未詩・独白106/3/27 21:55
夭折(三篇)岡部淳太郎自由詩13*06/3/27 21:53
駐車場よーかん自由詩3*06/3/27 21:37
n/x川嶋千歌自由詩106/3/27 20:48
夜がかがり自由詩006/3/27 20:38
孤独命鈴自由詩206/3/27 19:39
タトゥのつぼみZUZU自由詩206/3/27 18:56

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5.69sec.