寄りかかった柱の
  きずあとを指でなぞる

地面すれすれまで
  しおたれた こいの
    恨めしげな ギョロ目
      ソヨともなびかず

すみきった あおは
   ...
なまえなんか
どうだっていいのだと
その人は言った
なんと呼ばれたって
腹の中は見えている
なまえなんか
どう言われたって
かまわない

佃煮色の髪をなびかせた
神の化身と呼ばれた ...
滴るように
明日の予定を考えながら
窓の外を眺めて
濡れている植木鉢
サルビアの葉を這う
カタツムリになりたい

フランス人はカタツムリを食うらしいが
美味いか不味いかではなく
最初 ...
一 

仕事から帰ると 
僕の机の上に本の入った封筒が置かれていた 
裏に書かれた名前を見ると
{ルビ一昨日=おととい}「 周作クラブ 」の会場を探し歩く僕に * 1 
「 〜ホテルは何処 ...
時計の秒針の音は5を指すときと11を指すときとでは
違う
9から12に向かう頃に絶望的な音がする
こんなたった一周の中に・・・・

それらは毎分行われる
僕らの毎日のごとく
たった一分前 ...
 読んでください
 あなたが読んでくれないと詩になりません

  読んでくれてるんですね
 
  
 ありがとうございます

 お礼に言葉を紡ぎます
 
 
 良き日よ訪れよ
...
ぼくは詩人

自分を願うことよりも
他人を願う願いこそ
自分への願い

今日もまた

朝の散歩をしていると
短冊に出会いました

神社の境内の中に
堂々と祭られた太く大きな竹の ...
米軍基地を見渡せる
緩やかな坂の中ほど
ぽつんと小さく咲いている
タンポポに目を奪われた

種を飛ばす少し前の
綿毛を湛えたその姿が
遠くのドックに停まっている
巡洋艦と重なっていた
...
雪の街で眠る君よ
すっと前を睨み
歩きなさい

何も知らなくてよい
ということはなく
何枚もの鏡が重なる夜

退屈な日はお泣きなさい
その大きな身体を震わせて
いつか来る日のために ...
ひとはみな
さみしいひと、なのです
おんなのひとは
心の慰みに 明るい色と楽しい柄で爪を華やがせ
さみしい心が賑やかになった気に なりたいのです
埋まらない心の物悲しさを知って ...
手を繋ぐのも

同じように「好き」と言うのも

もたれ掛かる温かい肩も

落とさない会話の節々も

弱さをこぼす瞬間も







あなたとの幸せは
...
薄曇りの空がからだを湿らせるだけの
ちっぽけな夜だから追いかけてみる

西の地平に月

最後に沈んだ
星の名を知らない、と
静かに胸に沈めた備忘録

    この体は赤道儀だ
   ...
人生はゲームではない
だから攻略本など存在しない
やるべきことなんて本当はない

自分で決めること


それでも


器用に生きていたいと願う
勝ち続けていたいと願う
悲しみか ...
眠り姫は現実を見たくなくて
森の外れに住む魔女から小瓶を貰い、飲み干しました
紫色にキラキラした小瓶の中にほんの少しの眠り薬
決して何年も眠れる様な量ではなかったと
火あぶりにされた魔女は泣き ...
壁に掛けられたピアノの旋律
打ち寄せ返す波のような心地良さ

雨上がりの夜空は憂いを帯びて
流星群から一つ離れて泳ぐ

ボクはナニヲすればいいの?

一匹狼にバウリンガルを使うとこう言 ...
ひまわりの種を食べた
 20粒食べればいいのに
  袋にはもうない
   蒔けばよかった
    庭へ
     そう思いかえしても
      淡白な胸のむかつきは



 誰が ...
きみの
かげの
ぶきような
にちじょうも

ぼくには
すなおに
なじむから

いつも
すがおを
いきてほしい
水の中に深く潜ると
魚たちの溜息がきこえてくる
どうせ水のある場所でしか
生きられないいのち
われらの時には
乾いた真実が欠けている
ソレイユ!
ソレイユ!
光は水の中にまで入りこみ
...
金色包み紙 たくさん抱えて
お金だと思える わたしは 幸せ

大好きな歌だけ 永遠にリピートする
青色ばっかり 追いかけて

愛のことばなど 取るに足らない
老舗の焼き鳥屋には気の強い妻と
やたらに人のよさそうな爺さんが目尻を下げて
火鉢の上に並ぶ焼き鳥を丹念にまわしている

妻は若く 爺さんは見たとおり年老いて見えるが
本当は逆で 爺さんが若く ...
お願い

苦しまないで

泣かないで
僕がここに在ってはいけないのなら
僕が君を苦しめるなら


君のそばからいなくなるから


君がそれで苦しまないのなら

お願い 僕の ...
星を なくして
みすぼらしいまま
たおれるたびに 砂をつかんで
たちあがる はてしのない
夢のなかに いるとしたら 
ていとんとん
ていとんとん


イヤホンから漏れる音
気になる存在

私の記憶という記憶
海馬という海馬を辿ってみたけれど
知っている音は見つからなかった

きっとそれはあなただ ...
=下宿先から田舎へ向かう途中=

日暮里駅に到着
お昼寝してたお兄さん
降りそびれそうになりました
 
お兄さんは、どうしても降りたかったようで
まず、縦に体挟まれる

 ガシャン
...
「何を見ているの」と訊いたら、
「夜を見ているの」と君が答えるので、

「今日の夜は綺麗かい」と訊いたら、
「明日の夜より綺麗よ」と君は投げ遣りに言った。

 月の昇る方角なんて知らなくて ...
アスファルトから突きだして

咲いていたタンポポが

とてもちからずよく見えた

僕らが作る未来は

僕らにまかされている

僕たち次第で未来は変わる

心はそうつなが ...
変わりそうな気がする
変わりそうな気がする


でも相変わらず数学のテイクホームテスト提出期限の四日前で白紙なのだ


またやっちまったぜファッカー
またやっちまったぜファッカー

...
ゆるいカーブのようでした 尾をふって泳ぐ
さかなでした えんえんと沿って進むだけの
からだは速度を知らずに うちのめすバット
を聞きました ひびくその硬さにふるえまし
た きみのこえで呼ば ...
今朝、
新しく生まれた緋目高は
糸のような体を誇らしげに揺らし
円筒の中を支配し始めた

その傍らで
親たちは死に絶えたのだが
きっと、あの孤は知らない
悲しみも、
涙の流し方も。
...
公民の教科書は勝手な意見ばかり
国語の教科書は理想と現実が同棲中

数式ばかりがならぶ教科書は
嘘もない意見もない人間みたいな言葉もない
XとYが並んでる
答えは一つだけ
嗚呼優しさが見 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
*ちまき*かおる自由詩10*06/5/1 8:04
男伊達あおば未詩・独白5*06/5/1 3:11
カタツムリ窪ワタル自由詩4*06/5/1 2:05
「あたりまえの日々」服部 剛自由詩4*06/5/1 1:29
苦しくはないんだけど笑えないspan自由詩106/5/1 1:02
永遠山崎 風雅自由詩5*06/5/1 0:57
ぽえむ君−短冊−ぽえむ君自由詩5*06/5/1 0:55
タンポポ松本 卓也自由詩2*06/5/1 0:47
シャン・ゴーレムシャーロット自由詩506/5/1 0:31
ひときりえしふみ自由詩7*06/5/1 0:23
まだ教えてあげないけどさー行きまし...自由詩2*06/4/30 23:58
私的星座、運行表たりぽん(大...自由詩1106/4/30 23:34
無いものなのか在るものなのか氷湖自由詩106/4/30 23:16
いばら暗闇れもん自由詩1*06/4/30 23:02
想像過程海月自由詩2*06/4/30 22:16
〜(ほにゃらら)女便乗鴎自由詩1*06/4/30 22:12
すがおよーかん未詩・独白1*06/4/30 22:00
不在票岡部淳太郎自由詩6*06/4/30 21:56
絶景アサリナ自由詩3+*06/4/30 21:53
焼き鳥屋 ー 岡部淳太郎 ・ 服部 剛 ー はっとりごう...自由詩5+*06/4/30 21:34
願い朱華自由詩0*06/4/30 21:15
そろもん(疑惑の話)みつべえ自由詩506/4/30 21:10
Lの音楽美味自由詩1*06/4/30 20:17
新生活アザラシと戦...未詩・独白306/4/30 20:08
夜見はゆおりいと自由詩206/4/30 19:15
いつか僕らは離ればなれこめ自由詩406/4/30 18:27
くそったれィッッ!虹村 凌自由詩2*06/4/30 17:33
弔い自由詩10*06/4/30 17:19
緋目高の子士狼(銀)携帯写真+...4*06/4/30 17:14
答えはあったほうが優しいfuchsi...未詩・独白3*06/4/30 16:01

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加筆訂正:
問う/けんご[06/4/30 21:27]
わたし>ワタシ
6.01sec.