本屋には 本がいっぱいあるのに
もうあれもこれも 読む時間がない
知命の午後の やわらかい光のなか
きまって本棚の隅に 咲くという
まぼろしの詩集を さがしている
雨の音が聴こえるので
ベランダに出てみたら
一面の星空で
雨なんか
一滴も降っていない
稲妻のように
乾いた荒野のイメージが
瞼の裏側に投影されて
見たことのない色で光る太陽が
...
あなたが飼いならした
砂場はとても
うつくし
過ぎる
薄曇が めくれあがった時に
あなたの顔は半分まで
埋もれて
しまう
横にふられた 日暮れた
いらっしゃいませ
私は涙のアメ屋さん
このアメはいかがです?
悲しみの涙を集めました
しょっぱいけれど
スッキリしますよ?
このアメはいかがで ...
かわりばんこに
ジュっ
どっちのんも
ジュっ
って
うちら
まだまだやな
て
どっちが言うたか
忘れた
ほんでも
今日は遠くから見てる ...
ともだちだって
しょうこをみせてって
メロスの本を閉じながら
あの子がいった
しょうこなんかないよ
しょうこなんかないから
ともだちなんだよ
ぼくはどもってそういった
そういうふう ...
燃える赤
のたうつ龍
たやすく消える命
背中合わせの 安心と不安
だから{ルビ恐々=こわごわ} 手なずけて
太古から人は
ご機嫌を取りながら
仲良くも 儚く
迷い道の向こう
...
オレンジ色のバケツ
の形をした灰皿が
今日
とうとう
ついに
ただの
オレンジ色のバケツ
になってしまった
煙草を
休ませてあげられないのは
意外と
不自由だ
...
燃える指くちびる含み恋をする
サルビアそれは紅い吐息に
ひそやかな風にするどき心こそ
コスモスふるう恋の歓び
咲き誇り頰よせたその黒百合に
...
だるい昼休み
のびかけのカップラーメンを食べながら
週刊ポストを眺めていた係長が
ふいに
「スーパーサイヤ人になりたいなあ」
と呟いた
すると
コンビニのサンドイ ...
私が生まれなければ
私が早くに死んでいれば
両親は不幸な人生を生きずにすんだ
「子供の頃からやりなおしたい」
そんな人生をおくらずにすんだ
私がいなければ
{引用= ...
草いきれの匂いにまみれる赤い季節
脳血管が強制的に拡張され
夏負けは夏バテへと追い込まれる
孤独なプロムナードも焼きついたまま
...
夕方の空には、今日が眠っている
そんな気がする
夜に溶けようとする入り口で
わがままな僕はうずくまる
何かを忘れている
そんな気がする
ひとりひとり
今日話したいろい ...
夕暮れに
あの子にハモニカ吹いたげよう
ひとりぼっちの街角に
ふたりぼっちの歌ひとつ
ゆれるゆれる影法師
街はなぜに泣いている
人恋しいと泣いている
夕暮れに
あの子は泣いていたん ...
旅が
かすかにかしいでいる
分かれゆくかがやきの幾つかが
道に沈み 泳ぎ去る
家の陰に落ちてくるのは
わずかに早い 未来のまばたき
午後を閉じては
またたかせている
...
ただある花の
ただある自分
色は淡く
微かにゆれる
ただある空の
ただある自分
雲は薄く
静かに流れる
ただある時の
ただある自分
脈は弱く
僅かに刻む
見るもの全 ...
私を心の奥底に繋いでいた鎖
戒めは解き放たれ自由を得る
自由を得るということは
自分の全てに責任を取るという事
どういう精神状態になろうとも
自分で制御し、舵取 ...
旅がしたい
旅がしたい
旅がしたい
見知らぬ土地
見慣れぬ人々
わからない言葉
異国の風に吹かれて
砂埃にまみれて
太陽に焼かれて
そういう旅のイメージ
けれども
旅 ...
もう駄目かと思ったよ
いたずらっ子の目をした子供に捕まったときは
みてよこれ
体に色を塗りやがって
オレはぬりえじゃねっつーの!(怒)
目ん玉まで青く塗られちゃって
もう
今日は人生最悪の日だね
あ ...
ほんとうに悲しいことっていうのは
決して届かない手紙とか
決して返事の来ない呼びかけとか
二度と会えない友だちとか
そういうことも悲しいのだけれど
なにか頭ではなくてうなじの ...
その日
朝起きて鏡を見ると
顔が
武田鉄矢だった。
んなんですかぁ〜って
髪を掻きあげてみる
んなんですかぁ〜って
泣けてきた
女にフラ ...
露骨に六首が机の下、悪魔の囁きをする。政治的解釈が適合する。煽動す る論が右脇にそれた後、宗教を哲学が論破の滞空、促音をずらし、足跡の道を西へ伝って徒歩で行く。恐怖が限界への境に横たわり、鈴の中身が語 ...
俺の守護霊は死神だだだから俺の死はコントロールされている 俺は死んだ兄貴の精霊を背負ったぁぁぁ宝なんだ 幼なじみのあいつの早死にも 道端で死んだあの犬っころも 羽が折れた小雀を布団の中に入れて毎日見守 ...
やけくそに花 るいてし謝感を事たえ会出にたなあ
ゴマだれジュースで乾杯 る い て し い あ の ソ ナ タ
生きてい ...
そんなムスッとしないで
人生はブハッと行こうよ
何かを押し殺したような
サラッとした皮膚は
どうせ すぐに ひび割れを呼び込んで
メリメリと音を立てて ブシューッと血液が飛び散る
...
いつだって遥か遠くを
見つめていた、正太
本当はそんな名前じゃないのに
誰もがそう呼んでいた
*
学校へ行く途中
平然と菓子パンを買った、正太
朝飯なのだと、悪びれず
無造作に ...
2006/09/05
なにを書けば許されるのか
許されるわけもなし
なしじゃない、ない、だよ!
文語は駄目だよ、文語らしいのも
文語三十、二人菓 ...
某国営放送で観たイカ釣り漁のようす
脱サラして漁師になった夫を
影に日向に支える妻のけなげな姿
あれって夫婦舟っていうのかな
なんだか憧れてしまう、わたしがいる
確か奥さんの実家は代々の漁師 ...
(かじって
すてて)
レタスを洗って
いたい
今日はずっと
レタスを洗って
一枚一枚
丁寧に
拭いて
いたい
今日はずっと
知るのがいやで
本当はもう ...
くだらない毎日に唾を吐き捨てて
お座なりの笑顔を君に送った
くすんだ血液はそれでもまだ
透明な濃度を残している
頬つたう雫はとうに
枯れ果てていたのに
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そろもん(探索の話)
みつべえ
自由詩
6
06/9/5 21:53
パロ・デ・ジュビア
大覚アキラ
自由詩
6*
06/9/5 21:19
サニア
雨虎
自由詩
1
06/9/5 20:51
涙のアメ
愛心
自由詩
6
06/9/5 20:43
双子の花火
AB(なかほ...
未詩・独白
2
06/9/5 19:35
ともだち
ZUZU
自由詩
5
06/9/5 18:42
29、炎 【ほのお】
雨宮 之人
自由詩
3*
06/9/5 17:08
かなしいなぁ
FUBAR
未詩・独白
1*
06/9/5 16:42
花言葉Ⅱ
石瀬琳々
短歌
12*
06/9/5 16:07
ドラゴンボール
大覚アキラ
未詩・独白
1
06/9/5 14:07
私がいるから
逢坂桜
未詩・独白
3*
06/9/5 14:00
ひかりの雫(十六)
信天翁
自由詩
2
06/9/5 13:44
「夕方の空には、今日が眠っている」
ベンジャミン
自由詩
9*
06/9/5 13:14
夕暮れに
未有花
自由詩
13*
06/9/5 13:08
けだもの行(いとふるみち)
木立 悟
自由詩
6
06/9/5 13:05
ただある自分
ぽえむ君
自由詩
8*
06/9/5 13:03
鎖
ajisai
自由詩
3*
06/9/5 13:02
旅をしよう
436
自由詩
1*
06/9/5 12:52
どうしようかな
230
携帯写真+...
2*
06/9/5 11:32
かなしみ
436
自由詩
4*
06/9/5 10:51
『鉄矢と化す』
橘のの
自由詩
3*
06/9/5 10:33
「素材的性質」
鷲田 岳
自由詩
1
06/9/5 10:23
背負う
狩心
自由詩
4*
06/9/5 9:47
あたまんのなか
〃
自由詩
8*
06/9/5 9:46
ハチャメチャな君はハチャメチャじゃない
〃
自由詩
5*
06/9/5 9:40
俺たちの風、syota
佐野権太
自由詩
21*
06/9/5 8:59
擬人化紙幣
あおば
自由詩
3*
06/9/5 8:31
ふたりのちから
恋月 ぴの
自由詩
10*
06/9/5 7:55
レタス
水在らあらあ
自由詩
33+*
06/9/5 7:22
still
れるむ
自由詩
1
06/9/5 5:09
6046
6047
6048
6049
6050
6051
6052
6053
6054
6055
6056
6057
6058
6059
6060
6061
6062
6063
6064
6065
6066
6067
6068
6069
6070
6071
6072
6073
6074
6075
6076
6077
6078
6079
6080
6081
6082
6083
6084
6085
6086
加筆訂正:
29、炎 【ほのお】
/
雨宮 之人
[06/9/5 17:09]
2006.06.09初出。多少推敲。
レモン
/
水在らあらあ
[06/9/5 7:20]
タイトル、カタカナにしました。
6.2sec.