私が見ているもの
例えば鹿(じっとこちらを見ていて近づいてこない)
例えば川(どうどうと流れる)
例えば花(枯れることはないでも滅多に見れない)
例えば影(あそこにうずくまっている)
例えば ...
俺たちは温泉だ
まだ掘り出されていない温泉だ
武田信玄でも見つけられなかった温泉だ
俺たち一人一人が心に隠し湯を持っている
自分自身をボーリングしようぜ
湧き上がろうぜ 天高く噴き上がろうぜ ...
春の色に月やあかきと問ふ人の
かざしにせばや八重桜花



あらし吹く春ならずともこぼるるは
恋のこころの花とこそ知れ



仮初の夜にも似たるかいささくら
...
爪を切って
わたしを捨てていく
気まぐれで
ときどき拾うものは
落っこちてる人のこころ
だいたいは
見て見ぬふり
蹴っ飛ばしたりもする
投げるのは
じゃまなもの
わたしの屍骸を
...
想像したよりもずっと早く
世界は作り変わって
僕だけが一人
真ん中で体育座り
 
バラバラに並ぶ標識には
「これはするな」、や
「あれをするな」、の
禁止の言葉ばかり
 
どうせな ...
生気を吸い取る青い布団というものが、
東京から一時間のあるアパートの一室に存在する。

大抵そこに住むのは働かない小説家で、ジェントルメンだ。
ジェントルメンとは、慎ましく、積極的でなく、淫靡 ...
電車の音が響く部屋の中
窓の下では人々が何処かに向かい歩く
出発か到着か解らない
または旅の途中かも知れない

夕焼けの寂しさを感じるのは
今日と云う日が満足に終えられなかったか ...
「現代詩フォーラム」の出現はある意味相当な事件であった、と思う。それは単に新しい詩の場を提供したのではない。新しい「質」の詩の場を提供したのだ。既に言及されているのかどうか私は寡聞にして知らないが、「 ...   一 風呂

 陽の涼しい頃。
「お風呂からどうぞ
と彼女(?)は云った、
日本式の内庭に案内されると
葦簾張りの小屋に岩風呂があった

霞んだ白に残した青み、
空高く尾翼は全く見 ...
桜風にさらわれ春が来ました

小刻みに震える世界

ほとんど嘘みたいな青空にのびていった

飛行機雲のお絵描き

駆ける疾走鼓動

ブラックライトは光って光って輝いて
...
あの夏の日
あたしは石の階段を登ってた
小さな足で勇ましく。
ぎゅうっと詰まった石の間に
黄緑色の草が生えてて
踏まないように急いで登った

ひやりとした木の感触
あのときあたしは ...
オミドレイヒヤ 奈落の底の

聖母にまつわる 五月の記録

亀だの兎だの湖に集めて

鳥葬してまわる

オミドレイヒヤ 祈りの言葉

ハチがつぶやく 巣のひみつ

シダ植物の五 ...
給料日まであと二日
財布の中には二千円
日に吸う煙草は二箱で
計算上は問題無し

最近一週間を紐解けば
晩飯はカレーしか食べてない
昼飯はおにぎり二つ
酒も飲めずに遊びも行けず

...
昼でも
空は見えるから
一緒に遊ばない??

ってあなた
言ってくれたね(^-^)


すっごくすっごく
嬉しかったよ(o^∨^o)


ありがとうっ(*^ー^*)

やっぱりわたし


あなたが…… ...
夏の海は
二人の恋の始まり
ずっと好きだったあの人
告る勇気がなくて
友達以上恋人未満
      
夜の海は
心の鍵をかけ忘れた
二人の距離を縮める
絡めた指先から
伝わる鼓動愛 ...
愛してる 愛してる
何度囁けば貴方は振り向いてくれるの
愛してる 愛してる
何度囁いても切なく揺れるこの想い
貴方にとって重過ぎるのなら
たった一日で散り行くサラソウジュの花の様に
一夜で ...
あなたが中にいる時は
わたしはずっと外にいて
見下ろしている、。心臓
二つ((十五度ずれて
地球が振り向く
その音に
カーテンは揺れ
隠れた場所を明かしてしまう

鳥が
...
光は射し込んできた
私に与えられたのかは分からないけれど

明るさは目に届いた
手触りこそなにもないけれど

それはもしかしたら他の誰かを照らすスポットライトかもしれない
けれど見える輝 ...
 飛べない鳥は空を夢見る
 泳げない魚は海を夢見る
 走れないシマウマは高原を夢見る
 詩が遠くなった僕は夢を語れない

 慌しく時代は僕の目の前を通り過ぎ
 怪しげなひげは僕の足をひ ...
えぐった心
握り 潰して
星という名の文字がこぼれた
 
えぐった心
優しく 撫でて
文字という名の星がこぼれた
 
えぐ えぐ
星 輝き
文字 天の川
 
えぐった心
夜空 ...
こうのとりのゆりかご





訳あって育てられない赤ちゃんを


ポストに入れて捨てることが出来る


大変便利なポスト


このポストが実現することに ...
どうして人は空を飛べないの
小さな少女のふとした疑問

どうして人は空を飛べないの
人は大地を守らなければならないのです
大空を自由に飛びまれたら
人は守らなければならない大地を
破壊し ...
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する


拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ...
カタチのない入れ物に
入っているものは


5月と7月の満月


あなたがわたしの髪に
触れて
とってくれたサクラの花びら

携帯に挟まっていた白い羽

バッグに落とされた黄 ...
ゆらゆらり

揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ

ゆらゆらり

揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
...
甘い 甘い

苺を食べた

あんたと食べた

最初は普通やった

やのに

あんたがいきなり
あたしの口に苺入れて

にっと{ルビ笑=わろ}てから

「うまいやろ?」
...
一拍遅らせてみても夕刻は
若く滞ったままだ
(緩めの服を知り)
卒論をひもとくように音を探るけれど
それすら「描かれた僕」に過ぎないとあれば
ますます活力への横臥から締め出されるばかりになっ ...
朝起きたら 
いつも台所に立つ母が 
地を這う赤ちゃんになっていた 

家を出て 
電車を待つ駅のホームには 
はいはいのまま赤ちゃん達が並び 
全ての席は座る赤ちゃんに埋め尽くされ 
...
うたわせてください

おねがいします

うたわせてください

貴方の為に

一生懸命うたいたいんです

汚い声かもしれないけど

うたわせてください

これがホントの

...
小学生の 
ガキ大将が子分に肩を組み 
「 お前はまだ{ルビ0=ゼロ}人前だ 」 
と言いながら 
目の前を通り過ぎていった 

大人になっても0人前のわたしは 
誰に肩を組まれるでもな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
見ているものふるる未詩・独白6*07/3/22 0:39
俺たちは温泉だ新守山ダダマ自由詩1007/3/22 0:32
月下咲羅(げっかさくら)   ■古語の宴参加作品■Rin K短歌20*07/3/22 0:29
爪切り蒼木りん未詩・独白307/3/22 0:15
Re:スタート山中 烏流自由詩307/3/22 0:12
ジェントルメンの憂鬱猫のひたい撫...自由詩507/3/22 0:10
海月自由詩3*07/3/22 0:03
テクノロジーが詩人を欲情させる。ななひと散文(批評...1707/3/21 23:55
秘密atsuch...自由詩8*07/3/21 23:54
嗚呼わかんねぇよ世界なんかこめ自由詩10*07/3/21 23:40
夏の日ロリータ℃。自由詩307/3/21 23:33
奈落ミゼット自由詩4*07/3/21 23:25
二千円松本 卓也自由詩707/3/21 23:24
表情パート2和森朱希自由詩4*07/3/21 23:22
夏の夜@ショコラ自由詩207/3/21 23:04
切なくて…自由詩107/3/21 23:02
鳥籠日和焼石二水自由詩15*07/3/21 22:59
光は射し込んできた野火 後里自由詩307/3/21 22:53
いい景色みてますか?山崎 風雅自由詩507/3/21 22:51
詩と葛藤柴田柴助自由詩107/3/21 22:49
赤ちゃんポストむむ自由詩107/3/21 22:44
人は空を飛べないぽえむ君自由詩11*07/3/21 22:36
いつか空から幸福が降る銀猫自由詩32*07/3/21 22:31
封印Cousin...自由詩407/3/21 22:14
窓辺の花束もこもこわた...自由詩12*07/3/21 21:43
愛心自由詩9*07/3/21 21:22
「駐車場の恋人」吉岡孝次自由詩207/3/21 21:06
夢 〜赤ちゃんの国〜 服部 剛自由詩8*07/3/21 20:59
うたわせてください愛心自由詩4*07/3/21 20:38
雲の輪 服部 剛自由詩6*07/3/21 20:37

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加筆訂正:
窓辺の花束/もこもこわたあめ[07/3/21 21:46]
書き足し
霧雨のノート/及川三貴[07/3/21 21:08]
少し修正。
雲の輪 /服部 剛[07/3/21 21:01]
誤字を訂正。 
5.52sec.