明けない夜は無いだとか
苦しみを糧にだのと
気休め紛いの雑言は吐かないよ
苦しみの時に大いに悶える貴方は孤独
その身の内に全てを終わらすのだから。
僕が出来ると言ったら精々目 ...
破壊と安寧が絡んでは軋む
音がする
たくさんの死体を背景にして
突き進む僕ら
それでも絶え絶え繰り返す
呼吸を続けた先で
そして見えたモノ
抱えて放り出さずに守ってよ
重ねる埃塗れ ...
【女】
あまがえるが恋をしたからって
雨が止むわけでもないけれど
どうせ降り続くなら
恋をしたあまがえるの時がいいわね
【男】
耳そうじのやり過ぎで
三半規管が ...
黒猫の腸はとても長いっていうから
綱引き縄の代わりに使ってみたんだ
ぬるぬるしていることは事実だよ
それはとても握りにくいものではあった
だけどそれなりにコツを掴めば
ちゃ ...
吹雪の八甲田山のようなところを深夜野良着一枚で這いずり回ってるんですよ。もうたいへんな風圧。あ。いや。信州辺りかもしれない。きそのなぁ〜みたいな。黒部とかそんな感じの。どこだか知らないけど。とにかくた ...
今朝は少し寒くて
息をはぁってやったら
一瞬で凍り付いて
まるで刃みたいになって
そこら中に飛んで行って
隣のおばあちゃんがまだ眠ってるって言うのに
勝手に窓を突き破って
...
狭い籠のなかにいるはずなのに
手をのばしても届かない
なにも 触れない
そこは真夜中の暗闇
「家族」とはなんとも不思議な集合体だとわたしは思う。
父親は、実家ではなく少し離れた場所で家族を養うために働いている。
母親は、家族のために食事を作り洗濯をし、そしてパートへと出かけていく ...
急な休みで私は寝巻きでぼーーーっとしてるんで
せっかく来てくれた
宅配便にも出ることは出来ません
平日の昼間はカーテンも半開きで
外はなんだかいい天気らしく
時折
鳥の声や ...
机の下の指先が
とても不器用に見えた時
祖父と同じように
草木の汁が染み込めばいい
と思った
へび苺の味は思い出せない
祖父の出畑は
すぐに草やつるが生い茂るので
それをな ...
躍動の風が
生い茂る森を抜け
黄金色の穂をそっと揺らして
この海に波を起こして
この帆まで届くなら
そっと優しく受け止めて
時の航海を始めようじゃないか!
でも届かない ...
きょうは風がつよくて
さむくてさむくて
雨もふったりやんだりしてて
でも風がなにもかもを追いやるのかな
別府湾の夜景はこれまでになく
きれいで
電車が湾に沿ってひかりのまちに向かって行 ...
枝の先から
飛び立とうと
しているの?
まるで
小鳥のように
何となく
心が
晴れなくて
でも
泣きたいほど
でもなくて
雨のしずくで
間に合わせてみる
まことしやかな優しさを盾に
痛みを持たない言い訳の為に
小鳥は精一杯飛んでいる
すずは凛と鳴っている
わたしはわたしらしく生きている
言葉がなくても構わない
誠実で ひたむきな姿が ...
その日
少女はふられた
暮れ泥む夕日に背を向けて
永遠であるはずの
太陽の時代の終焉に
背を向けるように
湖を前に立ち
鏡の静かな凪の湖に
少女の影
日がしずむほど
...
灰と黒の輪のなかに
ただ無造作にひかれた線が
鳥と魚と人になり
じっと浅瀬の水を見ている
珠の髪飾りをつけた影が
影から影へ走り去り
赤茶の径 銀の腕
角から角へ増え ...
何も
何も・・・
何もっ!
得る事もできず
与える事もできず
また一つ大切なものが
手の届かない場所で
認識の遥か彼方で
知る事もできない空間で
失われていく光を
見送 ...
聞こえる 冬の声 広がる 雪の色
涙どれだけこぼしても 愛されたときは戻らない
ふたりで描いた夢だけど 色がつく前に消え失せた
いつまでも 君を忘れられない
沈みゆく 太陽追 ...
無意味に涙が滲むのは
己の弱さを隠すため
自己防衛の殻にメス入れて
痛さにまた歪めても
泣かない鳴かない啼かない
ツギハギだらけの身体を愛してくれるだろうか
レモンティーの中に入れた角砂糖が
スプーンでかき回すことなく
ゆっくりと溶けてゆけば
それはもうすでに春です
紅色の中でもやを出して
やがてその中にうちとけ合い
春がしっかりと出来上がるの ...
雨上がりの午後3時
虹の架かる空を笑顔で迎え
長靴を履いて
水たまりにジャンプにする。
星のない空です
花冷えの風が吹いています
胸のうちで風車が回ります
からからと心の臓に触れながら
淋しいのです 淋しいのです
神様 私の弱さをご存知でしょう
私にもう一度 愛を教えてく ...
あれからさ
また
あんなふうになってる
おまえと別れて
二ヶ月後くらいの
痛みのなか漂ってやがる
ごめんね
ダイエットみたいにさ
また
着信拒 ...
また今日が暮れてゆく
斜陽が、ビルを輝かせて
屋上で
その眩しさに目を細めながら
一息、煙を吐き出して、考えてみた
本当の顔が
どこにあるのか忘れてしまったこと
階層化、している笑顔 ...
遠く地平線と重なる彼方に
ポツンと浮かぶ島影が見える
いつだったかもう覚えていない
遠い昔
スターターが鳴らした合図に
僕らは一斉に飛び込み 泳ぎ始めた
大人達の作る澱みから澱みへ ...
空の青にぽとり
鮮血でした
ゆっくりと赤だけの虹をわたって
足の指の少しのつめたさで
春は訪れ
きみとの
どうしようもない部分をぽくぽくと
桜を食べて埋めた
おなかからの魔法、 ...
風のなかに
釣り糸を垂らしている
それはおぼろげとなってしまった古い
記憶をせめて呼び醒ますよすがではなく
かなしい決意でも無邪気な思いつきでも
その日の飢えをしのぐための
投げやりな衝 ...
{引用=星の椅子に腰かけ
流れるままの時間の粒子を浴び
誰もいないという
ひびきからはじまる水面の波紋が
夢見るまま紅の空へ続いていくのを
永遠に眺めながら
なつかしいことばは
やさ ...
雲のように
貫けば
やさしい、あったかい
雲のように
空にあるように見えるけれど
空から見れば地上の一部です
雲のように
貫けば
やさしい、あっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
れたぁ
影山影司
自由詩
2
07/4/17 3:33
革新の時
Mélodi...
自由詩
1
07/4/17 2:25
雨の日の会話
なかがわひろ...
自由詩
4*
07/4/17 2:17
黒猫の腸
〃
自由詩
3*
07/4/17 1:21
リベンジ
A-29
未詩・独白
2*
07/4/17 1:14
起床、息、刃、二度寝
なかがわひろ...
自由詩
0*
07/4/17 1:02
居場所
優羽
携帯写真+...
2*
07/4/17 0:59
家族という不思議な集合体。
渕崎。
散文(批評...
1*
07/4/17 0:58
居留守する朝
mac
自由詩
1*
07/4/17 0:56
フレミングの
AB(なかほ...
自由詩
6
07/4/17 0:40
帆がたなびくなら
maynar...
自由詩
2
07/4/17 0:33
22時の光る町
九谷夏紀
未詩・独白
4
07/4/17 0:07
ハナミズキ
weed &...
携帯写真+...
1*
07/4/17 0:01
何となく
〃
携帯写真+...
4*
07/4/16 23:52
あなたと小鳥とすずと
板谷みきょう
自由詩
1*
07/4/16 23:43
凪の湖に
小川 葉
自由詩
0*
07/4/16 23:30
ノート(街を分ける川)
木立 悟
自由詩
2
07/4/16 23:22
阿呆は今日になって泣く
松本 卓也
自由詩
0
07/4/16 23:21
MaryGold
北大路京介
自由詩
9*
07/4/16 23:19
解剖症
零椅
未詩・独白
3*
07/4/16 22:48
春の角砂糖
ぽえむ君
自由詩
11*
07/4/16 22:23
ハレルヤ
來稚
自由詩
6*
07/4/16 22:11
哀歌
けんご
自由詩
8*
07/4/16 22:02
リバウンド
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/4/16 21:53
95、苦笑 【くしょう】
雨宮 之人
自由詩
2*
07/4/16 21:43
遠泳
川口 掌
自由詩
9*
07/4/16 21:22
からだに絵を描く
みい
自由詩
11
07/4/16 21:21
風を釣る
角田寿星
自由詩
19*
07/4/16 21:19
水の祈り
青色銀河団
未詩・独白
7
07/4/16 21:18
やさしい、あったかい
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/4/16 21:15
5650
5651
5652
5653
5654
5655
5656
5657
5658
5659
5660
5661
5662
5663
5664
5665
5666
5667
5668
5669
5670
5671
5672
5673
5674
5675
5676
5677
5678
5679
5680
5681
5682
5683
5684
5685
5686
5687
5688
5689
5690
加筆訂正:
95、苦笑 【くしょう】
/
雨宮 之人
[07/4/16 21:44]
2007.03.19初出。少しだけ改変。
6.62sec.