合わせた背中の
その裏の
鼓動がわたる
2丁目に
ちょこんと正座の
恋心
砂時計Gに従い落ちていく
時の流れが優しく積もる
緩やかに流れる時に棹さして
豊かに育て伸びゆく心
刻々と過ぎゆく時は戻らない
カタチなきもの手には掴めぬ
上を向いて歩いたら
足元が見えずに
100円玉、拾い損ないました
下を向いて歩いたら
空が見えずに
流れ星、見損ないました
だからまっすぐ前を向いて歩くことにし ...
女が泣くのはきまっていつも
金曜の夜
それも真っ黒な空に
針月が突き刺さった夜
だから月に二度はそんな夜が来て
女はおいおい膝を抱えて蹲る
女の涙が夜に垂れ込める
酒に酔った男が一匹 ...
小さな
蛹を
見つけた
秋晴れの
肌寒さに浸り
色を増した空と
漂う真っ白な雲を
ただ眺めていた
夕陽に瞬く水面を
冷たい風が泳いでいく
傾きを探しながら
ただただ眺 ...
かげろうが乱れとびだすのです
ひび割れたトルソの脊柱から
刺客が襲いかかるのです
凍てついたタナトスの陰影から
それは半生のあいだ生かされているのに
...
欲望絡みつくアラビアンナイト
踊り子の華麗なるベリーダンス
マハラジャは結婚を申し込むが
踊り子は首を縦に振らない
彼は強大な財力を使い
あらゆるものをプレゼントした
...
美味しそうにゃ
食べたいにゃ
空 高すぎるにゃ
にゃごなぁ
このへんで一番高いビルの屋上からジャンプしようかにゃぁ
近所のスーパーに忍び込んで サンマを頂戴するほうが早いかにゃ
秋だからに ...
Q1.ご飯が食べたくなって 泣きたくなったことありますか
Q2.ご飯が汚くなって 吐きたくなったことありますか
Q3.ご飯が泣きたくなって 食べなくなったことありますか
Q4.ご飯が ...
木犀が息をする
星が散らばる
中天に傾く
オリオンを探す
あっちが南か
僕は独りだ
夜はとめどなく
秋の透明な孤独を
人はとめどなく
見えない ...
071018
ダダダダダダッ!
ダジラが走る
ダッダッダッ
ダッシュボードが
噛みついたので
かりんとうのお化けが
絡むように拗ねるように
ア ...
罪悪感と後悔の記憶ごと
召し上がれ
滴る赤に
拳の痛みも混ぜ合わせ
吐き捨てた種に言い訳を含ませて
横たわる証に
土を被せたら
まるで被害者みたいな顔をして
...
露草の青は空へと溶けて消え
縞猫が寝床へ運ぶイチョウの葉
阿呆鴉柿の実一つ落とし行く
シリカゲルの砂浜に打ち寄せる波間に
ひとを仕合せに出来る鐘が見えた気がした
それは瞬く間に沈んでしまったけれど
少しだけ笑顔を取り戻したカモメのジョナサンが
何かを叫んで実家に帰ったんだ
眠 ...
みんなが
願いごとを
かけすぎたせい?
叶えることができないから
消えてしまう星。
それとも
願いごとが叶ったから
かわりに消えてしまうの?
ううん
星が落ちるのは
...
どく、どく、と
森と、甲虫を熱くした樹液の脈拍の
どく、
夏の最後の一拍、
の響き終わったあとの静けさが
そっと割れて、孵る、
リ…、ひとつ、
生まれたての、震える鈴が
震 ...
手作りケーキのお店で
あなたを愛した
愛したあなたは
ケーキを作った
作ったケーキは
おそらく誰のことも
愛することはなかった
その向こう
山と海とが
平行に交わっている
窓か ...
破れぬ夢を引きずって
銀色の夜明けにたどり着いたら
大きな花火を打ち上げよう
ただ黙って抜け出した真夜中の後に
大きな花火を打ち上げよう
リタのダイナーはようやくシャッターを開けて
眠 ...
着飾った女が、艶めかしい足で
ズタボロの男を、誘拐した
私の中身になってと言って
二人はひとつになった/
―― それと同じ時代、同じ場所で
中身が溢れるほどの女と男が
激しい海にふたり彷徨 ...
雨の絶えない戦場だった
沼に入れば、蛭が喜んで血を吸う
足は腐り、ブーツも履けなくなる
ゆっくりと眠る事はできず
片手に銃を抱き抱えたまま
落ちてくる雫に、耳を澄ましていた
近くで地雷 ...
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる
わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ...
・冷やしこの夜「風俗現象論序説『亀田史郎』とは何者か?」
ぼくの記憶では、亀田ブームの当初、父親はたしかに異端的な存在ではあったが、
けっしてヒールではなかった。
その態度を問題視する声が高 ...
電車の窓の向こう側の、外の風景のその先
右から左へと過ぎ去っていった心象の中に
少年の頃の自分が口をパクパクさせて泳いでいる
僕は餌なんか持っていない、それなのに
少年の頃の自分が口をパクパク ...
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき
こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶
蒼いそらを仰ぐ
還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちゃんとした
ハートじゃなくても
受け取ってくれる?
今、僕が書こうと思っていることは、個人的なことである故、
この手紙を読んでくれる方の中で、僕に親しみを感じる人がいれ
ば、その人に、僕が最近考えている本音をそっと打ち明け、何か
思うこ ...
あんなにも苦しくて
忘れられずにいた
君を置いて
いともたやすく
僕は笑えている
振り返るその先に
君の姿はもう
失くなっていた
夕暮れ
青い雲 ...
譫言のような、
垂れ流した汚物のような、
あなたとわたしの行為
が、
恥ずかし気もなく赤線地帯を飛び越える勢いで、
作用していく
秋だった
幼さには拍車をかけたし、
さ ...
ああ、十月の田園よ
田舎よ
ぼかんとした昼間よ
丘陵地帯よ
金山よ
見慣れぬ重機よ
ナマズよ
小魚よ
真っ黒なヘビよ
ぼくはもう五十にちかい
宿の女将と何度視線が合おうと
手を出 ...
信号が青になり
「通りゃんせ」の唄が流れ
人波に紛れ横断歩道をわたる
若い市議会議員はひたむきに
「よろしくお願いします!」
そ知らぬ顔で通り過ぎゆく人々に
自分の顔がにっ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
37.5℃
ネ々コ
自由詩
1*
07/10/18 21:02
さらさら
秋桜
短歌
3
07/10/18 20:28
前を向いて歩こう
むむ
自由詩
3
07/10/18 20:24
usura-baka
九鬼ゑ女
自由詩
4
07/10/18 20:13
固執
見崎 光
未詩・独白
0*
07/10/18 19:51
喃喃と
信天翁
自由詩
1
07/10/18 19:44
アラベスク
1486 1...
自由詩
3*
07/10/18 19:26
鰯雲にゃぁ
北大路京介
携帯写真+...
6*
07/10/18 18:57
水と塩で6日目 変性意識体験
板谷みきょう
自由詩
0*
07/10/18 18:06
木犀の息
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/10/18 17:30
笑顔
あおば
自由詩
3*
07/10/18 16:10
柘榴
彌月
自由詩
2*
07/10/18 14:49
秋の散歩道 弐
亜樹
俳句
1
07/10/18 13:59
空き缶
虹村 凌
自由詩
6*
07/10/18 13:46
星が落ちるのは
風音
自由詩
4*
07/10/18 13:23
水深浴
A道化
自由詩
7
07/10/18 13:09
教室
たもつ
自由詩
8
07/10/18 12:37
創書日和「酒」
虹村 凌
自由詩
1*
07/10/18 12:19
崩れかけた熱情
狩心
自由詩
3*
07/10/18 10:20
深まる森
〃
自由詩
1*
07/10/18 10:07
波とかたち
木立 悟
自由詩
10
07/10/18 10:02
ある日
んなこたーな...
散文(批評...
1
07/10/18 8:50
レールの上
結城 森士
自由詩
4*
07/10/18 8:06
還れない朝
風音
携帯写真+...
9*
07/10/18 5:44
いびつ
〃
携帯写真+...
4*
07/10/18 4:53
「 文人になるという夢 」
服部 剛
未詩・独白
2*
07/10/18 4:07
秋の風
れるむ
自由詩
3
07/10/18 2:26
昼下がり、爆破の前に。
哲子
自由詩
3*
07/10/18 1:30
湖心 七
A-29
自由詩
1*
07/10/18 1:27
信号の唄
服部 剛
自由詩
3
07/10/18 1:26
5275
5276
5277
5278
5279
5280
5281
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5283
5284
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5286
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5289
5290
5291
5292
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5294
5295
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5297
5298
5299
5300
5301
5302
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
加筆訂正:
森のひかり デッサン
/
前田ふむふむ
[07/10/18 1:44]
推敲不足です。若干の修正です。
5.28sec.