電気をつけて
ぶっ倒れるまで
起きている
いまさらに つけくわえるべき
ものはない 言葉のおくつきに
まいばん 血まみれで
ひげを剃り あおざめた
馬にのって 詣でる
全力で迎えてくるるさまに咲く
沈丁匂ふ道のつづけり
受験の娘にせめて祖母の祈りとも
お守りを買ふ北野天満宮
日の丸の旗かかげたる旧家あり
白き土塀に添い行く元日
隣家に植木職人 ...
東に開かれた 窓があった
ソファーにもたれて
書物に目を落としていた
部屋を採光された 光が
うねり 本を照らす
読み継ぐ事に 少し疲れ
目を空へと あげる
陽光は石をも貫き ...
酔いどれ詩人にでもなろうか。
二人して。
もう、何時間だろうね。
飲み始めて。
店も閉まるそうだ。
うちで飲もうか。
酔いどれ詩人にでもなろうか。
君の詩でも ...
ねえ
もしも
あなたの気持ちが目に見えるなら
こんなにも
不安にならずに済むのにな
...
缶詰は
ラベルがない方が
うまそうだ
3 3 3
2 2
送信
わけもなく心和める夕暮れや
秋はやさしさ運びくるらし
音たててころがりて行く空き缶に
信号待つ間の視線集むる
夜半覚めて物読みおればしぐる音
しばししてより また止みにけり
木 ...
何が待っているとしても
進むんだ
ただ、まっすぐ
ひとしきり赤子の泣き声聞えきて
蜂が屋根より高く飛び行く
入り口に蜂が二つも巣を作り
猛暑にうだる昼に飛び交う
焼けし如く川原の上手はみどりなく
川も細りて水鳥哀れ
狭庭の木の ...
お酒を飲む。
未成年だけど。
お酒飲めば、死にたくなくなる。
くらくら。
ゆらゆら。
私は、強くなる。
自分を守るために飲む。
て、言いながら
次の日には、二日酔い。
ふしゅしゅ。
...
夜を待っている
ふたしかな
悠久が続いている
喫茶店の
明かりが濃く輝いた
そとは秋の夕暮れ
木琴の奏でる音楽
良実という名前を
胸で鳴らせている
...
本当の入り口はどこだったのか
わかったのは
いつだったろう
どこまで上昇しても
融点はなく
波はひきかえしてゆく
そうやって
のまれても、のまれても
打ち上げられるしか
なか ...
秋じゃなければできなかったのでしょうか
空洞は風が増すほどに
流れてゆきます
いちにちの日短さ
胸の欠けてゆくそして
焦げてゆく茜の陽
沈んでゆき夜になる前の隙間で ...
消えゆく光と
生まれゆく光
すべての光を救いたいなんて
無機質な優しさを振りかざしては
何も出来ずに立ち尽くす
アルタイル
ベガ
アンタレス
それ以外は皆同じ星でし ...
煙草を棄てて歩き出すと、喫茶店の緑色のテントの先には雲一つ無かつた。
日曜の人込みを疎みつつ小走りで駆ける彼の耳元に何かの聲が囁いたかと思うと、俄かに彼は車道に飛び出した。黒い車がずずつとゝまった ...
もうずっと、同じところを浮遊している
まだ2日だけど、かなり時間が経った気がする
あたまの中はぼーっとしている
マインスイーパを考えずにやって 何度も爆発させてしまう
爆発してるのは何だ
...
見ることも聞くこともなきチスジノリ橋を経巡り日がなさがしぬ
チスジノリ
血条苔。紅藻類ウミゾウメン目の淡水藻。暗紫色で、多くの糸状の枝を出す。河川に生育し、生育地は天然記念物に指定され ...
放たれし小魚のうち一匹は力なく身を裏返しけり
空にたつ少年
キャンバスを粗く擦ったような
雲をみあげる
銀色の髪
長袖Tシャツとバスケットシューズ
細い骨の孤独を
風に{ルビ晒=さら}している
視界に収まらない空
どこからがは ...
公園の水のほとりで
老人が自爆している
ソフトクリーム胸に突き刺しながら
芥子色のニット帽が
つぶれて落ちている
喘ぐ声は、聞こえない
だ ...
言葉のはじまりが 歌だったなら
世界はどんな風に 変わっていただろう
壁画のはじまりが 言葉でなくて
絵のはじまりだったら どんな世界になっていただろう
石を彫 ...
わたしのお家にはおおきな窓があってね
その前にすごくちいさな廊下があるの
そこで ひなたぼっこしてあなたを想っている
お茶とお菓子を用意して 何時間もそこに
上着を羽織って ...
*今日こそは、と心諌めて楔打つ /くさび
*いえ、別に…そう言い捨てても過去消えず
*捨てました。捨てた分だけ虚しさは増し
...
育まれた命が
今はまた別な
少し大きな動物を
育んでいる
なき声は言葉であり
懐かしい響きでもあり
意味はまだどこか
はるか遠いところにある
育まれた意味は
やがてまた別な
少し確 ...
群生する草木の
やがてはその根の深いところへ
むさぼって、むさぼって、
貪り尽くして やがて
ひとすじの地層となって閉じていく
のが わたしたち。
一匹の蜘蛛の
ぎんいろの糸を端から切り ...
うちにはコアラもいないのに
ユーカリの木があります
暖かいオーストラリアから
日本の東北地方へやってきた
寄せ植えにちょうどいい大きさだったの
さんざん使用したあげく
花壇の一部に鉢植えの ...
根を張れ
根を張れ
川底で流されるようなやわいのじゃ駄目だ
コンクリートの片隅に根を張れ
目の前を誰かが通り過ぎていっても
根を張れ
土に埋まって見えなくなっても
根を張 ...
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひきこもり川柳その3
udegeu...
川柳
2*
07/10/17 21:17
そろもん(鬼の歌)
みつべえ
自由詩
1
07/10/17 21:10
65P 「短歌2」より
むさこ
短歌
1*
07/10/17 21:09
明・暗
アハウ
自由詩
7
07/10/17 20:43
創書日和「よいどれ。」
狠志
自由詩
0
07/10/17 19:51
あなたの気持ちが見えるなら
むむ
自由詩
1
07/10/17 19:37
ひきこもり川柳その2
udegeu...
川柳
2
07/10/17 19:19
急いでるときは返信ひとこと
北大路京介
携帯写真+...
7*
07/10/17 19:19
64P 「短歌2」より
むさこ
短歌
7*
07/10/17 19:11
その先に
秋桜
携帯写真+...
1*
07/10/17 19:07
63P 「短歌2」より
むさこ
短歌
1*
07/10/17 18:46
酒守
愛心
自由詩
1
07/10/17 18:44
ふたしかな悠久
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/10/17 18:14
岸
石畑由紀子
自由詩
12
07/10/17 17:22
鏡の泣くとき
唐草フウ
自由詩
15*
07/10/17 16:46
薔薇と宇宙
1486 1...
自由詩
2*
07/10/17 16:36
帰路の雲
蘆琴
未詩・独白
1
07/10/17 16:35
距離
はるこ
未詩・独白
2
07/10/17 14:55
湖心 四
A-29
短歌
0
07/10/17 14:44
湖心 三
〃
短歌
1*
07/10/17 14:33
詩稿する少年
佐野権太
自由詩
10*
07/10/17 14:25
ソフ
カンチェルス...
自由詩
10
07/10/17 13:50
お星様に手紙を
和泉蘆花
自由詩
1
07/10/17 13:15
ソ ラ ヒ ナ タ
〃
自由詩
0
07/10/17 13:14
小椋佳 「野ざらしの駐車場」を聴きながらの秋の夜に
九鬼ゑ女
自由詩
0
07/10/17 12:54
少し大きな動物
小川 葉
自由詩
2*
07/10/17 11:53
地層
南 広一
自由詩
2
07/10/17 10:44
ユーカリ
チアーヌ
自由詩
2
07/10/17 10:09
根
中町あきら
自由詩
5
07/10/17 9:57
黒猫
未有花
自由詩
12*
07/10/17 9:54
5277
5278
5279
5280
5281
5282
5283
5284
5285
5286
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
5301
5302
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
6.65sec.