女に興味をうしなったのは
それなりにつらい経験をしたから
それが無駄な時間に思えてきたから
未来を俯瞰できるようになったから
たまたま好きな女がいないから
いまさら家族へ ...
われの混沌に
あすが枕木をならべてゆく
その果てが
もはや青白い喜びに満ちていても
よいか
ねむりよ
まだここに
われをいかしておいてほしい
安美錦
アミニズム
あれはクビライ・ハンの来襲だったのか
心技体
やおろずの神々に祈りを捧げ
丸い土俵の上にあるものを
観音菩薩。弁天様。
ご利益いかばかりであったとしても
女人禁制
...
喜ビモ憎シミモ異色同音抽象画
赤に脱する体無く
居脇
居脇と喉を朱墨で湿らし
濡らした歪を落書きに
遅れとる沙羅止まり落ちるとぞ
絵具ごと暴走
切り取った雀で水滴荒らすは
口虫か
女の脚か
冷舌隷痕
削っては
...
世界で1番大好きな人が、泣きたい程辛い想いをしている
いつでも呼んで
あなた専用スーパーウーマン
この青空を跨いで、5秒で駆け付ける
(ことはできないけれど)
いつでも呼んで
抱きしめ ...
夜毎に骨が軋んで痛いと泣く妹に
医者は一言
「大人になる痛みだよ」と言った
八十過ぎの老女がやってきて
おんなじことを言ったなら
彼は一体
どんな返事をするのだろう
大人になった ...
つまらない嘘をついた日に
路地の花は私をせめて
柔らかな色をした空は
ぽつりぽつりと雨を降らす
(このまま雨がやんだとき)
(灰色の虹を見たかなきゃ)
(今すぐ道を引き返し)
(優し ...
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ
単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ
ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ...
えにしある ひとが
たびだって いちねんになります
えにしをつなげてゆく
おなじ ちを うけついでゆくものが
さかずきを あけます
あなたの むかしばなしに
みみをかたむけつつ ...
ちょっと、頭痛くてね。
真昼間から、飲んじゃって。
気付いたら、暗くなってた。
君は笑って言う。
「お前は俺にべたぼれだから
なんも心配しとらんよ。」
心配してよ。
不安になってよ。
捕まえて、縛って。
どこにも行けなくして。
じゃなきゃ私、
ほら。
...
ごめんなさい。
私ね、先週
他の人の腕に抱かれて
眠ったの。
君が嫌いなわけじゃない。
むしろ大好きで、
愛しくてたまらなくて。
言おうと思った。
謝ろうと思った。
...
朝のように 夜のように
当たり前に 僕はいよう
ワビのように サビのように
心に沁みて いたいよう
空のように 風のように
当たり前に 僕はいよう
眠りの中に落ちていく ...
砂丘に洗濯機
ウィリーは素朴
上手に筋肉
そのまま届きそうになり
春子、帰宅
ジャングルジムから
人の匂い
道路は名前
生きることは
重力の淋しい過程である
という前提にたつと
...
格式のある店内
マナーは重視されている
テーブルクロスの裾からのぞく恋人の赤いパンプスが
僕の心臓を掴んでいる
身の豊かなスズキのムニエルが運ばれ
彼女は優雅な手つきでそれを口へと運ぶ
思 ...
傘がこわれた
シロップ味の傘は
あお空さえ甘ったるく
かき混ぜて綿飴も
ミルクのように薄めて
記憶してきた
落ち葉とか
スチール缶なんかを
ため息とまるめて
ゴミカゴに
...
黄色い粒子は
空気のなかの
ささくれの、
嗚呼、
うまくいえやしない
葉っぱが赤く
色づきたくないと
南風に揺られながら
きらめきストリートを
歩いている、
おとこのこおん ...
花冷えに辛夷の花は紙吹雪
さながら空に向きて咲きつぐ
隣屋の蔦塀越して握手する
さまに吾が家の薔薇に近づく
芋づるが木犀の木に巻きつきて
ヌカゴガ三つ太りていたり
雨だれのリズ ...
あなたの趣味がわるいから、
わたしはめを逸らしてしらないふりをした。
(あなたは機嫌を伺うようにわたしを見て何故かあやまった。)
(わたしはそんなあなたがほほえましくって笑みをこらえて ...
いくつもの形があることを知らずに
唯一の絶対を求めた
唯一の絶対
全てのことを知りすぎていると思っていた
刻まれたピーマンの存在に気づかなかった
感じないものは存在しない
それが真理だ ...
いつもの時間を
いつもと違う場所で過ごすだけで
いつもの場所の
景色が少し変わっただけで
何だかすご〜く新しい気分になる
いつもの朝
一通の手紙が来ただけで
いつもの昼
誰かと少し ...
〜秋〜 水色揺々
「手折れぬは花言葉」
水色の細い曲線滑らかに夕を奏でる9月のフルート
コスモスの薄紅風とたわむれて赤トンボかわし鬼さんこちら
...
私は知っていて
私しか知らない
台風の後の空が必ずしも濃い青色でないこと
綺麗な夕焼けの次の日に必ずしも晴れるわけでないこと
私の部屋の扉は放っておくと風で閉じてしまうこと
公園の木の大 ...
早くはじめなきゃ
悲しみのレッスン
早く覚えなきゃ
忘却のレッスン
傷がまだひりひり痛むけど
ほかの誰かと笑ってると思うと
まだ胸が痛いけど
笑うと眼尻にしわが寄る
あ ...
保険に入ったのですね。では、行き止まりは危うくないとでも云うのですか。
あなたは、諸島の話を聞きたがる。前ばかり向いているから。条件を覚えていない。
この半分が、電極のあわいで踊っている かた ...
膿んでいることはわかっているから
なるべく開かないように
大事にしまっておくのだけれど
たまに何かの拍子で
飛び出てしまうことがあって
ぐちゃぐちゃ
びちょびちょ
ぐねぐね
赤黒い
...
緑の山の真中に
{ルビ白鷺=しらさぎ}が一羽枝にとまり
{ルビ毛繕=けづくろ}いをしている
曇り空に浮かぶ
青い空中ブランコに腰掛けた
わたしの眼下に敷かれた道を
無数の車は ...
秋祭りの
準備が始まる
まだ
夏は終わったばかりなのに
まだ
夏の名残が
消えないのに
季節は
私たちを追い越し
先へ先へと
すすんでいく
鋭角的な警鐘が
残像する
私の眺めのどこかに いつも
おそらくあの時から
導音を失った私の音階
私はそれを
探しているのか
いないのか
果たして探すことを許されているのか?
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
女
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/9/9 23:04
暁にむけて
美砂
自由詩
3*
07/9/9 22:44
大相撲九月場所のロゴス
恋月 ぴの
自由詩
10+*
07/9/9 22:41
測 量 技 師 マ レ ビ ッ チ /
m.qyi
俳句
1
07/9/9 22:41
沙良曼荼羅
秋也
自由詩
0
07/9/9 22:29
へるぷみー
雨
携帯写真+...
4
07/9/9 22:29
骨の悲鳴が聞こえる日
亜樹
自由詩
1
07/9/9 21:51
灰色の虹
〃
自由詩
1
07/9/9 21:26
創書日和「淡」
ゆうと
自由詩
2*
07/9/9 21:19
一回忌
玉兎
自由詩
1
07/9/9 21:10
くすり。
狠志
携帯写真+...
2
07/9/9 20:27
・心配ない・
はち
自由詩
1
07/9/9 20:14
・罪悪感・
〃
自由詩
1
07/9/9 19:57
当然
北大路京介
自由詩
10*
07/9/9 19:36
ウィリー、ウィリー、きみの名は
たもつ
自由詩
4*
07/9/9 19:14
スズキ
Monk
自由詩
13
07/9/9 19:03
はとどけいさぶれもよう
君の、
自由詩
1
07/9/9 18:54
夕暮セピア
ゆうさく
自由詩
4*
07/9/9 18:21
59P 「短歌2」より
むさこ
短歌
3*
07/9/9 18:19
告白をしよう。
哀詩
自由詩
0+
07/9/9 18:17
答え合わせ
楠木理沙
自由詩
1
07/9/9 18:12
シンプル
愛穂
未詩・独白
2*
07/9/9 17:16
■共同作品■ 時の花いろ
Rin.
短歌
10*
07/9/9 16:48
存在
路守 緒世留
自由詩
1
07/9/9 15:20
悲しみのレッスン
風音
自由詩
4*
07/9/9 14:55
無題
クマクマ
自由詩
2
07/9/9 14:29
膿
チアーヌ
自由詩
4
07/9/9 13:42
空の椅子
服部 剛
自由詩
7*
07/9/9 12:20
心の準備はできてない
風音
携帯写真+...
3*
07/9/9 12:01
知らない黎明
塔野夏子
自由詩
10*
07/9/9 11:38
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
5301
5302
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
加筆訂正:
チャンプの秘密
/
恋月 ぴの
[07/9/9 22:51]
最終行かえてみました
7.64sec.