{引用=抱いて欲しいと言えないままに
時間だけが過ぎて行く}
ようやく暗くなった海の
闇と音に紛れて
貴方は「キスしよう」
と私に言った
唇がただ触れるだけのキ ...
男どもの世界史
スタンリーは銃を撃つ
人が倒れ
憎しみをまた 買いながら
スタンリーは歩く
砂嵐のなか
レーションを 食べながら
仲間は言う
歴史を俺た ...
ミサイル
どしゅー きーーん ドッカーン!
敵艦撃沈
ぴゅーぴゅー パン パン
痛い コノヤロ いたた
ドドドドドドドドドーーー
大気圏トッパ
ズッズル ...
水曜の午後は
bossa novaの和音に肘を抱えて
白い器の縁をみつめている
くるりと立ちのぼる
緩やかな湯気の香りで
部屋中を染める
耳からこぼれおちる
綿のようなものを
すく ...
ちいさな電車だった
いくつも風景をやり過ごした
乗客はいつも決まっている
新聞のにおいのする父と
たまねぎのにおいがする母
シャンプーくさい妹と
無臭のぼく
電車ごっこの紐は
...
自分の一生の中で
出会わない人は
死んだ人と変わらない
...
指は
君の小さな生き物だった
どこか
遠い異国の調べみたいに
時おり
弾むように歌ってた
君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる
遠いね、
とだ ...
心臓を取り出して
はい、って渡せたらよかった
一番近付いた瞬間に
惜しげなく
薄暗い部屋
間接照明で
輪郭はまどろんでいる
意味の無い言葉や
意味の無い温度で
外側は溢れて ...
わたしにとって、男はあなたひとりです
あなたこそが人間、そして異性の完成型であり
わたしは未熟児 知らないあなたを
魅了するだけの技量があるだけ
(それだけなのでときたま虚しくなるのだと ...
室内を暗く変えるサッシ
閉められた店内に
人はいない
私達は得てして求めることもなく
あの様な暗がりに変わっていく運命を
頭のどこかではなく
魂の何処かで解っているの ...
NoWay NoWay
脳へ 脳へ
歯軋りが聞こえるよ
歯車になりたいと願う成人男性
熱々液体金属漕に飛び込んで
一泳ぎしてこの世から行方不明
部品になりたいと願ったのです
ギア ...
心から引き剥がせない
爪を掛け、力を入れても
肌は阻まず受け入れるのに
血が悲鳴を立てるというのに
傷と跡が掻き消せない
私の過去が殺せない
もっと上手に生きられたらって
泣いた夜も
毎日少しずつ違う朝は迎えにきた
からん、と錆びた音がした
気がする
頭を撫でてくれる手が好きで
これが欲しいああして欲しいって ...
僕は“何かよく分からないもの”
が好きだ
“何か良く分からないもの”
の定義とは意外に難しく
1人が 何かよく分からなく ても
9人が 何かよく分かる のであれば ...
彼は椅子を畳むのが上手かった
足を器用に動かして
瞬く間に畳んでしまう
八脚のパイプ椅子を分けて
両脇に抱えるようにして
収納スペースへと収めていく
彼は日々を畳むことに長けていた ...
虹の欠片(1※)をあぶくの妖精から
貰った少年を羨ましく思った狐は
少年に化けると
同じようにあぶくの妖精から
虹の欠片を貰おうとしたのです
しかし
化けていることがばれてしまい
海 ...
あなたのつがえる矢の先は
違わずに私の胸を狙っていた
寸分の狂いもなく正確に
心臓を貫くことができただろう
波の上に舟は揺れていたが
騎上のあなたは狙いを定め
かたわらの主が命じさえすれば ...
指の形を覚えている
緩やかな節への流れと
その静かな温度を
ある日私の地平の向こうへと
吸い込まれていった
橙の夕暮れも透明なカラスも
かつてはその指を知っていた
今は置き去りに ...
神様は
木でも
炎でも
時でも
影でも
宇宙でもあると知った
ただ
天を仰いで
贖罪や救済を求めるのは
少し違うと思った
人 ...
流動する記憶
見えないものの中で感じるいくつかのこと
痛みは遠い記憶に重なって静かに座り込む
知っているその感覚に仕方なく私も座り込む
うずく固まりは忘れかけている孤独の影を映 ...
{引用=
kaki musi rareteiru 言葉の
はるかうしろへで
するたび、
預けられた
双つながらの、
...
ここから見える景色は
いつも同じで
夕日が沈む頃になると
誰かが食事を用意してくれる
食べる物には困らないが
自由がない
いつかこの狭い空間から
逃げ出そ ...
世の中に詩は必要なのかな
俺の必要と仕方はなんか違う しっくりこない
俺には知らない人に伝えたい言葉が無い
恋人書く手紙はあるけど道ですれ違ったばあさんに書きたいことなんて無い
...
いつからだ
ものうさを知りながらも
おれたちは
後悔の猿ぐつわをはめて
家を出る
時計を振り切ろうとしながら
車のメーターなんかに
気をとられていると、見落としがちな
機会もあるぞ ...
マラリアのような空の下 猫の親子が歩いてる
僕は極楽鳥の羽を漁って そいつを黒服に売り渡す
いかしたスーツとネクタイが どうにも癪に思えたから
嫌味を隠したその口で 「素敵ですね」と呟いた
街 ...
アナタ言えますか?
グラサンかけてマスクして銀行に行き、モデルガン持って窓口で・・・
「貯金したいんですけど」
アナタ言えますか?
大火事を消火活動中の隊員 ...
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます
ぼくが、ベーコン ...
どうも ありがとう
そこそこ元気でやってます
たぶんなにかを毎日忘れてる
からなんでしょう
ところで あなたは?
と聞き返せないところが
なお茜の空に消えてゆきそうです
...
うつぶせに寝る
一週間分疲れたからだを
ほねつぎの先生は
大きい手の親指で
ぐぃっ ぐぃっ
とのばしてくれる
「 マッサージしてもらい
すじがのびると
...
パソコンの電源を落とした
画面の暗い鏡に
カーテンを閉めた隙間から
入る一筋の日射し
うっすらと照らす
ぼやけた私の白い頬
暗い鏡に映る自画像の
背後の壁に
風にたなびく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜を閉じる
深月アヤ
自由詩
2*
07/10/12 13:13
男どもの世界史
高木 しおへ...
自由詩
0*
07/10/12 13:10
ミサイル
〃
自由詩
0
07/10/12 13:06
ゆうまぐれ
佐野権太
自由詩
8*
07/10/12 13:01
電車ごっこ
yo-yo
自由詩
8*
07/10/12 13:00
【 Who are you ? 】
豊嶋祐匠
未詩・独白
2*
07/10/12 9:38
指
uminek...
自由詩
27*
07/10/12 6:19
HOTEL
まりょ
自由詩
4
07/10/12 6:02
おとこ。
哀詩
自由詩
1
07/10/12 5:25
人の夜
doon
自由詩
0
07/10/12 4:30
シドミードにあこがれて
影山影司
自由詩
0
07/10/12 4:25
貴様は何時まで其処に居る?
がんも
自由詩
1
07/10/12 3:31
創書日和「酒」 21%
士狼(銀)
自由詩
3*
07/10/12 1:46
何かよく分からないもの
琉碧 翡翠
自由詩
0
07/10/12 1:33
椅子畳職人
木屋 亞万
自由詩
2*
07/10/12 1:14
狐と人魚
板谷みきょう
散文(批評...
0*
07/10/12 0:59
試し矢
一筆
自由詩
1*
07/10/12 0:52
指の記憶
松本 涼
自由詩
6
07/10/12 0:48
アニミズム
1486 1...
自由詩
1*
07/10/12 0:44
流動する記憶
mayaco
未詩・独白
3*
07/10/12 0:29
柩
___
未詩・独白
1
07/10/12 0:18
自由の代償
@ショコラ
自由詩
3
07/10/12 0:13
よくある話
短角牛
未詩・独白
0
07/10/11 22:59
VIZUM
プテラノドン
自由詩
0*
07/10/11 22:09
ブランコ
風見鶏
自由詩
3
07/10/11 22:09
なかなか踏ん切りがつかない人へ
むむ
自由詩
3+
07/10/11 21:25
拝啓、君は元気ですか?
望月 ゆき
自由詩
20*
07/10/11 21:22
[拝啓。/君は元気ですか?]
AB(なかほ...
自由詩
5
07/10/11 20:03
「 ほねつぎ 」にて
服部 剛
自由詩
7*
07/10/11 19:55
白い疑問符
〃
自由詩
1
07/10/11 19:34
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
5298
5299
5300
5301
5302
5303
5304
5305
5306
5307
5308
5309
5310
5311
5312
5313
5314
5315
5316
5317
5318
5319
5320
5321
5322
5323
5324
5325
5326
5327
加筆訂正:
ゆうまぐれ
/
佐野権太
[07/10/12 13:07]
タイトル変更
指の記憶
/
松本 涼
[07/10/12 10:58]
ちょっとなおしました
5.8sec.