もっと上手に生きられたらって
泣いた夜も
毎日少しずつ違う朝は迎えにきた
からん、と錆びた音がした
気がする
頭を撫でてくれる手が好きで
これが欲しいああして欲しいって ...
僕は“何かよく分からないもの”
が好きだ
“何か良く分からないもの”
の定義とは意外に難しく
1人が 何かよく分からなく ても
9人が 何かよく分かる のであれば ...
彼は椅子を畳むのが上手かった
足を器用に動かして
瞬く間に畳んでしまう
八脚のパイプ椅子を分けて
両脇に抱えるようにして
収納スペースへと収めていく
彼は日々を畳むことに長けていた ...
虹の欠片(1※)をあぶくの妖精から
貰った少年を羨ましく思った狐は
少年に化けると
同じようにあぶくの妖精から
虹の欠片を貰おうとしたのです
しかし
化けていることがばれてしまい
海 ...
あなたのつがえる矢の先は
違わずに私の胸を狙っていた
寸分の狂いもなく正確に
心臓を貫くことができただろう
波の上に舟は揺れていたが
騎上のあなたは狙いを定め
かたわらの主が命じさえすれば ...
指の形を覚えている
緩やかな節への流れと
その静かな温度を
ある日私の地平の向こうへと
吸い込まれていった
橙の夕暮れも透明なカラスも
かつてはその指を知っていた
今は置き去りに ...
神様は
木でも
炎でも
時でも
影でも
宇宙でもあると知った
ただ
天を仰いで
贖罪や救済を求めるのは
少し違うと思った
人 ...
流動する記憶
見えないものの中で感じるいくつかのこと
痛みは遠い記憶に重なって静かに座り込む
知っているその感覚に仕方なく私も座り込む
うずく固まりは忘れかけている孤独の影を映 ...
{引用=
kaki musi rareteiru 言葉の
はるかうしろへで
するたび、
預けられた
双つながらの、
...
ここから見える景色は
いつも同じで
夕日が沈む頃になると
誰かが食事を用意してくれる
食べる物には困らないが
自由がない
いつかこの狭い空間から
逃げ出そ ...
世の中に詩は必要なのかな
俺の必要と仕方はなんか違う しっくりこない
俺には知らない人に伝えたい言葉が無い
恋人書く手紙はあるけど道ですれ違ったばあさんに書きたいことなんて無い
...
いつからだ
ものうさを知りながらも
おれたちは
後悔の猿ぐつわをはめて
家を出る
時計を振り切ろうとしながら
車のメーターなんかに
気をとられていると、見落としがちな
機会もあるぞ ...
マラリアのような空の下 猫の親子が歩いてる
僕は極楽鳥の羽を漁って そいつを黒服に売り渡す
いかしたスーツとネクタイが どうにも癪に思えたから
嫌味を隠したその口で 「素敵ですね」と呟いた
街 ...
アナタ言えますか?
グラサンかけてマスクして銀行に行き、モデルガン持って窓口で・・・
「貯金したいんですけど」
アナタ言えますか?
大火事を消火活動中の隊員 ...
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます
ぼくが、ベーコン ...
どうも ありがとう
そこそこ元気でやってます
たぶんなにかを毎日忘れてる
からなんでしょう
ところで あなたは?
と聞き返せないところが
なお茜の空に消えてゆきそうです
...
うつぶせに寝る
一週間分疲れたからだを
ほねつぎの先生は
大きい手の親指で
ぐぃっ ぐぃっ
とのばしてくれる
「 マッサージしてもらい
すじがのびると
...
パソコンの電源を落とした
画面の暗い鏡に
カーテンを閉めた隙間から
入る一筋の日射し
うっすらと照らす
ぼやけた私の白い頬
暗い鏡に映る自画像の
背後の壁に
風にたなびく ...
市松模様の浴室から
明日 飛行機が堕ちるなんて夢を見る
あの娘の声が聞こえる
淫らな色が石鹸で隠されている
シャワーで罵倒を洗い流す
何かに怯えた眼をしていたあの娘のこと
誰も知らなく ...
霞みの径がいくつかに枝わかれして
闇は星運きに尋ねられるくらい澄んでいたから
夢をどこまで昇れば神さまに会えるのか思いあぐねた
うまれ始めた虹をいくつか過ぎる夢
きのうの歌を唄う夢
大気をよ ...
拝啓の文字が
背景に消えそうな
若くたよりない
母を呼ぶ声は
遠雷をおそれる
風鈴がからだを揺らして
細い糸にぶら下がっていた
そして大人になった今
いつしか切れた糸が
まだ頭につい ...
最近、何か違ってた。
何か忘れてた。
空、やっぱり綺麗。
確かに通り過ぎていく時間と 多すぎる人々
その中から 出会えてココにいる 奇跡
全てが 未来へと続く偶然
心って素直になろうとするたびに
そっぽを向いて
伝えたいこと 伝わらなくて ...
ピンクの象と黄色のキリン その横で
下の青いにんげんがお父さん
真ん中の赤いにんげんがお母さん
いちばん上の黄色いにんげんが尚ちゃんです
そんなふうに
わたしたち家族が積み上がっている
6 ...
烏羽玉の
夜鳴き響(トヨ)む
鈴虫や
飽くまで止むな
沈く我をば
向き合うと泣いてしまいそうだったからポストにそっと入れた手紙に
「サヨナラ。」と書いてあなたとふったルビ 差出人は書かないままで
消しゴムのようになれたらいいねって ...
Tetrastich《仏》四行詩
* * *
君にその言葉が必要で
それを言ってあげられるのが僕なんだったら
飛んでいってでも伝えるよ
だってそれこそが僕の使命だから
...
陽は、夏を忘れさそないように眩しいけど。
風は、確かに冷たくなってきて。
もう、寒くなるんだな。
また、寒くなるんだな。
忘れかけたい記憶に。
ちくり、ちくりと刺さる。
...
あんああああくびするより空に手を布団パンパンあたたかな風
どれを着てどれを仕舞おう→ほとんどが新品のより着慣れたものに
この風景をあなたと歩いて部屋に帰るまで疲れるくらいに
どこまで ...
その男は
音もなく戸口に立っていた。
帽子を深く被って
顔はよく見えない。
ーあんたの夢を買うよ。
ー・・・
ーあんたの夢を買うよ。
やっと答えた。
ーどんな夢 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
創書日和「酒」 21%
士狼(銀)
自由詩
3*
07/10/12 1:46
何かよく分からないもの
琉碧 翡翠
自由詩
0
07/10/12 1:33
椅子畳職人
木屋 亞万
自由詩
2*
07/10/12 1:14
狐と人魚
板谷みきょう
散文(批評...
0*
07/10/12 0:59
試し矢
一筆
自由詩
1*
07/10/12 0:52
指の記憶
松本 涼
自由詩
6
07/10/12 0:48
アニミズム
1486 1...
自由詩
1*
07/10/12 0:44
流動する記憶
mayaco
未詩・独白
3*
07/10/12 0:29
柩
___
未詩・独白
1
07/10/12 0:18
自由の代償
@ショコラ
自由詩
3
07/10/12 0:13
よくある話
短角牛
未詩・独白
0
07/10/11 22:59
VIZUM
プテラノドン
自由詩
0*
07/10/11 22:09
ブランコ
風見鶏
自由詩
3
07/10/11 22:09
なかなか踏ん切りがつかない人へ
むむ
自由詩
3+
07/10/11 21:25
拝啓、君は元気ですか?
望月 ゆき
自由詩
20*
07/10/11 21:22
[拝啓。/君は元気ですか?]
AB(なかほ...
自由詩
5
07/10/11 20:03
「 ほねつぎ 」にて
服部 剛
自由詩
7*
07/10/11 19:55
白い疑問符
〃
自由詩
1
07/10/11 19:34
WITH DIRTY BIRD
000
自由詩
2
07/10/11 19:28
書簡
soft_m...
自由詩
4*
07/10/11 18:42
[拝啓。/君は元気ですか?]
小川 葉
自由詩
1
07/10/11 18:40
空色目薬。
狠志
携帯写真+...
3
07/10/11 17:35
Next
桐野晴
自由詩
3
07/10/11 17:32
きでできた どうぶつ
南 広一
自由詩
0
07/10/11 17:32
愁夜
秋桜
短歌
1*
07/10/11 16:56
「サヨナラ。」
黒子 恭
短歌
1*
07/10/11 16:54
Tetrastich
みへき渉
自由詩
1*
07/10/11 16:47
冬へ移り変わる、季節と心なすれ違い。
狠志
自由詩
2
07/10/11 16:35
爽+秋
唐草フウ
短歌
4*
07/10/11 16:12
夢を買う男
風音
自由詩
6*
07/10/11 15:49
5287
5288
5289
5290
5291
5292
5293
5294
5295
5296
5297
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5300
5301
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5310
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6.15sec.