夏休み前
庭に
ひとつシャボン玉が飛んできた

夏休みが終わっても
そのシャボン玉は
割れずに
そのまま

今日も割れずに残ってる

先週、嵐がきた
昨日も雨が降った

それでも割れない
根性シャボン
しゃぼん玉に想いを吹き込んで
あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?

『愛してる』
『大好き』
『いつも一緒にいたい』

あなたに届くかな?
あなたに見えるかな?

しゃぼん玉に想いを吹き込んで
閉塞感

喪失感

虚無感

どんな言葉を使っても

この暗闇を言い表せない



分かってる

他人や世界を否定したところで

すべては自分に返ってくると

そし ...
期待を裏切るもの。電話。メール。郵便物。
吉報は、まず届かない。

ひとの間違いを指摘することと、
自ら正しい答えを導きだすことは、まったく別のことである。

「食間に服用すること」
タ ...
歌は変わらず
私は ここに

歌は変わらず
そして 私は ここ

午後の日を 浴びきって
街を そぞろに歩き
ふと 立ち寄る喫茶

有線から 流れる
なつかしい 洋楽ポップ

...
風は通り過ぎるもの
動くから風

たとえそれがそよ風であっても
たとえそれが熱風であっても
どんなに心地よくても
どんなに熱く燃えても

通り過ぎていくのが風
…生贄は
        すぐには
     呑みこまれずに
     生き血を搾られ

…わたしは
    誰のものでもなく
      あなたの中に
    儀式の定めどおり
  ...
のどが呪文をとなえているよ
おふろでもないのにシャボンが飛ぶよ
とおくとおく
欄干があかく染まって忘れられない

だんだん
だんだん


からだをかさねるよりずっと
指のすきまの感 ...
みてごらん
あれが空だよ
そうつぶやいて
私は放物線をえがく

どんなに荒んでしまっても
その運命は変えられない
流れていく景色
夕暮れの空

夏のなごりが残るなか
野焼きのにお ...
アホかいな

あいさつなしで

笑うかい
月のぼれ

餅つきうさぎと

コオロギの 音い色もとどく 

こころよい風
まだ青い
初秋の紅葉
色香なく

高雄で喚く
Redチェンソー
食ショック


飯をくえくえ もっとくえ
安いごはんを 美味しくちょうだい

お肉は
二の次三の次
沢山つくって ベンを出す

モリモリ出たら
皆ハッピー
悲し ...
{引用=抱いて欲しいと言えないままに
時間だけが過ぎて行く}


ようやく暗くなった海の

闇と音に紛れて

貴方は「キスしよう」

と私に言った


唇がただ触れるだけのキ ...
男どもの世界史


スタンリーは銃を撃つ
人が倒れ
憎しみをまた 買いながら

スタンリーは歩く
砂嵐のなか
レーションを 食べながら

仲間は言う
歴史を俺た ...
ミサイル


どしゅー きーーん ドッカーン!
敵艦撃沈

ぴゅーぴゅー パン パン
痛い コノヤロ いたた

ドドドドドドドドドーーー
大気圏トッパ

ズッズル ...
水曜の午後は
bossa novaの和音に肘を抱えて
白い器の縁をみつめている
くるりと立ちのぼる
緩やかな湯気の香りで
部屋中を染める

耳からこぼれおちる
綿のようなものを
すく ...
ちいさな電車だった
いくつも風景をやり過ごした

乗客はいつも決まっている
新聞のにおいのする父と
たまねぎのにおいがする母
シャンプーくさい妹と
無臭のぼく

電車ごっこの紐は
...
 
 
 
 
 
 
 
 
  自分の一生の中で
 
 
 
 
 
 
  出会わない人は
 
 
  死んだ人と変わらない
 
 
 
 
 
...
指は
君の小さな生き物だった

どこか
遠い異国の調べみたいに

時おり
弾むように歌ってた


君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる


遠いね、
   
とだ ...
 
心臓を取り出して
はい、って渡せたらよかった
一番近付いた瞬間に
惜しげなく

薄暗い部屋
間接照明で
輪郭はまどろんでいる
意味の無い言葉や
意味の無い温度で
外側は溢れて ...
 
わたしにとって、男はあなたひとりです
あなたこそが人間、そして異性の完成型であり
わたしは未熟児 知らないあなたを
魅了するだけの技量があるだけ
(それだけなのでときたま虚しくなるのだと ...
 室内を暗く変えるサッシ
 閉められた店内に
 人はいない

 私達は得てして求めることもなく
 あの様な暗がりに変わっていく運命を
 頭のどこかではなく
 魂の何処かで解っているの ...
NoWay NoWay
脳へ 脳へ
歯軋りが聞こえるよ

歯車になりたいと願う成人男性
熱々液体金属漕に飛び込んで
一泳ぎしてこの世から行方不明

部品になりたいと願ったのです
ギア ...
心から引き剥がせない
爪を掛け、力を入れても
肌は阻まず受け入れるのに
血が悲鳴を立てるというのに
傷と跡が掻き消せない
私の過去が殺せない
もっと上手に生きられたらって
泣いた夜も
毎日少しずつ違う朝は迎えにきた



からん、と錆びた音がした
気がする


頭を撫でてくれる手が好きで
これが欲しいああして欲しいって ...
僕は“何かよく分からないもの”
が好きだ

“何か良く分からないもの”
の定義とは意外に難しく



1人が 何かよく分からなく ても
9人が 何かよく分かる のであれば ...
彼は椅子を畳むのが上手かった
足を器用に動かして
瞬く間に畳んでしまう
八脚のパイプ椅子を分けて
両脇に抱えるようにして
収納スペースへと収めていく


彼は日々を畳むことに長けていた ...
虹の欠片(1※)をあぶくの妖精から
貰った少年を羨ましく思った狐は
少年に化けると
同じようにあぶくの妖精から
虹の欠片を貰おうとしたのです

しかし
化けていることがばれてしまい
海 ...
あなたのつがえる矢の先は
違わずに私の胸を狙っていた
寸分の狂いもなく正確に
心臓を貫くことができただろう
波の上に舟は揺れていたが
騎上のあなたは狙いを定め
かたわらの主が命じさえすれば ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨上がりのシャボン玉北大路京介携帯写真+...6*07/10/12 17:37
しゃぼん玉に想いを吹き込んで携帯写真+...4*07/10/12 17:36
閃光1486 1...自由詩1*07/10/12 17:00
明日は明日の風が吹くと追記んなこたーな...散文(批評...107/10/12 16:15
歌は変わらず 私は ここにアハウ自由詩207/10/12 15:29
ukiha未詩・独白107/10/12 15:08
エンド・マーク 九鬼ゑ女自由詩007/10/12 14:21
クチズサム唐草フウ自由詩6*07/10/12 14:20
終日白昼夢未詩・独白4*07/10/12 13:29
 笑おーぜ高木 しおへ...俳句0*07/10/12 13:28
 すんだ空へ短歌0*07/10/12 13:23
平安ブルー 17北大路京介短歌0*07/10/12 13:22
 食ショック高木 しおへ...自由詩1*07/10/12 13:17
夜を閉じる深月アヤ自由詩2*07/10/12 13:13
 男どもの世界史高木 しおへ...自由詩0*07/10/12 13:10
 ミサイル自由詩007/10/12 13:06
ゆうまぐれ佐野権太自由詩8*07/10/12 13:01
電車ごっこyo-yo自由詩8*07/10/12 13:00
【 Who are you ? 】豊嶋祐匠未詩・独白2*07/10/12 9:38
uminek...自由詩27*07/10/12 6:19
HOTELまりょ自由詩407/10/12 6:02
おとこ。哀詩自由詩107/10/12 5:25
人の夜doon自由詩007/10/12 4:30
シドミードにあこがれて影山影司自由詩007/10/12 4:25
貴様は何時まで其処に居る?がんも自由詩107/10/12 3:31
創書日和「酒」  21%士狼(銀)自由詩3*07/10/12 1:46
何かよく分からないもの琉碧 翡翠自由詩007/10/12 1:33
椅子畳職人木屋 亞万自由詩2*07/10/12 1:14
狐と人魚板谷みきょう散文(批評...0*07/10/12 0:59
試し矢一筆自由詩1*07/10/12 0:52

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加筆訂正:
ゆうまぐれ/佐野権太[07/10/12 13:07]
タイトル変更
指の記憶/松本 涼[07/10/12 10:58]
ちょっとなおしました
8.92sec.