まだ夜の明けないころ
街は少し壊れた
機械の匂いがする
昨夜からの断続的に降る雨が
いたるところ電柱にも
あたっている
いくつかの窓の中には
ささやかな抵抗と
使い古された ...
木曜日の朝
いつもより
ちょっと贅沢

差し入れのプリン
大好きなプリン

好きなもの
覚えててくれた親友の

優しい気持ちと
甘いプリン

カラメルのほろ苦さみたいに

...
すきやねん 

この一言が いえんくて 

今夜もあの子 と夢であう
そこに在ること
そこに至ること
全てに何かがあり、何かに至るスタンス
それを神の指針と言うのであれば
それは間違っていないのかもしれない

孤独
それは在るべきものに対する否定
否定
...



金色の光が入り込む階段をかけおりて
ゴミを捨て歩き出す
金色の光の中を

喉が潤いそうな朝の空気を沢山吸い込んだ
朝ごはん

ビルやマンションはサングラスに反射 ...



壮大な大自然を
僕はベランダで今、
見つけた

朝日を浴びた雲は、
黄金色の小麦畑のように風になびいてる

とてもとても
ゆっくりと、ゆっくりとして
僕の影


闇を見て
光を知れ
ワレ悪を憎む
ワレの中に愛は光る

僕の中に悪は居る
居住権をあげれば愛が良く見える

居住権をあげないと悪は
カゲで悪さをヒタ ...
言葉が流れて澱んで溜まってく

まるで壊れた雨どいから雨が漏れていくように

雨が降ると体のあちこちの古傷が痛んで
時々心臓辺りも何だか嫌な思い出に傷んでくるようだ

雨は嫌いじゃない
...
分かり合えないこの距離が世界だ
理解できるのは相手の心ではなく理解不能という言葉
自分すら世界の内容物であるのならやはり
私には自分自身をさえ理解することができはしない

分かり合えようとい ...
楽園の林檎を手に入れた
僕の望みは知ること
ニュートンの林檎が熟れ堕ちた
僕の望みは知られること
ナイフに刻まれる果肉
最高にいかれてる
半分になった紅い球体たち
最高にいかしてる

...
詩を詠おうと鏡の前に立ち
増えた白髪の数を数えた

擦り抜けた散り散りの感傷が
部屋の片隅で溜息を零し
歯に噛んだ笑顔を向けてる

捧げたい言葉があるんだけど
きっと哂い無しでは生まれ ...
十年ぶりのあなたを見て
すこし寂しくなりました

わたしが
紅く染まり
散っていくさまを
じっと見ていたあなた

その輝かしい憂いを失い
探しているように感じます




...
蝉時雨 揺らぐ残像 夏の余韻

雨止んで 水溜り越しに 映る空

花吹雪 別れの言葉は また会おう

夕間暮れ 川沿いの道に 影二つ

満月に 遠く離れた 君思う

夏祭り 花火と ...
高い所から見下ろした街には
やさしさ みたいな光が
たくさん走っている
その一つひとつが
ゆっくりと目蓋を撫でて
今日の寒さを忘れさせてくれる
どうしてだろう
遠く離れてみた方が
...
顔のパーツから

五臓六腑まで

余すとこなく

君にあげるよ




その代わり

ただ一つだけ

君の心が欲しい
秋が空気を包みはじめている
なんだか最近いつも二人でいる

コーヒーにミルクしか入れない
薄いこげ茶って秋っぽい色
髪、伸ばしているの
首筋が寒いから

風が落ち葉を舞い上げて
ほっ ...
                        3. 猫

なんにも感じなくなりたいと
いう願いは
叶ったのだと思う

ごくまれに
昔に出した童話などのつながりで
仕事が来る
童話は ...
よりそう影がきみを支える、踏みにじられた花束のように。
胸の奥深く、押し殺した闇夜。埠頭から海へと身を投げる、
踏みにじられた花束のように。
昨日の窓辺に凭れて、かきむしるように
こみあげてく ...
眠りの先にある風景を知らない
手にしたジャックナイフでは
届かない、刃先

夢をおぼえている、というあなたは
きっと眠ってはいない
暗闇の向こう、世界で起こっていること
肌の外の全て ...
風の便りに乗ってきた あなたのこと
 もう忘れよう
 寂しいときには月を眺めて 
潤う涙の先に乗っかって 夜空を散歩
 星は僕を歓迎してくれた
 白い朝と供に消え去りし
あなたへの思い ど ...
携帯を 銃と構え キーを打つ

     殺し文句を 今夜、送信
泣くな屍
乾き始めたその目の変わりに
俺が大きな涙を流してやる

お前は遺体
もう人ではない
身体の機能に欠陥などなくとも
脳に損傷などなくとも
動かす何かが抜け落ちた

冷たくな ...
 駅前からは、彼の案内によって、私は進んでいった。
 はじめのうち、彼がはっきりと道順を指示するので、なんの疑問も持たず信頼して従っていた。
 しかし、それはしだいに怪しくなってきた。迷いなく指示 ...
するり

   スルリ。

おまえさんは
世界の何処に行こうとも


とかげであろう。


わたしは

世界の何処に行ったら

わたしのような
ワタシでいなくては
...
意気地なし!!

だったらどうして行かないの?

時間をかけても腰据えて

こつこつこつこつ探したら?

悲しいわ・・・・。

悲しいわ・・・・。

水が流れる様に

風が ...
別れ際 凍る言葉に浮かぶ舟 たゆたいもせず 流されもせず

人の波 何に安心しているの 流される事 雑踏の静寂

薄笑い 薄い氷のその下に 黒い魚の影がちらつく

移り往く 山のもみじの日 ...
あの角を曲がると
地平線の見える公園
二人が若い頃
いつも待ち合わせした
白いベンチ

あの頃語った夢と
想像した未来
ちょっぴり違っていても
私は幸せ

あの時私は…
遠 ...
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること

食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう

コールセンターに勤めれば
クレ ...
どこまで私は落ちていくの?

この植物に食べられちゃうの?

どうして私食べられちゃうの?

人間がたくさん木を切ったから?

地球を汚してしまったから?
夕暮れのきいろは
ゆれる
ドレス
ドレープ
みえないまま
つめたく
とりこんで
さそうよ
あちらへ

あらがえ
あなた

みもと
こちらへ
おいておくためには
冷え ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
拝啓、君は元気ですかたもつ自由詩36*07/10/11 8:38
木曜日のプリン風音携帯写真+...5*07/10/11 8:28
 初恋高木 しおへ...短歌1*07/10/11 6:43
そこに在ること電子ノ猫人自由詩107/10/11 6:22
 朝高木 しおへ...自由詩1*07/10/11 6:13
 空自由詩1*07/10/11 6:11
 僕の影自由詩007/10/11 6:10
雨音mac自由詩1*07/10/11 2:48
過程過理解がんも自由詩1*07/10/11 2:42
腐りかけの円熟白川水自由詩007/10/11 2:13
ただ抱かれて眠りたい松本 卓也自由詩307/10/11 1:25
花詠残影悠詩自由詩4*07/10/11 1:24
詩の創作と朗読という授業で書いた詩をまとめてみました①1486 1...川柳007/10/11 1:24
やさしい人Tsu-Yo自由詩507/10/11 1:21
ギブしたんだからテイクさせてください1486 1...自由詩2+*07/10/11 1:13
最近いつも二人ふるる自由詩8*07/10/11 0:51
アンテ未詩・独白6*07/10/11 0:47
ある日んなこたーな...自由詩107/10/11 0:37
眠り、取り残されてたりぽん(大...自由詩607/10/11 0:29
思いsaburo...自由詩207/10/11 0:22
狙い撃ちLucy.M...短歌007/10/11 0:05
相棒木屋 亞万自由詩1*07/10/11 0:03
骨と首の話 その4(完)hon散文(批評...107/10/10 23:44
とかげ。Sa;自由詩307/10/10 23:17
叱咤梓ゆい自由詩107/10/10 23:10
月の海は凍るのかプル式短歌5*07/10/10 22:57
地平線の見える公園@ショコラ自由詩207/10/10 22:47
働くってことは恋月 ぴの自由詩28+*07/10/10 22:36
草穴北大路京介携帯写真+...8*07/10/10 22:29
さそい美砂自由詩1*07/10/10 22:20

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