のっぺりとした入江だった
寒風にやられながら
煙草に火をつけるがうまくいかない
生活をまえにして
異邦人の俺はカチャカチャやっていた
目的がでっかすぎると
手段が目的になってしまう
反 ...
たしかに夜の駅舎には
銀河のまえのしずけさがある
博多にもどるだけなんだけれど
銀河を思わずにはいられなくなる
商談は不調に終わった
張り切って出てきただけに
社員にあわす顔がない
そ ...
春は名のみのきさらぎの
未だ温まぬせせらぎの
橋のたもとの裸木の
わづかに赤き冬芽かな
春は春とてきさらぎの
未だ冷たき春の風
襟立て歩く川筋に
ちらほら青く下萌ゆる
我の窓辺 ...
静まれー 静まれ−!
俺はこの世の中に魔法をかけたい
水戸黄門のように悪を成敗したい
いや、水戸黄門ではダメだ
権力を傘に着て戦いたくはない 権力の方が悪っぽいし
大体俺が悪代官だったら 葵 ...
あいまいさとかを
あいしている
きみはだれ
まぶしすぎてよくみえない
でもまあ
だれだっていい
てんきがとてもよくって
きみがすきだ
あめに ...
電車の中で目を閉じている
線路の小さなおうとつに床板が小さく震え
進んでいくのがわかる
まひるに
道路の上で
ビルに両端を
切り取られてしまったひなたで
ぼんやり煙草を吸っていた
...
町はやはり動いて
流れて
流れて
この固い冬もいつかわすれて
また息をする
そのときある風景を吸い込んで
流れ消えてゆく落ちた葉の
葉脈は細緻で
伸びていった先よりも
う ...
雨は止んだと思った 傘は持ってる 遠くに霧が降って わたしはやっと傘を差す
久しぶり覚えてるかな 走り抜けて 笑い声が聞こえた
ポケットに突っ込んだ右手だけがあったかい
すり抜けていくもの ...
この町では
野良猫一匹
待ってない
** 名前の削られたコメント **
名前を削るのは哀しい。
想いを残せばいい。
色褪せぬ思い出は無い。
心尽くし切る言葉も無いだろう。
想い尽くせぬ残滓に
身を焦がす時があろうとも、
...
つぼみが開くように
一枚の赤い花びら
花びら
花びら
床に散った赤い花びら
繊毛の流す赤い涙
喜びの赤い涙
麗しの赤い涙
そうしてまた一枚の花びら
花びら
花びら
泣 ...
整頓する
時には
捨てながら
ヒトの心には
そんな作業が
必要なんだ
散らかったままじゃ
前には進めない
地球がはんたいに回りだして
夜に太陽が昇るようになったら
夜用のサングラスかけながら
告白するから待っててね
黒き月 甘えしわが身 死人かな
白煙を 日の丸みゆる 六月の
死体あり ただ空爆に 梅雨は泣く
明月を 落とせと打つる 野鳥ども
凶星を 理解もせぬか うさぎ達
吸わない君が好き
それでもなぜか
時が来れば
あっさりと逝ってしまいそうな
私より先に
隣で眠る
その湯気の匂いに
似ている
肌の匂い
課税しつつ、且 ...
呼び声が
何処からか聞こえるような
そんな日に立ち止まると いつも
湿った空気を感じるのは
何故だろう
どうでもいいことさえ
何かの力を帯びていて
私は今日も
精 ...
ピンクのシャドウは
煌めきと愛らしさを
ピンクのグロスは
潤いと艶やかさを
一瞬のわたしを創り出す
Jewelな空の下
ちりばめられた箱の中で
ピンクのグラスを傾ける
...
哀しくなったとき
寂しくなったとき
僕はこの丘の上に立ってみる
海風が吹き抜けるこの丘に
大いなるこの海の
ゆれる水平線のあたりに
探し続けた言葉が漂っているの ...
−僕らは靴底で知らなくちゃならない。
「その靴は、
玄関から開放されることを自ら拒否した。
そして、もう片方は、
ショウウインドウのマネキンの指に
引っかかっている。」
もう一度、 ...
仕事帰りのバスに乗り
すいていたので
座ったぼくの隣りに
いつも背負うリュックを置いた
よけいなことはなにもいわず
いつもいっしょにいてくれる
友達のように思え
あ ...
しゃぼんだま
ビーズ
ガラスのこもの
風のささやき
水の滴り、しずく
お日さまのひかり
透ける葉のみどり
・・・・
...
ごめんねって
泣けばよかった
あの{ルビ瞬間=とき}に
いつかきっと
そう思う日が来る
空色のアンブレラだけを携えて田んぼの中を無限に進む
図書館でお勤め始める母さんに「いち早く借りてきてよね 太宰の新刊」
赤い爪とそれが持つ黄ばんだ『人間失格』のコンビをずっとずっと ...
冬色に
汚れた葉々を
雨がかき消す
まるで
きたないものなど
ないかのごとくに
コンコースに響く
着メロの不協和音
スモッグの下
クラクションの多重奏
熱帯魚たちは
濁った街を泳ぎ
あちこちに転がる
温んだ水にまどろむ
浅い眠りの透 ...
生まれ変わったら
あなたの家のそばの
電柱の脇
段ボール箱に捨てられた
白い雪のような猫になるの
あなたはすこし困ったような顔で
にゃあとなくあたしを拾い上げるわ
赤いプレゼント箱は ...
雪は無機質で
結晶構造を
持っているから
鉱物に分類されることも
あるんだってさ
そしたら世界で一番
優しい鉱物は
雪かもしれないね
今はま ...
「June bride」という言葉が好き
その言葉の深い意味を知った時
憧れを抱いたワタシ
お互い結婚を意識していても
何処か踏み込めないものがある
あなたに対しての迷いはない ...
飾らずにいられるなら──
それはそれで楽しい。
本当の自分になれる
…と思うんだけど。
飾らずにいられないから
飾って
偽って
自分自身に嘘をつく。
そんな自分が嫌で
...
あのこのことがすきなの、
て君は笑って
そうなんだ、
てあたしはうつむいた
君は気付かない
うつむいたあたしに
目が合った瞬間、恋におちたの。
そう言って笑う君はかわいいけ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
異邦人
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
08/2/7 2:50
銀河
〃
携帯写真+...
0
08/2/7 2:49
今様習作 きさらぎの
佐々宝砂
伝統定型各...
7
08/2/7 2:42
水戸黄門
新守山ダダマ
自由詩
4
08/2/7 2:38
_
水町綜助
自由詩
3
08/2/7 2:28
二月一日
〃
自由詩
5
08/2/7 2:21
過呼吸
〃
自由詩
5
08/2/7 2:10
こどもの記憶
どらちゃん
自由詩
3
08/2/7 0:58
ひきこもり川柳その5
udegeu...
川柳
1
08/2/7 0:47
親愛なるもうひとりのXへ
beebee
自由詩
4*
08/2/7 0:42
静かな生活
プル式
自由詩
2*
08/2/7 0:37
整理整頓
次元☆★
自由詩
3
08/2/7 0:27
意気地無し
Honest...
自由詩
1*
08/2/6 23:31
駄作
奥津 強
俳句
0
08/2/6 22:52
吸わない君が好き
くあせ@ふじ...
自由詩
2
08/2/6 22:33
parallel contradiction
あすくれかお...
自由詩
2*
08/2/6 22:28
Jewelな空の下で
こゆり
自由詩
4*
08/2/6 22:01
推敲
Song I...
自由詩
3
08/2/6 21:04
でっちあげの理由
プテラノドン
自由詩
1
08/2/6 20:59
くろいへその緒
服部 剛
自由詩
2
08/2/6 20:49
涙粒
風音
自由詩
3*
08/2/6 20:32
現在が過去になるとき
〃
短歌
1*
08/2/6 20:17
レイン
春日
短歌
8*
08/2/6 20:08
冬色
風音
短歌
1*
08/2/6 20:06
盲た熱帯魚
渡 ひろこ
自由詩
9*
08/2/6 19:45
あなたの猫になりたい
ふぁんバーバ...
自由詩
7*
08/2/6 19:37
優しい鉱物
相良ゆう
携帯写真+...
2
08/2/6 19:17
June bride
夏川ゆう
自由詩
0
08/2/6 19:01
飾り
xたろおx
自由詩
1
08/2/6 18:56
一致
ひめと
自由詩
0
08/2/6 18:16
5103
5104
5105
5106
5107
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5143
7.79sec.