小さな泡が
ぷつぷつと
うかぶ
クリームソーダが
好きだった時期がある。
けれど実際
私は炭酸が少し苦手で
いかにも人工的な緑色も
エイリアンのようで嫌だった。
だというのに ...
父はいつも嘘ばかりついていた。
山の墓の横に開いた穴の下には死体があるとか。
ハチは一回人を刺すと死んでしまうとか。
私は実は赤い橋の下から拾ってきた子供だとか。
いつもそんなことばか ...
月明かりだけを頼りに
波打ち際を歩いた
君は僕の手を引いて
海へと入っていく
ふしぎとつめたくない
水はとてもなめらかで
透き通っている
舐めてみると甘かった
つまさきからとけ ...
地下通路を歩いていた
天井から街の汗が落ちていた
背伸びをするなと言われても
朝から晩まであちこちにビルの明かりは点いてるし
そのわりには自動車は早く走ってるし
逃げたい空は
どこ ...
今日まで読み続けた 僕という本
毎日1ページしかめくれないこの本だが
最近、なんとなくラストが見えてきたようで
また歳を重ねた僕の
本の読み方に本の中の太陽が尻を叩く
そして僕の息が数百 ...
おかの上で
見た
雪が降っていた
たくさん
家は白
木は白
犬が茶色
黒い私と
ピンクのマフラー
許せないから
口笛を吹く
木枯らしに
負ける
二十の私の口癖は
“ ...
暖まってきた空底をゆきかう
つららとのびた水面の宿り木
てん てん
おちて
なぞらずに許してくれる
しまい忘れられて
陽に 壊れていく冷たさ
包まれてしみこむ
沈黙の前
...
五歳のときに見た夢がいまだに忘れられない。
私はうす暗い階段をひとりでのぼっていた。それは石畳で、幅は人ひとり通るのがやっと、天井もすぐ頭上に迫っている。そして何段かごとに規則正しく踊り場が設け ...
はじめてのマニキュア
はじめてのアイライン
はじめてのチーク
似合うかな、 変じゃないかな
はじめてはワンピースで
待ち合わせは少し早めに
おろしたての靴を履いて
気合い ...
ねえ、こんなにもわたしたち、きれいになけるんだね。
窓ガラスの水滴に指先を滑らせながら隣で彼女は呟いた。
冷たくなってしまった手のひらを互いの呼吸で暖める。一つ。また一つ。 ...
好きすぎて、泣ける。
愛しさに、涙が出る。
あの人はずっと前から
こんな辛くて切ない幸せな想いをしてきたのだろうか?
なんて、
なんて、
愛しいんだろう!
...
ひとは指折り数える
その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む
いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ...
詩とは
作るものか
造るものか
創るものか。
生まれるものか
産まれるものか。
見るのも自由
聞くのも自由。
なら
作るも
...
それは私の一部
私は音となり
あなたはその音で
美しい音色を奏でる
深い森の静かな朝
川の流れと風がささやく
静かな音色
まだうまく歩けない
子ぐまをやさしく見守る
暖か ...
こんなに月の
白々しく明るい夜には
体中を打ちつけて
踊り狂おう
カーテンに閉ざされた
人工の灯の
なんと弱々しい夜よ
建物の形 電柱の影
路上にうずくまる車の
おぼろなシルエッ ...
ホームに立ち尽くして 聴いていたよロックンロール
今夜解りあえるのはこのメロディだけさ
ひと気のない電車のシートにもたれこみ
今日の疲れの中でひとつため息をついた
ところどころに点滅する明 ...
どこまでも強くはばたくんだ
失敗を怖れずに
力強くつき進むんだ
噂なんて気にしない
自分の果すべき仕事をこなし
人を愛する
知を愛する
一歩一歩確実に歩くんだ
それには美味い物 ...
自分が
もとめているのは
言葉ではなく
理屈ではなく
その人にしかない
実際に動いている人の
あたたかな
ぬくもり
あたたかな
愛情と心
言葉は
人との
かかわりから
...
私を
生んでくれた
母にありがとう
今まで我慢強く
定年まで
働いてくれた
父にありがとう
私自身に
ありがとう
生きていてくれて
この世に
生まれてきた
私にこころから
...
自分の
決めたことを
やり通すのに
実行に移すのに
正しいことなのか
正しいことじゃないのか
私は
時々
考えます
社会のルール
今は本当に
役に立っているのか
どうな ...
風のおとがすると なつかしい気分になるの
音もなくしずかに駆け抜けていった季節
雪がふりやむと なつかしい姿がうかぶ気がするの
しづ心なく 舞い落ちていた あの桜の花のように
シンセリ ...
よく晴れた強い風の日だった
気がつけば雪が降っていた
ライスシャワーのような雪だった
人生という森のなかで
ふたりして
夕日について考えてた
よく晴れた強い ...
頭でわかっていたことを
体でわかったとき
何かを失っていることが多くて
得たものを全部失ってもいいから
それでもまだ欲しいものが
その中にはいっていやしないかと
宝 ...
屈折する光の中で
溶け込もうと腕を伸ばしたのは
過去と未来を行き来する
案山子に憧れてしまったから
猫の町は霜だらけで
悴んだ感情を抱き締めるのに温度が足りなくて
なぞりながら捨てよ ...
噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい
2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ...
そのはて。
きみと。
だきあいたい。
光の布が
足跡を聴く
異なる色に
離れてゆく
雲は癒え
残りのうたが降る
視界には常に
羽根が映る
直ぐに落ちた火が
足もとを廻る
光の芯の光
触 ...
前略。
眼を閉じて、
瞼の向こうのあの入り江まで、
ずっと、
裂けてください。
一。
かわいた夜のあなたは眠れない、寝葉樹 ...
like(好き)とlove(愛)全てはLから始まると笑っていう君はliar(嘘つき)
人知れず二人は惹かれ求め合い{ルビ永遠=とわ}の誓いは鏡の中に
彼女とは正反対の愛だから チャ ...
缶コーヒーが
だんだん
冷めていく
ほんとうのことだけ
しゃべってみようって
ガードレールで
決めたけれど
信号機がかわるたび
人は行き交い
高いお買い物と
安いお買い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クリームソーダ
亜樹
自由詩
1
08/2/17 23:16
うそをつく人
〃
散文(批評...
4+
08/2/17 23:05
創書日和「月」 ムーンライト、シャドウ
ゆうと
自由詩
1*
08/2/17 23:01
地下通路
純太
自由詩
3
08/2/17 22:49
僕という本
〃
自由詩
2
08/2/17 22:47
ピロー
as
自由詩
1
08/2/17 22:40
ちく たく
砂木
自由詩
7*
08/2/17 22:39
夢
fomalh...
自由詩
2
08/2/17 22:24
precious
はるこ
自由詩
4
08/2/17 22:17
表面張力
朝飯グミ
自由詩
0
08/2/17 22:02
2日遅れのバレンタイン
ゆず
自由詩
1*
08/2/17 21:38
数えるひと
恋月 ぴの
自由詩
28*
08/2/17 21:24
題名なんていらない
xたろおx
自由詩
0+*
08/2/17 21:21
音魂
こゆり
自由詩
5*
08/2/17 21:07
狂い咲き
由志キョウス...
自由詩
2
08/2/17 20:44
ホームにて
涙(ルイ)
自由詩
2*
08/2/17 20:43
栄光に輝く人生
ペポパンプ
自由詩
7*
08/2/17 20:31
自分がもとめているもの
妖刀紅桜
自由詩
5*
08/2/17 19:50
ありがとう
〃
自由詩
5*
08/2/17 19:46
正しいのか正しくないのか
〃
自由詩
1*
08/2/17 19:41
シンセリティ
いすず
自由詩
6*
08/2/17 19:15
人生という森のなかで
吉岡ペペロ
自由詩
4
08/2/17 19:00
今
短角牛
自由詩
0
08/2/17 18:37
滅ぼされたオーデュボン
ゆるこ
自由詩
2
08/2/17 18:20
●そろもん(あとがき)
みつべえ
散文(批評...
46
08/2/17 18:17
このそら。
狠志
携帯写真+...
3
08/2/17 18:08
ひとつ かえる
木立 悟
自由詩
2
08/2/17 17:50
「 裂けるため、の眼の。 」
PULL.
自由詩
1*
08/2/17 17:46
ミギ クスリユビ
十六夜
短歌
1
08/2/17 17:29
winter rail song
ふぁんバーバ...
自由詩
3*
08/2/17 17:19
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
8.04sec.