四角い窓からみた海に
オリオン座が落ちてった
僕はそれを電車の窓からも
見たような気がした
ちいさなリゲル
君の名前に似たリゲル
制服のリボンタイの匂い
香水と煙草のまじった匂い ...
窓の外から
パトカーのサイレンの音が
聞こえる
僕は少し硬い
メロンパンを
かじりながら
洗面所の蛇口をひねると
先端からサイレンが
溢れだして来た
1秒と1秒の隙間に
入 ...
信じてもらえるものになろうともせずに
信じられるものばかり探している
味のないガムで 何が満たされた
大切 必要 天秤にかけた
誇れる答えは出せたかな
まだ大丈夫 いっそ このまま
...
玉葱の味噌汁に
なみだを一滴入れてみたものの
塩加減は少しも変わらず
だれも悲しくなりませんでした
風の強い庭先に鳴く野良猫に
思いつきで名前を呼んでみました
ずざ、と塀を駆け上がる音 ...
真っ暗だよ ここは
さっきは無人島にいて
波の音や小鳥のさえずり
ときおり とてんって 椰子の実が落ちたりしてた
青い空には雲が駆けてた
でもいまは真っ暗
だって宇宙だもの
宇宙 ...
冬の木を見ていると
地面から出ている部分と
大地に伸びている部分の
形が同じに思えてくる
空気はやわらかいから
ぶはっぶさっと繁るけど
土は濃密で硬いから
がじぎぢずっと伸びる
だから ...
なんだかんだ
言ってみても
誰かのこころに
足跡
刻みたいだけなの
深く
深く
滅びの香りがする 銅の食器で
焼きたてのパンと新鮮なミルクの朝食を取る
滅びは、この部屋の艶のある壁板にも
床の複雑な絵柄の敷物にも 住んでいる
ここでつむがれていく命
日の ...
いつもの地下道
昨日までここに住んでいたひとたちの
姿が見えない
そうたしかに昨日は
ダンボールやらぼろきれやら
なんだかわからないものが
そこらじゅうに散乱していて
変なにおいもたちこ ...
うんこ
メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ
活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ...
顕微鏡の中で人工のひかりをうけて
雪片が光る
結晶が無言でのびてゆくのを
ぼくは視ていた
浅くつもった雪の中を
きみを迎えにゆく
ローカル線の駅は雪につつまれ
こどもの夢のように光っ ...
運命なんて
ないようなもんだと思うわ
別れてすぐは
たがいのこと心配だけど
あたし忘れてしまえるじゃない
風が吹くから
波があるのかしら
海流と波って
...
ぼくらの道は まがりまっすぐ
ときにはハンドルを取られ
側溝へタイヤを落としそうになる.。
横転しなくて良かったね。
心が小さく小さく震えた。
もっと素直に もっとゆっくり
僕 ...
春遅しまだまだ花は開かない
早春は安定しない空模様
朝明けの寒さが氷作らせる
1.
風の強い日
(今日はなんだか
少しだけ地球が速く廻るみたいだ)
窓の外を見ると
鳥に戻った子供たちが空を飛びまわっている
地面の上を
彼らを連れ戻そうとする大人が懸命に走り回 ...
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう
...
僕と君の間には、何センチの隙間があるのかな。
心と心は、ぴたっとくっついてるけれど。
目を開けると、君は居ない。
月が綺麗だ、と君は言うが。
この朧月のことだろうか。
僕 ...
ホームセンターで
出会ったやかんが
思ったよりも
紳士だったので
結婚した
その時代
ホームセンターなんて
あったの
母に聞くと
母は結婚写真を
持ってきた
やかん売り ...
08/02/16
昨日、映画の脚本があれば、映像は不要だと書いてしまったが、それは制限内の事象かと思う。
テキスト以前の詩は、口承で伝わったの ...
酔っ払いは電柱をゴミ以下だと思ってるからあのような愚態が晒せるのです
JUDY AND MARYのマリーとグルになりジュディーを倒す旅に出かける
いじめっ子も学がなくては、「じ…侍り」 ...
はじめて車に乗った日
すでに僕は30を過ぎていた
はじめて車に乗った日
先月25になったばかりで
自ら世を去った君のことが
頭から離れなかった
はじめて車に乗った日
...
わたしを定義するもの
今朝齧ったトーストの歯形
わたしを定義するもの
会社のデスク
わたしを定義するもの
そこに転がったボールペン
わたしを定義するもの
配達員に捺したハンコ ...
風が吹いた。
なんとなく
振り返る。
髪が長くて
長くて。
風を感じた。
なんとなく
振り返る。
あなたが
そこにいる気がして。
08/02/16
癇とは幼児の引きつけのことと聞く
引きつけとはどのようなものか
金縛りのように身体の自由が利かないものらしい
熱による身心 ...
1.「ナオタへ」
{引用=すこやかなよるに
知らないこと を
ふたりで 机にならべた
フライ返しで
ナオタは
ひとつずつ
ひっくり返した
ナオタは
ゆびがやわらかくて ...
ほら
巻き方が甘いんだよ、
ひとりひとり
人が違うように
ひとつひとつ
こころの形も違うんだ
幾つかの
こころを固めて
ぐるぐる巻きにして
静かに
箱の中へ収めてきたけ ...
テレビを観てたら目から血が出た。
注ぎすぎてコップから溢れる水のように急に赤が流れた。
赤いカーテンは太陽を遮断していて
部屋は黒と、青白いわずかな光で溢れている。
僕が手元のティッシ ...
カチッ―スイッチON
ドッカーーン!!!!!
ヒャハハハ!いきなり爆発してビビってんじゃねーよ!な?
触れたらすぐに切れてしまうトラップ
切るのは赤のコード?青いコード?
触 ...
天井のすぐそばで寝る北枕下の男が南なるゆえ
愛想で付き合い、いいんじゃない?
嫌いな人とでも友好的に話せる自分かっこよくない?
自惚れてる?違うよ!
だってみんなが話さなくなったらあの子は一人になっちゃうよ!
余計な ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ばら色の頬のころ
アヅサ
自由詩
8*
08/2/16 17:36
Error
ニカコイ
自由詩
8*
08/2/16 16:31
日和
蒼穹
自由詩
6*
08/2/16 15:32
さくら予報
銀猫
自由詩
15*
08/2/16 14:34
自由
ましろ
自由詩
5*
08/2/16 14:31
如月熱情
木屋 亞万
自由詩
2*
08/2/16 12:06
やっぱり
風音
携帯写真+...
5*
08/2/16 11:08
ほろびの香り
いねむり猫
自由詩
2
08/2/16 11:04
地下道
fomalh...
自由詩
0
08/2/16 10:36
活字「うんこ」
餅月兎
自由詩
9*
08/2/16 10:33
二月
音阿弥花三郎
自由詩
4
08/2/16 10:29
運命なんて
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/2/16 9:52
道草の花
ひより
自由詩
4*
08/2/16 9:22
空模様
夏川ゆう
俳句
1
08/2/16 7:47
子供たちが鳥に戻る日(風の強い日)
Utakat...
自由詩
1
08/2/16 5:01
さしすせそ、
望月 ゆき
自由詩
38*
08/2/16 2:31
創書日和「僕と君と月と距離。」
狠志
自由詩
1
08/2/16 1:55
癇癪ガール
小川 葉
自由詩
3*
08/2/16 1:43
〃
あおば
自由詩
2*
08/2/16 1:27
鋏
ピッピ
短歌
3
08/2/16 1:09
オリオンの唄 〜 亡き友への requiem 〜
服部 剛
自由詩
5*
08/2/16 0:44
ビー・ゼア
餅月兎
自由詩
2+*
08/2/16 0:42
風
xたろおx
自由詩
4*
08/2/16 0:33
癇癪(かんしゃく)ガール
あおば
自由詩
4*
08/2/16 0:29
方舟
はな
自由詩
17
08/2/15 23:32
ギプス
こゆり
自由詩
5*
08/2/15 23:05
トンネル
青木龍一郎
自由詩
1*
08/2/15 22:49
時限爆弾
相羽 柚希
自由詩
1*
08/2/15 22:32
天井
A-29
短歌
0*
08/2/15 21:57
あたしのなやみ
李恵
散文(批評...
0
08/2/15 20:22
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
加筆訂正:
ビー・ゼア
/
餅月兎
[08/2/16 6:01]
修正しました。
ビー・ゼア
/
餅月兎
[08/2/16 5:57]
修正しました。
勤務評定
/
餅月兎
[08/2/16 5:49]
修正しました。
ギプス
/
こゆり
[08/2/15 23:07]
微調整
5.51sec.