流れは知っていた
ただ、それを変えることが出来ない
捨てられない
せめて渦の中にいたいのに
手を拒み続けた罰、でしょうか
同じ部屋にいても
こころが離れていく
ムーブメント
あなたが
何を感じてるか
そんなのわからない
けど
ふたりとも
相手を残して
部屋を出ようとしている
ムーブメント
どちらが先か
お互 ...
死んだのだよ
誰も知らない場所で
その音を
騒ぎを私は早朝に聞いたのだ
あれは
お前の声なき声だったのか
顧みるに
お前は絶命をしたのか
私に
この心の中の残された ...
あなたと二人
倉庫の脇で体を寄せ合って
雪の中
白い息を吐いていた
わたしにもあなたにも
大粒の雪が積もっていた
それでも動けなかった
動きたくなかった
あなたのおかげで
世界に ...
雪どけ水の流れる静脈
光の片目を両手で包み
生れ落ちた日の鈍色を聴く
にじみのにじみ
花の洞の道
雪の粉の服
笑みの鳥の羽
ひびきがひびきを
見つめにきている
も ...
ひと針
ふた針
み針
花嫁衣装を縫うよ
かわいい娘や
笑ろとくれ
笑ろうとくれ
ちいさいおまえが
ついた嘘は
たとえ可愛えど
ひゃくやっつ
千の針 えん魔さんが
くださ ...
夕刻
白楽百番地は混濁する
路地を行くたくさんの影
色はまだらに四方に吹きつけられて
球殿からもれこぼれる喧騒が
雑踏の常時音に伏す時
スナックカサブランカの孤独はゆるりとほどけ
...
うさぎのはなし
みみをむすんで
はいたになって
しろいむすびめ
がいじのそれは
しろいりぼんだ
せーらーふく!
どうしたんだい
きみのめったら
みていられない
まっかに ...
三が日終えて初めてパスタ食う
新年に去年の仕事終わらせる
白菜が「鍋にいれて」と言ってくる
非常識ゆびの動きに旋律す何に喩えておんがくかたる?
飲み込めば海どこまでも海岸す遠い夜空に沈む航海
逆らえばごろっと未完こぼれだす胸の意識の底の明日の
...
さよならは言わないで
いつかまたどこかで
あなたと会う日の為に
刹那
百京分の一の間隔
それは果てしなく短く、今も刻み続けている。
刹那
目を閉ざしても見えず
耳を澄ましても聞こえぬ
人にとって不可能に近い境地に在る感覚
それでも「刹那」は今 ...
恋をしてもいいですか
この思いを隠さなくても
構わないと勇気の出ない僕に
後ろから軽く背中を
押してやってくれませんか
覗いた万華鏡に拡がる
美しい鮮やかな世界
白い兎が手招き
こ ...
(きみは近く
足元から古い崖が、伸び悩み
きみはすぐ下のことが分かる)
ひどく、近く
じっとしている
長いこと
息を奪われて、呑みこんだ夜
ふさわしい音はながれ ...
高校で処方されたトローチを
ずっと舐め続けている
いつか消えるという
先生の言葉を信じて
大学生にさん付けされ
上司にはくん付けされる
しかし口の中にはまだ
トローチが悠 ...
いっその事
責めてくれれば楽だったのに
きっとここは器の中
さほど大きくない器の中に私は居て
蓋が閉じられた状態を夜と呼んでいるだけ
暗闇の中でも動けるのは知覚が生きている ...
追い込まれて
火が点いて
叱られて
気が付いて
人生はいつも
そんな感じ
さようなら
つづきはないのです
たぶん
このつぎに遭うときには
それはまた
あたらしい出会いになるのでしょう
さようなら
わたしのことを
なにも知ら ...
星月を見たいときには
その場所までいける
そのことの
幸せ
美しく染まる水色の朝に
生まれた紅の光に見惚れることのできる日々の
その
幸せ
しか ...
昔
家の前の道路はアスファルトで覆われていなかった
雨が降ると水たまりが出来て
長靴で入って行って遊んだ
夏の前
学校を休むと
斜め隣に住む同級生が
授業の内容を四つ折りにした白い紙 ...
扇情的な色彩の西日を背に塀の上を歩いて行く子供達の姿、木々に囲まれた小さな公園、冷たさを感じさせないジャングルジム、手にこびりついた錆を払い落とし、強い風に押されながら、見下ろした風景。
鎖骨の ...
段ボールの中で震える色に
夜を食ってみたらと言った
白でいようとしないでいい
黒になることを恐れないで
灰色であることを咀嚼しろ
翌日その猫は町を飛びだし
その後の事を俺は知らない
ただ ...
あの日を
あの日、と呼ぶことは
思いも寄らないことだろう
あの日の
僕には
時は
流れてゆくものだと思う
追い越せないことは
確かだけれど、
離れ過ぎずに
ちょ ...
苺模様のゆめをみた
甘酸っぱい
せかい
飛べそうな 気がしたけれど
こわがりなあたしは
ただ 目を閉じて
溶けるだけ
確か ...
うそでもいいのにね
またね
また明日
その次も
その次の日も
また明日
明日ねって
まるで
点描画のように
近づくほど君が見えない
ボクは
時々思うんだ
世界の
...
小さな書道家の
書道家のような事をしたい演劇好きのジェームスは背格好には大き目の
和室には不釣合いな本皮製ブラックの「作業着」に着られて立っている
閉じられた目の奥ではどんな風景が流れている ...
あは
きょうもよってしまつた
かくも
はなはだしくも
わすれたいことがあるならば
そう
わすれてしまえばいいのに
このあるこーるといっしょに
いのなか
だいちょうをとおして
...
睦夫は金星棟を目指して通路を歩いていた。そこで奈々子といっしょに、仁乃から勉強を教わるためだ。
ふと足を止めると、睦夫は二つにわかれた分岐点に立っていた。一方はまっすぐ進んで水星棟へ、もう一方は ...
浮遊する
旅に出る
ひとりを逃げる
暗いとこからお月様をみる
お星様と電話する
猫ごっこをする
紫に赤と黒を足すと黒くなる
をやめる
紫をすみれ色にする
春への近道をみつける ...
ぴったりと纏わり付いて拭えない匂いに
いつからか執着している
往なすのは衝動であり欲望には素直な態度
君が言うその
自然体とかいう三文芝居に惑わされてみる
齧った林檎は粉になっ ...
日付順文書リスト
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遠すぎて泣けもしない
fuchsi...
携帯写真+...
3
08/1/9 12:40
ムーブメント
風音
携帯写真+...
1*
08/1/9 12:36
年度末の出来事
doon
自由詩
0
08/1/9 12:27
糸の切れ端
チアーヌ
自由詩
3
08/1/9 11:41
降り来る言葉 XXXV
木立 悟
自由詩
2
08/1/9 10:59
嫁入り千本
フクロネヅミ
自由詩
4
08/1/9 10:09
白楽百番地
凛々椿
自由詩
3
08/1/9 9:33
、、、
昧
自由詩
3*
08/1/9 9:12
新年
夏川ゆう
俳句
1
08/1/9 8:01
非常識
本木はじめ
短歌
3
08/1/9 5:19
[三行詩] さよならは言わないで
電子ノ猫人
自由詩
0
08/1/9 5:18
刹那
〃
自由詩
1
08/1/9 5:14
幸せ万華鏡
AKiHiC...
自由詩
3
08/1/9 3:39
心臓をたもつ為の、遺された
石田 圭太
自由詩
20
08/1/9 3:37
変わるくらい
佐々木妖精
自由詩
25*
08/1/9 3:02
「いつか」
菊尾
自由詩
0*
08/1/9 2:51
15
次元☆★
自由詩
2
08/1/9 1:18
さようなら
蒼木りん
自由詩
2
08/1/9 0:08
今
〃
自由詩
4
08/1/9 0:06
ループ
チアーヌ
自由詩
3
08/1/9 0:01
屋上
龍二
自由詩
2
08/1/8 23:29
_
猫之面
自由詩
1
08/1/8 23:11
河口
千波 一也
自由詩
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08/1/8 22:24
ストロベリー・マーブル
ユメミ リル
自由詩
0
08/1/8 22:08
イル・サバンナ
uminek...
自由詩
2*
08/1/8 21:44
たま
もこもこわた...
自由詩
0*
08/1/8 21:39
めいてい
ススメ
自由詩
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08/1/8 21:03
七人の話 その5
hon
散文(批評...
0
08/1/8 21:01
黒からピンクまでのグラデーション
れんげ
自由詩
5
08/1/8 20:36
「確かめるように」
菊尾
自由詩
1*
08/1/8 19:56
5092
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