銀色の電車が水の中を走って
クレイジーパターンの看板
ヘッドライト電灯に炙りだされた
乗客たちの吐く息は白く
白く浮かんでから固まって落ちる
カランと音を立てて
真っ赤に錆び ...
久しぶりに、雨が降っている。
冬の冷たい雨は、無口なのに妙に音が響いて、私たちはいつも黙ってしまう。
二人は、何の変哲もない夫婦である。
面白いことと面倒くさいことが順繰りにやっ ...
僕は靴磨き
貴方を輝かせるための存在
足元に跪いて
泥まみれになりながら
僕は照明係
貴方を輝かせるための存在
誰にも見えない場所で
汗まみれになりながら
不平等な世の中
平 ...
リズムを上手い具合にはずしながら
ボタンを素早く全てはめ終えて
彼女は微笑みをもって振り向いた
時間をうまくつかまえられた例は無かった
今夜は初めて定刻通りにコトがすすんだ
彼女の時間を ...
言ってしまった言葉は
私と一緒に辞書を引き、話し、
消えそうになりながらも
風呂の湯気に纏わりつかれて
額にぺたんと落ちてきた
心にもう一度生まれ変わると
頭でっかちのいやらしい私に
奴 ...
別れるつもりで
にこにこしている
もう愛していない
というよりも
最初から愛していなかった
謝っても仕方ないけど
それでもわたしは優しいから
「もう愛していない」
って
お話するつも ...
深い森から抜け出して もうすぐここから旅立つよ
夜に抜ける 風と潮の香りで 飛んでいく
深い夜の飛行船
蛍と共に舞い上がる
死ぬように眠ってしまった 子ども達も誘おうか
頬杖ついて ...
木立から湧き出る鳥たちを
眺めていた暖かい日差しを何度も
さえぎる影に飽きなかった三月の日は
あまり長くない
雨にかかる虹
のように見えるファントムでなくなった春が
そこまで来ている舌 ...
ロングコートのポケットに両手を突っ込み
ヒリヒリした寒気に急かされ散歩する
時々口元に手を当てて息を吐き
ひと肌の温もりを味わう
ふと思う
冬の息が白いのは
報われないまま死んだ誰かの ...
気まぐれ丸めて野良雪だるま家族をさがして彷徨い溶けて。
こんこん野良雪こんこん街に降れぼくの家族をつくっておくれ。
にゃーにゃーねぇねぇそこの三毛の ...
故郷離れ車窓に映る大都会
下萌や人に隠れて恋をする
雪達磨涙こぼして崩れゆく
どうやらそれは
ブーツキーパーというものらしい
ねこ鍋と聞いて
顔をゆがめたリリーのことを笑えない
迷った末に手にしたのは
大好きなキャラクターであるシルベスター
家に帰ると
かわい ...
時計の針が反転して
空に明かり射してくる
煌々と付けた蛍光灯眩しくなる
作られたその明かりに頼ってた10畳の城
電子機器に慣れすぎた時代で
僕の空はデスクトップの窓で
すっかり ...
意地の悪い
芋虫は
真面目君
蟻んこを
殺す
蜂蜜大好き
プー太郎
真面目君
ミツバチを
潰す
恋した男
平凡人
イケナイ恋愛
糞女
バラす
ノック ノック ...
八時から八時半の間
私は無言でテーブルで待っている
あなたの帰りをテーブルで待っている
定時に帰ってくるときあなたは
必ずその時間に帰ってくるから
八時から八 ...
右で決意を
左に刻む
(覚悟はできた)
手首からは命を
瞳からは涙を
空になるまで
垂れ流す
(ああ、私のカラダには、)
(こんなにも)
...
自分らしさが戻ったら
あなたはやさしく誤解した
あなたらしさが戻ったら
僕もやさしく誤解した
二人がやさしくあるのなら
誤解だって構わない
やさしさはきっと
嘘でもいい
愛する事が罪ならば
罰を受けても構わない
私の中で貴方は
熱い塊になって
微熱を浴びた身体は
正常な思考を失う
夢かもしれない…
愛ではないかもしれない…
私の中で貴方は
...
今日も仕事
明日も仕事と嘘をつき
別の人に逢いに行く
そんな生活に嫌気がさし
独りになる事を考えながら
今日もまた家を出る
幸せな生活を片手に
別の幸せ求める
愛が無い訳じゃな ...
君を好きってどういうことだろう
一日でも連絡しないのが不安なこと?
笑顔を見ると全部ふっとんでしまうこと?
考える前からたゆたっているもの?
全部全部忘れてしまった後に
...
誰か、などとごまかすのはよそう
あなたを、思うときの空だ
湿った雪雲が切れていく
灰色の向こうに広がる薄い青
きっと強く、遠くのあなたを想っている
灰色と青色が近いのは空のせいだ
...
どうして空は青なの
肌色に違和感を感じた人間は少なくない。茶色より「焦げ」茶色を使った方が樹木らしくなるように、緑色は製造された時点でエゴでしかない。
クレヨンとタケシが見つめ合っている。 ...
一枚目の空が
蒼を描いて映えたあと
揺らいで消えた
上枝の先で瞬く
色とりどりの私が
手招き
して、(しながら
呼吸を
取り戻して
鼓動を
思い出して
...
{画像=110605152714.jpg}
小さな王女さま
ある寒いクリスマス・イブのことでした。
輝くレースのカーテンが風に翻るように、真っ白な粉雪が舞い降りて来ていました。見渡す ...
1
私は光である。
光を放つ主体、身体である。
この光が絶え入るとき、
私は始めて死の恐怖を抱くのだ。
2
あなたは光である。
光を放つ主体、身体である。
この光が絶 ...
ドッグフードみたいに不味い食事に向かってスプーンを投げつけて、
足に悪い靴を空高く放り投げて。
ドレスもコルセット無しで着てしまいましょう。
大丈夫よ、結構なんとかなるものだから ...
優しく、歌を唄いたい。
僕の唄じゃないけど、好きなんだ。
君の好きな感じじゃないかもしれないけど。
唄いたい。
もう、口ずさんでしまってるんだよ。
君が見えていないけど。 ...
大惨事一歩手前の午前五時
夢をみた忘れたふりして髪とかす
紙に描くきみの似顔絵まっしろで
白さゆえ冬の空見て思い出す
意味はないなくていいから知らんふり
夢枕そろそろお前 ...
ぬるポカ土ットに身を寄せ合ってた僕たちは
モルフィネ盛り霧白い夜に大き薙ぎ鎌刈り取られて
出荷ポッポでどこ往き知らぬ。
もし、なんて言わないで
わがまま言う女だよなあ
きれいな石が好きです
石は貯金箱かもしれない
子供が口のなかを鳴らす
抱きしめてもください
もし、なんて言わ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
2005
水町綜助
自由詩
4
08/2/12 14:52
ふたりのはこぶね
あすくれかお...
散文(批評...
2*
08/2/12 14:25
No place to run away
ピート
自由詩
0
08/2/12 13:46
彼女の時
よしおかさく...
自由詩
2+*
08/2/12 12:32
言ってしまった言葉は
〃
自由詩
1*
08/2/12 12:28
笑顔の恋人
チアーヌ
自由詩
2
08/2/12 12:20
深い夜の飛行船
どらちゃん
自由詩
1
08/2/12 11:51
果物
月見里司
自由詩
0+
08/2/12 11:47
想い
佐々木妖精
自由詩
7*
08/2/12 11:44
【ひとり短歌祭】「 ぼくは野良雪だるま。 」
PULL.
短歌
0+*
08/2/12 9:16
故郷
夏川ゆう
俳句
1
08/2/12 7:59
生平
FUBAR
自由詩
5*
08/2/12 6:40
日の出前AM6:00
相羽 柚希
自由詩
2*
08/2/12 6:21
トマト奈良大仏
kei99
自由詩
0
08/2/12 3:47
主婦のmeditation
あすくれかお...
自由詩
3*
08/2/12 2:51
Sweet Dream.
mmm
自由詩
1
08/2/12 2:19
かけがえのない日々
小川 葉
自由詩
0
08/2/12 2:03
愛する事は罪
@ショコラ
自由詩
2
08/2/12 2:01
揺れ動く心のままで
〃
自由詩
0
08/2/12 1:51
わからんよ
短角牛
自由詩
0
08/2/12 1:45
もくれんのくも
たりぽん(大...
自由詩
10*
08/2/12 1:26
そらいろ
N哉
自由詩
0
08/2/12 1:09
街角少女
山中 烏流
自由詩
2*
08/2/12 1:05
雪明かりの王女
beebee
散文(批評...
0*
08/2/12 1:01
光
KiMERA
自由詩
1
08/2/12 0:21
姫君はご機嫌斜め
雨霧
自由詩
1
08/2/12 0:19
好きな唄。
狠志
自由詩
1
08/2/12 0:07
ことなきて
text
川柳
1
08/2/11 23:56
出荷ポッポ
くろねこ
自由詩
1
08/2/11 23:53
きれいな石
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/2/11 21:53
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
7.68sec.