僕がまだいない
冬が終わる頃
あなたは何処に
いましたか

水ぬるむ
川に手を触れ
命ゆく景色の
いったい何処に
いましたか

告白前の
愛のように
愛は風と共に
...
知らない町をゆく
晴天が聳え
すかんと何もかにも失せている
なるべくうまく置きざりにされて老いぼれたい

乾きたい乾きたい ああ 
かあ わ きたい の
曲がりくねった坂道むちゃくちゃに ...
アンティークの多い部屋
閉め忘れられたクローゼット
ベッドの上の会話
溶かされる為に生まれたんだって
アタリはあなたが引いたんだって
冗談なのか本当なのか
笑いかける君のこと ...
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる

呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま

ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ...
冬の永く寒い夜
ふと目覚めると
胸の近く
暗がりの辺り
うぶ毛に包まれた
小さくて黒いかたまりの
軽すぎる体重が
かわいらしい

ちょうど昼間に
家の子猫を呼ぶと
飛んで跳ねては ...
†去り行く冬の街で†


北風が強く吹くので

こころの片隅にあるともし火が

ゆらゆら揺れて

今にも消えそうになる


ひとりになりたいのと

そっと言葉を僕の手のひら ...
鹿の眼の半球は
酸素と水の被膜の下で
微動だにしないで
こちらを向いていた


つややかな悔悟の眼差しは
きっと
通り一遍のあいそなのだろう


表も裏も同じものなのに
...
刻み食を作り
人に感謝され
また来て下さいと
言われる。

愛の味は忘れない
でも逃げる
でも追いかけてくる
スイート&サワー・アップル

話を聞く事の大切さ
話してホッとした。 ...
(いつだったかよく覚えていないけど
 まだ寒い季節のこと)

シャッターの下りた商店街を
手を繋いで歩いたね
ふたり

(生ビール×5杯
 芋焼酎ロック×4杯)

酔っ払って
お ...
お日様の暖かさって自然と微笑んじゃうね。
わたしは今、たくさんの国を巡り、たくさんの卵をみつけました。
相変わらずいろんな色、形や大きさの卵たちを見つけては、
写真を撮って、集めて、そしておいし ...
私たちはいつも、彼女の事を考えていた。
塔の上に住む彼女は
軟禁されているわけではなく
むしろ、彼女の事を考えても会えない私たちのほうが軟禁されているわけではないかと考えるほどだ
それでも彼女 ...
ゆうろさん料理をしましたか
ええ、しましたよ
左手 お野菜洗ったので冷えてあかい
右手 あついお鍋を見ていたのでももいろ
今日はどこで
小鳥の巣箱よ
小さなやかんに小さなお鍋
風邪ひいた ...
コーヒーの代わりに紅茶が来たような今日の雪にも生きてるを知る

また晴れて明日は雨で次が雪、まるで季節が君のようです

もう一度、降るというなら、その覚悟、空と君にと確認をする

...
誰の手にも負えない
お前たち自身の肌寒さが
漏れ吐く息の、
ごくまぢかに訪れて

今日もくたくたの
ダンボールと引換えに
アレやコレやすべてを燃やし、
煙りながら一日が終わる

  ...
    
      失うということ     失いたくないということ



        はじめから知っている人なんて誰もいない

            その手の中にあ ...
一見まっすぐ直線のこいつらも

血管みたいに蛇行しているんだ

日本中にはりめぐらされた鉄路

きょうもこいつがおいらの轍だ


なんて地球的なんだ!

なんて運命的なんだ!


一見まっすぐ直線のこ ...
口紅


本当は心の中で叫んでいる
「あなたが好き」って
だけど
今はまだ
悟られるてはいけない
まだ
もう少し
友達としてでいいから
あなたと一緒にいたい
喫茶店での幸せの時 ...
月に息吹きかけて
闇を走らせた
自転車を得意気に漕いで
君が笑ってる
雲を引き連れるみたい
王様は君
坂道の巧妙なブレーキで
王座を奪い返して
いつもの曲がり角
直 ...
冬の霧雨というのはほんとうに冷たい
黒く澄んだ闇を
次から
次から
落ちてくる細い線
デパートの屋上から
湯気が立ち昇っている
風に流されるまま
右へ行ったり
左へ ...
月明かり頼りに探す空巣かな

立春や少し派手めにルージュ塗る

何度かのサヨナラの後なごり雪
太陽が闇を侵食しようとしてる直前

一匹の首輪のない犬が
いつもの散歩道だろうか
時折道端にうち捨てられたボトルに鼻を
近付け歩いていく

ボクは身を縮ませながら
そんな風景に降り ...
 ときどきわたしは きみのけいこくをわすれてしまっては
傷を縫った糸を食いちぎられる思いをする
 ときどききみは わたしのおもいなくときにあらわれて
たどたどしくやわらかく、レクチャーをして ...
ケトルの湯気に咽喉を震わせ
吹雪の窓に背中を預け



世界が消えていくのを
自身が溶けていくのを

わたしは
わたしは
この世は争いばかりで
僕が安心して笑える場所は君の前だけ
いつかは
訪れるだろうか
平和な夜明け

争いの星の下
生まれた運命
平和な国を創るため
血は流れる

君を守るため
...
粉雪舞う夜
寒さに震える私を
黙って家に入れてくれた

温かいコーヒーと
何も聞かない優しさに
貴方と暮らし始めた私

流れる季節を追い掛けて
愛し合う貴方と私
私の愛は決して貴方 ...
本の隙間から
光が溢れている

行間のひとつひとつが
とても眩しくて
僕らは本の影の部分を
読んでいるに過ぎない

見失った灰色の街で
出会ったばかりのきみから
きみの本を借りた
...
貴方がいたから
生きる意味が存在した
貴方は私の全てだった

貴方はそんな私を
簡単に捨てた

暗闇の中でもがいて
苦しくて息も出来なくて
薄れゆく意識の中で
貴方への愛が憎しみへ ...
人知れず 見えぬ雲泥 稲光

残り米 植えれば犬よ 神楽舞

天上のオリオン星に 雨落ちる

けだるくも 見た海想う 空の青

早朝に 落ち葉を交わす 天使達

祈らんと  ...
日の当たらない屋上で
ぷかぷかと煙をふかす
何も考えたくないけれど
よぎるのは同じ事ばかり

この前誰かに問われた
何の為に誰の為に
苦笑してやり過ごす位しか
誤魔化す術も思いつかない ...
文学講座に参加した後はしごした 
歌舞伎町の居酒屋「エポペ」で 
酔っ払ったかれらは千鳥足のまま 
無数のネオンの下で人間が渋滞する 
新宿駅までの道を歩いていた 

「エポペ」のカウンタ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
告白前の愛のように小川 葉自由詩008/2/8 21:23
彷徨と空「ま」の字自由詩7*08/2/8 21:17
「赫い糸」菊尾自由詩1*08/2/8 20:41
アースシャイン夏野雨自由詩64*08/2/8 19:46
真夜中の子猫りゅうのあく...自由詩11*08/2/8 19:31
ほほえみ日記Song I...自由詩008/2/8 19:08
きのうの、鹿clef自由詩2*08/2/8 18:53
ああ快感ペポパンプ自由詩4*08/2/8 18:05
目をつぶるよりもかんたんな方法で大覚アキラ自由詩308/2/8 17:21
Easterれんげ自由詩108/2/8 16:57
ラズベリータワー夜恋自由詩208/2/8 16:27
ゆうろさんふるる自由詩30+*08/2/8 15:18
きまぐれの雪たにがわR短歌308/2/8 15:05
銀河 ★atsuch...自由詩9*08/2/8 14:47
うしなうガリアーノ自由詩208/2/8 14:13
きょうもこいつが吉岡ペペロ携帯写真+...408/2/8 12:41
口紅夢乃 綴喜自由詩008/2/8 12:22
ミッドナイト・レースよしおかさく...自由詩1+*08/2/8 9:20
冬の霧雨自由詩1*08/2/8 9:17
月明かり夏川ゆう俳句008/2/8 7:51
白の世界もこもこわた...自由詩2*08/2/8 7:28
予感唐草フウ自由詩9*08/2/8 6:48
氷解曳舟自由詩008/2/8 4:51
運命(さだめ)@ショコラ自由詩008/2/8 3:39
永遠に…自由詩008/2/8 3:22
偽物の光と影を借りにゆく小川 葉自由詩508/2/8 3:21
貴方がいたから@ショコラ自由詩108/2/8 3:11
駄作2奥津 強俳句0+08/2/8 1:20
松本 卓也自由詩108/2/8 1:13
樹木のひと 服部 剛自由詩308/2/8 0:34

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