言葉が言葉を飲み込む
信頼のない無意味なやり取り
なんの創造もなかったりする
そこにあるのは反応する神経のみ
そうなるのは
やはり信念が希薄なせいだろう
人が人らしくあ ...
朝ごはんの支度のあいだも
ゆっくりお茶を飲んでいるときも
外がなんだか騒がしくて
庭に出てみると
黄色い風船がひとつ
軒先にひっかかって揺れていた
物置小屋からはしごを出して
なんと ...
塹壕の中で
首すら出さずに
叫び続けた
浅い切り傷
深い損失
奴もあいつも
薄ら笑いが
顔について落ちない
仲間も随分減った
部屋の中に
赤いLEDランプ
長い列になって ...
君を見ていた
寒い冬のこと
白い白い雪の午後
運動場の倉庫にもたれ
二人は並んで立っていた
ブラスバンドの音がした
バーバリーの ...
ころがる
しずかな すいへいせんの上
あさ
お茶をわかしながら
てのひらで
背骨をなぞった
恐竜のように
そらへとつづく梯子の ように
あなたが
つづいている ...
やる気なくしたの
あなたのせいで
そんなふうに言われるとは
思ってもみなかった
あわくって 吐いて
捨てたけど まだ残ってて
べったりと張り付いた
靴の裏を見たら
ああなんてぼくは ...
沸かし過ぎた珈琲に冷めた珈琲足してすするすする深夜淋しさなし
踏み付ける、倣え
(エナメルの爪先
踵の揃う条理を知る
強かに打つ音が
虚空を響かせる、刹那に
私の呼吸とした海は
震えたのち、
さざ波を産んだ
そのパル ...
いつでも急いで履くし
履きかけで何歩も歩いてしまうので
かかとから靴はいつでも痛んでしまう
妻も老いた母からも
もっと大事に履けとか
みっともないから止めろと言われるが
そういうことに構う ...
背中が無防備すぎるから
思いっきり蹴りたくなるんだ
気持ち良さそうに伸びをするから
ボディーがガラ空きだぜって
思いっきり殴りたくなるんだ
平手打ちで頬にもみじ作りたいなぁ
死角か ...
詩のなかでは
ほんとうのことを言おう
どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう
つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ ...
朝がきてカーテンは色思い出す見えてくるもの見えなくなるもの
朝ざらざらと溶けた髪窓を開け枕に落ちた砂を払うよ
あなたのことを一晩中考えた魔物のような雲が出ている
定時どおりにくる ...
(ベートーヴェン
最後の弦楽四重奏曲、第十六番
三楽章によせて)
土にもどったといったところで
だれも
これがあのやわらかな若葉だったと
気づくものはいない
虫の寝床となりな ...
愛。それは多分に、
漠然とした表象の言葉で
ありのままの語彙ではない
――と誰かが云い
するとたちまち花は萎れた
漆黒の森に谺する
狼の吼える声におびえ
かよわき詩人らは外界を忌 ...
打ちのめす
あなたの言葉聴いている
知らん顔して
咲いてる白梅
心の底の声を
君は聞こえるかい?
手を伸ばせば
助けてくれる。
世の中はまだまだ
捨てたもんじゃない
生きる事を大切に
人に心を与える楽しさ
優しさを取ったら
何も残らない
...
手を叩いて
足を鳴らし
体をねじり
のびをする
この世に愛が
あるのならば
私に下さい。
愛の孤児
この世に恋が
あるのならば
私に下さい。
恋の孤児
俺達の恋が
たった今終わるとしても
海は死ぬまで海なのさ
恐ろしいほどの盗品が
今朝も浜辺に打ち寄せる
宝のようにそれは
ゴミでもあり
生きざまでもあった
8月の太陽さえ迎え撃つ照明弾が脳を真っ白に染めていき成り行きを見守っていたオーロラがその輝きを潜めても
butという接続詞がとても嫌いでBecauseの後にクリアな透明が取り戻せ ...
僕は知った。
独りだと気付き、震えてしまうことを
寂しさっていうこと。
僕は知った。
ただもう釈然とせず、仕様もなく傷ましいことを
悲しみっていうこと。
僕は知った。
心臓が押しつぶされ ...
ムーミンといわれれば
確かにそうだけど
クロネコが
座ってるようにも
見えない?
あなたは笑って
あたたかいうちに
召し上がれ、と
砂糖を差し出した
では
頂きます
形
壊れないように
そっと ...
ふたりが消えてしまっても
誰かが伝えてくれる
瞼を閉じたらそれが合図だよ
このままでは居ることができないから
忘れるために出かけよう
降り出した雨
僕たちの膝下が見えなくな ...
すべてに○をつける
自分に関わる
すべてにでかい○をつけて
眺めたり撫でたりしてみる
眺めたり撫でたりしたあとは
かたっぱしから
憎んだり殺したりしてみる
憎んだり殺したりし ...
マスマイ
マスマイ
ナリマスマイ
生キテユカネバナリマスマイ
ツラクテ
ツラクテ
悲シクテ
詩ヲ書キ
絵ヲ描キ
泣キナガラ
マスマイ
マスマイ
ナリマスマイ
生キ ...
「嘘をつく
唇からクラッカー
弾けるように
笑いながら
ついた嘘は
服に降り懸かる
染み付いて
取れない
匂いのような」
(なぜ嘘が
必要なのだろう
嘘を求めていれば
...
繊細な冬よ
通り過ぎる季節よ
今なお届かぬ想い
遠ざかって行く夢
それでも 諦めないのは
春の訪れを知っているからなのだろう
無知ゆえの絶望
何度も口にした言葉
...
夜の街を自転車で疾走する。
有り余った体力と
塞き余った気持を抱えて
私はひたすら疾走する。
消えかかった住宅街の街頭も、
パチンコ店のケバいネオンも、
コンビニの普遍的な明かりも ...
山と谷がある
山と谷はあそこに置いといて
柿がある
落ちて腐って
真っ黒に
傷んだものは忘れて
冷えたソリがある
雪が はよ来い
...
そびえる山の向こうの山模様
鳥、または忘れられた鳥
珠玉、飽きられたそれ
怪人たちの忙しい、何も起こらない毎日過ぎ過ぎる 怪奇の
背中まわり込むまでの歩行と ...
カレーを食った後飲む珈琲白猫と目が合い午後の静けさ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君とはずっと続けたい
山崎 風雅
自由詩
3*
08/2/1 2:47
風船
アンテ
自由詩
6
08/2/1 1:47
戦場
竜門勇気
自由詩
1*
08/2/1 1:32
高校生
草野春心
自由詩
2
08/2/1 1:23
花時計
はな
自由詩
21*
08/2/1 1:18
創書日和「靴」
ゆうと
自由詩
0
08/2/1 0:47
冬季深夜
A-29
短歌
3*
08/2/1 0:15
創書日和 靴 靴裏
山中 烏流
自由詩
0
08/1/31 23:59
創書日和「靴」 靴はいつでも痛んでしまう
大村 浩一
自由詩
9*
08/1/31 23:35
君が悪いんだ
朽木 裕
自由詩
4*
08/1/31 23:33
ほんとうのことを
ふぁんバーバ...
自由詩
8*
08/1/31 23:25
朝がくる
肉食のすずめ
短歌
0
08/1/31 23:17
レガートのための覚え書き
美砂
自由詩
3*
08/1/31 23:14
愛なき殺戮
atsuch...
自由詩
6*
08/1/31 22:09
白梅
風音
短歌
4*
08/1/31 21:51
目を閉じれば
ペポパンプ
自由詩
7*
08/1/31 21:44
ロンリーボーイ
〃
自由詩
4*
08/1/31 21:43
盗賊
小川 葉
自由詩
2
08/1/31 21:25
篝火
エスカルラー...
自由詩
4*
08/1/31 21:01
諸事文‐未来
一道岳
自由詩
1
08/1/31 20:42
ロールシャッハ
風音
携帯写真+...
5*
08/1/31 19:48
「奥へ」
菊尾
自由詩
0*
08/1/31 19:37
クロール、おそらくは過酷な
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
08/1/31 19:35
マスマイ
三州生桑
自由詩
2
08/1/31 18:54
嘘つき小唄
木屋 亞万
自由詩
0
08/1/31 18:41
星
山崎 風雅
自由詩
1
08/1/31 18:38
アルカリ電池
夢幻
自由詩
2
08/1/31 17:32
幽日
ヨルノテガム
自由詩
1
08/1/31 14:51
変身
〃
自由詩
3
08/1/31 14:39
冬季昼食
A-29
短歌
1*
08/1/31 13:24
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
8.35sec.