好きと嫌い 人は生き物はこの感情によって他を淘汰し 繁栄してきた ならば その被者は 潔く消えてきたのだろうか 違う 人間は淘汰されたからここまでの知恵を身に付けたのだ しかし そろそろべつのものが現 ...
霧のような雨
わざと傘をささずに
散歩して
レインブーツはいた足が
水たまりを蹴る
なんか
足りない
フードつきの
レインコート
黄色いミトン
違う
足り ...
画面のほうでなく
カーテンを見た
おもしろみのないまっしろなやつだ
気持ちがほっとする
わたしははっとする
雨で道路はまだら
手をつなぎながら歩いて笑う
雨なんて平気
ひどくな ...
くり返す波に
届かずじまいの手を思うとき
ようやくかぜを
聞いた気がした
この世にひとつの
具象のような
二本のあしで
すれ違えるものを
まちがえながら
ここにいる
...
実を言えば、詩の現場で実際に書きつづけている人々にとっては、外部の者がどう言おうと関係ないのである。それぞれがそれぞれに優れた詩を書きつづけていれば良い。詩に向かう動機や信念は人によって様々であろう ...
君の、言葉なんか
毒にも薬にもならないんだよ 君の言葉なんか
俺のこと、貶めるなら貶めるで
励ますなら励ますで
それなりに心を傾けてくれないと、どれも
結局無価値さ
...
あなたのために
わたしの肌は温かい
沼の上で首を竦めて眠る
冬の水鳥みたいに
爆弾を仕掛けたビルが
崩れ落ちるときに降る白い粉を
振り払い
振り払い
必死で走るあなた
上など見ら ...
もう無理
もうこれ以上は無理
誰かに
何かに
縋りつかなきゃ
生きていけない
ひとりでなんて
歩いていけない
ひとりでなんて
立ち上がれない
ひとりでなんて
笑え ...
私は冬が好きだ。周囲が生命にあふれるどんな季節よりも。雪深い雪原をトレースしていくとき、全ての冷たさの中で暖かい自分の体温を信じられる。吐く息に水蒸気が混じっているのが見える。大地の精気が星空 ...
興醒めした夜のひび割れから
奴の鎮魂歌が聞こえる
よせやい
まだ早いぜ
ただ夜に紛れて
お前の様に美しく拗ねて見たかっただけさ
世間の事なんか何も知っちゃいないで
独り口笛吹いて ...
帰り道どちらともなく寄り添って愛合傘の出番待つ雨
大空に広く佇む白い雲青い破片が刺さって消える
夕焼けに手首の傷は照らされて思わず光るリスカした夜
中国の森の
奥深く
誰も見た事の
ない、動物がいた。
空を飛び
川を泳ぎ
馬のように走り
変幻自在だった。
サルノコシカケを
食べていた
それでも幸せだった。
四千年生き ...
誰がどんな文脈で発した言葉なのかもすっかり忘れてしまったのですが、とても印象に残っている言葉があります。
「あらゆるものはあいまいです。それを正確にしようとするまではそうと気づかないくらいに。
そ ...
いま
この瞬間は
もう
何も
いらないね
あなたは
そんなもの
ないって笑ったけど
ほら
あったでしょ
なないろのばら
悲しみのいろ
憎しみのいろ
そんないろしか
思いつかない
自分がきらい
そう言ったら
ほら
これは
喜びのいろ
...
小春日和だ。賑わう公園ーそこに、
ナポレオンが真っ赤な気球に乗ってやってくる。
しかし、じきに見えなくなった。
子供がその手を放したから。
そしたら今度は、別の子供が
同い年の父親が眠る真っ ...
あたしとあなたの
境界線、
なくなる
自由って枷をかけて
自由って檻に入って
ふたりであそぼう
ふたりでじゃれあおう
きっと
あなたとあたしの
境界線、
なくなるか ...
おいらは孤独な道化師
ホームレス、ネットカフェで
寝泊りして
その日暮し
夢なんてない
腹いっぱい食べてみたい
人の役に立ちたい
何も悪い事はしていないのに
寒さで錯乱状態の仲 ...
振り子は チッ チッ チィー
奴らは魔法を使うんだ
言霊 音霊 自由に操り マリオネット
エレキの弦は ビィーン ビィーン ビン
舞踊の魔術はお手の物
あなたの言葉に染め上げて!天馬 い ...
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く
テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
...
「あすこの山の頂上に
一番綺麗なものがあるの
赤だったと思うけど
いつぶりにみるのか
あたし、忘れちゃった」
「否めないね」、とゆった
あなたの
いじましい微笑み
明けてゆく
...
ピアノの旋律
耳にこだまし
ガラスのレンズごし
僕を照らす
冷たい指先
氷の瞳は
永遠に伏せられ
夜の女王
来たり
一本の線をひいては
また消して
ひとつの点を描いては
また塗りつぶし
汚れたページの
白を
じっと見つめる
ため息
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった
あの、
昼間に薄く青くなる
広大な陰 ...
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ...
朝の七時に電話が鳴るのは
たいていの場合
良い報せではない
+
受話器の向こう側で
母が
お父さん、昨日の夜、シンキンコーソクで、
と
妙に軽やかな声で言った
...
たとえばいつか
時計の針が十五時を指したら
南向きの窓辺に腰をおろし
熱いミントティーを飲む
白壁とコバルトブルーのきらめく
シティ・ブ・サイドのカフェにいるように
乾いた風が吹いたら
...
自動車の走る音が
強くなり弱くなり
いくつも重なり合いながら
都市の柔らかな肉声として
アスファルトの上を満たす海として
ビルに押し寄せては砕けていく
ヘッドライトの百鬼夜行
ライト ...
写真にない記憶の中で
四つ葉のクローバーというものを
探し当てた
四つという概念に覚えがあり
クローバーというものをすでに知っていた
だからこれが
初めての記憶ではなかったのだろうが
初 ...
夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時空
イシ
自由詩
0
08/1/29 21:29
小雨のなか
風音
自由詩
2*
08/1/29 21:26
変わらないでそこにある
よしおかさく...
自由詩
1*
08/1/29 21:12
かなしみ沿岸
千波 一也
自由詩
8*
08/1/29 20:46
批評祭参加作品■難解さへの接近
岡部淳太郎
散文(批評...
5
08/1/29 20:39
何の意味もない
musi
自由詩
1
08/1/29 20:29
冬の水鳥
チアーヌ
自由詩
7
08/1/29 20:09
静かな火曜日の夜
風音
自由詩
2*
08/1/29 19:45
批評祭参加作品■「散文的な夏」 岡部淳太郎
たりぽん(大...
散文(批評...
1*
08/1/29 19:12
sax
茶釜
自由詩
1
08/1/29 19:00
夕焼け
夏川ゆう
短歌
1
08/1/29 18:55
長寿
ペポパンプ
自由詩
8*
08/1/29 18:50
風潮と予定調和(ニュースを見ていて思うことなど)
塩水和音
散文(批評...
1+*
08/1/29 18:31
空があるから
風音
携帯写真+...
2*
08/1/29 17:50
なないろのばら
〃
携帯写真+...
4*
08/1/29 17:49
風船のある光景
プテラノドン
自由詩
3
08/1/29 17:45
境界線、なくなれば
風音
自由詩
1*
08/1/29 17:33
貧乏仕事無し
ペポパンプ
自由詩
8*
08/1/29 17:27
シャラップ! お歌の・・//
アハウ
自由詩
0
08/1/29 17:14
ささくれたひと
恋月 ぴの
自由詩
23*
08/1/29 15:40
I
ぬ
自由詩
2
08/1/29 15:05
夜の女王
由志キョウス...
自由詩
2
08/1/29 15:01
メランコリー
〃
自由詩
2
08/1/29 14:59
簡単に空を空とは呼びたくない
小原あき
自由詩
12*
08/1/29 14:56
赤とんぼ
たもつ
自由詩
29
08/1/29 14:33
シンキンコーソク
大覚アキラ
自由詩
3
08/1/29 14:26
たとえばいつか
石瀬琳々
自由詩
7*
08/1/29 13:40
夜
葉leaf
自由詩
6
08/1/29 13:20
未詩/独白/告白
佐々木妖精
自由詩
5*
08/1/29 12:43
夜は泣いている
未有花
自由詩
8*
08/1/29 12:06
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
7.46sec.