今日選んだ三つの詩 
 詩の批評をまたしてみようと、1月に作られた詩から3つを選んだ。いずれも心を惹いたという単純な理由からである。しかし文学においては心を惹く好ましいなどということは、はなはだ大切 ...
何か大切なことを知らないまま
僕らは生まれた
何か大切なことを見つけるため
僕らは生まれてきた

僕らはまるで
食べても食べても太らない
アフリカの子供
満たされない気持ちは
...
曇へ向かう本
曇へ向かう本
忘れられた頁の
砂と波と息


羽に包まれ
石が流れつく
本は見つめ
火をふりかえる


雨が雨に落ち
空になる
手のひらの空
し ...
しなやかな早足で
若い犬が旅をする

自分を妨げるものが
けっして後ろから追いつけない速さで

険しい瓦礫のスラムは
犬の柔らかな足先で
まるで草原を走るように乗り越えられる

強 ...
 
正義は必ず勝つ!!
 
そんな世界で
一度生きてみたい
 
 
生き残れるかは、
分からないけれど
 
季節を先取りして
甘い甘い苺を
口にする

この甘い香りに
誰が寄ってくるのだろう

甘い甘い苺は
わたしを誘惑して

わたしを虜にして

噛みしめたら
ジュッと甘い
香りと
味が突き抜けた
 
ハスキーな瞳の夢を抱いて寝る執行猶予がきれる前の日
 
エイエムと言う名の午前に永遠と言う名の嘘に呑み込まれそう
 
街灯に群がるみんな寂しがり だからそんなに独りなんだな
 
 
...
しんえん と呟きながら
浅瀬をえらんで 辿ってゆく
夢をつたうひんやりとした風が
時折 うなじに触れてゆく
誰かが指をつないでくれているような
そうでないような気がする

深淵
踏み込 ...
「赤い空って見たことあるか?」
「あは、夕焼けとは違うよ」
「どっちかっつうと朝焼けかな」
「でも違うよ」
「赤いんだわ」

「雨上がりに見えるんさ」
「ちょうど今日みたいな、傘 ...
愛から 一つの 砂塵に対する散骨 続いて 老人達の 生ぬるい 語り部! が
鐘 鐘 希望より 手紙が来たが 太陽は! 続いて 黒陽は 胡散臭い
匂いと 私は 山中lost氏と 時効であり
バイア ...
下をむいて咲く水仙は
ナルシスト

あまりの自己愛に
水辺で自分だけを
見ていたナルシスは
女神の怒りを受け
ついには水仙に姿を変えた

今でも
水辺で
己が姿を見つめる
水仙

そんな神話をよそに
...
何もかなしいことはないのさ

僕は僕の歌いたい歌を歌おう

間違いだらけで間違っていないはずだよ

もうすこしで僕の良さがわかる

いつか君にも会える日がくる

うれしくてさ

...
傷ついた黒板にチョークでキキキと悲鳴を書いた聴こえてますか?。


感情が通ります白線の内側までお下がりください「バカ!。」




口数の少ない入り口 ...
明日には賀状が届く音もなく

日差し浴び寒さ誤魔化す睦月かな

冬の夜街のネオンが冴えており
近くに森があった

そこは僕しか知らない 僕しか見えない不思議な森

いろんな樹があって いろんな花が咲いていて

とても好きだった 

知っている それだけで 誇らしくて

ある ...
ながれるものを受け止める時
砕かれる自我と知らぬ顔のミミズク
其の目に見入られる真空の闇だ
内泣く子抱きて己が頬叩き
細胞沸く熱 夜を灯す


イタイ イタイ イタイ
最大浸透圧の手前
咽喉より吐シャ物もしくは胃
 
−何も知らないコバルト・ブルウな鳶色に嫌われてしまうよ −

大車輪の自転車追いかけてる
あの女の子本当はピンクが好きな

そして夢
...
陸地がだんだんと溶けていってしまったので
今はもう 小学校の運動場ほどの大地
そして水平線
終わりに着いたんだね、と君は言う



...
未遂なら終われない
揺るがない覆されないなら
きっかけを過失にして
なし崩し的に削ぎ落とすから

君が楽しむそれは
想像造形の箱庭
若葉で埋めた奥底の小さな鍵穴
その先に ...
息苦しくて書けなかった
だけど
今ならわかる

あなたを信じていなかった
そうじゃないか
世界は
誰かを裏切ることで
幸せになっていくから

無償の愛がここにある

私はいい ...
羊たちが目覚めて草原をさまよう、朝の陽は山々にさして、青みがかったきみの虹彩に映るのは昨日落としたまま忘れてしまったきみの幼年時代だ、きみは蜂のように騒ぎながら羊たちと踊る、朝の食事の合図が聞こえてく ... 仰向けに寝台に横に
疲れた魂はこの身体から
しばらく戻らぬ旅に出る
わたくし、自然と目蓋を閉じます
赤や白の球が目蓋の裏側で
そっと弾けると
静かに涙が零れるのです

意識を寝台に委ね ...
真理はひとつしか

ないのかも知れないけれど

考えているだけじゃ

知らないのとおんなじだろう?

呼吸のメカニズムを説明できなくても

ほら、こんなに息をしているんだ!

...
なにかゆって

なにかゆって

なんでもいいから

なにかゆって


あなたの言葉はわたしのお水

あなたの視線はわたしの光

なんかゆって

なにも考えないで

な ...
たっぷり雨が降ると
地球が泡立ちやすくなる
足がスポンジを踏むたびに
虹色の玉が踊り出る

包み込む優しい隙間に
母なる手の香りがある
清潔な臭いに落ち着いて
久々に限界まで息を吸う
...
さん、と僕の身体を抱きとめた草が音を立てた


風に撓る青い草原の
むせ返るような草いきれを感じて
濃密でしめやかな匂いにくらりと倒れたい

羊雲が速いペースで視界の上を飛び越える

...
母が死ぬなら父を殺そう

額の傷は母の亡骸

愛してるって

大切だって

僕なりに?

あなたと会ってる時簡以外も私は息して生きてます

愛してるって、

僕なりに大切に ...
{画像=110528133359.jpg}

イデオロギーも歌もみんな遅れてやって来た。
生きて来た時間と意識の時間のずれを想う。

遅れてきた少年かな ?

良くものが見えず、回りを確 ...
おい、蛍の光
俺はお前が大っ嫌いだ
閉店間際のシャノアールで流れるお前はあまりにも脅迫的だ
穏やかなメロディの裏でお前は俺たち客に「とっとと帰れ」と急かしてるんだ
やさしい顔してやることが怖い ...
容赦の無い、快楽か小説

容赦の無い快楽が、小説

容赦の無い快楽と小説



忘れたことは、もう忘れているから、何を忘れたのかを思い出すことはできない


額をぶつけて、消 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
今日選んだ三つの詩生田 稔散文(批評...6*08/1/13 16:09
アフリカの子供小川 葉自由詩3*08/1/13 15:45
跡音木立 悟自由詩208/1/13 14:56
若い犬の旅いねむり猫自由詩208/1/13 13:54
17次元☆★自由詩008/1/13 13:26
甘い甘い蜜の味風音携帯写真+...3*08/1/13 13:23
永遠と孤独についての考察黒子 恭短歌108/1/13 11:25
拡 散塔野夏子自由詩12*08/1/13 11:09
「見せてやんよ」太陽の獣自由詩108/1/13 10:55
温泉奥津 強自由詩008/1/13 8:18
水仙あるいはナルシスト風音携帯写真+...2*08/1/13 8:08
すずめの涙udegeu...自由詩0*08/1/13 7:17
「 キキキ。 」PULL.短歌5*08/1/13 7:14
睦月夏川ゆう俳句0+08/1/13 7:08
tatsuy...自由詩008/1/13 6:35
無題08ねろ自由詩208/1/13 5:06
無題07自由詩108/1/13 5:04
終わりに着いたねと君は言ったUtakat...自由詩808/1/13 4:35
「floor」菊尾自由詩1*08/1/13 4:31
それでも夜は流れていくuminek...自由詩8*08/1/13 3:24
羊の朝佐々宝砂自由詩1808/1/13 1:59
魂の行方AKiHiC...自由詩308/1/13 1:58
ひとびとのからくり吉岡ペペロ自由詩108/1/13 1:55
なんかゆって猫のひたい撫...自由詩3*08/1/13 0:54
洗脈木屋 亞万自由詩008/1/13 0:28
缶けりmusi自由詩208/1/13 0:15
血と額猫のひたい撫...自由詩108/1/13 0:04
遅れてきた少年beebee自由詩2*08/1/12 23:54
蛍の光(PARENTAL ADVISORY)新守山ダダマ自由詩708/1/12 23:46
頭を打った日猫のひたい撫...散文(批評...308/1/12 23:33

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加筆訂正:
春に降る雨/ku-mi[08/1/12 23:59]
散文スタイルを変更しました
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